2023年8月31日木曜日

【FIBAWC2023】JPN v VEN[CL17-32]

ひえじーーーー!!

JPN 86-77 VEN

劣勢のAkatsuki Japanを救ったのはチーム最年長の比江島慎と最年少の河村勇輝。
特にひえじの23ポイント、6/7の3Pは、得点そのものよりもことごとく「流れが悪いときに決まった」ポイントで、スタッツの何倍も価値のあるものだった。
なんだか、早い段階で4ファウルになって、逆に研ぎ澄まされたような感じだったのかもしれないな。
そして4ファウルという状況にもかかわらず、チームの中で一番「ノってる」選手を4Qアタマから使ったのがよかったですかね。本人も意気に感じただろうし。

それでもこちらの想像の何倍もすんげぇ大活躍だったよ。ありがとうね、ひえじ。
小声で言うけど、ロスター12人に選ばれないんじゃないかと思ったりしててマジでごめん。あなたの「経験」がこのチームには必要でした


4Q途中で15点差になっても、なんだか負ける気かしなかったのは確かなんだけど、一方で勝てる気もしなかったのも確か。ただ信じられたのは、「後半強いんだから」というその一点。そしてそれは現実になった。
4Qに33点って、すごすぎだわ。うち17点をブチ込んでくれたひえじにもう一度御礼申し上げまする。


ベネズエラに勝ってなお、他のアジアのチームの動向は気にはなる。中国はどうかな。イランは、フィリピンは、ヨルダンは・・・レバノンは。
でも、ここまで来たら他力本願は必要ない。
カーボベルデを倒して堂々とパリに乗り込むのみ。土曜日もやったろうぜ。



2023年8月30日水曜日

【FIBAWC2023】USA v JOR / SLO v CPV[1stRD]

USAの攻撃ってすごく不思議。
テンポが早いようには思えないんだけど、どんどん点が取れていく。不思議と言えば不思議なんだけど、結局フロントコートに入ったところでボール持ってる人(それが誰であっても)が起点になって、そのままアイソするか、高速パスをゴール下に入れるか、それですぐケリがついてしまうから、ショットクロックを使わないんだろうな。
ボールホルダーと合わせる選手を除いてはただ立ってるだけ(ではなくてスペーシングには寄与してるとは思うけど)なんで、相手の守備もなんとなくスローダウンしてしまって、それこそ棒立ちになっちゃうあたりが、アメリカのマジックなのかもしれない。

USA 110-62 JOR

スタッツ見ると見事なタイムシェア。
イングラムの調子が上がらない以外は「強そうに見えないけど強いアメリカ」という感じ。
ただ、強敵相手にこの緩めなテンションでいいのか?という不安も。


さて、17-32位ラウンドに向けて超気になるグループFの最終戦。

試合の推移を見てると「カーボベルデ強いじゃん」なんだけど、実は「案外スロベニアにも隙がある?」のほうが近いような気もしてて。
いずれにしてもカーボベルデに勝ち点2が付かなくてよかった(自己中)。3Q途中まではどっちに転んでもおかしくなかったからね。


CPVの#22はデカいね(221cm!)。それを活かして単純なハイロー狙ってくるからインサイドがんばらないと。あるいはパスの出し手のほうを抑えるか。
あとは#8の身体能力。あまりサイズはないけどすっげぇ飛ぶぞ。

日本としては、CPVをむやみに過大評価することなく、かといって過小評価することなく、自分たちのバスケをやり抜こう、という感じかな。

・・
・・・

プエルトリコ、Good Job!


【FIBAWC2023】AUS v JPN[1stRD]

後半だけなら3連勝!!・・・書いてて若干虚しい気がしますが(^^;

AUS 109-89 JPN

オーストラリア、ひと言で言うと「デカイくせに異常に速い」。これに尽きる。
それだけでもなかなか勝ち筋は見えないというのに、彼らは彼らで「絶対に勝たないとならない」状況に追い込まれていたわけで(オーストラリアに勝ったドイツが悪い←八つ当たり)、ひとつひとつの集中力も高かったし、さすがに厳しかったかと。
華やかで強烈なNBA選手たちの中にあって、すべてのプレーで下支えしてたのが島根のニック・ケイというのがまたなんとも。

ある意味想像されてた結果ではあるものの、それでも1点を追い求めて最後まで戦い抜き(結果、冒頭に書いた「後半だけなら」を達成)、得失点-20(3試合トータルで-28)としたのはすばらしいリザルトだと思う。思いたい。

だから悔しいけども、ガッカリはしてないよ、僕は。


さてここからが「本番」の17位-32位決定戦。残念ながらセカンドラウンド進出がならなかった今、目標ははっきりと「パリ五輪出場権」だけだから。
ちなみにパリに出場できるのはわずかに12チーム。この大会で8枠まで確定し、残り4枠は世界最終予選で決まる。ここを勝ち抜くのはまず不可能。詳しくは→コチラ

出場権=アジア1位になるために、いちばん良いのはまずはしっかり順位決定ラウンドで2連勝して、グループ首位、すなわち「17位~20位」に入ること。で、アジアのチームが2チーム以上「17~20位」に入ったところではじめて勝ち点差、得失点差の問題が出てくることになる。もちろんグループ2位「21~24位」での勝ち点・得失点差、という可能性もある。フィリピンと中国が同組になるので、グループ4位だけは自動的にNG。

よし、目指すは2連勝だな。シンプルシンプル。
ベネズエラだろうとカーボベルデだろうとジョージアだろうとかまわん!かかってきやがれ!!可能性としてはスロベニアもあるけど、それはカンベンな(願)。

まずガチのオーストラリアという強度の高いゲームを経験できていることはひとつポジティブだろう。次のラウンドであそこまで強烈なチームはないはず。もちろんフィンランドを倒したという自信もある。
そして渡邊雄太の復調というか回復。これは力強い!
それからグループFの2チームは休息日のない連戦になる。コンディションは有利。

さらにはコートは我らが沖縄アリーナ。ザ・ホームコートアドバンテージ。
現地の皆さん、またすばらしいムード作り、よろしくお願いします。森カンナちゃん、よろしくね!!


とか言いつつも、やはりアジアの他チームの動向は気になるわけで、レバノンと対戦したフランスフィリピンと対戦したイタリアを絶賛応援しちゃいました。なんかすいません。


2023年8月29日火曜日

仮面契約者。

東映公式YouTubeで半年かけて無料配信された「仮面ライダー555」を全話見た。すっかり話を忘れてたので(当時は今ほど仮面ライダーシリーズを一生懸命に見てなかった)、めちゃめちゃ楽しんだ。
確かに仮面ライダーの話ではあるんだけど、なんて言うんだろうね、あの若いころの「ぐじぐじ」「もぞもぞ」(?)した波打つ心模様やら、なんともカッコつけた正直になりきれない時代のことを思って、「あーもうっまったくぅぅ」って感じでしたよ。伝わらんな、この感想。

つまり、何はなくとも脚本が素晴らしかったんだろうなと思ったわけよ。

そんな中、書店で目に止まったのがその脚本を担当した井上敏樹による「小説 仮面ライダー龍騎」。龍騎も555同様ちゃんと見てないこともあるし、ぜひとも読むしかないな、と。


立ち位置としては「劇場版 EPISODE FINAL」のアナザーストーリーって感じかな、と受け止めました。ファムも出てくるし。

「最後のひとりになるまで戦え」というライダーバトルの、最終盤に残った仮面契約者(ライダー)の、それぞれの思いと過去を掘り下げつつの物語。
小説1本なんで、さすがにテレビシリーズ1年分は掘り下げられないだろうから、サイズ的にもちょうど映画1本分のイメージだ。

で、「劇場版」がある意味“救いのない”ラストだったんだけど、小説版は途中がものすごく息苦しい展開で(たくさんのエログロ含む)、次第に仮面契約者の数が減っていき・・・・そしてラストは意外にも“救いがあった”それだけで「良かった良かった」って気分になりましたね。

個人的なお気に入りは、17章の美穂の最期(あ、ちょっとネタバレだね)美しすぎやしませんか!

そう、このシーンだけじゃなくて、息苦しい中にも全体から美しさのようなものを感じてた気がする。
なんでかはよくわからないけど、現実世界とミラーワールドの相容れない感じが、たとえば句読点の使い方とか言葉の選び方で表現されてたような気がしていて、もしかしたら、そこ、なのかな。

・・
・・・

案外さらっと読めたし、オリジナルのストーリーを何も知らなくてもひとつの人間ドラマとして楽しめたんじゃないかと思います。
あ、ライダー同士が戦って勝ち残って願いを叶える、ってストーリーは「ギーツ」とおんなじだ。


2023年8月28日月曜日

【FIBAWC2023】GEO v SLO[1stRD]

次のラウンドで対戦する可能性のあるジョージアとスロベニア。
スロベニアは前回見たときと同じ「77番とゆかいな仲間たち」という印象は変わらず。

GEO 67-88 SLO

なので、ジョージアを気にしながら見てたんだけど、確かに高い選手はいて、彼らがゴリゴリとインサイドにドライブあるいはダイブしてくる(特に#23と#5かな。#5はサンアントニオ所属とのこと)、みたいなのが攻撃の起点になってた。速さではなくて強さでペイントタッチするような形。

逆に攻守において速さはあまり感じないので、仮に日本が戦うとしたら、ぜんぜん走り勝てちゃうだろうし、そうなればジョージアは手詰まりになるんじゃないかなぁ、などと期待も込めて思ったりしている。



心の狭いワタクシは、今日は「アジア1位」に向けて対戦相手を応援するスタイル。
南スーダンニュージーランド(ゲームの終わらせ方がめちゃくちゃでOTまで行っちゃったけどかえって得点差を離してくれた)コートジボワール(最後まで競り合って見事逆転勝利)と、他力本願は全達成!!ナイス!!


沈黙のパレード。

今回今さらながらに見てみた映画は「沈黙のパレード」です。
「容疑者Xの献身」「真夏の方程式」以来、久しぶりの福山ガリレオシリーズの第3弾。

東野圭吾の作品は別に読んでないわけではないのだけれど、ガリレオシリーズはまったく手付かずの未読です。まあ東野作品はとにかく数が多いからそこまでのファンとは言えないワタシには追いきれませーん(^^;


内容についてはあまり書かないほうがいいと思うんですが、雑に言うと「この事件は、罪に問われなかった加害者に対する復讐なのか、だとすれば誰が?」。実におもしろい(^^;

・・
・・・

あまりに久々すぎてガリレオシリーズのテイストを忘れかけてるせいもあるのかもしれないけど、とにかく物語の底に流れている手触りのようなものが、同じ東野作品原作の加賀恭一郎シリーズ(の映画)に感じられてしかたがなかったのですよ。

加賀恭一郎シリーズでは、特に「祈りの幕が下りる時」において、濃く登場人物の“やさしい嘘”が描かれたが、この作品ではすごく似通った形の“やさしい沈黙”が描かれたから。

ということを思ったがゆえに、ミステリーとしてはなんとなく大枠の部分をあっさりと想像できてしまったし(まあそこまではあえてわからせるような演出だったのだと思うけども)、さらにその先のラストのラスト(意味深)まで想像できちゃったのは、原作知りながら映画を見てたような感じだったな。
つまり、あまり「驚けなかった」ってことで。なんかごめんなさい。

余談ですが、椎名桔平と檀れいはなんだか本当の夫婦に見えたなぁ。
そして役者・ずん飯尾、最高であります。

・・・そして私。スター福山のあの独特のしゃべり方が少しばかり鼻につくようになってきてる(失礼)。


【FIBAWC2023】JPN v FIN[1stRD]~新しい朝~

『新しい朝がきた 希望の朝だ』――僕たちはそれを“Akatsuki”と呼ぶ。


すごい試合を目撃した。
シナジーとでも言うのだろうか。チームとアリーナが渾然一体となり生み出されたあの空気を奇跡と呼ぶのなら、間違いなく「沖縄の奇跡」の瞬間だった。

マルカネンはさすがにNBAオールスターというプレーを連発し、頼みの渡邊は(ケガの影響で)ほぼコートに出てるだけという状態で、逆転されて気がつけば2桁得点差。
そもそもの力量も考えれば、「かなり厳しい」そう思ってた。
個人的には渡邊がFTを2本外したとことかダンクをブロックされたとことか、3Qで得点を伸ばすも1桁まで詰められなかったとことか、「キツイなぁ」って正直思ってました。すいません。

でも。

比江島が流れを作り(あの「ステップ」ですが、緩急と言われますけど「緩緩」な気がしてて。たとえれば90キロのスローカーブに120キロのストレートみたいな。我が家ではなぜか笑いが起きます)、富永が相変わらずのヘンタイスリー(褒めてます)でつなぎ、FTを入れ続けて積み重ね、我慢して我慢して、走って走って、4Qにようやく引き寄せた「自分たちの時間帯」で開幕した“河村劇場”

こうして書いてても、やはり奇跡のような展開だったと思ってしまう。
どこかで読んだ話だけど、ゲーム展開の「流れの総量」は両チームに同じだけあるけれど、負けてるほうは我慢しきれなくなってしまうのが普通のことだと。だけど日本には「あきらめたらそこで試合終了」という、バスケに関わるすべての人々の共通認識があって、それが「我慢に我慢を重ねる」ことにつながったんじゃないかと。

これは間違いなくフィクションを超えた奇跡の物語だ。

でも、ここが終着点じゃない。目標はまだ先だよ。だから「この試合にすべてを出し切った・・」みたいなことにはならないぜ!!

JPN 98-88 FIN
98点まで得点が伸びたのも凄い。

河村はもちろん、38分28得点19リバウンドEFF+44(!)という鬼スタッツを残したホーキンソンも素晴らしかったんだけど、この試合のMVPには吉井を推したい
アドレナリン出まくりのプレーは攻守においてチームに大きなエナジーをもたらしたんじゃないかと思う。デカい相手だと燃えるタイプ?
相手にらみつけてテクニカル取られそうなやつもあったけどね(^^;


次のAUS戦、渡邊は休ませたいんだが。本人は出ると言うだろうけど。



2023年8月27日日曜日

【FIBAWC2023】AUS v GER[1stRD]

敵情視察とでも言いましょうか。Akatsuki Japanと同組の一戦を。

AUS 82-85 GER

ミルズ対シュルーダーはおもしろかったなぁ。エキサイティングだったというか。
最後の最後にミルズにハンドリングミスが出たのが結果に直結してしまったけども。

それよりもジャッジが全体の流れに水を差したかな。ラストも3点差で3Pファウル、フリースロー3本だったように見えたなぁ。
こういうジャッジの問題はいずこも同じ、ですか。

それにしてもドイツが強いのは身をもって知ってるけど、オーストラリアも同様に強い。

・・・ニッポン、ツラい。


でも、攻守の切り替えはあまり早くないし、守備のローテーションもスピーディとは感じなかった。やたらにニック・ケイに相手ガードを守らせるのはなんだろ?

そのあたりかしらね、可能性。


2023年8月26日土曜日

【FIBAWC2023】SLO v VEN / USA v NZL[1stRD]

「あの77番、上手いなぁ」(棒)

SLO 100-85 VEN

スロベニアは快勝だと思うけど、よくも悪くもドンチッチのチームで・・・いや、ドンチッチ「だけ」のチームとさえ思えて。

ドンチッチを見てるぶんには楽しいし、「おおっ」の連続ではあるんだけど、それ以上でもそれ以下でもなかったり。

僕にとっては今ひとつ。


「コーチ陣の圧がつえぇ」(笑)

そんなアメリカチームですが、選手のほうにはそんなに圧を感じませんでしたね。淡々とやってるような印象。少なくとも現時点では。


この「現時点では」というのがキモで、徐々に上がっていくのか、それともなんとなくピリっとしないまま大会から去ることになるのか。どっちもありうるからなぁ。

いや、強いことは強いんだけどね。
笛とのアジャストとか、なんとなく苦労してるように見えるな、今んとこ。


【FIBAWC2023】SSD v PUR[1stRD]

見ごたえがあったというか、なんというか。
「このあたりなら日本勝てるんちゃうん?」という気持ちも出てきてフクザツ。

SSD 96(OT)101 PUR

前半から基本的には南スーダンのペースで、10点ほどのリードを保ったまま推移していく。身長のない2番のガードがすごく上手いのと、あと身体能力ならぬ身体構造(笑)。全員ウイングスパンがすんごく長くて、特にリバウンドで優位に働いた。

追いすがるプエルトリコも、2枚のガードを中心に攻めるも、追いつきそうで追いつかないという展開。正直このまま南スーダンだな、と思ってたら、突然11番(だっけな?)が大活躍で、さらに南スーダンがTOをしてしまい、ついに残り16秒で逆転。

ところが南スーダンのファウルゲームが奏功して、同点になってOTかな、と思ったら、残り0.3秒でプエルトリコにフリースローが与えられた。これで勝負ありかと思ったら、なんとその2本を外してしまう。1本入れれば終わりだったのに。

結局OTはプエルトリコだったんだけど、なんというドタバタ劇かと。


このレベルの試合を見ちゃうと、どうしても折茂のくじ運のなさを嘆いてしまう。そんなんじゃいけないってわかってるけど。


理不尽ゴール。

レッズサポーターの間ですっかり耳馴染みになってしまったホセ カンテの「理不尽ゴール」。
さすがに3戦連発はなかろ?と思ってたら、ありました~!!


この1発で見事に金Jを勝ち抜けた!

湘南 0-1 浦和○

ていうかさ、ACLプレーオフがあって、なんで中2日でリーグ戦あるのよ。別に普通に土曜日でいいじゃん。誰に文句言うでもないけれど。あれかなぁ、金曜日でも浦和なら来るでしょ?みたいなことなんかなぁ。
おかげで続けて出てる選手はへろへろだし、相手は無駄に走ってくるタイプだし、よく最後まで戦えたと思うよ。酒井と大久保は大丈夫だろうか。

そんな中、岩波はMOM級の活躍だった。異論は認めん。
出場機会の少ない中、ゲーム勘は失ってなかったし、守備の対応は間違いなく、得意の長いパスは攻撃のアクセントになり、さらには惜しいヘディングまで。
難しいシーズンになってると思うけど、これからも頼んだ!


前半湘南に立て続けに出された4枚のイエローカード。カードは妥当だと思うけど、もう1枚、赤になってもおかしくないのがあった。
ただ、数的有利になったら逆に攻めあぐねちゃっただろうな、などと結果を受けて自分を納得させている。が、ジャッジそのものには納得に行ってないぞ(怒)。


【FIBAWC2023】CAN v FRA[1stRD]

優勝候補と目された同士の一戦。

CAN 95-65 FRA

想像もしてなかった大差がついた。

最大の要因は、カナダの守備かな。全員NBAみたいなラインナップの、いちいちゴツい選手たちが、激しく速く、集中力高く守り続けたことだと思う。
フランスからしてみれば、何をするにも全力出し続けることが要求されるような状態で、じわじわ点差が離れていった3Q終盤でちょっともうメンタル終わりました、という感じに見えたなぁ。

そしてがっぷり四つになったときも、最後は「スーパースターのチカラ」の差もあったかな。
カナダにはシェイがいて、フランスにはコートを支配できるだけのスーパースター力が足りなかった。

NBAプレイオフとかもそうなんだけど、実力拮抗の最後の最後ってやっぱり“スターパワー”じゃないかな、と思うなど。


今大会のカナダ、本気で頂点取りに来てます。


2023年8月25日金曜日

【FIBAWC2023】GER v JPN[1stRD]

18点差か。

GER 81-63 JPN

今の時点で何か言うのはすごく難しいんだけど、大雑把に言うと「よくやった、のか?」と「こりゃたいへんだ」みたいな感じかなぁ。



だってさ、ドイツみたいな強豪が、日本をちゃんと研究してきてるんだもん。
特に3Pに対する守備は厳しくて、単にシュート確率が悪いということではなくて、悪くさせられてしまってた
頼みの富永はボールを触ることすらできなくて。

それでも渡邊や馬場はやはり世界基準の選手だったなって思うし、逆に他の選手の緊張感がこちらにも伝わってくる感じで、「ユータさん頼みます」みたいな立ち上がりだったもんね。

できたこと、できなかったこと。できなかったこと。できそうもなかったこと。

本番でしか感じえない、この経験が次の試合で活かされることを、今は祈るのみ。


同組のFIN v AUSもチラリと見た。
オーストラリアはさすがの優勝候補。そしてフィンランドはサイズがでかい。あんまり日本から見たポジティブ要素はなかったなぁ・・・(涙)。


エコバッグにらくがき。

「レジ袋はいりますか?」

このシステムがはたしてどうだったのかということは誰も検証してくれないままなんとなく日常の風景になってしまいましたが、同時にエコバッグというのも無駄に大量生産されたんだろうなぁと想像に難くありません。
かくいう私もわざわざマイバッグ作った人ですし、何か批判めいたことを書くようなつもりはありませんよ(^^;

なにせ“エコ”バッグですもの、ノベルティとしては聞こえがいいですよね。

で、そんなこんなであちこちでいただいたりするわけですよ、エコバッグ。

オシャレなやつ(自分基準)ならいいんだけども、デザインがダサかったり(自分基準)、あるいは宣伝色が強いものは日常使いしたくないなぁなんて思ってたら、こないだ「無地」のやつをいただきまして。

うん、これはいいや。うん。

でも・・・つまんないな(自分勝手)。よし。

引き出しに入ってる筆記用具の中からマッキー取り出して、下書きなしのフリーハンドで「一発らくがき」しました。ワンポイントマーク by 144Factory

裏側にも絵は描いたんだけどそれはナイショ。

これでこのエコバッグは、“マイ”バッグに昇格です(^^;

どですか?


2023年8月24日木曜日

1/3481。

「シリウス」→「烈火」→「突撃のテーマ」というチャンスパターンが頭の中から離れない。ずーっと鳴り続けてる。いやむしろ小声で歌ってるかも?

そしてそれを口ずさみながら、このブログに何を書こうか考えてきた。

なんか言葉にならないんだよね。

たとえば感謝とか感激とか、そういうありきたりな言葉を並べても自分の感情が表現できてるように少しも感じないし、陳腐としか思えなくて。

何より僕たちは何もしてなくて、彼らに勝手に乗っかって騒いでるだけ、という自覚もあるのでね。


はっきりしてることは、1/3481というとんでもなく高いところの景色を、彼らが見せてくれた事実のみ。

まさかこんな景色が見られるなんて。

陳腐だけど、やっぱり書こう。
この景色を見せてくれてありがとう。本当にありがとう。そして、おめでとう――。

現地に行けなかったことが歯ぎしりするほど悔しかった、それこそが僕のこの夏の思い出かもしれない。

(2023.8.25追記)
現地組のみなさんが現地に行かなかった僕のために(たぶん)、東京でも祝勝会を開催してくれることになった。しかも関西組も上京して。友人に恵まれてます(感涙)。


2023年8月23日水曜日

新たな闘いへ。

ディフェンディングチャンピオンとして、また一歩ずつアジアの頂点を目指して。

ネイマール擁するアルヒラルだろうとクリロナのいるアルナスルだろうとベンゼマとカンテのいるアルイテハドだろうと、ACLで戦うならそこそこやれる/やってやる気はするんですが、そもそもJリーグでACLの出場権を取るのがものすごく苦手(?)な浦和レッズさんです。

ですから、このプレーオフステージは大事大事。
ミッションはもちろん「勝利のみ」

URAWA RED DIAMONS (JPN) 3-0 LEE MAN (HKG)

ミッションコンプリート!!

そりゃまあ立ち上がりに2点取れれば「もっともっと」という気持ちになることはなるけど、ちゃんとラストには追加点も取ってくれたし、この超過密日程の中、しかも高温超多湿のコンディションで2点リードならばスローダウンして省エネってのはいい判断だったんじゃないかと思う。

主力もある程度休養できたし、何よりケガ人が出なかったのもGOOD。

これでようやくACL2023/24の出場権をゲット。
どういう相手になるかはわからないけど、理文の91番みたいに酒井に対応苦慮させるような選手も突然出てくるし(でも守備しなさすぎなのでJには来ないな)、やはりこのキリキリ感はたまりません。
どんな相手であろうとバチバチと闘って、そして勝ち進もう。チャンピオンのエンブレムを胸に。


中島先発は少し驚いた。フィジカルはまだまだだろうけど、感覚みたいなものは戻りつつあるのかな。特にスペースを見つける目とそこを突ける技術はさすがのひと言。1点目の大久保に出したパスなんて!!大久保のアシストから佳穂のゴールはうれしかったな。
なにしろこの夏最大の補強なのだからね、もっともっと

ひさびさのリンセンとシャルク。「それは決めてー」みたいなのはあるけど、ぜんぜんダメってことでもなかった。なかなかチャンスはないかもだけど、これからも共に。


キックオフ前から前半途中まで激しい雨に降られたけど、靴の中がぐちょぐちょになるちょい手前ぐらいの時間で上がったので助かった。ただレインポンチョ着るとこの時期蒸して蒸して、身体の中から調子が悪くなる気がするよ。
諦めて濡れたほうがその瞬間は気持ちいいけど、後がツライしねぇ・・・。


2023年8月22日火曜日

かがみの孤城。

今回今さらながらに見てみた映画は「かがみの孤城」です。
原作小説、読もうかどうしようか迷ってるうちに、今日この日を迎えてしまった感じです(^^;

鏡の向こうの城に集められた中学生7人。この城にはなんでも願いがかなう「鍵」が隠されている。それを探せ。期限は約1年後の3月末まで。ただしこの城にいられるのは朝9時から夕方5時の間だけで・・・・。

いわゆる思春期の感情の揺れ。
その周囲で無慈悲に起こるいじめという名の暴力。
ファンタジーならではの世界観。
ゲームのような条件設定とその回収。

「さすが辻村さん」とうなるばかりでした。

わりと早いタイミングで「あれがこうでこれがあれか」みたいな部分はわかっちゃったけど(アニメだと映像あるから伏線の張るのって難しいよね)、それで魅力が落ちるわけではまったくなかった。

自分自身にはもうあまり残ってはいないはずの「あのころのこころ」が、思いっきり揺さぶられた気がしました。
絵柄が自分にとって妙な違和感がなかったのがよかったな。「こころ」ちゃんの走るシーンの美しかったこと!あれはモーションキャプチャーとか使ってるんかな?

表現が正しいかどうか自信がないですが、「気持ちのいい」一本でした。
やっぱ原作、読まないとな。


2023年8月21日月曜日

百花繚乱。

サッカー女子ワールドカップAU/NZ。
QFでなでしこジャパンが敗退してからも試合は見続けていました。全試合とは言いませんが。

決勝でスペインがイングランドを破って優勝。
ということは、そのスペインを4-0で圧倒したチームが一番強かったのでは??


もちろんジョークだよ。
優勝したチームが強いんです。それはもう間違いなく。スペイン、おめでとうございます。


特にベスト8に残ったチームはそれぞれに強くて、「どこが勝っても」という緊迫した試合が続きました。いち観戦者としてはすごくおもしろかったです。

正しい立ち位置で正しくボールを動かして前進していく、みたいなポジショナルプレーの概念や基本みたいなもんはもうどのチームも間違いなく身に着けていて(だから「なでしこの強みはパス回しです」みたいな前時代的なことを言ってる解説者がいたら信用しないほうがいい)、その上に各チームの「色」が付いている。
とにかく全体のレベルは高くなったし、だから試合がおもしろかったんだと思う。

たとえば日本なら5-4のブロックを基本とした守備陣形、選手同士の距離感を常にコントロールしながら入ってくるボールを許さず、奪いきったらボールを捌くあるいは相手の守備陣形が整わないうちに縦を突くことのできる中盤2枚を経由して攻撃に素早く移行する、という「色」を持っていた。宮澤選手、ゴールデンブーツおめでとう。

最前線にフィジカルのある選手を置いてそこをターゲットにし、セカンドボールを狙おうとする色。
とにかく走力のある選手にポケットを狙わせようという色。
短いパスの出し入れで相手の守備陣形を揺さぶりながら、斜めのランニングでラインブレイクを狙おうという色。

それぞれ鮮やかな色だった。もちろん、なでしこの花の色も。まさに百花繚乱。
女子サッカーは新しい時代に入った、そんな気がしています。


【FIBAWC2023】祈りとともに、暁いざ出陣。

いよいよ開幕します。FIBA Basketball World Cup Philippines・Japan・Indonesia 2023!!名前長い。

もちろん、われらが日本代表Akatsuki Japanの活躍を願わずにはいられません。
史上最強と言われながらも全敗だった前回大会から早4年(「渡邊雄太怒りの34ポイント」は今でもわが家の語り草)。今大会の目標はもちろん「悲願の1勝」です。

そのために史上最強を日々更新してきました。4年前よりも今年。昨日よりも今日が最強です!!と最後の強化試合を終えて改めてそう思ってます。

中心というか芯になる渡邊雄太はNBAでもその存在感を増し、そこに若くスキルの高い選手たちが次々に加わり、そこから河村勇輝や富永啓生といったスター選手が現れ、さらにジョシュ“たかちゃん”ホーキンソンという万能型の帰化選手が登場。
そしてTOKYO2020後に就任したトム“何やってんですか(怒)”ホーバスHC。
ついでに言えば国内最高の会場、沖縄アリーナ!!

期待は最高潮だし、祈るような気持ちで応援したいと思ってます。

そうなんですよね。「祈る」なんですよ。

バスケットボールは確率のスポーツだと思います。
シュートの成功率をはじめとして、あらゆる数字が事細かに数字・統計として示される。そしてバスケットにおいて、確率とは非常に正直なものなのです。

だから、バスケットはとてもアップセットが少ない。
つまり日本の勝つ確率は・・・・。

でもね、確率ならば「0%」でも「100%」でもないわけさ。
確率が正直というならば、可能性ってのはそこに確実に存在してるの

「祈る」ように可能性を信じて応援するしかないでしょ。


今のAkatsuki Japanの生命線は3ポイントシュート。(通常モードならば)かなりの高確率で決められる選手がそろっているが、相手もあることなので、まずはチームとしてしっかりペイントにボールを入れて、あるいはドライブでペイントタッチをして、そこから外にボールを動かして、という「外→内→外」という展開が理想的。
そこをチーム状態のバロメーターとして見ていきたい。
極論言えば富永に50本ぐらい打たせたら勝てるんじゃないかと思うなど。それは冗談としても、毎試合3人以上の「大当たり」な選手が欲しいね。

そして放たれたシュートが高確率で決まるように祈るのはわれわれブースターの仕事よ。念ずればなんとやら(笑)。
外れたらジョシュ、マイキー(川間田)、ワタナビーがリバウンドなんとかしてくれるから。たぶん(^^;
たとえ何本か入らずともため息はNGな。幸せが逃げちゃうぞ。

1次ラウンド初戦の相手がドイツってのが、サッカーワールドカップのときの再現を期待させるものがありますが、そうそううまくは・・・・でも祈ってるよ僕は。
同じように耐えて耐えて、という形にはなるだろうけども。

ドイツ戦、25日21:10ティップオフ。



2023年8月19日土曜日

欲しかったのはこの勝利。

界隈が荒れるのは自業自得の部分もあるけれど、正直言えばもう758とは相対したくない。正直キライなのよ。それでもリーグ戦はやってくる――僕にとってはそういう一戦。

○浦和 1-0 名古屋

ホセカンテのゴール、それは唐突だった。
左サイドからの横パスを、後ろ向きで受けにいって、そのまま流しながら右足で左へシュート。文字で書いてても「何が起こった?」って感じの2試合連続ゴラッソで先制。いやー、いよいよ本領発揮ですかね。

で、問題はそこからだよ。

主審が明確な後方からのアフタータックルに対して、ちゃんとイエローカードを出して、758の選手が退場になっていれば、こういう試合にはならなかった。

同じように浦和の選手がタックルに行けば躊躇なくカードを見舞う。

あの主審でなければ、後半タコ殴りに遭うようなゲーム展開にはならなかったはずだし、もっとフェアで楽しい(もしかしたら負けてたかもしれないけど)試合が見られたはずだ。
判断が一貫しない、レベルの低い主審に、もう僕たちの試合の笛は吹いてほしくない。

浦和の選手がもらったカードそのものはそれぞれ妥当だとは思うけど、ほかのプレーとの比較で基準がおかしすぎる。
勝ったのに、その怒りが収まらない。最後まで努めて冷静に、勝ち切った選手たちに最大限の敬意を。


岩波投入でなりふり構わず勝ちにいったマチェイさん、そしてこのクソ暑い中闘い続けた選手たちに本当に感謝だね。僕たちが本当に欲しかったこの1勝だから。



2023年8月18日金曜日

疲れたなって思うとき。

たとえば腹は減ってる気がするのに食欲がわかないときとか、いろいろあるよね。でもね。

“座ったらフタの上。”

昨今これ以上に疲れを実感したことはない。


でもね、バサってやったらシーツが見事に広がった。なんやかんやでいい一日だった。


2023年8月17日木曜日

TOKYO2020の公式映画。

あの夏からもう2年。というわけで今回今さらながらに見てみた映画は「東京2020オリンピック SIDE:A」です。

「大会公式」映画ではあるのだろうが、少なくとも「記録映画」ではない。それはもう明々白々。
河瀬監督が撮るという時点で想像できてたことでもあるので、個人的には予想の範疇ではあったのだけれど。作家性とでもいうんですかね。

それが是か非かという議論は置いておいても。

本来、映像として残してほしいと(僕が)思う「スポーツの競技性」ではなく、ダイバーシティに代表されるような“サイドストーリー”に寄ってしまったのは残念としか言いようがない。

なにせ描かれている競技が少ない。偏ってる。
そして個人に対するインタビューが比率的に多すぎる。それは「その人の感想」を際立たせるだけで、スポーツの「結果」とは必ずしも一致しないのだから。

映像見ながら、この競技はこうだったね、メダリストは誰だったっけなんて記憶をたぐりながら、誰かとしゃべりながら見る程度が吉かな、と。


もう一本「東京2020オリンピック SIDE:B」も。文字どおりの裏面、すなわち組織委員会内部にスポットを当てたもの。
未曽有のパンデミックの中、もちろん多くの方々の尽力があって大会が成立したのは確かだろうけど、やはり“悪目立ちする人物”がいるせいで、どうしても印象がそこに引っ張られてしまう。

監督としてはフラットに描いたと主張したいのだろうけど、そこには批判の精神が透けて見えてしまう。
ちょっとだけ挟まれる競技シーン、わざわざ「失敗した選手」をことさらに見せるのはそういうことなんじゃないのか。

この2本を通じて思ったのは「僕はただ、大会のハイライトが見たかっただけ」なのだということ。ただそれだけ。

・・
・・・

WBCの「記録映画」のほうがはるかに出来が良かった、です。


2023年8月16日水曜日

さぁ行こう、僕らの夢へ。

「さぁ行こう~」ってのは105夏の甲子園のキャッチフレーズです。本当は「我等の夢、球に乗せて」というタイトルにしようかと思ったんですが、もうそのタイトルはこのブログでは使用済みだったんで(^^;

*  *  *

遠縁の後輩たちが躍動している。今なお成長を続けながら。

去年の秋からずっと追ってきたこのチームは、秋の県大会では最後に負けて、秋の関東でも頂点には届かず、春の全国は緒戦で優勝候補相手に及ばず、でもそのたびに力を蓄えて、春県大会、そして、ついに夏県大会を制して「夢の場所」にやってきた。

その堂々たる戦いは強豪と呼ばれるにふさわしいものとなり、ついには優勝候補筆頭をも撃破するに至った。

・・・おじさん、目から汗が止まらないよ。

誰かが調子が悪ければそのぶん誰かがカバーできる総合力(特に投手陣)。まさに線となった打線。技術の高さと判断を誤らない守備。経験ってこんなにも大きいものなのかと。

そして何より、初めっからぜんぜん変わらない、野球をエンジョイする姿。

・・・おじさん、目から汗が止まらないよ。

でもまだ終わりたくない。さぁ行こう、僕らの夢の続きへ。


そのおじさん、もちろん現地で応援したかったし、日程的には不可能ではなかった(ヘタすりゃ3試合見ることすら可能だった)。
こういう舞台になって急に盛り上がる人には、正直嫉妬もしたよ。

だけど、今年の夏はいろいろあって、メンタル的にもフィジカル的にも、ついでのお財布の中身的にもいっぱいいっぱい。
僕のためにチケットを押さえてくれてた仲間には感謝。次も応援、任せたよ。

次もテレビ越しで応援させてもらうよ。がんばれ遠縁の後輩たち!


2023年8月15日火曜日

歩道橋シネマ。

恩田陸の短編集、「歩道橋シネマ」を読む。

短編だけに、言葉数が少ないというか、説明が限定的というか、そういう側面はあるのだと思う。だから頭で理解しにくいあるいはし難いものがあった。
それでも鋭利なものが心に刺さるような瞬間もあったりもして。その刺さったものが抜けないうちに次の話を読み始めてしまうとまた頭が追いつかなかったり。そういう理と感がないまぜになってしまうような、不思議な読書体験だったと思う。

ホラーあり、ミステリーあり、SFっぽいのもあって、とても同一作家によるものだとは思えない作品のバラエティさも、そうした感想を増大させるものだっのではないかと思う。
わずか2ページ半の作品もあったり。


「皇居前広場の回転」「悪い春」では、著者自身の内面や“声高ではない主張”を垣間見たような気がしたな。

「球根」「あまりりす」「ありふれた事件」あたりはホラーにカテゴライズされる作品か。直球で怖いわけではなくて、読み終わった直後に背中のほうからジワジワと恐ろしさが上がってくるような読後感。

ミステリーの「逍遥」。これは好き。“日常の謎”に近いと思うのだけど、何も起こらないラストの爽快さったらない。

「麦の海に浮かぶ檻」、ストーリーはわかる。だけどエンディングがどういうことなのかまったく理解できなかった。「はつゆめ」もそう。なんだこれ?って。もしかしたら何かの作品のプロローグなんだろうか。
もし“一見さんお断り作品”なのだとしたら、それはちょっと不親切な気がするなぁ。

「惻隠」はSFチックなホラー。オチがわかってからも一度読み直す――深い深い怖い怖い。
でもなんで“同情”を意味する「惻隠」がタイトルなんだろう。わからぬ。

「柊と太陽」も近未来SFのテイストなんだけど・・・恩田さん天才。すげぇとしか言えん。

で、一番好きだったのが「楽譜を売る男」。小説ってのは妄想の世界なんだよ、ということでしょう(意味不明)。とにかく好きなんだよこれ(笑)。
本作の中にすごく印象的で思いっきり首肯してしまった一節があったので、引用されていただきたいと思う。
『情報中毒――あるいは中毒のあまり情報乞食になってしまってる現代社会。
誰かがどこかで得をしているのではないか、自分だけが取り残されて損をしているのではないか、と渇きと焦燥に追い立てられている世界。そんな過剰な情報の海に溺れ、遭難している世間の人々から離れて、一人豊かな世界に遊んでいるように見える彼が、心底妬ましく、羨ましかった。』

そして表題作の「歩道橋シネマ」
短編ならではの良さって言うのかな。短いがゆえのおぼろげな景色みたいなもの。結論づけられない答え。誰もが自由に想像できるシーン。読者である僕の描いた未来。いろんな感情が短時間に同時発生して気がついたら泣きそうになってた。でも――『まだ何も見えない。』


2023年8月14日月曜日

リーグは遠くなりにけり。

結果から言うと、上位3チームからは遠く離れてしまい、少なくとも現時点では「リーグ優勝」を口にできるような立場ではなくなった、ということです。

広島 2-1 浦和●

前半は、いや先制点の場面までは互角にできてたと思う。プレスもはがせてたし、侵入することもできてた。
だけど追われる立場になったときに、気持ちが引いてしまったかな。もしかしたら「60分、守れる」とでも思ったかな?


広島との決定的な差は、
  • この夏の補強選手
  • 交代で出てきた選手のクオリティ
に尽きる。


2023年8月13日日曜日

ぼくの夏休み。

なでしこジャパンの奮闘を見たあと、ひとり残念会をやってたら、「あれ少し腹が張ってる?」みたいな感じがあって、早めに切り上げて横になる。

夜中、「張ってる?」が続く。

翌朝それがピークになり、明らかに「はらいた」発生。

はらいたは、基本寝てれば治るタイプなので、寝る寝る寝る。残念ながら簡単には治ってくれなくて、しかも寝すぎて腰に痛みが走るようになっちゃって・・・・お腹周り全部痛いんですが・・・(涙)。

結局この日予定していた昼飲みイベントは欠席。夏休み唯一の予定だったんだけどなぁ。行きたかったなぁ。

この夜も寝る寝る寝る。

さらに翌朝、8割程度は回復したけども、完調には程遠いなぁ。



ちゃんと夏休みの期間に体調悪くするなんて、根っからのサラリーマン気質ね。いやマジで。


なでしこは散らない。

結果としてこのワールドカップはベスト8止まりだったことは結果として受け止めなければならない。

JPN 1-2 SWE

でも、12年前の歓喜から、新陳代謝を怠ったが故の停滞もあり、東京五輪の段階では本当に枯れそうになってたなでしこが、ここまで力強く咲くことができたこと、本当にすばらしかった。と思う。このQFも「アンラッキーもあったし」と言える程度には戦えていたのは間違いのないところ。

大半が海外組で構成できる選手層・選手個々の成長もあり、そこにちゃんと戦術を加えることのできるチームスタッフの存在。
求めていた結果ではないかもしれないけど、僕は今大会のなでしこちゃんたちの奮闘、とっても満足していたりするのです。


選手の平均サイズも少し大きくなってるし、石川、藤野、浜野といった若手も出場できた。未来しか見えないぜ(いいかげん2011の話はやめようぜ)。

これからもどんどん咲いてくよ。


2023年8月10日木曜日

めんどくさい人。

やらなきゃならない。
わかってるから。わかってるけど、でも。

めんどくさい。

やらなくていい方法ないかなぁなんて考える。だってめんどくさい。

自分事ながら、ホント、やなんだよな。

行き当たりばったりができない。

あれ大丈夫かな。あれ忘れないように。
シミュレーションを繰り返す。最悪を想定しながら何度も何度も。
失敗したくない。だってやり直しはめんどくさい。

考えてるうちに夜も眠れなくなる。

小心者は無駄に用意周到。いや、ただの臆病者か。
だってやってしまえばどうにかなるってことはすごくよくわかってるのに。

あーもうめんどくさい!何より自分の「ズボラ神経質」な性格が。


だからと言って後先考えない人になりたいとは思わないし、外面パーフェクトに向けて神経擦り減らしてる自分もまた、自分の好きな自分。

めんどくさい人ね。


2023年8月9日水曜日

夏の扉。

朝、シャワー浴びようと風呂場の扉を開く。と、

「あ、これ・・・プール・・・」

と思う。匂いなのか、湿度なのか、開いた窓から入ってきた夏の空気なのか――小学校のプールに入るときの手前のシャワーだったり足を消毒したりする「あのエリア」を感じたんだよ。

なんだろうね。ノスタルジーってやつかな?(笑)


夏休みのプールか。楽しみだったな。
でも昨今は暑すぎてプール授業が中止になったりするとか。なんだかね。

サラリーマンももうすぐ夏休み。
でも今年は本気で文字どおり「休む」日になりそうだ。なんだかね。
台風ランちゃんも来るみたいだし(涙)


2023年8月8日火曜日

微。

生活習慣な通院12回目。前回の診察で、薬を一段階強いものに変更することになった。
はたしてその結果は――。
前回の通院の話は→コチラ

微。

ホントに微かに改善方向。横ばいと言っても過言ではない「誤差程度」の微改善。

8週間のうち2週間は元の薬が残っていたので、変更後は実質6週間。

ドクター「もうちょっとしてから効果が出てくるかもしれません」

以上、過去最短の問診時間にて終了(笑)。次回も8週間後です。


診察時間は短かったけども、待ち時間は少し長くなったな(予約してるから気になるほどではないにせよ)。
待合室にいる人の数が単純に増えたもの。かかりつけ医として人気出てきたのかな。


2023年8月7日月曜日

サッカーおもしろい。

試合が終わって、もちろん無得点だったり勝てなかったりが悔しいという思いはあるものの、それ以上に「サッカー楽しい」「サッカーおもしろい」という気持ちのほうが強かった。そのぐらい上質なゲームだったと思います。
正直試合前はチーム状態的に惨敗するところまで想像してたけど、マリノス相手にあわやのところまで行けるとはむしろ驚きだった。

△浦和 0-0 横浜FM

いろいろあったし、残念ながらこれからもいろいろあるんだろうけど、あまり星勘定ばかり考えるのではなくて、目の前の試合で一喜だけでなくて一憂する時間をも楽しんでいけたらいいな、と。

“Life is..” ではなく、“Life with URAWA REDS” で。


ごめんなさい、試合の感想が何もない(汗)。あと彩艶がんばってこい。


2023年8月6日日曜日

強いぞなでしこジャパン。

何と言ってもボールを持たされても、持たれても、あらゆる状況に対応できるチーム全体の機能性だろう。

NOR 1-3 JPN

すでにスペシャルな存在となってる宮澤も、狭いスペースに入り込んで決めきった清水も、決定的なシュートを防ぎ切った山下も、それぞれに素晴らしかったし、注目も集まるんだろうけど、やっぱりこの試合は長谷川唯。そう思う。

スペースを見つける視野、そこを突ける技術、そして何よりそれを実現するためのフィジカル!!つーかあの体幹!!

試合前、ながふうとのセントラルコンビは「強度的に大丈夫?」と心配してたんすよ。
まさに杞憂。

今のなでしこジャパンは強い。そして世界最高峰の選手が生まれようとしている。

・・・という気がしてる(^^;


今度は猶本使って>太さん


2023年8月1日火曜日

自宅トレーニング[シーズン3]#10

今月は記録だけ。

【2023年7月度】
加圧トレーニング:1回[自宅トレ通算222回目]
寝起き素振り:18回
月間さんぽ歩数:約35万歩

計測
前月比:   体重+0.3kg 体脂肪率+1.6pts
前年同月比: 体重+1.5kg 体脂肪率+2.5pts
2013年7月比:体重-8.3kg 体脂肪率+3.9pts