橋の上の歩道を歩いている。向い側から歩いてきた女性にすれ違いざまに声をかけられた。
「この先に、バス停はありますか」
橋を渡って、まっすぐ行った次の信号を越えたところにバス停はある。僕は振り返ってそう告げた。
「そうですか。ありがとうございます」
女性そのまま僕の来たほうに歩いていった。
僕は女性が来たほうに向かって歩いていった。ん・・・なんだろ、この変な感じは。
・・・あ。
橋を渡りきって気がついた。こっち側のたもとにひとつ手前のバス停あるじゃん。
じゃああの人はどこから来たんだろう。ここは「橋」。都会の一本道。
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