2023年9月30日土曜日

僕たちのプライド。

諦められないし、まだ諦めたくないし、諦めるつもりもなくて。

△浦和 1-1 横浜FC

またケガが出てしまった。
新戦力はまったく試合に絡めていない。
残留争いをしているチームにホームで勝てない。むしろ押されるようなことも多かった。

チーム全体として――それは選手が、ということだけでもなくて――力が足りないのはきっと確かなんだろう。

でも。

まだ可能性はある。
過密。疲労。逆風。制裁。いろいろあるけど、まだ可能性はある。

こんなとこで諦めてられない。
目の前にある試合は、全部勝ちにいく。それが僕たちのプライド。


酒井も、岩尾も、西川も。ベテランこそ諦めてないもんね。


2023年9月29日金曜日

【RWC2023】JPN v SAM[Pool D]

時折サモアの強烈なアタックを受けながらも(FWはもちろん、13番の突進が厄介だったな)、全体としては姫野の言う「プラン」(どういうものかは知りませんが笑)が着実に実行されてたんだろうと思う。序盤からしっかりリードを保ってたし、トライも取れてて、後半立ち上がりには相手にレッドカードも出た。

なんとなく「こりゃイケるな」という気分が僕の中に出たのは確かで、「松田ついに外したか~」とか、4トライのボーナス欲しいとか、そんなことばかり考えてた。

でもおそらく、戦っている選手にはそういう余裕はまったくなかったんだと思う。余裕がないというよりも、集中を切らさないようにしてたという感じかな。
それを強く感じたのは25-15の10点リードでのペナルティで、4つめのトライを狙わずにPGを選択したこと。
少しでも点差を開くことで、相手のプレーの選択肢を狭めていく、そういう戦い方だったんだと思う。

Japan 28-22 Samoa

そして実際終盤はサモアの猛攻に合うわけで(あーもうドキドキしたよ~)、ただ2T2Gが必要な点差だったのというのはサモアにとっても重かったろうな、と。

ただまあレフェリーが特にラックでの反則を多くとってたからね、80分過ぎてもなお心拍数はあがりっぱなしだった。

このタフなゲームを勝ち切ったのは大きい。あとは自信を持ってアルゼンチンに挑むのみ。


初キャップとなった福田。一発目のパントをチャージされた瞬間は頭抱えましたが、この経験が次にきっと生きるはず。期待してます。

・・・眠いよぉ。


2023年9月28日木曜日

コロ助との日々。後編

前編からのつづき]

※妙なのに絡まれたくないんで、検索に引っかからないよう、一部伏字にしております(^^;

のどの痛みのせいで、とにかくラ●ブリオ薬の赤いカプセルが巨大に感じる。しかも1回4錠である。別途処方してくれたカ●ナール2錠を加えると、計6回も「ごくり」とのどを通過させなきゃなきゃならない。マジで涙出た。


薬を飲んだら寝るしかない。仰向けに寝るとのどが詰まるような、唾液を飲みたくなる回数が増えるような、そんな気がするので、できるだけ楽な体制を探しつつ、結果横向きに寝る。寝がえりは打ちたくない。

この“1日目”の体温は乱高下したけれど、おおよそ37度台半ば。


“2日目”ものどの痛みは続く。でも1日目に比べたら薬を飲み込みつらさも少し緩和されたかな。薬、効いてるのかな。あまり楽観しないようには心がけてはいたけれども。

のどが痛いときって、なんとなく冷たい水でのどを冷やしたほうが気持ちよさそうな気がするんだけど、その水を最終的に飲み込みのがつらくてね。
逆に暖かいうどんなんかを食べてるときのほうが痛みが緩和されるということにこの日になってようやく気づく。これは新しい発見。

ただ汗はまだまだかいてるので、水分は取りたいし、お湯というわけにはいかないしね。

ところで水分補給にはアクエリアスやらポカリスエットやらが定番なわけだけど、飲んだ後に痰が絡むような感触があって、それを飲み込むのが激しくつらかった。なので「ただの水」が基本。「GREEN DA・KA・RA」は悪くなかったぜ。

そして昼すぎ。薬がいよいよ 高価 効果を発揮。水を飲むのに難儀するような痛みはなくなってきた。ひさしぶりに固形物(笑)を食べる。「食いもん持ってこ~い」だ。

でもこの夜も寝苦しいは続く。痛みは少なくなりつつあったものの、今度は小さな咳と大きな痰が気になり始めた。


3日目に入って体温も36度台に落ち着いてきた。痰が絡むことは増えたけど、何かを飲むときに痛いという感じはかなり緩和された。食事も水も普通に取れる。薬の大きなカプセルだけはちょっと「痛いかも?」と緊張するけど。

何度目かの着替えをして、ついでに布団もちょっと干してみた。

徐々に仕事のメールが増えてる気がするのは気のせいかしらね・・・。

体調が戻ってくると、よく言われるのが「ヒマとの闘い」
読みかけの本もあったんだけど、どうも活字を追おうという気になれず、「動画配信サイト」でバスケやラグビーのワールドカップを見たりしてた(そのことをブログに書く、ということも少しずつ始めた)。
動画ってふだんほとんど見ない人なんだけど、今回ばかりは助けられたな。読書という自発的な行為に比べて、降りかかってきてくれる動画というのがラクだったのかなと思ってたりする。お気に入りの配信者の方ができたりしてね(今後も継続して見るかどうかは不明だが)
あとは意外にも寝れたんだよね。薬の影響もあるかもだけど、のどの痛みの心配なく寝れるようになったのが大きいかも。朝食後に寝て、昼食べて寝て、そして夜もちゃんと寝る。そんなにヒマを持て余す感じじゃなかったね。


5日目の夕食後、処方されてたラゲ●リオ、4錠×2回×5日=40錠をすべて飲み切った。偉い。
熱は平熱、のども痛みは感じない。少しイガイガは残ってるし、横になると多少咳も出るし、ちょっと痰も出るけれど、これで「軽快」ということで間違いないだろう。

6日目の朝、久しぶりに風呂入って(ついでに体重計乗ったら3キロほど痩せてた。脚の筋肉とか豪快に落ちてた)、垢を落としてスッキリ。
さあ、溜まってたものを片付けに休日出勤だ――マジメか>俺。


そしてそれからさらに5日間。マスクを装着した(周囲の人に対して)気を付けなはれや!』期間も無事終了。コロ助との日々はここに終わりを迎えたのである。ちゃんちゃん。

どこかで自分だけは平気、みたいな気分だったけど、実際はそうじゃなかったよね。ま、人生いろいろあるわ。ガチャに当たった、みたいな気分でいる。


ところで、である。

ちょうど私の「2日目」に息子1号が同じように、熱とのどの痛みの症状を訴える。「やべぇ、移しちゃったか??」。
が、自宅での●原検査、さらには発熱外来でのP●R検査でも「陰性」。だが、私が軽快した後も4~5日、のどの痛みは続いてた。「コ●ナのほうが早く回復するなんて(ぷんすか)」。

・・・なんかごめんな。


2023年9月27日水曜日

乱歩に出会う。

もちろん子供のころに「二十面相」はワクワクしながら読んだ記憶はある(ぜんぜん覚えてないけど笑)。でも、“江戸川乱歩をちゃんと読んだ”という記憶はなかった。

だからこの「江戸川乱歩傑作集」で、デビュー作の「二銭銅貨」、明智小五郎初登場の「D坂」、そして有名な「屋根裏」「人間椅子」などをまとめて読む機会ができたのは良かったな、と。
ちなみに僕が手にしたのはなんと「百六刷」!


物語の内容とは直接は関係ないような気もすんだけど、“高等遊民”って言うのかな、大学生あるいは書生くずれみたいな、ある種知的な人々って、まだまだ町中では異物だったのかな、なんて思う。だからそうした人物の、摩訶不思議な思考回路がさらに作品に奥行きというか、「怖さ」のようなものを加えているように感じたかな。

それこそ明智は学者寄りな書生あがりって感じで、まあ得体が知れない(笑)。いいじゃないか。

その前提で、「心理試験」は面白かったな。ああそこっああっ!!
そして「赤い部屋」。この話はあんまり得意じゃな・・・・えええええええ!?

とまあ、驚くやら心の奥のほうをえぐられるやら。
とてもシンプルな短編集だとは思うんだけど、とても簡単には次に進めない余韻の強さは強烈で。思うに、確かにこれはマスターピースであり礎だなと。

繰り返しますが、読んでよかった。

*  *  *

[自分用リンク]

2023年9月26日火曜日

【RWC2023】ARG v SAM[Pool D]

試合は夜中のことが多いし、加えて試合のない日もあって、なかなか観戦のリズムがつかめません。というか、ぜんぜん見てないのよ・・・。


そんなこんなでようやく敵情視察を。

Argentina 19-10 Samoa

思ったよりもスコアが動かなかったね。トライも1つずつ。
守備が固いという言い方もできるし、ちょっと攻めが単調にも見えたり・・・。
アルゼンチンのラックサイドを突いてくるFW陣は強烈。

といっても、いざこの相手がジャパンと相対したときにどうなるかなんて、シロートの私にはわかりませーん。でも、十分に勝機ありそうだし、すごく「なんとなく」ではあるんだけど、セットピース、特にスクラムはジャパンが上でしょう。
さらにフィジカル能力はジャパンのほうがかなり上回ってる気がするのよ。

簡単に言うと、走り勝てさえすれば。


コロ助との日々。前編

※妙なのに絡まれたくないんで、検索に引っかからないよう、一部伏字にしております(^^;

軽快後の(周囲の人に対して)気を付けなはれや!』という期間をようやく過ぎたことだし、一応書いとこうかな。
特に楽しい話ではないけれど、人間は(私は)忘れる生き物なので記録の意味を込めて。


あれはちょうどE●.5にも効果アリと言われるX●B.1.5対応のワクチンの接種券が送られてきたころだった。前回接種から間が空いちゃったから早めがいいかな。いつにしようかな、などと思ってた。

そのときはまさか自力で抗体を獲得することになるとは想像もしてなかった。

あの日は朝から野球を見に行く予定だった。野球の後は場所を移してバスケ観戦。帰宅してからさらにバスケとラグビーをテレビで見る、そんな計画だったんだけど、朝起きてみるとなんだか気合が乗らない。野球場までの長い長い上り坂をふと思い出した。野球をパスして、前売りを買ってたバスケだけ行くことにした。
普段なら歩いていくアリーナ、今日はクルマで行くことにした。現地でのアルコールはナシだなぁ、などと思いつつ。
思えばこのとき、すでに体調はかなりの下り坂だったんだろう(座席の周囲は人がいなかったので、濃厚に接触した人はいなかったと思います)

プレシーズンマッチとはいえ「珍しい快勝」(苦笑)に気分よく帰宅して、夕食を食べて、でもなぜか祝勝会と称して酒を飲もうという気にもならず。
そして20時キックオフのラグビーを待ち切れず、「この試合を落とすようなことは絶対にないから」と言い残して自室(という名の物置)に引っ込んだ。頭の中では「これはもう寝るしかない」。
寝付けずにネットでちょこちょこ試合展開はチェックしてたりしてたんだけど。


明けて翌朝。早朝――前夜が早かったから当然目覚めるのも早い。
「あ、まずいかも」。明らかに熱っぽい・・・・検温すると38度2分。朝はたいてい35度台しかない私なので、これは相当に高いと言わざるを得ない。
以前東京都からタダで送ってもらってた抗●検査キット(の予備分)を引っ張り出して、鼻の中をぐりぐりっとやってみた。やってみたのよ。


じゃーん。こんなにくっきりと陽性ラインが表示されるなんて、見たことないわ(涙)。

真っ先に心配したのが仕事のこと。今現在は在宅で作業できる環境がない。早朝のうちに会社行ってPCだけ持ってこようか。いや、さすがに出社はダメだろ。ぐるぐると考えまくるものの、結局どうしようもないよね、という結論に至る(までにだいぶ時間がかかったのはやっぱりちゃんと頭が回ってない証拠だろう)

メッセージツールを使って関係各所に連絡を入れ、とりあえず1週間は休ませてもらうことにした。
連絡漏れはないか、必死に考えてたらさすがにフラフラしてきた。家に在庫のあったカロ●ールを飲んで、再び布団の中に。


昼過ぎに目が覚めて検温してみると、37度半ばまで下がってた。たぶん薬のおかげだろう。
のどの痛みなどもまあなんとか我慢できる程度。これならすぐに回復するな、などと甘々な素人見通しを立ててみたりする。ただ、汗の量がとんでもなくて、横向きに寝てると顔を汗が流れていくのがわかるほど。枕、びっしょり。3回着替えた。

ついでにお仕事メールをチェック。業務は無理でもメールチェックぐらいはできる。休むことを知ってる人から普通に仕事のメールが入っててビビる。
クラウドにある一部データにはアクセスできたので、できる範囲で処理。

流れた汗のぶん、水分取りまくって寝る。
が、次第にのどが痛くなってきて、唾が飲み込めない――ふだん何も意識せずに唾って飲んでるのね、ということに気づいたり。
寝苦しいというか、痛くて寝てられない夜がやってきた。


さらに翌朝。何をしてものどが痛い。もちろん水分を取るのだって「命がけ」状態。
痛すぎてついに声が出なくなった(というか、しゃべるときに唾液が出たりするのを飲むのがつらいんだと思う)。
LINE経由で家族に頼んで、かかりつけのお医者さん(生活習慣病を見てもらってる先生)の発熱外来の予約を入れてもらう。家族が薬だけ受け取るのは・・・さすがにNG。昼前に出かけていく。もちろん元気ではないのだけど、病院まで片道10分ほど、身体そのものはそんなにキツくなかったな(謎)。

いつもと違う診察室(隔離だな)。検査キットを渡して確認をしてもらうと、「ああ、これは間違いないですね」と。指先をパルスオキシメーターではさんで血中酸素飽和度を測定してもらったところ96%。まあ問題なし。

「発症日(前日)を0日目として、5日目までは外出は控えて。家族の方とも距離を取って」

家族との距離はいつも取れてんなぁ、などとぼーっと考える。はい、と言いたいところだが、声を出すのが苦しくて、頷くのみ。

「若い人とかだったらがんばって寝ててくださいって言うんだけど、一応既往症があるし重症化リスクがあるということで、薬を処方しますね。2万円の薬です(笑)。きちんと飲み切ってくださいね」

はい、と言いたいところだが、声を出すのが苦しくて、頷くのみ(^^;
今月いっぱいはこの薬――モヌ●ピラビル含有の「ラゲブ●オ」――はタダ。来月から有料になるのかな。タイミングがいいのやら何やら。

病院の隣の薬局もこれまでなかったCovid-19がポジティブの人向けの隔離待機エリアが設定されてた。ああ、流行ってるんだな・・・。

後編につづく]


2023年9月25日月曜日

心震える勝利。

たまにこういう試合に出会ってしまうからサポーターは辞められない。
残念ながら現地で見ていたわけではないけれど、もし現地だったらと想像すると、それだけで震えが来ちゃうような、なんか脳内にヤバいものがドパドパ出ちゃうのよ。

G大阪 1-3 浦和○

海外でのゲームを終えてわずか中3日のアウェイゲーム。ケガ人大量発生中。
それでもしっかり前からプレスをかけていく。キツいだろうに。

セットプレーから失点しビハインドを背負うが、スタイルは継続、そして前半のうちに同点に。もはやおなじみ「理不尽砲」が炸裂。

後半、ジャッジの不安定さが起点となって、ホセカンテが相手の挑発に乗ってしまい、フロップによって退場処分。
カンテの退場は当然と思う。が、相手キャプテンの所作は●ソ。フロップとはバスケ用語なのかな、ファウルされたよと大げさにアピールする汚いやり口のこと。姑息。キライ。

ただでさえコンディションが不利な状況で、およそ40分を1人少ない状況で戦わなければならなくなった。


そこからが勝負。

VARと主審が交信している間、マチェイさんは憤るでもなくただひたすらに勝ち筋を探し続けた。これぞ名将。
4-4ブロックへの信頼もあるだろう。そこからカウンターに出られる選手、髙橋とリンセンを投入する。
そしてわずか5分後、髙橋“カルロス”利樹の逆転ゴール!
まさに狙いどりおり。奪ったボールをリンセンが収めてつなぎ、一番走ってるはずのCHの2人が絡んで、逆サイドから飛び込んだカルロス。J1初ゴールは貴重な貴重な勝ち越し点。


だがまだ時間はたっぷり。

そこからだ。アウェイ側ゴール裏の声量がまたさらに上がったのは。
とんでもないボリュームの「We are REDS!!」コール、そして「Pride of URAWA」のロングチャント。画面越しにビリビリと伝わってくるその力。

その力は間違いなく選手に届いた。1人少ないのに前からプレスをかけ、そして相手のミスを誘ってのショートカウンター!!追加点!!リンセン!!


泣く。

だけどまだまだ終わらない。アディショナルタイムは12分。

「Pride of URAWA」のボリュームはさらに上がる。
その声とともに、疲れているはずの選手は走る。途中投入の選手たちは身体を張る。


本当にみなさんお疲れ様。素晴らしい一体感のゲームをありがとう。
うれしいので動画全部貼る。


2023年9月22日金曜日

はい、泳げません。

いや、僕自身は泳げますよ(笑)。

というわけで今回今さらながらに見てみた映画は「はい、泳げません」です。

水に対するトラウマのある大学のセンセイが、それを克服すべく水泳教室に通い、そしてやがて新しい一歩を踏み出す、みたいな話です。


正直話の展開もピンと来ないし、新しい恋人とスイミングスクールのコーチがコンタクトあるのも謎すぎるし(というか少し気持ち悪い)、水中だからといって映像がすごいわけでもなかったし。

そうかー。泳げるようになりましたかー。良かったっすねー。ぐらいの感想です。

それでも。それでも。
綾瀬はるかが水着姿でプールサイドにいる、それだけでオッサンは満足であったりするわけです(正直)。


2023年9月21日木曜日

ただいまアジア。

国内リーグ戦は1回しか制してないのに、アジアはスリータイムズチャンピオンな浦和レッズです。こんにちは。
こんなん何度優勝しても、ええもんですからね。目指せ4回目。目指せ連覇。いよいよ開幕です!
今回から正式に秋春制の大会になります。

フォーマットも旧来のホーム&アウェイに戻りましたので、初戦のアウェイはしっかりと勝ち点を積み上げること、これそこそが第一義です。

WUHAN THREE TOWNS FC (CHN) 2-2 URAWA RED DIAMONDS (JPN)

なので2度のビハインドを2度追いついて、しっかりと勝ち点1を確保したこと、さらに言えばライバルチームのホームでの勝ち点を「2つ奪った」ことは、非常に意義のある結果になったと思います。

次のミッションはホームで「3」積み上げること。わかってるよね(←特に自分に対して言ってます)。


それにしてもアディショナルタイムのホセカンテの同点ゴールはやはり「理不尽」。あの距離がすごく得意で正確だというのはもちろんあるし、リンセンのスクリーン?も見事だったけども、武漢からしてみれば「理不尽」以外の何物でもないだろうな(歓喜)。
リンセン・カンテ・興梠と並べた“CF祭り”、本来なら大混乱になりそうなところ。でもそれぞれタイプが違っていて、ねらいたい場所(得意な場所)が違うので、逆に守備側が混乱してしまった、という感じだったかもしれないな。
こういうところにも「ただ配置するだけじゃない」マチェイさんの手腕が透けて見える。

そしてリンセン。チームがようやくその「ねらいたい場所」に対しての共通認識が持てるようにになってきた感じかもしれない。リンセン自身もそれに応えられるようになってきたかと。後ろから走ってきてあの太い首を活かしたヘディングズドンはこれからも大きな武器になるに違いない。狭いところでシュートも打てるし(今のところ入ってないけど)、フィジカルの強さ含めて対アジアでの期待は大きい。

*  *  *

武漢は初対戦なはずなのにやたらに字面を知ってる気がしたのは某ウイルスの件か。
選手・スタッフ・サポーターのみなさん、無事の帰国を祈っています。


2023年9月20日水曜日

サマーフィルムにのって。

この映画はピュアな青春映画だ。でも時代劇でSFだ(笑)。

というわけで、今回今さらながらに見てみた映画は「サマーフィルムにのって」です。

最初に書いちゃいますけど、マイベスト青春映画は永く「スウィングガールズ」だったわけですが、ついにそれに匹敵するサイコーの青春映画に出会っちゃいました!!
(どちらが上とか比べられないんで「匹敵」という表現にさせてもらいましたです)


映画部の「ハダシ」と天文部の「ビート板」と剣道部の「ブルーハワイ」の3人組が、文化祭での上映を目指して時代劇『武士の青春』を撮影する、というひと夏のお話。そして主役に抜擢されたのはなんと?!
物語冒頭で「ビート板」が読んでた小説が「時をかける少女」。このタイムトラベルな小説が、大きな(わかりやすい)伏線になってたりする。

まずさ、この3人組のあだ名がいいじゃない。作中で由来なんて何ひとつ説明ないし、どういう意味だろうって思ったりもするけど、きっと本人たちも覚えてなかったりするんじゃないかと想像したり、すでに元の意味なんてどうでもよくて、それが彼女たちにとって一番自然な呼び方なんだよねきっと、なんて思うのね。そういうことってあったじゃない、ぼくたちにも。
なんとなく夏を想起させるあだ名ではありますね。

そう、そんな時期に現れる、空回りするほどの熱量。
その熱量の集合体のことを青春って呼ぶのかもしれない――。

時代劇はひとつひとつ美しく儚く。
SFではタイムパラドックスが見事に消化されて。未来から「来ちゃった」は爆笑でした!

それらがひとつに収束したラストシーンはもはや奇跡――『武士の青春』のラストシーンでもあり、「サマーフィルムにのって」のラストシーンでもあって。

ついでに言うなら、スマホは登場するけどSNSは出てこない。登場人物に悪意のある人がいない。そして全員にそれぞれの役割がちゃんとある。ブルーハワイは剣の指導だけかと思ったらまさかの!
それぞれがそれぞれに主人公なのがまた良かったな。

その登場人物を演じた役者さんたちもそれぞれ魅力的でした。ハダシ役の伊藤万理華さんは存じ上げなかったのですが(乃木坂1期生だそうで)、自信なさげな猫背から急に瞳をキラキラさせてみたり、ふと恐ろしいばかりのキュートな表情を見せたり(さすが元アイドル)、そしてどこか凛とした立ち姿まで!!すごかったなぁ。
金子大地は「ああ武士似合うんだよなこの人」と再認識した。
引っ越しのサカイなダディボーイ、出てくるたびに笑った。

味わったことのない世界のはずなのに、自分も登場人物のひとりとしてその場を体験してるような気分になる。それこそが素敵な青春映画。


2023年9月18日月曜日

【RWC2023】ENG v JPN[Pool D]

そこにあったのは、素晴らしく強く、美しいスクラムだった。

それは本当に目指していたもののひとつだっただろうし、それだけに・・・とも思う。

England 34-12 Japan

力の差がなかったとは言わない。蹴り合いの中でハイボール処理は明らかに相手が上で、そこからのカウンターの縦を止めきれず少しずつのゲインを許してしまう展開。それは相手の土俵だったし、結果少しずつ後手に回ったかと思う。特に7番が止まんなかったなー。

後手に回れば粘っててもミスは出てしまう。それが最初のトライのシーンだった。
後手に回れば前に進んでいるほうにチャンスは訪れやすい。それが2つめのアンラッキーなトライのシーン。

もう少し幸運があれば勝てたのに、とは簡単には言えない。
けれど、あそこまでやれたのだったら、1トライ、いや、1ポイントを得ることも不可能ではなかったやじゃないかな、などと思う。イングランドにボーナスを与えないこともできたろう。


内容そのものは悪くはない。むしろいい出来の部分も多い。
ここからここから。サモアとアルゼンチン、ぶっ倒せばいいんだろ?


2023年9月16日土曜日

勝てなかったのは自分たちの問題。でも。

立ち上がりから相手が特攻プレスかけてくるのはシロートでもわかってたし、それをちゃんといなすことはできてたし、後半反攻に出たところで多くのチャンスと決定機が作れて、シュートの本数もオンターゲットも数を積み重ねておきながら、ただひとつのゴールが奪えなかった。
それがこの負けに等しい結果の要因。すべて自らに帰すものであり、言い訳のできることではない。

・・・でも、それを前提としても。

△浦和 0-0 京都

リンセンがGKと1対1になったシーンはどう考えてもファウルだ。後方からボールに対してまったくプレーをせず、リンセンの体にタックルして引きずり落としてる。
それでもリンセンは最後までプレーを続け、なんとかボールをゴール方向にかすかに蹴り出した。力ないシュートはGKに当たった。
PK+レッド(ボールにプレーしてないのでね)が判定としては当然だろう。ところがノーファウル。リンセンが倒れずにシュートしたから?そんなの理由にはならん!!(怒)

そしてVAR。何してた?あれを映像で見て何も思わないの?あなたたちもノーファウルだとでも??(怒)

前半の関根が裏に抜けたところで相手GKにボディアタックを受けたシーンもそう。関根はがんばってプレーを続けたから、ノーファウル?


X(旧Twitter←一応書いてみた)上でどなたかがポスト(旧ツイート←一応書いてみた)してたのを見て「そのとおり」と思ったのは(すいません流れてって見つからなかった)、『ジャッジがそれを非としないから、強度の高いプレーと危険なプレーを勘違いしてるチームがのさばり、そしてそれが大きな怪我を生み出す要因になってる(意訳)』。

あの人のチームは「熱い」を旗印にそれをやってくるから、本当にイヤ。



2023年9月15日金曜日

【RWC2023】JPN v CHI[Pool D]

こちらもNHK+でフルマッチを見返して改めて書きます。

Rugby World Cup France 2023 Pool D #1
Japan 42-12 Chile

前後半ともに3トライずつ。テリトリーもしっかり得た「完勝」と言っていいでしょう。
特に際立ったのはフィジカル。相手の足が止まる中でもしっかり最後まで動き続けられたのは非常にポジティブ。
猛暑の中の試合というのはもしかしたら日本での中継時間の兼ね合いだろうか。いつもなら選手のパフォーマンスに悪影響があるんじゃないかと「ざけんな代理店」とか思うわけですが、こと今回に関しては日本のアドバンテージにしかなってない。

トライの形も多様だったし、いろいろなことを「試した」上での勝ち点5は狙いどおりだろう。
キャプテン不在も特に影響は感じなかったし、個人的には松田の6/6が嬉しかったなぁ。


ただまあ、今回のジャパンはより高いところを目指す“強豪”だから。このぐらいはやってもらわんと、という気持ちも当然ある。勝負は来週からが本番だろう。

まずはこの試合からのリカバリーを。そして、この試合でも散見された細かいミスの修正を。


2023年9月14日木曜日

【FIBAWC2023】GER v SRB[FINAL]

やっぱりこの試合のことはちゃんと書いとかないと、僕の中のワールドカップは終わらないかな。とそんなことを思い、時間もあったのであらためてDAZNでフルマッチを見直して、そして書きます。

GER 83-77 SRB

「いったいどこまで続くんだこのせめぎ合いは・・・」

ワンポゼッション差で推移してく時間。一瞬でも隙を見せたら一気に持っていかれそうな緊張感。互いに見せる正確な技術とチームワークと集中力。これぞファイナル!

その流れを手繰り寄せたのは、良くも悪くもやはりシュローダーだった。
3Q5分ぐらいだったかな、フロップ気味(に見えた)の3Pファウルをもらい――レビューしたから本当にファウルだったんだろうが、そのレビューの時間が少しだけセルビアの集中を削いだかもしれない。
フリースロー、技術とスピードを見せつけてのジャンパー・・・気が付けばシュローダーひとりで2桁差を作ってた。

セルビアも4Q頭にルーズボールに飛び込むハッスルプレーを起点に流れをつかみ、4点差まで詰め寄ったんだけど、そこまでだった。
だって守備強度を最後まで落とさないんだもん、ドイツ。

なんか「ザ・ゲルマン魂」+「スターパワー」って感じの、見事な優勝だったと思います。
おめでとうございます。
そうか、日本はこのドイツにわずか18点差だったんだよ。すごいすごい。


こんなに集中してバスケを見まくった期間ってのも過去になかったよなぁ。
時間帯が良かったのはもちろん、テレビだけでなく配信でも中継があるという「今」ならではの視聴環境があったからだと思う。本当に楽しかったっす。
あ、もちろん3位決定戦のUSA-CANも見ましたよ。普通のNBAみたいで、これもまたヨシ。

でも僕にとってもワールドカップは夢の舞台。また日常の、目の前のバスケがやってきます。今度はB3だっ!


2023年9月10日日曜日

今日という日に。

アニバーサリーな1年が終わりました。
だからといって何か特別の何かがあったわけではないし、必ずしも喜ばしいばかりの1年ではなかったけど、ひとつなにがしかの区切りにはなったかと思います。

昨年これからの人生を「アディショナルタイム」と書きましたが、まだまだ何か起こりそうな気もしています。
これまでそうしてきたように、いつものように穏やかに、そして、ていねいに、日々やっていきます。



2023年9月8日金曜日

【FIBAWC2023】SRB v CAN / USA v GER[SF]

セルビアの「強さ」対カナダの「機動力」。
その強さが機動力を叩き潰した、という感じかなあ。


特に2Qラストは、その「強さ」が完全に支配したかな。カナダの良さが出てこなかった。

おまけにセルビアのシュート落ちないんですもの。カナダとしてはどうしたらええねんって感じだっただろうね。

SRB 95-86 CAN

あとさ、ワールドカップの準決勝なんだからさ、両チームに文句言われ続けるようなクルーにレフェリングしてほしくないなぁ、と。


シュルーダーが警戒されるのは想定内。単純な高さの優位性はそれとして、とにかく他の選手が全力全開でテンション上げて走る、走る。それがドイツの戦略(雑ですまん)だったんだと思う。冗談抜きで最後までもつんかこのテンション?と思った。

ただそれは前半、一定の成果はあって、ある程度アメリカを慌てさせる――とまではいかなかったけど、パワーを使わせることには成功したんじゃないかな。

そして後半。

ドイツのテンションは継続。そして前半に続いて先にタイムアウトを取らされたのはアメリカ――これまであまり見られなかったHCの指示をちゃんと聞くアメリカチーム(笑)。

走り続ける。やり続ける。やるべきことを継続する――。


ドイツ強かった。アメリカが弱かったわけではないけれど、チームとしての完成度がほんの少し上だった、そういうことだろう。

ドイツ、スーパーウィン!!!


圧倒的感謝。

ありがたいねぇ。
皆、わざわざ口に出しては言わないけれど、僕を輪の中に入れるために集ってくれた。
おまけに愚痴まで聞いてくれた。

ありがたい。人に恵まれてる。



2023年9月7日木曜日

線は、僕を描く。

今回今さらながらに見てみた映画は「線は、僕を描く」です。

家族の不幸から一歩も前に進めなくなってた大学生が水墨画と出会い、その世界に触れ、線を描くことを通じて自らと向き合い、そうしてう前に進むことができ――といういわゆる「再生の物語」。


描かれる世界が世界だけに、ものすごく「静か」な作品だった。
ただその静けさの中に、激しさというか執着というか、ある種の狂気のようなものが、水墨画という媒体を通じて、それこそ「静かに」伝わってきた、そんな印象があった。

それは、作中に登場する水墨画そのものの魅力でもあるのだろうし――ライブペインティング(揮毫(きごう)って言うんですかね)は圧巻だったぞ――、湖山会(水墨画作家・篠山湖山とその弟子たち)のメンバーを演じた役者たちの力でもあったのかな、などと思ったりしています。
巨匠役が三浦友和、一番弟子が江口洋介、巨匠の孫に清原果耶、そして「生徒」に横浜流星。

主演の横浜流星には個人的に「動」のイメージを持ってたんだけど、「静」どころか「止」の演技がなんというか、すごく良くて。
「笑ってるけど止まってる」な感じとか、そこから次第に動こうとして、でもまだちょっと動かなくて・・・みたいな。こういうのを説明できる文才が欲しい(涙)。

こういうのを「佳作」って言うんだな、きっと。


2023年9月6日水曜日

【FIBAWC2023】CAN v SLO[QF]

えーっと、小さなカミングアウトをさせていただきますが、ワタクシ、Winnerでカナダの優勝にベットしております。なので多少のおこづかいのために、カナダ絶賛応援中です(打算)。


勝負は同点で迎えた3Q。カナダはとにかくルカ・ドンチッチを徹底的にマーク。「相手エースを止めなければ勝利はない」とばかりに、シュートどころかボールを持たせないぐらいの激しい守備を繰り広げた。そしてルカの無理目のシュートはことごとく落ち(ファウル取ってくれ~というプレーが多くてレフェリーの心証を悪くした気もする)、逆にカナダはシェイが攻撃をけん引して、ボールもよく動いて、一気に10数点の差をつけた。

その流れは4Qに入っても変わらず、ついにルカが2つめのテクニカルで退場するに至り、実質的にはそこで勝負アリだったかな。

CAN 100-89 SLO

ルカ退場で気が抜けたのか、急にカナダの点が伸びなくなって、1ケタ差まで詰まったんだけど、「シュートが入らなければリバウンドを取る」みたいなシェイの出足の異常に速いプレーは見事だったかと。

カナダの計算どおりの勝利だったんじゃないだろうか。とにかくあの守備はスゴかった。
カナダも強い。そしてWinnerの当たりまであと2勝(笑)。


【FIBAWC2023】GER v LAT[QF]

サイズと幅に圧倒されてリバウンドが取れないラトビア。
どうもシュートタッチが今ひとつでペースがつかみきれないドイツ。

逃げたくても離せないドイツ。追いすがるラトビア。

でもね、フィジカルって正直なんですね。どんどんラトビアのインサイドが動けなくなるのが目に見えるようだった。そして4Q、ついに得点差が2桁に。

「ここまでかラトビア・・・」

ところがここから息を吹き返すのだからバスケわかんないね。ガード#55の連続ドライブでワンポゼッションまで詰めた!!
首の皮、分厚い!!

GER 81-79 LAT

残り2秒。逆転を狙ったスリーがリングに弾かれて・・・。
ただ、そのシュートを打ったのがベルタンスだっから、納得はできるんじゃないかな。と部外者は思ったりもします。

ラトビア、グッドルーザーでした。



【FIBAWC2023】ITA v USA[QF]

期待という意味では、もう少しイタリアが「やれるんじゃないか」と思ってた。
慌てるアメリカが見られるんじゃないかという、ちょいと悪い目線で。

ところがどっこい。アメリカ、めちゃめちゃ強かった。2nd Roundでリトアニアに負けたのはいったい何だったんだ。


前半途中でもう試合のゆくえは決まってしまったように感じた。最終の得点差以上の「差」だった。
4Qなんてアリウープとスティールしか考えてなかったでしょ(笑)。一方イタリアのHCは最後までめちゃくちゃ戦ってたけど。

ITA 63-100 USA

この試合で特に印象に残ったのはアメリカの守備。
戦術としてヘルプに行ったりすることがないから(個人の能力をめっちゃ信頼してる)、マークのズレのようなものもあまり発生しないので、イタリアとしてはとにかく目の前の相手に勝たないと話にならない、という感じ。
ドリブル突いて「抜けた」と思っても、半抜きぐらいの状態なら後ろから飛んできてシュートはブロックされてしまう。アメリカはむしろそのブロックを狙ってた。

かと言って外でパスをぐるぐる回してても何も起こらない。シュートのタイミングでぐいっと寄せられてシュート確率は落ちてしまう。
そしてリバウンド取られて、走られる――。リバウンドの瞬間思う。みんな手がやたら長い(笑)。

走られる。突っ込まれる。そのまま決められる。それが嫌だからヘルプに行く。キックアウトから外を決めれる。
そしてまた手立てが見いだせないまま、イタリアのオフェンスの時間が始まる・・・。アメリカの攻撃時間ってめちゃくちゃ短いっすよね。どこかにデータあるだろうか。

それでも唯一やれてたのはフォンテッキオだけだったかな。結局彼もファウルアウトしてしまうんだけど。
せめてバンケロはこっちのチームで出て!」。イタリアの方々はそんなふうに思ってんじゃなかろうか。バンケロはイタリアとの二重国籍。


個人能力が高いのはもちろん、案外泥臭いプレーもちゃんとやるし、サボらないし、そりゃ強いわ。やはり決勝トーナメントに入ってギアを上げてきた。

アメリカ強し。


2023年9月5日火曜日

【FIBAWC2023】LTU v SRB[QF]

アメリカに勝っただけに「リトアニア強し」な印象を持って見始めたんだけども、逆にあの試合で手の内を見せすぎてしまったのかもしれないな、という感じ。

LTU 68-87 SRB

スカウティングなのかな。
セルビアが狙ってたのはボール運びのところ。もしかしたら「ハンドリング怪しい」って考えてたんじゃないかな。フロントコートに入る手前で必ずプレッシャーをかけてた。
そしたらリトアニア、必ずそこで詰まるわけよ。

仮にそこで取られなくても、時計は進む。リズムは生まれない。ボールが動かない。シュートは単発・・・特に3Qの勝負所以降、顕著だったかと。

リトアニアが弱かったわけではなく、セルビアが巧者だった。



反逆者。

今回今さらながらに見てみた映画は「VETERAN ヴェテラン リベンジ」です。

戦場での体験により荒んだ暮らしをしていた主人公が、父の戦友の助けを借りて少しずつ平穏を取り戻していく。そんな中、その父の戦友が悪い奴らのせいで命を落とす。主人公は仲間である退役軍人(ジジイたち)とともに、街の巨悪に対してリベンジを挑む――てなお話。


あらすじとしては、上で書いたこと以上は何もない(笑)。
おおまかにはブルース・ウィリスの「REDの低予算版って思ってもらえれば・・・(^^;

武器はどうした問題やら、ケーサツも手が出せない巨悪なのに弱過ぎね?とか、あれこれ突っ込み始めたらキリがないけども、それでも本作は愉快痛快まちがいなし!
それで十分だと思ったよ。

ただひとつ文句言っておきたい。いつも書いてる話なんだけど邦題のこと。
原題は「Renegades」、つまり反逆者という意味なんだけどさ、これ、ラストのキモのところでセリフにあったよ?
そのセリフとタイトルがリンクしてるわけで、それを変えたらあかんやろ>日本の配給会社


2023年9月4日月曜日

逃げ切れなかったのは。

1点取ってゲームを塩漬けにして、守り切って勝利――それが連勝の形だったけど、その「守り切って」の部分で、ただ引くだけになったらつらいわね。
マリウスも試合後にコメント残してるね。「守る時間が長すぎると」と。

ポイントは小泉の交代だったかな。

ブロックを作ることは作るとして、前からある程度制限をかけていればブロックの高さも確保できるし、「取りどころ」みたいなものが整理できる。
それが小泉の交代によって担保されなくなった。

新潟 1-1 浦和△

遠因は前半にあったかも。ちょっと飛ばし過ぎだったようにも感じた。
いや、チャンスがあったんだから飛ばすのはしょうがない。むしろそこで取り切れなかったということが問題なのか。

・・・んー。結局、攻撃≒決定力の問題に帰結してしまうなぁ。


ところで、セカンドユニ(青ユニ)は着ないの?
相手が赤系(今回はオレンジ)のときに着ないでいつ着るの?
レディースはセカンドユニで快勝だったなぁ。みなさんよくお似合いでした。


2023年9月3日日曜日

【FIBAWC2023】ITA v PUR[2ndRD]

4チームが同じポイントで並ぶグループI。簡単に言えば勝ったほうが決勝トーナメントなグループ最終戦。


ずーっと競った展開。お互いギリギリの「守り合い」みたいな展開。でも少しだけイタリアリードで推移してたんだけど、3Q半ばに流れをつかんだプエルトリコが逆転!!

・・・と、そこでイタリアがとったひとつのタイムアウトがまた流れを引き寄せたように見えた。

長い時間入らなかった外のシュートが急に入るようになり、一気にリードを広げた。スリーが2本連続で入るとそれだけで6点だからね、ロースコアのゲームの中ではインパクトは大きい。

そういう「流れの変わる瞬間」を目撃することもまた、バスケット観戦のおもしろさの一面なんだろうな。
イタリアのHC、声、枯れてた。

ITA 73-57 PUR

つかんだ流れは離さない。
離しかけた流れを引き戻す。

日本代表にとっても示唆に富んだゲームだったかもしれない。なんてな。

いやー、実に厳しい=おもしろい試合だった。って会場ガラガラやん、マニラ(涙)。


【FIBAWC2023】JPN v CPV[CL17-32]

パリへの道は快適な高速道路かと思ったら、最後はガタガタ砂利道であわやパンク直前。メンタルがジェットコースターだったわ。こうして軽口叩けるのも勝ったからだけどね。ちなみに勝った3試合はすべて白ユニでした。

あれだけの内容のバスケをやってたのに18点リードを溶かしてワンポゼッション差まで詰められるなんて、やっぱりオリンピック出場権は本当に簡単じゃなかったし、「まだ何も成し遂げていないよ」という戒めだったのかな。

JPN 80-71 CPV

それにしても嬉しい。世界の、たった12チームしか出場できないオリンピック。ワールドカップの何倍も狭き門。これを自力でこじ開けて、アジアの代表として挑むことができる。きっと今よりもっと強いチームになって。これを嬉しいと言わずして何と言う!!(^^;
しかも欧州、アメリカ大陸、アフリカの3チームから勝利を上げたというのも!!


4年前のワールドカップ、世界の高い壁を前になすすべなく青白い顔をしてた選手がいた。戦えてたのは世界を知る渡邊雄太ひとりだった。
それが今回はどうだったろう。渡邊に頼るだけではなく、彼の調子が上がらなくても日替わりで活躍する選手が現れ、支え続ける選手も、走り続ける選手も。それが何より嬉しかった。

と言いつつ、試合終了のブザーが鳴った瞬間の興奮で、試合経過はなんとなくおぼろげになっちゃった。思い出しながら書いてみると・・・。

1Qはなんとなく手にボールが付かなくて緊張してるんかなと思ったこと。それでも2点差で終われたのは幸いだったこと。
2Q、3Qは言うことなし。河村・富永のシュート確率100%はどこまで続くんだ状態だった。あれがフツー、であってほしい(笑)。

そして冒頭に書いた4Q。
0-13のラン。最初の1点までかかった時間はなんと7分12秒!(しかも相手テクニカルでもらったFTだからね)。FGはまるで入らず、3Pは0/9。被ブロックが増え、シュートどころかミスも増え、「どうすんのよーこれーーー」だったわけ。
でもね、そこでチームを救ってくれたのが、今大会を通してずーっとチームの芯であり続けたジョシュア・ホーキンソンその人。河村→比江島と渡ったパスを無理やりねじ込んでくれた。残り時間は1分を切ってた。ここで点差が広がったというのは、カーボベルデにとっても厳しいゴールになったはずだ。そして仕上げのコーナースリー!!ぎゃーーー!(歓喜)

ホーキンソンがいてくれて本当に良かった。心底思ったよ。


Akatsuki Japanのワールドカップ2023はこれで終了。すばらしいバスケットと結果を見せてくれた。また次の夏にいい思い出ができますように、選手個々の成長も期待したいと思います。メンバー争いもまた激化するでしょうし。

23-24シーズンは、もうすぐ開幕です。


2023年9月1日金曜日

【FIBAWC2023】SLO v AUS[2ndRD]

ドライブしてったときに、めっちゃ速いとは思えず、ドリブルもなんとなく心許ないのに、なぜだかスルスルと行ってしまう二大巨頭。ルカ・ドンチッチ比江島慎(笑)。ほかのプレーはぜんぜん似てるとは思いませんが。

そのドンチッチにダブルチーム行きまくる、というやり方を選択したオーストラリア。確かにやりにくそうだったけど(テクニカル吹かれてたな)、結局パスをさばかれて、「ゆかいな仲間たち」がきっちり決めてくるスロベニア。
スリーがも少し入ればなんとかなったかな、オーストラリア。

SLO 91-80 AUS

3Q終わりにぐいっと詰めたオーストラリアだったけど、そこまでだったな。逆転まで行けてたら違ったかもしれないけども。

スタッツ以上に「支配力」が段違いだったよ、ルカ。


そしてオーストラリア、2次ラウンドで敗退決定(だよね?)。なんと厳しい。


【FIBAWC2023】ESP v LAT[2ndRD]

どちらも強豪だと思うけど、実際問題としてディフェンディングチャンピオンのスペインに挑むというのは、ラトビアにとって大きなチャレンジだったんじゃないかと思う。

ディフェンスがお互いかなり厳しくて、なかなかスムーズにオフェンスができず、なんとなくロースコアで展開していく。リバウンドの局面ひとつ取ってみても、「差がない」、そんな感じだった。

それでも地力はスペインだったのかな。3Qで26-18としたところで正直「勝負あり」ではないかと思ったよ。

でも。

もしかしてそう一番思ったのはスペインチームだったのかも。その心の隙(あったかどうかもわからないけどね)をラトビアは突いてきた。

わずか3分ほどの間(たぶん)に一気に逆転。ますます勢いづくラトビア。そしてアリーナに響く「ラト・ビア!!」の声――。なんか昨日も見たような会場のムードが出来上がってた。
スペインの応援の人は確かにいたけれど、声までは聞こえんかったぞ。


逆にスペイン側の気持ちになってみると、ベスト8進出にはまったく不安を感じていないとすれば、「少しテンションを落として、コンディションを整えることを優先」するのはこの試合のタイミングしかなかったのな、などと邪推
アメリカも「帳尻合わせて」ようやく勝ちました、だし、セルビアに至ってはイタリアに負けてるし。

・・・こうして優勝を目指すチームがうらやましい。そしてこんないいカードを会場で見ないなんてなんてもったいない。


自宅トレーニング[シーズン3]#11

ダンベルなんかを使って上半身をしっかりトレーニングすると、僕の薄っぺらい大胸筋やかすかに存在してると思われる腹筋に筋肉痛が出る。痛みは翌日、翌々日ぐらいまで残るかな。
「筋肉の破壊と再生」みたいな科学的な話ではぜんぜんないんだけど、単純にこの痛みがキライではなくて、いやむしろ好きなもんで(ヘンタイですまんね)、その痛みが残ってる期間は「この痛みがなくなったらまたトレーニングしよう」って思うのよ。

でもね、痛みが消えたらその「またやろう」という気持ちも忘れてしまう。人間って難しい。と主語を大きくしてズボラ癖をごまかすスタイル。

【2023年8月度】
加圧トレーニング:1回[自宅トレ通算223回目]
寝起き素振り:19回
月間さんぽ歩数:約33万歩

計測
前月比:   体重-0.1kg 体脂肪率-0.8pts
前年同月比: 体重+1.8kg 体脂肪率+0.8pts
2013年7月比:体重-8.4kg 体脂肪率+3.1pts


前月のトレーニング→コチラ