2019年5月31日金曜日

夕闇の鏡の中に立つ影は。

とある夜のこと。
やってきた電車に乗り込んだとき、向かいの扉のガラスの中に人の姿を認める。

「うわっ俺ってこんなに老けてるの?」
(=「いつの間にここまでhageてしまったの?」の意)

と愕然とした。
よーく見たら、向こうのホームに停車している電車の中のおじさまだった。

ほっとしたのも束の間、走り出した電車の窓に映る今度はホントの自分の姿を見て、「ほとんど変わんないじゃん」と気づいて、そこそこ落ち込んだ

夜の窓に現実が映る 焦点ずらして彼方を想う

2019年5月30日木曜日

サザンクロスに向かって歩く。

日が長くなって、残業さえなきゃ外にはまだ明るさが残ってるこの時季。
梅雨が来るまであと少し。今年も今のうちに、できるだけ歩いてみようと思ってる。
知らないところはやっぱり新鮮だし、ちょっと汗ばむ気候も気持ちいい(ビールのため、という側面もありつつ)。

家の周辺も職場の周辺も「未知の道」ってもうあんまりないんだけどね、それでも“さんぽニスト”は目的地も決めず、もちろん地図なんて一切見ずに日々あっちフラフラこっちフラフラしてます。

なんだか雰囲気のいい路地や、きれいに差し込んでくる夕陽や、街灯が灯る商店街や、ふいに目に映る三日月や、門扉の脇から顔を出す黒猫や、どうやってその狭いところに駐車したのよとか、何が「映える」わけでもないけどそこに生活がある実感も、迷子になっちゃったような感覚も、どれも楽しくてしかたないのです。

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#moon #sunset #tokyo #sky

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夕陽に向かって。 #わんこ #散歩 #dog #sunset #tokyo

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とある住宅街から表通りに出たところで、向かい側から歩いてくる人を見て、「あ、知ってる人」と思う。

(o´(エ)` o).oO(・・・やべぇ名前出てこない。挨拶しなきゃ・・誰だっけ)

作り笑顔と会釈を準備しようとしたその瞬間に思い出しました。芸人さん。テレビの中で一方的にこっちが知ってる人(^^;
挨拶しなくてよかった~(ほっ)。

だけど名前思い出そうと見つめちゃってたからね、その芸人さんからも見つめ返されてしまった。ごめんなさい。でも急にオッサンから「応援してますー」とか言われても困るだろうしな(笑)。妙な雰囲気のまますれ違った。

この界隈で芸人さん見かけるのは4人目かな。
うち2人はいわゆる売れっ子さんなので、そういう雰囲気(オーラっていうのか)をまとってますから、「知ってる人」というよりも「あ、有名人!」という感じのほうが瞬間的に強かったよね。もう1人もよく見てる番組のレギュラーだった。今回の人はテレビで見かけるのが年イチ・・・。

・・・なんかごめんね、オラ●●さん。



何度か歩いたことのある道の途中に、曲がったことのない路地を見つける。車両侵入禁止だけども、文字の消えかかった看板に[○○公園→]って書いてあったので、入ってもいいんだろうなと思う。公園の向こう側にも出口はあるだろうし、行ってみよう。

団地の敷地みたいだけど、あくまでも公道。進んでいくと団地の階段の前で、地面を見つめてるおじさんがいる。
ふいにこっちを見て手を上げる。後ろに誰かいるのかな?となんとなく振り返るとだーれもいない。

(o´(エ)` o).oO(・・え、俺?)

僕に向かって「こっちへ来い」と手招きしてる。

(o´(エ)` o).oO(・・なんか・・ちょっと・・ヤバい?)

手招きされなくたってそっちに向かってるとこだしなぁ、踵を返すってのもどうかと思うしなぁ・・。
おじさん、僕がイヤホン突っ込んでるのがわかったのか、ゼスチャーで「外せ」と。

(o´(エ)` o).oO(・・これはマジで・・ヤバい?)

おじさんの横まで来て足を止める。ってかちょっと固まる。

「いまさぁ、どくだみの花見てたんだよー」

(o´(エ)` o).oO(・・は?)

確かに小さい白い花がいっぱい咲いてるけど、これがそうなのかな。答えに窮する。

「南十字星って名前もあるんだよー」

(o´(エ)` o).oO(・・な、何か答えたほうがいいんだろうけど何も言葉が出てこない・・)

「なんで南十字星って言うんだろうねー」

(o´(エ)` o).oO(知らんのかーい!)

「花びらが十字になってるからじゃないですかね」と、てきとーに思いついたまま答える僕。

「あー、そうだねー。十字になってるかー。そうかー」
「わざわざ来てもらってごめんねー」

(o´(エ)` o).oO(・・なんか・・ほっ・・・この隙に!)

左手を軽く上げて挨拶して少し足早にその場を去りました。もちろん振り返ることもなく。再びイヤホンを耳に突っ込んで。
にしても何だったんやろね

というわけで、どくだみの花、しっかり覚えさせていただきました。白い十字の花びらが目印です!別名南十字星です!



歩いてると、いろんなことがあります(^^;
さて、今日はどっちに行こうかな。

2019年5月29日水曜日

【ら~めん】某イベント@某所

“らーめんのようなそうでないような食べ物”として知られるアレ(笑)を食すイベントがあって、初めて参加させていただいた。
一応非公開イベントだったようなので、詳細は書かない

シャッターの降りた定休日の某店の裏口からこっそりと入店。中は参加者で大盛況だ(●●リアンばかりではないみたい)
厨房に立つのが主催者である某氏。僕よりは当然だいぶ若いので、仮に後輩君としておこう。後輩君はこの店舗の元店員でもあった人物。ときどきこうしてイベントを開いているそうだ。

後輩君曰く「らーめん好きな知人たちを横に並べて食べさせたかった」ということらしい。そのとおりに客同士、あるいは後輩君との会話を楽しみながら出来上がりを待つ。

話題の中心は、やはり後輩君が満を持して出店する件。

Uターン起業の補助金制度を利用するそうで、補助金そのものが準備中らしく、物件含め諸々未確定とのこと。すでに製麺機も買ってあるらしく、なんとか「元年開店」はしたいそうなので・・・がんばれ役所のみなさん(^^;

スープはこの店のものを流用しているそうだが、麺はこのイベントのために製麺してくれたもので、「豚」も前日から仕込んでくれたそう。

「ヤサイマシはなしでお願いします」と後輩君。ヤサイの仕込み、大変なんだそうな。

ということで「小・ブタ2枚・ニンニク(ヤサイは普通量)」というのが僕のオーダー。



スープは脂の層のはっきりしてるあまり乳化してないタイプですが、全体のバランスというか、もうね、旨い以外ないですわ。
麺やヤサイの茹で加減やら、豚の味付けやら、完璧です。さすがです。

一気に食い切ってしまった。大にすればよかったかと思うほどに。実際は食い切れないと思うけどね(^^;

これは実店舗の開店が楽しみでしかない。後輩君仕込みのスープも期待が膨らむばかり・・・でも「Uターン」だからね、気楽に行ける場所じゃないのが残念無念。
でもこのイベントをあと数回やってくれるそうだから、またお邪魔したい。

おっと、参加の方々がまだまだ押し寄せるみたいだ。早々に席を空けますね。ごちそうさま。またねー。

2019年5月28日火曜日

さて犯人はあちらかこちらかそちらか。

高校生ビブリオバトルでのオススメ第一弾「どちらかが彼女を●した」の続編にあたる東野圭吾「私が彼を●した」を読む。
加賀恭一郎シリーズ、そして本編では犯人が明示されなくて、文庫の巻末にヒントが袋とじになってる、というところも同じ。前作では犯人の可能性のある容疑者が2人だったのに対して今回は3人ということでさらに複雑(^^;

2人きりの家族、兄と妹。その妹が「超いけ好かない描かれ方をしてる男」と結婚することに。案の定(笑)その男が死に、容疑者として読者に提示される3人の男女。

提示されるっていうか、章ごとにその容疑者たちの一人称で物語が進行していってて、それぞれ「私が犯人だ」とモノローグする

そして中盤になって颯爽と登場(あまり颯爽とはしてないな)するのが加賀恭一郎、と。

ここでページをめくる手を止める。

ここまでに明らかに“ヒントっぽいモノ”が繰り返し描かれている。だまされるのを覚悟の上で、そのヒントに注目して頭っから読み直す。使った数と残った数、人から人へ渡されたの動き・・・。

・・
・・・

モノのことは頭に入った。だがどうしても「手段」に考えが及ばない。
注意深く丁寧に読み進めるが、どうにも引っ掛かりが見つからない。

そして、容疑者全員と加賀の対決のラストシーンへ。

ヒントはそのものは合ってた!(←ちょっと喜ぶ)

が容疑者が3人ということには何も変わりはなく、さらにはその可能性がいったんすべて否定されてしまう!容疑者不在!何しやがる東野圭吾!!「手段」に考えが及ばないのもさもありなん(笑)。

でも加賀は言うのです。『答えは出ていますよ』と、しかも本文の後ろから2ページ目で!
そして最後の1ページで『じつをいいますと』と切り出すと、最後の1行でびしっと言い放つ。

『犯人はあなたです』
(o´(エ)` o).oO(・・コノイチギョウデオワリナンテヒドスギル)

・・
・・・

読みながら考えてきたことが結論には至らないと示されてしまってたから、もう真っ白。
しかたがない。例によって巻末「袋とじ解説」読もう。

・・・ヤラレタ。

今回は袋とじを読んですぐに思い至った。「読み飛ばしてたよ」「確かに書いてあったよ」と。となればあれがこれでこう。そうか。犯人はあなたです。びしっ。

あーもーーーー!ぐやじぃーーー!!

2019年5月27日月曜日

弾く男は16歳。

相変わらずギターをジャカジャカやってはいるけど、それ以上になんだか最近独り言が多い――聞いてほしそうな感じなんで独り言にも相槌は打ってあげてるけど(^^;

坊主2号、16歳

新生活が始まって2ヶ月。まああれもこれもで忙しそうで大変そうで。まあぶつくさ言いたくなるのもわからんではないが。
課題、部活、定期考査・・・。うまいこと「抜きながら」、何事も楽しんでくれてたらいいね。

誕生日、おめでとう。

・・・で、プレゼントはいらんのか?(笑)

こないだ受験のときの点数表を学校からもらってきた。数学42点・・・よく合格できたな。ただ、自己採点より4点良かったらしい(笑)。

加速なきまま失速。

伊藤雅雪がタイトルを失って(↓)、大学野球は大逆転劇があって(↓)、トランプさんに座布団がぶつかることなく千秋楽は無事に終わって(→)、3x3のアジアカップでは女子チームが銅メダルを獲得して(↑)、ジャンクSPORTSは面白くて(↑)、ニシコリは快勝発進で(↑)、モナコは終わってみればやっぱハミルトンで(→)、U-20WCではメキシコに圧勝して(↑)、インディ500は寝ちゃって(→)。

相変わらずのテレビっ子×スポーツ観戦マニアっぷりを発揮した日曜日ですが・・・この試合のことは思い出したくもないわ(↓)。と言いつつ書く。

2019 Meiji Yasuda J1 League #13
●浦和 0-4 広島

「勝ってるチームはメンバーをいじらない」とは言われるけれど、もともとメンバーを固定したいオリヴェイラが選んだのは、想像どおりミッドウィークのACLを戦ったメンバー。

はっきり言うと、これが大失敗

ビッグマッチを戦った選手はちっとも回復はしておらず、しかも真夏日を記録するような昼間のゲームで、前線からのアグレッシブな守備という成功体験を持ったまま臨んだらそりゃあっという間にフィジカルは売り切れだ。そしてメンタルも疲弊してたはずで、盛り返すための力は出てこなかった。
立ち上がりの「数分間」こそチャンスは創出してたし現に決定機もあったけれど、それだけだった。

解説の戸田さんに「広島のほうが1.3倍速く動いてる」と言われる始末。

浦和大好きJFKからすれば、イメージしたとおりにコトが運んでそりゃイージーだったでしょうねぇ。浦和側からすれば「あそこ注意」に大穴が開いたままだったわけで。

動けない選手が悪い。そういう選手を起用したベンチが悪い。けが人が多いのも(中継情報によれば柏木、橋岡、ナバウト、阿部、柴戸)
そもそも暑そうだからと応援に行かない僕が悪い

2チーム分の戦力とは何だったのか。ケガもないのにベンチに入れない選手はどうなんだ。

リーグ戦4連敗は10年ぶりとか。ACLで勝ったことで連敗感が薄いのはまずいかも。しかもまたホームで大敗だよ。守備のチームが守備崩壊だよ。
「失速」とは秋の季語のはずだけど、ちょっと早すぎやしないかい。ってか、暑くなってから走るために、キャンプではフィジカルトレーニングに終始してきたんじゃなかったんかい。
そうか、そもそも加速してないから失速してるわけじゃないのか・・・orz...

うわっ、次、王者川崎様だよ。コテンパンな未来が見える・・・。

・・
・・・

あと。
大迫は代表に選ばれてしかるべき優秀なゴールキーパーであると認識いたしました。
日本代表の未来です。「半端ない」と言われるまでのさらなる成長を期待したいと思います(^^;

2019年5月24日金曜日

夏日にひんやり。

2019年5月24日の午後のこと。
Twitterのトレンドに「令和ちゃん」という言葉が上がる。

なんのことやらと見てみると、同日の気温がク●みたいに上がって日本中で真夏日を記録したことに掛けて、
  • 令和ちゃん、5月初めてだもんね
  • さすが万葉集育ち。旧暦だと5月は夏だし
  • 夏の気温を勉強中なんだね
  • でも5月に35度はやめとこうか
みたいな、「令和ちゃんという擬人化」を行いつつ、まあ大喜利的に楽しんでる方々がたくさんいらっしゃったというわけです。

ネット上の皆様の発想力(?)というか、めっちゃおもしろいしめっちゃすげぇなぁと思いつつも、その擬人化手法(細かくは書かんが)にどこかでうすら寒いものを感じて、首筋の体感が2度ほど下がりました

要するに、だ。彼らの文化についてけないオッサンがここにいますよ、という話。

ゴー☆ジャスなオー☆シャンズ。

今日の話は宇宙海賊とはぜんぜん関係ないです(^^;

というわけで、今回今さらながらに見てみた映画は「オーシャンズ8」です。おなじみの「オーシャンズ11」シリーズのリブート作品。このシリーズ、もうずいぶん古くなっちゃったんだねぇ。だから弊ブログに記事ありませんでした。検索してみたら何度か言及はしてたけども。

シリーズの主役、ダニー・オーシャンの妹であるデビー・オーシャンが女性の仲間を集めてメットガラのさなかにお宝を頂戴しちゃおう、ってのが大筋のストーリー。
だから女性版オーシャンズという言い方もできそうだし、時系列的には「オーシャンズ13」の後にもなるから、続編という言い方でもよさそう。
ネタバレになっちゃうので細かく書きませんけど、あの人とあの人が登場してましたね。ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)は死んだことになってて「写真のみ」登場。

煌びやか。
豪華絢爛。


ひと言で言うならば、とにかくそういう映画だった。
ゴージャスなのは、まずはとにかく女優陣。といっても顔と名前が一致したのはサンドラ・ブロック(デビー役)とケイト・ブランシェット、リアーナ、アン・ハサウェイぐらいですけどね(^^;
ほかのメンバーは「見たことある」程度。

それから舞台装置として使われるメットガラの華やかさだけでなく、チョイ役(本人役)で登場しているセレブも(そうは言ってもセリーナ・ウイリアムズとマリア・シャラポワぐらいしかわからんかったけどな)、実在のブランドもファッションもメディアもまあゴージャス。

そうした中で繰り広げられる作戦は実に楽しい。キラキラなワクワクだった。
すごく楽しい2時間弱が過ごせることは請け合いです!
特に冒頭、デビーがカネもないのに大量に買い物して豪華ホテルに泊まるってくだりはサイコーよ。

ただやっぱりどこかで旧作と比べてしまわけで、テンポとか“びっくりどっきり”とかは本家「オーシャンズ11」には及ばないかなとも思う。
ひとつには明確な敵役がいないということもあるかもしれない。騙し合いをする相手不在なもんだから、ただの窃盗団(笑)だし。

もうひとつ、わりと早い段階で「気づいちゃった」こともあって・・・。ヒント↓
デビーのチームの人数が7人だったということ。あと1人はあの人しかいないよねと気づいちゃったのさ。さらには「オーシャンズ8」って「オーシャンと8人の仲間」という意味合いだとすると算数的にはさらにもう1人。

余談。
サンドラ・ブロック、もう50台半ばとか!ひゃーーー!(驚嘆)
あと、アン・ハサウェイのバカっぽい役は最高。美しすぎるのだけれど、目鼻立ちの圧力が僕には強すぎる(苦笑)。

2019年5月23日木曜日

彼方からの手紙。

♪ら~ぶれたふろ~むかなた~(汗汗汗)

奥さん、今日5(こい)月23(ふみ)日は「ラブレターの日」らしいですわよ。なんか自分で書いててこっぱずかしいです(^^;

・・・(回想)・・・
・・・(回想)・・・
・・・えーっと・・・ま、俺の過去のことはどうでもいいか!!(笑)

想いが届くかどうかは別として(書いてるときは、届いてほしいと願っているに決まってるが)、少なくともその書いてる、あるいは書こうとしている時間は相手のことを猛烈に考えている時間のはずで、その時間はかけがえのない素敵な時間だよね、と、もはやそういうことからすっかり縁遠くなってしまったおっさんは思います。

言霊という言葉があるように、文字にも似たような力があるのかもしれない。っていうか、あったらいいなぁ、などとも思います。

デジタルな通信機器の普及によって、想いを届けるのは簡単になってしまったとは思うけど、できれば[送信]ボタンを押す前に、しっかりとその文字列に想いが乗ってるのか、確認したほうがいいよね。
ラブレターに限らず、「誤爆」はヤバイですからね。確認重要。と時事ネタを入れてみた。

・・
・・・

こんなおっさんでも、いつかまたラブレターを書くことがあるかもしれない(「いや、ない」というツッコミ禁止)。
そんなときのために、日々文章と向き合っていこう。だって今日は弊ブログの誕生日でもあるのよ。

手書き文字ももちっときれいに書きたい。あとカラオケ行って「カナダからの手紙」ではなくて、マーチンさんの「恋人」歌いたい。♪想いをいま届けたいー

2019年5月22日水曜日

濃密な平日の夜。

ACLグループリーグ最終節。直接対決で勝ち上がりをかける。勝てば文句なし。ドローだとスコアレスのみOK。ざっくり言うと“失点しなければ勝ち抜け”
今季の戦い方とアウェイゲームでシュートゼロだったことを勘案するとある程度重心を後ろに置いた戦い方を選択する可能性は高いかなと思ってた。

が、朝から大雨(さすが「嵐を呼ぶ男」)の平日夜に集まった無駄にテンションの高いちょっとアレな人たち(私含む)2万数千のサポーターの作り出した空気は「勝つよ!」以外なく(^^;

入場前の「ウォーリアー」を皮切りに立ち上がりから“惜しみなく”繰り出されるチャントは雨上がりの埼スタの屋根に大反響してて、それが選手にも伝播・・・してたらいいな。
もちろん、土曜日の湘南戦をスタンドから見ていた選手たちが、アグレッシブな守備スタイルを思い出した・感化されたという側面が一番大きいように思うのだけどもね。

ポゼッションそのものは北京国安に握られるものの、ブロックを作ったところから「前に」守備圧力をかけていく。前線の選手のプレスバックも効いている。そうしてアウェイでは90分間かかって打てなかったシュートを、わずか数分で放つ!
森脇の左足は惜しくもポストをかすめていくものの、これは「勇気」出たよ!
図らずも今日のヒーローのひとり、武藤がインタビューに答えていた『今日は5-4-1でもブロックをつくりながら前にも出ていくという、そういうバランス』と。

前半最大のピンチも西川がビッグセーブ!
失点してたら試合展開はかなり厳しかったと思うんだけど、1対1になった瞬間になぜだか「絶対に入らない」と思えた不思議。

厳しく激しく守備を続けていればチャンスは必ず来る。
34分バイタルで前を向いた武藤から縦パス!なぜそこに長澤!?バランスを崩したような崩してないような感じでDFを外して先制点ゲット!!

でも1点取っただけでは勝ち上がりのための条件は簡単になったわけじゃない。次の1点を必ず先に取る!

そして41分。左サイドから長澤がドリブルで持ち上がる。相手DFを背負いバランスを崩されながらも倒れずにエリア内まで持ち込んで、ラストパス!武藤がスライディングシュート!相手DFの当たってコースが変わって「えっ?」っていう感じでゴールに吸い込まれた!!

長澤無双状態。長澤1G1A。

でも先発じゃなかったんだよね、長澤。開始早々に柏木が接触でケガをして投入されたのが13分。
柏木が悪かったとは思わないけど(そこまで判断できる材料なし)、守備でも攻撃でも「前に出る」ときの長澤の良さが存分に出てたと思うし、この試合の展開にもマッチしてたと思う。これもめぐり合わせか。またけが人増えちゃったなぁ。柏木に鶴。

2点リードでもセーフティではないことはつい数日前に経験済み。意識を緩めることなくボールは持てなくても前に圧力を掛け続ける。後半もその点にブレはなかった。
こうなれば浦和の最終ラインは強い。マウリシオも鈴木も槙野も、完勝だったんじゃないかな。球際厳しく、時にセーフティに。実に頼もしかった。
エヴェルトンの「しなやか」な守備も効いてたな。

次第に諦めムードの漂う北京の最終ラインを武藤が破り、マイナスの折り返しに興梠が合わせて決定的な3点目。これでようやくひと安心。武藤1G2A。

2019 AFC Champinons League Group Stage MD6
○Urawa Red Diamonds (JPN) 3-0 Beijing FC (CHN)


なんか興奮してたのか、帰ってからも寝付けなくて。
ACLの魔境・埼スタは、やっぱりたーのしーー(笑)。



そうそう、北京国安のサポーター、人数も多いし声も出てたなー。
北京ホームのときに浦和サポが横断幕出せなかったから、今回は自ら引っ込めたらしく(ネット情報につき真偽不明)好感度アップ。スタンドでプロポーズしたサポいたらしいですね。婚約おめでとう(笑)。
選手も試合がほぼ決まった後も変に切れることもなく、当然のこととはいえフェアであったと付記しておきたいと思います。

2019年5月21日火曜日

どーでもいーいはーなしー。

「わからないこと」っていうお題目で「どうでもいい話」を書こうと思ったら、頭の中に『どーでもいーいですよー』とだいたひかるのネタ(声)が再生された。私だけでしょうか?
↑ これこそホント、どうでもいい話である。


1つめ。

仕事で細かい手作業を大量にやった後、右手人差し指の爪がちょびっと欠けてしまったとこがあって、そこを整えるために爪切りで切った。
ついでに同じ右手の爪は全部切った。

しばらくたった今、右手と左手の伸びる(=切りたくなる)タイミングがぜんぜん違ってて非常に気持ち悪い。
かといってどこのタイミングで同時にすればいいんだろう。わからない。ひと爪


2つめ。

ランチタイムとかに、同じ職場の人と道端ですれ違うとき、対応にちょっと悩む。
いわゆる仲良しさんなら気楽に話しかけられるのかもしれないけど、さっきまで一緒にいた人に「こんにちは」はおかしいだろうし。「これからお昼?」ってのもあたりまえすぎるわけで。外回りに出かける人になら「いってらっしゃい」と言えるんだけど。
なんか毎回めっちゃ微妙な会釈をしてる気がする。僕だけかなぁ。

いや、そもそも仲良しさんがいないのが問題なのかもしれないですね。


3つめ。

電車で立ってて目の前の座席が空いたとき、「いや僕座りませんよ」というオーラの出し方がわからない。
僕が空席の前に立ってることでほかの人は座りにくいだろうし、それなりに混雑しててマイつり革から移動できないときにはどうしたらいいんだろう。
もちろんすいてるなら少し立ち位置をずらしたりするんだけども。

まあああいう状態でももぐり込むように強引に座ってくる人もいるよね。あのメンタルは僕にはない。


4つめ。

いろんな宣伝で「いちきゅっぱ」を耳にすることがあるけれど、耳で聞けば金額のことねとわかるけど、字面で1980を見ると、なぜだか年号のことかと思ってしまう。
世代なのだろうか。

もしかしたら一番「戻ってみたい時代」かもしれないなぁ。よくわからないけど。

2019年5月20日月曜日

開幕!スリー・エックス・スリー。

3人制バスケットボール、3x3
ついこないだまで「スリー・バイ・スリー」って言ってたのに、突如「スリー・エックス・スリー」って呼ぶことになったらしく・・・慣れません(^^;
口に出すときは「スリーバイが~」って言っちゃうもの。でもまあTOKYO2020もありますし、頑張って慣れていきたいと思いまする。
3on3から3x3になったときも慣れなかったなぁと思いだしたり。ちなみにちなみにこのブログのタイトルは「トゥエルブ・バイ・トゥエルブ」または「じゅうに・かけ・じゅうに」ってつもりです。URLは小文字エックスですけど、タイトル部はエックスではなくて乗算記号を使ってます。

そのトップリーグに相当する3x3.EXE PREMIER(すりーえっくすすりーどっとえぐぜぷれみあ・・・長いわっ!)の2019シーズン開幕戦(関東北カンファレンス)に行ってきました~。



今季はチーム数が増えて4ヶ国72チームで競うわけですが、なんとわれらがアースフレンズ東京Zから、「EARTHFRIENDS.EXE」(すべてのチーム名の最後に.EXEが付きます)が参戦することになりましてね、そりゃ応援に行くでしょ、ってことで。



3人制のキャリアを積んだ選手も多いけど、外国籍選手もいないし、5人制のチームもあの成績ですからね(涙)、そんなに期待してなかったんですよ。

が。



いいほうに期待を裏切ってくれました。
グループリーグを連勝して勝ち上がり、セミファイナル進出!

豪快に勝ち切るというわけではないけれど、厳しい守備と、常に次のプレーを考えて動き続けるという、なんというか・・・「意識」の勝利だったかと。
あーゆーとこってやっぱチョモさんよね。

ただまああの運動量を10分間繰り返すのは相当に苦しそうで、後半は得点も止まっちゃうんだよね。
その意味では2PとFTでの得点が今後の鍵になるかと。
サイズのない選手がドライブしてピッグマンのブロックをかいくぐる、なんてシーンに一番興奮するんだけどね(^^;

SFのSANKAK.EXE戦も強豪相手によく粘ったと思います。アップセットの可能性さえ見せてくれたもん。最後は力負けでしたかね。
しかも今回の4人に、5人制から村越・輪島の2人が加わる。彼らの経験は5人制にもつながるだろうし、こりゃもう楽しみしかないです。

あれだね、ただ見るだけでも相当楽しい(昨年の観戦記は→コチラのに、応援するチームがあると楽しみ倍増ですね!

・・
・・・

今回の会場はお茶の水の巨大ビル「ワテラス」。
アウトドアで、かなり風が強かったので(さらにビル風も)、選手はかなり苦労してたかな。ボールが風に流されるのか、2Pの確率が全体的に低かったので、ノックアウト決着がなかったもんね。FTも大変そうだった。
まあこういう自然との共存(不公平、とも言う)も3x3の一部なんだろう。TOKYO2020の青海アーバンスポーツパークも仮設だからアウトドアだよね。雨降ったらどうすんだろ?中止かな?

ちなみにPREMIERの会場は最前列の椅子席以外は「タダ」。立ち見なので好きな場所を探しながら、ビール飲みつつ「いえーいっ」ってできるのが気楽でいい。コートの周囲に少しでも段差があったりするとより見やすくていいんだけどなぁ。
おまけに選手めっちゃ近いから迫力ヤバイし。200cm100kg級の選手とか山ですよ山。
近いといえば「見に来た」だけのプロ選手もそこここに。やたらに身長が高い彼らがほかの客の邪魔にならないように気を遣っていたりするのが素敵。

・・・次の関東北カンファレンスは6/8のららぽーと東京ベイ。と、遠い(^^;

2019年5月17日金曜日

世紀の大誤審。

VARが~とかゴールラインテクノロジーが~とか、追加副審が~とかいうレベルでなくて、いくらなんでもわかるだろ!というレベルの世紀の大誤審勃発。


誤審で勝ったなんて言われたくないっすからね、帳尻ちゃんと合わせて、後半ラストプレーで湘南の皆さんには逆転していただきましたよ。ええ。

2019 Meiji Yasuda J1 League #12
●浦和 2-3 湘南

あまりに酷いので、再開された直後に「1点を献上」する手もあるんじゃないかなと思いましたよ。
そのほうがフェアな感じになって、メンタル的にもいい状態でプレーできたんじゃないかなと。あの場面以降、明らかに浦和のテンションは下がっちゃったからね。

しかもあの場面からの「流れ」で、J初ゴールを記録したアンドリューが負傷退場してしまったなんて、泣いても泣ききれない。

ACLを控えてフルのターンオーバー。サブの選手のモチベーション。アグレッシブなプレーぶり。今季最高と思われるゴールシーン。
マルティノスや鈴木の溌剌とした動きも、荻原や柴戸のギラギラしたプレーも、さすがな阿部ちゃんのプレーも、帰ってきたファブリシオや直輝のことも、そして何よりホームでの勝利も、なんもかんもぜーんぶ台無しだよ。怒り通り越して呆れたな。

ただひとつ言えること。

湘南、すばらしい!すごいプレーを見せていただきました。キジェさんに対しても選手に対しても心からのリスペクト。

荒野の道は長すぎて。

今回今さらながらに見てみた映画は「あゝ、荒野」。いろいろ受賞してる作品で、ならば見てみようかと。

・・・でも。

前後編合わせて5時間超。いくらなんでも長い。長すぎる

人物の心理描写をていねいに、というのはわかる。わかるけれど、いくらなんでも冗長だと思う。なんやねんこの長回しと思うこと多々。
わけわからない大作の私小説を読まされているような気分になった。

いや、小説ならまだアリなのかもしれないけれど、映画は小説に比べると「PUSH」だからね、押しつけがましくなっちゃう。

まあ長いぶん、役者の演技は堪能できる。菅田将暉はさすがだし、ユースケ・サンタマリアもこういう役回りもできるのかと感嘆した。

・・・でも。

やっぱり長すぎた。後編の頭で何も展開しないことに業を煮やして、途中で見るのをやめた。

2019年5月16日木曜日

ウォッチに事件です。

朝。いつもの電車に間に合うかな。信号待ちをしながら腕時計を見る。

「ん?なんだこのくすんだところは?ゴミでも付いたかな?」



「ガラスにひびが入ってるーーー!」(号泣)

11時のところ、まるでスマホの画面の保護フィルムが割れたみたいな傷が・・・当然保護フィルムなんて貼ってないから、ガラス本体がやられてるってことだ。
よーく見てみると、そこらじゅうに細かい気泡のような浮いたような跡が。触ってみると11時のところはほんの少し浮いてる感じもある。

テレビドラマだったら「これが犯行時刻か」みたいなことなんでしょうが、時刻そのものはきちんと刻まれてる。つまり機能としては何にも問題ない。
が、それにしても。

落としたとかぶつけたとか、ましてや転んだとか、まっっっったく記憶にない。昨日は酔っぱらったりしてないし(笑)。

気に入ってたのに・・・。
ちなみに、買ったのは2012年のクリスマス。自分からのプレゼントだ(笑)。
そのとき書いたブログは→コチラ

さっそくオリエント社のHPにアクセスして修理費用を見てみる。作業代に加えて部品代もかかるけど、部品代は書いてないか。
この手の高級品じゃない機械式時計は、オーバーホールすると元値を超えたりするなんてのがちょっとした通説になってるけど、修理費用をもろもろ足し算してみると確かに買値には近くなっちゃうな。

買い直すかなぁ。修理するかなぁ。
いや、そもそもまだ普通に動いてんじゃん――。

いろいろぐるぐる頭の中を回ってる。でも、時計ってファッション的というか嗜み的な要素もあったりするからさ、割れたまんまってのはどうかと思うのは確か。

どないしよ。

・・
・・・

あ、ちなみにワタクシ腕時計は右手にします。右利きですが、習慣です。
ズボンのベルトも端っこが右に流れてます。スマホを片手操作するときは左手です。前にもそんなこと書いたっけな。

2019年5月15日水曜日

この探偵は事件を奇蹟だと示す。

高校生ビブリオバトルでのオススメ第二弾「探偵が早すぎる」からさらに読み進めようということで、井上真偽「その可能性はすでに考えた」を買ってみた。

“事件を起こさない早すぎる探偵”に続き、本作での探偵は、事件のトリックのあらゆる可能性を否定し、「これは奇蹟だ」と主張する。問題の解決にはちっともなってない気がするが(苦笑)、『依頼人が納得する答えが出せれれば』解決、というのは確かにそうかもね。

探偵は『どんな可能性も否定できる』と言う。これは「ないことを証明する」といういわゆる“悪魔の証明”にほかならない。

案外ハードルは高いよ、この設定は。
偶然にしてはできすぎ、と思うようなことも、可能性さえあればそういう反論ができないということだ。

山間の密室のような村で暮らしていた宗教団体のメンバーが全員死亡する中、唯一生き残った少女が成人し、「私は当時の記憶がないのだが、私が犯人ではないのか。調べてほしい」という依頼から始まる。
これに対して探偵は、すべてのトリックの可能性を消し、少女は犯人ではなかったと示し、事件は奇蹟だったと結論づけるのだが、そこに立ちはだかる「論客」。
その相手との推理バトルこそがこの物語の本筋になる。

「こういう可能性があるだろう」
「いや、それはこういうことで」
「それは論理的に」
「可能性があればそれで十分、否定するのは探偵の役目だ」

そういうディベートの繰り返し。
登場人物のほぼ全員が高速回転で頭を回し、論じ、否定され、反論し。忙しいったらありゃしない(^^;
正直、読者であるワタクシ、ちょいと置いてきぼりくらった感。こちらの回転が間に合いません(笑)。

おまけに登場人物のキャラ立ちが強烈。現実感がないというか、キラキラした舞台のようというか映画的というか。
メイクも衣装も小道具もなんもかんも。

最後の場面は港の見える丘公園、青髪の探偵が瀕死の重傷を負いながらも、すべての登場人物に語る、その緊迫感!!みたいな感じですからねぇ。

物語を追うだけで忙しい頭の中が(何しろ事件の背景すら頭に入りきらなかったもんでね)、大渋滞しちゃった感じですよ。

好みはあるとは思うんですが、僕にとっては少々“読みにくかった”かな。
続編もあるんだけど、どうすべ。

2019年5月14日火曜日

さんぽニスト、旧水戸街道をゆく。その弐

ゴールデンウィーク中にロングさんぽしたいと思ってたので、まずはそれができてうれしい。こういう予定を入れないと、寝黄金週間で10日間が無為に過ぎてっちゃうからねぇ。

そんなわけで、水戸に向かう2回目。今回歩いてて一番感じたのは、街の色。
隣り合わせでもやはりそれぞれの町の持ってる雰囲気は異なる。そんなあたりまえのことを再認識したというか。
電車に乗ってても「その路線なりの雰囲気」ってあるもんね。

前回ゴールの我孫子宿から、といってもいきなり先へ進んだわけではなくて、まずは駅からほど近い手賀沼を見にいった。
朝の公園の穏やかな空気。水面に反射する朝日。水のある場所はいいなあ。地元のみなさまがうらやましい。この場所に来れたこと自体がちょっとした達成感(^^;

旧水戸街道本編は我孫子宿出口のところの成田道との追分からのリスタート。いずれは成田にも行きたいねっ。

常磐線の車両基地をアンダーパスでくぐることになるんだけど、ここでも水戸街道は「消失」。最も旧道に近いであろう路地を進むと草ボーボーの林の中に突入しちゃって「やっべー」って思ってたら、草の向こうのほうから「歩こう会」みたいな諸先輩の集団がやってきて「こんにちわー」と。あ、合ってるなこの道、とひと安心(^^;

国道6号線パイバスに合流すると、前方の視界が開けてくる。それが利根川の河川敷だと理解するのにそう時間はかからなかった。
いったん住宅街に降り、そして土手に突き当たるとそこは東我孫子カントリークラブのクラブハウス。土手を登れば練習場とスタートホールが見える。

何を隠そう(別に隠してないけど)、この東我孫子カントリークラブ、ワタクシめが人生初のラウンドをしたコースでね。まだ10代の美少年(←やや誇張が含まれております)のころ。スコアは120台だったと思うなぁ。うん、さすが天才(^^;
土手の上からコースをのんびり眺めて、オヤジと一緒にゴルフしたあの時間をしみじみ思いだしたりなんかしてね。オヤジはまだメンバー持ってるんだろうか?今度土手から撮影した写真見せてあげよう。

高所恐怖症的に非常につらい長い長い大利根橋を渡りきると、いよいよ茨城県突入!
川沿いに右折して取手駅付近で常磐線のガードをくぐると取手宿に着く。


取手宿の本陣は珍しく往時の建物が保存されていることは知ってんだだけど・・・到着時刻が早すぎて開いてなかった・・・orz..
インスタの1枚目の写真は立て看板を接写したもの。2枚目を見ると営業時間外であることがよくわかる。

まあそういうこともある。待ってるのもどうかと思うので、先に進もう。

取手の市街地を出ると、左右に水田がどどどどーんと広がる。ちょうど田植えの季節。
まだ水を張っただけのところ、苗があぜ道に準備されてたり、ハウスからトラクターで苗を運んでたり、そしてすでに短い苗が植え終わった田んぼもあって。
鴨がのんびりと泳ぎ、カエルの合唱が響く――あんなに鳴いてるのに姿は見えず。不思議。

このあたりは利根川を中心に水は豊富だもんね。これぞ原風景ってやつですねぇ、などと思ってふと。このロングさんぽ始めてから、田んぼってあんまり見てない気がするなぁ。まだ稲が成長してなくていかにも「水」田って感じだからそう思うのかな。
帰宅後にこれまで撮った写真データをざざっと見たんだけど、その緑の多くは畑と森だった。

それにしても街道沿いの家々のご立派なことったらない。門構えも屋根瓦も威風堂々って感じの家が連なってる。
何か町の生い立ちに理由があるのかなぁ。考えてみたけど、理由は想像できなかった(汗)。

公民館の駐車場脇に本陣跡の名残がかすかに残るだけの藤代宿をすぎ、小貝川を渡ると竜ケ崎市に入る。と、今度はベッドタウンっぽくなるんだよな。駅(佐貫駅)が近いからといえばそうか。
ならあのお屋敷町は逆に駅から遠いってのが理由のひとつになるのかな。やっぱりよくわかりません(大汗)。

新しくて巨大でモダンな馴柴小学校の敷地内にある道標を目印に左折して北上。
とその先で突然景色が変わる。

「い、いなかみち・・・!」
個人の感想です。近隣の皆様、失礼をご容赦くださいませませ。

何もない。あるのは道だけ。
パンドン(ウルトラセブンの最終回に出てくる怪獣ね)みたいな鳥の声がやけに大きく聞こえる。キジを見かけたけど、キジってあんな声だったっけ?「んぎぃーーー」って声なんだよね。キジって「けーん」じゃなかったっけか。ああ物事を知らない私。お恥ずかしい。

取手から先はほぼ平坦な道を進んできたんだけど、ここにきて急激な上り坂。ふうふうふう。
上りきった神社の角をぐいっと曲がるとそこが若柴宿。

「うわー」(ためいき)

風情とでもいうのか、雰囲気とでもいうのか。
人も歩いてないし、お店なんて何もないし、あるのは街道とその両脇のお屋敷だけ。それがいい。生活感もありながら歴史も感じる。時間の流れすら穏やかに感じる。
なんだか感激してしまった。

といっても何もお寺と神社ぐらいしかないわけで、あまりきょろきょろするようなところもないんだけどねぇ(^^;

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というわけで先へ進みます。若柴宿に入るときにずいぶんと上ったので、なんとなく周囲の景色が「高原の道」みたいだ(ものは言いよう)。高い山とかで視界が遮られてなくて空が広い感じなんだけど、伝わらないか・・・。

あれ、いつの間にか牛久市だ。
スマホで大仏様の位置を確認・・・あっちか。といってもさすがに見えませんか・・・残念。方向だけはちょっと気にしながら歩いてみよう。どこかでチャンスがあるやもしれん。

高原(?)の一番高いところを通り過ぎたのかな。緑のトンネルのような道を、今度はぐぐっと下って牛久の市街へ入っていく。

この下り坂がいけなかった。
実は今回おニューの靴下を履いてたんだけど、それがシューズの中でほんのわずか滑る感じがあって、じわじわと足首への負担になってた。この下りでそれが顕著になって・・・。

牛久宿をさらっと見て、牛久駅前にたどり着いたところで、「うん、無理をするのは違うな」と改めてこのさんぽのマイルールを確認して、今日はここまで。

ちなみに上手に言えないけども、牛久は「親戚のおじさんち」にやってきた感のある町。

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今日はここまで。 #牛久宿 #牛久駅 #旧水戸街道 #さんぽニスト

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牛久って大仏よりもむしろ河童推しなのね。おみやげに「きゅうりせんべい」・・・はちょっと買えなかった。勇気が足りない(^^;

次回は大仏の見えるところまで寄り道しようかどうしようか。
そういえば茨城弁、聞いてない気がする。



今回の行程:我孫子宿~取手宿~藤代宿~若柴宿~牛久宿(→GoogleMapsのマイマップ)。お昼ごはんは若柴宿を出たところにあったコンビニでサンドイッチ。前後数kmにわたって店らしい店は何もなかったので、正直助かった。これぞ「開いててよかった」。
ここまでの行程:[1]千住宿~我孫子宿 [2]我孫子宿~牛久宿


(2019.5.21追記)
東我孫子カントリーについて。初ラウンドは確かにここだったんだけど、記憶をたどってみると、初めてのときは「親子フォーサム大会」だったことを思い出した。なので個人スコアは存在してなくて、120台で回ったというのは2回目だったと思われる。


2019年5月13日月曜日

采配に疑問あり。

正直振り返りたくもない惨敗。文字どおり「惨め」な敗戦。

2019 Meiji Yasuda J1 League #11
名古屋 2-0 浦和●

「実力差」まざまざ。
ではあるのだけれど、ことこの試合に関しては“采配”にその原因を求めたい。

名古屋の風間スタイルが成熟してきて、そこにスーパーな選手がフィットしてて強烈である、というのは普通にわかってたこと。
にもかかわらず、守備面において特徴のない選手(←遠回しな言い方)を起用した。特に左サイド。
あそこまで中盤がルーズになってしまえばそりゃもう好きなようにボール回されちゃうし、最終ラインは下がらざるを得なくなるし、となるとバイタル好き勝手に使われて。
ガブリエルシャビエルのサイドですよ、左って。

守備に軸足を置いてスタートする、というやり方そのものを否定しているわけではない。そういうやり方というのは理解している。
ただ、守備は相手ありきのものなので、あの名古屋相手であれば起用するメンバー、あるいは配置は違ったのではないか。
ベンチに入れておくべき選手も違ったのではないか。

最初の交代は中盤で奮闘してたエヴェルトンとか。「は?」ですよ。

厳しい日程で、選手の回復が優先で戦術的な練習をしている時間がないと言う。
メンバー固定が好きな監督であることは知ってるけれど、それを言うなら違うメンバーも使えよ、と思っちゃうじゃん。「起用するレベルにない」と言うなら別だけど。

よく2失点で収まった。瑞穂の悲劇(8失点)を思い出したりしたもの。
それは途中出場のギラギラ感を持った選手たちのおかげだと思う。交わされても交わされても追い続けた選手、それでも悔しくて試合後に涙すら見せた選手。

指揮官にはそうした意味を、今一度考えてほしい。
モチベーターとしての手腕を見せてくれ。

浦和サポーターは「戦う選手」とともに戦いたいのです。

2019年5月10日金曜日

ハンさんとしんちゃんと洋さん。

ゴールデンウィークといえば娯楽映画っすよね。というわけで、今回今さらながらに見てみた映画は「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」です。

内容については特に説明しなくてもいいですかね。EPISODE IVの前日譚、主要キャラである若きハン・ソロを描くと。

ローグ・ワン」のときも思ったんですが、その後の話を知ってるわけじゃないですか。だから、たとえばハンもチューイも絶対やられないし、ミレニアムファルコンも手に入れることになるだろうし・・・という根本に対する「知ってる」があるんですよね。
そうなるとハラハラどきどきが不足してしまうことになるので、できるかぎり普通のSF活劇として楽しむように努力しました(^^;

・・・結果、普通におもしろかったです。
特に好きだったのはミッション・インポッシブル的な列車強盗計画のシーンですかね。

どうしても子弟や血脈の話を描いてしまうのはお約束ってことで。

この映画にはもうひとつ、長いスター・ウォーズの歴史の「空白の部分を埋める」という役割もあったような気がします。
とはいえ、ワタクシそこまでマニアではないので、その部分にはあまり興味がありませんで。なんかすいません。

*  *  *

続いては「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」ガッキー主演の「BALLAD 名もなき恋のうた」のオリジナルとしても知られた作品です。

もう何度目だろう、たぶん3回目か4回目の鑑賞かと。
しかし、やはり名作中の名作。何度見ても、いつものように目から滝のように汗が・・・(T^T)

まだ見たことのないあなた、見たほうがいいゾ~。
DVDジャケットの絵柄と内容があまりに違いすぎて笑う。


*  *  *

さらに「探偵はBARにいる3」も。
3作目にしてついに東直己原作ではないオリジナルストーリーになりました。もともと物語の持つ雰囲気が小説と映画では似ても似つかないものがあると感じていたので、ある意味納得です。
それはつまり大泉洋の映画になったということでもあって、北海道→大泉洋→楽しい!という構図がより鮮明になったかな。
ハードボイルドをうたうもののダークなシーンが激減してるし、PG12でもなくなったしね。

原作小説のファンであったということさえ忘れて楽しめばいいのです。ええ、十分楽しいっす。
自分用リンク→1作目「探偵はBARにいる」、2作目「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」、原作の現時点での最新刊「猫は忘れない」

2019年5月9日木曜日

TOKYO2020まであとたった442日!

442日が「たった」か「まだ」かはよくわかりませんが、いよいよ今日から始まりましたよ、TOKYO2020オリンピックのチケット抽選申し込みが!!

ゴールデンウィーク期間中、どの競技が見たいのか(=どの競技のチケットを申し込むか)ずーっと考えたわけですが、まだ結論が出てません。

見たいのはそりゃ全部見たいもの(笑)。

その上で、優先順位、あるいはスケジュール、同時開催のほかの競技との兼ね合い、同日開催の場合の移動、日本人選手の活躍・・・狸の皮算用と言われようが、考えることは多いのです。

まあ申し込みが始まったとはいえ、5月28日までに期間はあるからね、ゆっくり考えたいと思います。
どうせこの2~3日はサイトが重くて大変だと思うよ。ラグビーワールドカップでさえ最初は接続半日待ちとかだったもん。


競技一覧を画面で見ててもよくわからないので、プリントアウトしてみたが、結局表がでかすぎて何が何やらになってしまった、の図。

おこづかいがなくなっちゃうけど、30枚、フルで当たってもかまわん!!
当たれ!当たれ!当たれぇ!!!

(余談)
2019年9月28日土曜日、花園でラグビーW杯観ます。大阪・難波泊予定です。夜遊びの友、ゆる募。

2019年5月8日水曜日

加圧トレーニング[シーズン2.5]#01

イマイチ。
何がって「肩」ですよ、肩。

先月書いた右肩痛が、一向に良くなる気配がない。というよりもむしろ悪化してる。
ついにコンプレッションシャツの脱ぎ着に難儀するようになった。

当然トレーニング中も負荷をかけられない、というかかけてる最中に痛くなったら怖いという意識が先行してしまう。

いいかげん四十肩五十肩だと認めるべきなのだろうか。それはいやや・・・。

【2019年4月度】
トレーニング回数: 2回

平常運転。これを基準にしないと(弱い意志による宣言)。

メニュー
特別なことは何も。
ただ、前述のように肩まわりは鍛えるべきか休ませるべきか、悩みながら少しだけやってる状況。

計測
計測用マシン(体重計のことね)のリプレイスにより、出てくる数字が違ってきた。計測方法そのものが違うので当然っちゃ当然。
ので、今回の数字を今後の基準としようと思う。ということでタイトルが「シーズン2.5」になったのです。下記は「書式」として一応。
前月比、体重±0.0kg、体脂肪率±0.0ポイント。
シーズン2.5開始からは、±0.0kgの±0.0ポイント(^^;

先月分へのリンク

2019年5月7日火曜日

れいわな小ネタ2題。

5月になってもう1週間。
実はまだ手書きで「令和」と書いたことがない。

ふと指先で宙に「令」を書いてみた。下の部分はやっぱり「マ」になった。そのほうが書きやすい。僕にとっては自然だ。

街中の店先には「新元号 令和」といった貼り紙が躍る。習字教室の壁にも生徒さんが書いたであろう「令和」が貼られている。
そのほとんどが「令」の字の最後の画が縦棒だ。

マでも縦棒でもどちらでもOKということなんだけど、官房長官が出したあの額の文字の印象が強いんだろうなと思う。画面用のフォントもたいていは縦棒だ。
なんとなくキリっとはしてるしね、棒のほうが。

でも僕はきっとマで書く。まだ書く機会はなさそうだけど。

ところでイントネーション。

どうやら頭の「れ」にアクセントがくる言い方がスタンダードになってきてるみたいだな。民放のアナウンサーで、平板で発音した後にわざわざ頭アクセントで言い直した人がいた。
これも官房長官の言い方の影響は大だと思うけども。

同じ「わ」で終わる昭和の場合、「しょ」にアクセントがくる言い方よりも、平板な言い方のほうが一般的だったかな。「昭和六十年」と後ろに年号を付けるとよりその傾向は強くなるような。
とはいえ「昭和の時代」なんて言葉だと、頭にアクセントがくるほうが言いやすかったりもするので、併用だったのかもしれないなぁ。
遥か昔のことだし、あのころはそんなこと考えたりもしたことないしな。

でも令和という言葉を耳にしてから1ヶ月とちょっと、すでに平板な「れいわ」に対して、僕は耳の居心地が悪くなってる。

2019年5月4日土曜日

狙いどおりだったのに。

ここのところの浦和のスタイル。試合終盤までスコアレス、一発で勝ち切る――。

予定どおり(希望どおりではございません!)の終盤、「そろそろ浦和タイムかな」と思ってたその矢先、カウンターから決定機!
GKと1対1になった山中が・・・・横パス・・・orz...「お前は岡野かっ」そうテレビに向かって突っ込んだよ。

2019 Meiji Yasuda J1 League #10
●浦和 0-1 磐田

90+3、青木のバックパスがかっさらわれて敗戦。でも攻めにかかってて青木に守備負担が集中している状況で、あのプレーは責められない(ちょっと責めたいが)
守備に軸足を置くことを最後までやりきった磐田の意識の問題ととらえておくことにしたいと思う。

それにつけても山中のあのシーンだよ。
チームとしてあの瞬間を待ってたはずなんだ。狙いどおりだったんだよ。

残念です。

山中は高精度のクロスがいくつか入るので、非常に評価は高いように思うんだけど、僕には気になるところがある。ワイドで1対1になったときに、“ボールを止める”ことが多いこと。
ボールを止めて、目の前のDFと対峙して、そこから仕掛ける――。その時間の間に、相手守備組織は整備され、味方のリズムが止まるように思うんだ。
仕掛けるにしても、動きながらというわけにはいかないのだろうか。見ている僕にとっては少々ストレス。

それにしてもオリヴェイラはメンバー代えないなぁ。
キャンプでの貯金があるのかまだまだ走れてはいるけれど、気温も上がってきたし、フィジカルの問題はこれから顕在化してくるよ。ACLとの過密スケジュールもまだまだ続くわけで。

心配です。

2019年5月1日水曜日

いとしのレイワ。

最近、エリック・クラプトンがぐるぐる頭ん中を流れてる。なんでかって、えーっと。

♪れいわぁ!

・・・お後がよろしいようで(^^;
もちろん、こんなこと言ってるのは僕だけじゃなくてそこらじゅうで言われてた話ですが、だからこそそこそこ影響力あるかなと思います。これを読んだ方の頭の中も道連れにしてしまったかな(笑)。



改元の前後、どうして大晦日から新年を迎える、そんなイメージなのかなとつらつらと考えるに、「ありがとう平成」「よろしく令和」に代表されるようなお祝いあるいは祝祭の空気なのだろうと思う。
個人的には人生2度目の改元だけど、前回は急な出来事だったし、今回はカレンダーを見ながらその瞬間を待ちつつ30年を振り返る時間もあったし。

そういう時間によって作られた感情だろうし、それは譲位という方法をもって改元が行われたからで。つまり崩御が改元のタイミングではなかったということだ。単純に良かったと思える。

・・
・・・

明けてしまえば正月も継続される日常の一部でしかないように、今日5月1日も特に何かが大きく変わるようなことはないみたいだ。
それが元日っぽいといえばそうかもしれないな。

それでもやっぱり、はるか未来のどこかにおいて令和の時代が愛しかったと思えるようになることを祈らずにはいられない。
僕たちの時代というよりも、次の世代の時代になるはずだから。



前回は世の中そこまでデジタルじゃなかったからあまり困ったことはなかったけど、今回はシステムやら書式のあちこちに残ってるぞ、平成。プログラムいじんないとだわー。まあ事実上ほぼ使ってないから急いでないけどなー(笑)。