2023年7月31日月曜日

見てないけど。

見てないけど、これが太さんのやりたかった形。

FIFA Women's World Cup 2023 AU/NZ GroupC #3 JPN 4-0 ESP

攻撃的な3バックとか言いながらも、明らかに強豪相手の5バックを想定した守備陣形(選手構成もそもそも4バック+左ワイド)。 中央3枚はとにかく高さとフィジカル。むしろピンチにもボールに1枚アタックに行ける(後ろがいる)安心感はでかい(南も高橋も石川も「行く」ほうが強い)。

セントラルには、守備時はとにかくスペースを埋めて、攻撃のときは縦へ速いパスを。

シャドーの選手の片方には守備のタスクも担える選手を。
そして最前線には縦のスピードでウラ一発を狙える選手。

強豪相手のディフェンスブロックの基本形は5-4-1。ただ引きすぎるわけではなく、しっかりと前からスペースを埋める守備。
ボール持てるなら3-3-1-3みたいな形に。

見てないけど。

そう考えると先発メンバーも、交代選手へのローテーションも、戦略も、そして結果も、「ねらいどおり」。

ポゼッションが20%台、パス成功数が1/3以下。でもシュート数はさほど変わらず、オンターゲットが5本で4本がネットを揺らす――。

これはつまり、3バックは「自分たちは強くない」という正しい現状認識からスタートしてるからだろうな。その上で世界と伍して戦うには、という積み上げなんだと思う。

さすが俺たちの太(違)。

見てないけど。


4-2-3-1に配置することしか知らない前任者とは大違い(^^;


2023年7月28日金曜日

インソムニア。

結城真一郎「プロジェクト・インソムニア」読了。
個人的には「スイッチ 悪意の実験」に続き、“実験モノなミステリー”2連発です(^^;

本作での“実験”は、複数の被験者を「同じ夢の中」に滞在させるというもの。
それってメタバースじゃんって思ったりもしたんだけど、いやいや、作られた空間ではなくて夢の中ということはそれ自体が不安定で逆に想像もしていない方向に崩れていってしまうっていう怖さがあるのかな、って思い直したり。

夢だからこその自由自在。
夢だからこその制限事項。

楽しいだけじゃない。それこそ「夢のような世界」だけではない世界。
夢と現実との境界線が次第にあいまいになっていく中で起きてしまう事件――。

自由と制限の間で、いったい誰がいったいどうやって


静かに不安感が積み重なっていくサスペンスな空気。
答えの欠片が見つかったような見つからなかったような感触。

いち読者としては答えにつながるようなピースがなかなか見つけられないんだけど、物語の中と夢の中の両方にぐいぐい引き込まれちゃって、没入感すごかった!

と、突如語られる主人公の現実の彼女の話。こんなにページを割いたということは、もしや?まさか??予想だにしてなかったことが???

これ以上書くのは野暮ですね。
ラストシーンからエピローグに続く謎解きも含めて、すごくきれいでお見事、そんなエンディングでした。

・・
・・・と思ってたら!さらにエンディングの先に戦慄のエンディングが!!
それこそが「いったいなぜ」の解。

おもしろかったぞっ!!


2023年7月27日木曜日

1/167。

すげえなぁ。それしか言葉が生まれてこない。

遠縁の後輩たちがついに167校の頂点の「1」にたどり着いた。
このチーム、去年の秋は「2」だったし、この春に「1」にはなってたけど、やっぱり夏の「1」は格別。

はっきりと成長が見える。エンジョイしてる姿がわかる。
そしてさらに「次」を見ることができる。

遠縁の先輩としてこれ以上の喜びはない。おめでとう!
この夏は1試合しか現地応援できなかったのが悔しいったらないわよ(^^;

写真は本文と少ししか関係ありません。

そうそう。夏の「1」は61年ぶりですってよ。
61年前と言えば・・・・そう、あの人の生まれた年!!(笑)


2023年7月26日水曜日

モンスター、自らを超えて。

Boxing pride of Japan!!
Naoya The Monster! Inoue!!

念のため井上尚弥についてこれまでに書いてきた記事を並べておきます。

その4団体のベルトを返上し、階級をスーパーバンタムに上げて臨む無敗王者への挑戦。

ドネアとやる前もドキドキしたけど、それ以上にこのフルトン戦は敗北の二文字がちらつくぐらいには緊張した。
そのぐらいの強敵だったし、実際フルトンのディフェンス力は相当だったよ。クリーンヒット少なかったからね。

試合前のインタビューで「すべてをひっくり返すのがパワーなんで」って言ってて、下の階級から上がってきた選手のセリフじゃないな、なんて自信なのよ、って思ってたよ。

でも本当にそうだった。それゆえいつもより少し大振りだった??

どこかで読んだ言葉だけど、「井上と戦うには1秒たりとも隙を見せられない」「井上には1秒あればいい」。

もちろんパワーだけじゃない。圧倒的なスピード(+距離感)も。こちらは当たるがあちらは当たらない(7Rだけはちょっとおかしかったけど)のだから不思議というかなんというか。
そしてダウンにつながった左ボディからの右までの早いこと早いこと。あの守備の名手のガードが間に合わないのだから。


本当に階級上げたの?
スーパーバンタムが適正という本人の談は、正しかったのかもしれない。

数値ではだいぶ小さいはずの井上が、リングの上では圧倒的にデカかったもんなぁ。
フルトンの構え方もあるんだろうけど、僕はあれは「真の王者のオーラ」だと信じて疑わない。

2階級での4団体統一。とんでもないものが見られそうだ。


あ、そうそう。
定時ダッシュで帰宅してLeminoには19時前に入ったので、まったくノーストレスで画質も良かったし、タダだし(笑)最高でした。
それにしてもその動画がXで垂れ流されてるのはいい気分じゃないなぁ。権利って知ってる?


2023年7月25日火曜日

睡眠の質、向上計画。

寝つきが悪いこともないし(むしろ目を閉じればすぐに眠れる)、睡眠時間そのものも不足しているようなことはないと思う。でもちょっと「浅い」かしらと思うことはあったりもする。

夜中に起きなきゃならないことがあるのは加齢とともにしかたないこととしても(ちぇっ)、なんとなく「緩く覚醒している」ような感じとでも言えばいいかなぁ。
布団の中でスマホ見てるのもよろしくないとは言われますよね。

日々気になっていることをやたらに考えてたり、明日の仕事の予習をしてたり、どうでもいいような夢のことを起きた後もわりとしっかり覚えてたり。
寝起きが悪いわけでもないけれど「あー、よく寝たぜー!」っていう朝じゃないんだよね。

そんなわけで、昨今流行りの「睡眠の質を向上させる」という乳酸菌飲料に手を出してみました。
本家ヤクルト1000は宅配専用なので、コンビニで買える「Y1000」と、同様の効果をうたうカルピス「届く強さの乳酸菌W」と。


およそ1週間続けてみたところ・・・・そんなもんで効果なんてわかるかいっ!!(笑)

こーゆーのはそれなりの期間続けて、はじめて実感できるんでしょうね。知ってたけど(^^;

一番おもしろかったのは、飲まずに寝た夜に『「あー、今夜は飲み忘れたから眠りが浅いなー」って思ってる夢』を見たこと(爆)。

でもね、僕、実は乳酸菌のことすごく信じてるところもあるのよ。睡眠とは別の案件で、飲み続けてる乳酸菌サプリがあるんだけど、それこそ日々はあまり実感しなくても、飲むのを忘れてたり買うのを忘れてたりすると、コンディション悪化するんだよね。

だからY1000も「心と体が必要だと感じたとき」にはきっとまた購入します。
毎日150円払うなら缶チューハイ買っちゃうもんなぁ。だから必要とおぼしき際に(^^;

以上「向上計画」の計画倒れのご説明でした。


2023年7月24日月曜日

先ちゃんの「step 2 step」。

先ちゃんこと江口寿史センセの画集「step」を買ってから早5年。そのときのブログは→コチラ

その続編(って言うのか?)となるオール新作の「step2」が発売されて、その発売イベント(というかポップアップストアかな)が吉祥寺で開催されてたのでさんぽがてら行ってきたぞ、という話です。


会場の「リベストギャラリー創」は小さな画廊で、展示されている作品がすごく多いわけではないし、ほとんどが「東京彼女」をはじめとした他の作品展で見たことがあるものだったんだけど、それでもより近い距離でじっくりと見ることができて、なんと言うんだろうねぇ、改めて「見られてうれしい」という率直な感情が湧いてきた。

特に今回多かった「下書きとペン入れ後」を並べた展示。
下書きから完成されるまでに、たとえば髪の毛の流れ1本から、ちょっとした目の方向とか、唇の開き具合とか、そのアップデートにものすごく「うん、そりゃこっちがいいに決まってる」という納得感もあって、そして仕上がりそのものの美しさも含めて感嘆しきりでした。

終着点に向けた先ちゃんの「執着」と言ってもいいかもしれない。


その余韻を持ったまま、帰宅して「step2」を開く。その中はやはり執着の結晶だった。・・・って、そういう言い方でいいかと問われると困っちゃうけどね、セルフライナーノーツを読んでその思いを強くしています。

繰り返し開く大切な一冊になりそうです。



2023年7月23日日曜日

なでしこパーフェクト発進。

『12年ぶりの世界一へ』と軽々しく口にする向きもあるようだけど、そんなにイージーじゃないことはわかってる。出場国数の増加で全体のレベルに大きな差があることもまた確か。まあ梯子を掛けといて外すマスコミが一番タチが悪くて、それがの人気低迷の一因になってることを自覚せい。

ZMB 0-5 JPN

そういうことはわかった上で、それでもこの内容と結果ならば「快勝」「完勝」「最高」と言っていい。

一番はメンタル的なアップダウンが見られずに「続ける」ことができたことかな。
格下とはいえ、あれだけ決定機が決まらず、決まってもVARで取り消されたら多少はガッカリしたりしそうだもん(僕なら間違いなくどーんと落ちてるw)。

それとともに守備の集中力。
「被シュート0」は誇っていいよ。さすが“浦和由来のスリーバック”
石川が無難に90分やれたのは親目線でほっとした(笑)。

とにもかくにも同グループのライバルになるであろうスペインよりも得失点差で前に出たのは素晴らしいリザルトでした。

そのスペインの試合もFIFA+で見たんだけど、さすがに強いね。ただなでしこさんたちの守備ならあそこまで振り回されることもないじゃないかな、という気も(←マスコミよりも誰よりも一番浮かれてるじゃないか俺)。

次は少しターンオーバーだろうか。太さん、猶本先発でよろしくです(^^;


なんにせよNHKでなでしこ戦が放送されることになったのはいいことですが、「なんだ、FIFA+で無料配信してんじゃん」ってほうがインパクト大。広告うざいけども、日本語コメンタリーあるし・・・んー、という感想。


2023年7月21日金曜日

今は。

『つらい話も書いてしまえば整理はつく。』
わかる。

『悲しい話も書けば笑い話になる。』
なんとなくわかる。

『笑ってもらえればつらい話も悲しい話も昇華される。』
わかるけど自信がない。

だからなんとなく書かないで来てるんだよね、この1年のこと。

どこかで書きたいなとは思ってるんだけど。
いつかは書くべきだとは思ってるんだけど。

いつか書けるときが来るまで、今は記録だけ、残しておこう。



2023年7月20日木曜日

ブレーザーさん。

『ルロロロロロロッファァイ!』

は???・・・・(絶句)・・・・。

人差し指で描いてみようブレーザーさん。

「なんじゃこりゃ?」ってのがファーストインプレッション。
聴いたことのない、文字にならない咆哮(?)。なんとも野性的という原生的というか、現代地球人には理解しがたい動き。ビルの脇からのぞき見とか何してんねん。

テレビの前で「ヒーロー登場!」と期待するというよりも、テレビの中の人の気持ち、つまり、初めてウルトラマンを見た地球人が『なんだあの巨人は!』と思っちゃうやつだな、と思いました。
だって、絶対コミュニケーション取れなさそうだもん(笑)。ゼット様とかやたらしゃべるやつもいたから、逆に新鮮。

というわけで今月スタートしたウルトラマンの新作「ウルトラマンブレーザー」です。
なんとなく「ブレーザーさん」と「さん」付けで呼びたい今日このごろ。

トリガー」「デッカー」と来たら当然ガイアのリブートだと思ってたら、ぜんぜん関係のないド新作だったというのがまず驚きだし、防衛軍の隊長がヘンシンするってのも意外だったし(隊長の中の人は「仮面ライダードライブ」のハート様の中の人だということに第2回放送にてやっと気づく)、アシンメトリーなボディデザインは動脈と静脈っぽくてちょいグロだし、その上でこのキャラ設定でしょ?
2話の釣り竿+魚の串焼きとか意味わかんない(褒めてる)。

とにかく驚きびっくりサプライズの連続です。

が、逆に期待感マシマシです。
イマドキらしくコミカルな部分もありつつも全体のトーンはハードモード。最初の2話で“何ひとつ明らかになってない”ドラマ性も含めて、毎週土曜日を楽しみにしたいと思ってます。

ルロロロロッ!!


2023年7月19日水曜日

静かで地味で無機質な一本。

今回今さらながらに見てみた映画は「コ口しのナンバー」です。例によって一部伏字。

舞台は「乱数放送局」。
無機質に数字を読み上げるだけの放送――その数字はエージェントに届き、乱数表によって指令となり、そして「実行」に移される。

その放送局に左遷された元エージェントと新人暗号作成者のコンビが別組織の衝撃に遭い・・・というサスペンスアクション。


タイトルバックで、淡々と数字が点滅する映像がまず良かったね。

登場人物は極端に少なく、暗い閉鎖空間でのストーリー展開も地味。主役の演技もどこか表情が消えてて「華」がない。
そうした「何もない」感じが、無機質な“ナンバー”と相まって静かな緊迫感となって、予想以上に引き込まれちゃった。

設定的にはなんだか変じゃないかと思うようなところもないではないのだけど、派手にどんでん返しがあるようなことでもないので、そんなに気になんなかったかも。

そして何より、この静かさ地味さ無機質さが、妙に古臭い邦題に絶妙にマッチしてた(^^;


2023年7月18日火曜日

反省と休養と反攻と。

試合中の感想を忌憚なく言わせていただければ今季ワーストの内容だったと思うし、突き付けられた結果は妥当。腹立たしいやら悲しいやら。

C大阪 2-0 浦和●

「○○戦無敗」という記録に意味がないことは重々承知。
ただ負けてない、というのはファンにとって週末の精神衛生上相当に気持ちいいわけだけど、残念ながら今回は相当にムカムカする週末になってしまったことは否めない。

たぶん今シーズン最悪に動けてない。そう感じた。


ミッドウィークに山形で、ウィークエンドは大阪。移動がなかった相手に対してディスアドバンテージはあるとは思うんだけど、それは「層の薄さ」ということが露見してしまったということでもある――マチェイさんの「構想内」にある選手の数が少ないということ。あるいは敦樹不在で機能しないという構造上の問題などなど。
まあこの時点で公式戦が30試合以上って考えられないぐらい多いことは確かだけども、目標は目標としてあるわけで。

この週末に上位に近接することはできなかったし、腹立たしい結果だけども、幸い「上」に大きく離されることもなかった。

この幸運を、そしてもちろんこの試合の反省を次につなげるために、ここからのサマーブレイクの持つ意味は大きい。
選手も、監督・コーチ陣も、スタッフも、もちろん、フロントも。



2023年7月17日月曜日

今年の夏は。

今年もこの季節がやってきた。母校野球部の夏の地方大会。


序盤はまったく五分の展開で――1回は表裏とも1ゴ・K・Kだったし、2回も表裏とも1人ランナーが出て3人で終わりだった――かなり重い展開ではあった。
中盤から徐々に得点を重ね(特に2点目3点目のツーランスクイズは見事だった、というか目がテンでしたよ)、最終的にコールドで5回戦に進むことができたわけだけど、ヒットの本数も変わらなかったし、なんでこんなに差がついたんだろうって。

思い返すと、長打を浴びてない。
ランナーが出てもあわてない。守備に対する自信か、無理をしないという守備陣形も含めてこれがこのチームのスタイルなんだろうな。思い返せば去年の秋もそうだった。

応援してるほうはドキドキしちゃうけどね(^^;

この夏の予選、予定されている日程だと、この試合が最後の観戦になる。直接応援することはできないけど、ネットワークの向こう側から応援してます。がんばれ!

・・
・・・

風があったのでさほどではなかったけど(その代わりに打球がかなり戻されてた)、それでも暑いものは暑い。持ち込んだポカリスエットとアクエリアスが完全にホットドリンクになってしまった。
ホットになるとポカリの酸味が、アクエリに比べてかなり美味しい。ホットカルピスのような酸味と言ったら伝わるだろうか。


2023年7月12日水曜日

悪意の実験。

潮谷験「スイッチ 悪意の実験」を読了。

『そのスイッチを押したら・・・』
『彼らが破滅します』

大学生中心に無作為に集められた6人に渡された「スイッチ」。それを押すことによって起こる「結果」はわかっているが、はたしてそれを押す者は現れるのか。そしてそこに“理由がない悪”は存在するのか――謎多き実験が始まる。

その設定だけでなんかどきどきゾクゾクしますね。
ふと気になって読み返したら、実験の説明が始まる前の冒頭11ページにもう『悪意ゼロのナイフ』という言葉が出てきてた。


この6人の心理をぐりぐりと描き出すのかと思いきや、お話はあまり想像してなかった方向に進んでいく。
「結果」は別の「事件」を生み出し、それによってまた新たな「結果」が生み出されて、という展開になっていく。

「誰がなぜ」というミステリー色も目立つようになっていく中で、あいかわらずどきどきゾクゾクしながら読み進めてるんだけど、(少しぼかしつつ書きますが)ちょっと理解しにくい世界とか、ちょっとオカルトな事象や表現が出てきたりして、なんと言うのか、自分の中に物語が入りきらなくなってしまったような感触があって・・・・悩ましかった(^^;

“理由がない悪”と対になる言葉として描かれた“中途半端な善意”。どちらもそこそこダメってことだけはしっかりとわかった。

エピローグで描かれた結末は、それなりに美しく、いいエンディングだと思ったな。

でもそのエピローグの中に、何度読んでも意味のわからない一文があってな・・・(涙)。


2023年7月11日火曜日

遠く遠く離れていても。

こないだちょいとカラオケ歌って、んで帰り道いろいろ思ったのね。
なんと言うか、自分と音楽との距離が離れちゃったなって。


もともとカラオケは好きなんだけど、特にこの3年が顕著で機会そのものが減ってきたこと(つまり練習不足)とか、年齢とともに声そのもの、特に高音が出にくくなってきたこととか、簡単に言うとヘタになったなぁ(涙)と嘆いてるというのがまずひとつ。酒が弱くなったのもあるかな。

それからテレビの影響なのかな、皆が遊んでるあの採点システムも苦手で。
もともと好きな曲を好きなように歌いたいだけ!なので、一音一音の上がったり下がったりが正確じゃなくたって「ちゃんと聞こえるならいいじゃん派」(←なんか言い訳じみてるが)。画面表示にアタフタしながら歌って楽しいかい?って思っちゃうのよね。
「うわーすごい90点!」って言われるより「うわ~いい声~」って言われるほうが何万倍もうれしいんですがねぇ。
これも時代なのでしょうか。だとすると取り残されてるなぁ。

この日は3~4曲歌ったのかな。でも、ぜんぜん新しい曲、覚えてないから、当然のように古い曲を歌う。古い曲だと自分の脳内メモリから出てくるのは「マイ定番曲」(十八番とも言う)だけ。昭和から平成初期にかけての「いつものやつばっかり」になっちゃってる。これも「今の」音楽から距離を感じる要因のひとつ。昭和歌謡が今流行ってるらしいからそれはそれでいいか、などと自分に言い聞かせてるが。
それこそモテたいがためだけに新曲を覚えてったあのころの俺って・・・・。

覚えてないというか歌いたい曲にあまり出会わないというのはあるんだけど、そもそも新しい曲を聴いてないんだよね。
サブスク/ストリーミングで曲を聴かないし、「SNSから人気に火が」なんて話はポカンだし、近所のレンタル屋はCDの取り扱いを止めちゃったし。たまに買うCDは「おなじみアーティスト」ばかりになっちゃう。
あとはせいぜいテレビの歌番組をながら見するぐらいかなぁ。

だからクルマを運転するときぐらいはラジオで新曲を、と思うんだけど、最近のFM局ってトークの時間が長すぎてぜんぜん音楽がかかんないんだよ。そんな意識高い系トークとかいらんから、音楽かけてくれ。インターとかマジ頼むわ。
結局クルマの中でも自分のウォークマンに入ってる曲を流すことになる。入ってる曲はもちろん自分の手持ちの曲だし、古い曲が大半というかほぼ全部だし。出会いがないわねぇ。

ウォークマンと言えば、文字どおりの「歩いてるときに聴く」という習慣も薄れてた。
「マスクしてイヤホンすると耳の中(というか顎関節)が痛い問題」もあって(この話題は以前書きました→コチラ)、この3年のマスク装着期間は音楽を聴きながら歩くことすらしてなかった。
念のため書いておくと、ロングさんぽや見知らぬところを歩くときは安全のこともあって、もともとイヤホンはしてませんでした。

ようやくマスクを外して歩けるようになっても、「歩いてるときに聴く」習慣は戻ってきてなくて、最近になって「そういえば」って思い出してるところ。

そう。つまり、音楽が身近になくても案外平気だった自分に驚いている。


2023年7月10日月曜日

言葉を選んで感想を書く。

アウェイチームの(言葉を選んで書けば)「ガツガツ」と来るスタイル。
前半は(言葉を選んで書けば)「寛容」だったジャッジ。後半に基準がブレるジャッジ。危険なプレーにも介入をしないVAR。

本来であれば特にデュエルの部分で強度をもっと上げたり、あるいはいなしたりする大人なプレーができればいいのだけど、そこまでのチカラが足りてないということなのかな。


負ける感じはぜんぜんしなかったので非常にもったいないスコアレス。

△浦和 0-0 東京


最後に酒井キャプテンの言葉を引用しておく。

『(前略)ボールを見ないで俺だけに当たって来るのは止めてほしい。(中略)ジャンプしている体勢の人にぶつかるのはフェアではないと思う(後略)』
引用元記事→リンク
(2023.07.10追記)
上の酒井のコメントについて、本人が「ケガをしたのはフェアな競り合いだった」と謝罪コメント出してるので、話としてはそれまで。ただ、他にアンフェアなコンタクトがあることも確かなので、全選手に肝に銘じてほしい話ではある。


2023年7月7日金曜日

憧れを超えた侍たち。

今回今さらながらに見てみた映画は「憧れを超えた侍たち 世界一への記録」です。
もちろん、2023 WORLD BASEBALL CLASSICの侍ジャパンを追ったドキュメンタリーです。この7月からアマプラで配信始まりまして。


事実関係とか細かいエピソードとか、大会期間中から事細かに報道されてたし、栗さんもインタビューでいろいろ話してくれてたから、ある意味「知らなかったことはない」。
でも、そこに漂ってる空気までは知る由もなかったから、すげえって思うシーンばかりだった。

おそろしいまでに選手・スタッフに近接していたカメラ。あたりまえのようにそこにいたカメラマン。だからこそ伝わる空気、そして熱だったのかなと。

もちろん映画的な演出はある。マイアミの球場で大谷を圧しようとする『U!S!A!』コールの爆音とかね(これは劇場で見たほうが数倍ヤバいと思う)。
でも実際にそうであったような気がするほどのリアルさで迫ってきた。

あの日々に熱くなった方々にはぜひとも見ていただきたい一本。

・・
・・・

個人的には源ちゃんの右手小指が映ったのは衝撃的だったな。源ちゃんのこと「シソンヌじろう」って呼んでてごめんね。
朗希の涙にも(ダルさんにスライダー教えてもらっていい曲りをしたときのニヤケ顔も)、大谷の「ムネ、さすがや!」の言葉にも、今永の「緊張しないと」の言葉にもグッとくるものがありました。

プレーシーンはたくさんあったのに、しゃべってるとこあった?な岡本。
そして見切れるだけで「あっ」って思っちゃう山川(^^;

2023WBCの弊ブログの記事一覧】


星に願いは。

願いごと・・・。
いろいろ考えたけど、今年はいいや。

本当に願いたいことが現れてくることもあるでしょう。その折には何卒よろしくです。



2023年7月6日木曜日

歯医者に検診に行ってきたの巻。

歯医者に限らず病院って、最初の予約の電話をするの、心理的ハードルが高いです。少なくとも僕にとっては。
通い始めて「次はいつね」って言われたらちゃんと行くし、通うことにはハードルはないんだけど。電話が苦手なんだろうな。みんなネット予約できるようになればいいのに。

『入れ歯のメンテからかな』って書いたのが4月だったからハードル越える前に時間はずいぶん経ってしまいましたね(汗)。
そんな僕の手元に届いた1枚のハガキ。歯医者さんからの「定期検診のご案内」です。

こういうの、きっかけになるんですよね。電話して「どうされましたか?」の問いに「定期検診の案内ハガキをもらって・・」という回答を前もって準備できてる気安さったらない(僕だけ?)。


というわけで約束の時間にかかりつけ歯医者さんのチェアに座りました(寝そべった?)。

「入れ歯、どうですか?」
「たまに入りにくい日があるんですけど、それでも5分10分で馴染むし、特に気になることはないです」

想像していたとおり、やはり外している間に歯列は動くらしく、加えて歯茎も腫れたりなんだりがあるので、入れにくいことはあるそう。「じゃあ入れ歯はこのまま行きましょう」ということでひと安心。

で本題の定期健診。

「・・・あっ(小声)」

先生、何かに気づいたみたいですよ。
実は僕もまっっっっったく気づいてなかったんですが、奥歯に埋まってたはずの小さな小さな「銀」がなくなってたそうで(驚)。

もうン十年も前に治療したとこ、だと思います。
接着が弱くなって、隙間ができて、少し虫歯になって(順不同)、で、取れちゃってたということみたいです。舌先、そんなに敏感じゃないんでねぇ、触ったってわかりませんって。痛いわけじゃなかったし。

「まずはこの歯、治しますね」

それこそ昔なら、型を取って銀歯作ってという工程が必要で、それなりに時間と通院回数がかかってたはずなんですけど、今どきは治療をした後にレジン(たぶん)で埋めて、紫外線(たぶん)で硬化させて、かみ合わせを調整して(この調整がすんごく上手なのよ、このセンセ)――以上即日終了。ビバ技術革新!

ということで、定期検診、マジで大切!!とお伝えしておきたいわけです。はい。

・・・クリーニングのためにもう1回通院しなきゃならなくなりましたが。もちろんちゃんと行きますよ!


2023年7月5日水曜日

ボケ知識。

長谷川嘉哉「ボケ日和 わが家に認知症がやって来た!どうする?どうなる?を読む。
珍しく小説じゃないのを読んだのは・・・・まあそういうことですわ。

専門医による、“介護する側”に向けた指南書というかメッセージというか。


 「何かしてあげないと」「親孝行を」みたいな意識が、必ずしもハッピーにつながらないというのは、冷静になってみれば確かにそのとおりだと思う。

そして何より症状を知識として持っているかどうかは、大きい。

怒りっぽくなったりするのは、疑心暗鬼の塊になってしまうのは、そうしたいろいろなことが「そういうことかー」とね。「本当にそうなったよ」と笑い話にできる、という記述も。

そして本書の中で最も印象的に残ったのは「出口」という言葉。

出口があるのだという知識は、きっとよりどころになる。そして救いになる。そんな気がしている。きっと読み返すこともあるんだろうな。

*  *  *

タイミング良く(?)NHKドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」はおばあちゃんフィーチャー回だった。本書を読んだ後だけにかぎりなくリアルであると思ったし、泣けた。
ばあちゃん進化中。これからどんどんオモロい人になってくねん。』


2023年7月4日火曜日

自宅トレーニング[シーズン3]#9

薄着の季節がやってきて、なんとなくこんなカラダじゃぁ・・というコンプレックスめいた感情が出てきて、なんとかならんかなあ(他力本願あるいは神頼み)という気持ちはあるものの、秋が来るのを伏して待つ、そんなことを毎年繰り返しています。

【2023年6月度】
加圧トレーニング:1回[自宅トレ通算221回目]
寝起き素振り:22回
月間さんぽ歩数:約57万歩

計測
前月比:   体重-1.3kg 体脂肪率-0.1pts
前年同月比: 体重+1.2kg 体脂肪率+0.2pts
2013年7月比:体重-8.6kg 体脂肪率+2.3pts

6月はさんぽの量が過去イチに多かったので、有酸素系が少しばかり効きましたかねぇ。


前月のトレーニング→コチラ


2023年7月3日月曜日

世界の中での立ち位置。世界との距離。

準決勝のNZL戦をまさに「順当」と言わんばかりの内容で勝ち上がり、迎えた決勝の相手は予想どおり中国。

結果から言ってしまえば「中国強かった」のひと言。

CHN 73-71 JPN●

もちろん勝ち筋がなかったわけではないし、あわやの場面もないではなかった。でも試合トータルを見れば中国が上だったと認めなきゃならないかな。

たとえば攻撃では、スペインピックのような複雑なセットオフェンスを繰り出してきてて、日本の早いローテーションによる守備を混乱に陥れてた。
宮崎が自分のマークを見失って迷子になってたシーンが象徴的。あれは宮崎の問題というよりも中国の組織と個の両方がすごかった。

たとえば守備では、日本のスリーに対してハードショウで足元までしっかり寄っておきながら、そこからのドライブに対してもしっかりついていける集中力とフィジカル。
高田がスリーを打てそうで打てず、そこからのドライブも抜き切れなかったシーンが象徴的。

日本に比べて高さと幅があるのは間違いないところとして、とにかく運動量もすごかったし、身体をぶつける上手さも見て取れた。
フィジカルコンタクトの結果は、当然日本の選手たちの疲弊につながっていった。
赤穂あたりはひと回り大きい相手にマッチアップしたことで最後は動けなくなっちゃってたもんなぁ。


中国が強かった、というのは「対策」「戦術」という部分も含めて。
東京オリンピックの銀メダル以降、やはり強豪国の日本対策は進んでいると考えるべきだろう。

準決勝までの内容を見れば日本も間違いなく強くなってる。でも世界も当然のように進んでいる

*  *  *

男子U19の世界選手権、QFのアメリカ戦も見た。実力的にはベスト8進出は望外の結果だろうし、どうせ負けるならアメリカを肌で感じてもらうってのも悪くなかったと思う。
そのアメリカが結果4位って・・(@_@)

普通にパスひとつ出すのにあんなに神経を使う世界は、彼らに何を残してくれただろう。
それが成長の種になることを願わずにはいられない。


2023年7月2日日曜日

駅前逆転勝利。

上位争いを続けていくためには、シーズンダブルを食らっては絶対にならないし、鬼門と言われるような場所でも苦にしてはならない。
中2日も遠距離移動も乗り越えなくてはならない。

鳥栖 1-2 浦和○

よく走れてた。よく戦えてた。

立ち上がりがふわっと入ってしまった(ように見えた)のは問題かもしれないけど(おまけに失点まで)、そこから先、プレスの強度を上げたり、引いてみたり、ゲームの流れを完全にコントロールしての勝利だったわけで、当初の目的は完全に達成できたのではないかな。

その意味では失点直後のホセカンテの同点ゴールは大きかった。
敦樹がポケットとると必ずと言っていいほどに大チャンスになるね。

そしてチーム戦術の理解度と成熟度がまた少し進んだということでもあるのかな、と思う。