2019年11月29日金曜日

怪盗ゴディバあらわる。

ン十年前。子供向けに書かれた怪盗と探偵の対決の物語に言いようもなくワクワクしたものだった。あの時間が戻ってきた!!

てなわけで、乙一「銃とチョコレート」を読む。
怪盗ゴディバvs名探偵ロイズ。そしてその対決に深くかかわることになる主人公のリンツ少年の冒険活劇である。

タイトルの「チョコレート」はリンツくんの好物でもあるんだけどそれだけじゃなさそう。
彼の母はメリーさん、クラスメートはディーンとデルーカで、いじめっ子はドゥバイヨルで、あとはお隣りのモロゾフさんとかゴンチャロフさんとかガナッシュ警部とかブラウニーさんとか、まあつまりその、とにかく登場人物の名前が 甘~い 楽しい。

さらに楽しいのが、おそらくは意図しているだろう“ひらがなの使い方”っていうのかな。普通なら漢字にしそうな動詞や名詞に多めにひらがなを使うことで、なつかしい「少年少女全集」みたいなふんいきをつむぎだす。とにかくその表現手法がぜつみょうすぎて、それがむかしの少年少女がゆめみたであろう異国の風景によくにあう。

もちろんストーリーそのものもワクワクどきどき。

怪盗はどこにいる。
お宝はどこにある。

どんでん返しも当然あるし、衝撃的な場面もあるから、「謎の地図」のことも含めてこれ以上は書きませんけど、小学校の図書館で借りた本を読んだ、あのときの高揚感がよみがえってきたようで、控えめに言って最高でした。
そしてラストもすがすがしくて。

・・
・・・

でも読み手はずいぶんとひねくれた大人になってしまったね、と悲しくもあり(笑)。

ちょっとちくっとしますね。

季節だからね、インフルエンザワクチンの接種をしてきた。今年は流行早いらしいね。近所の小学校では学級閉鎖が出てるとか出てないとか。

以前は坊主1号・2号の行きつけだった小児科でいっしょに打ってもらってたんだけど、やつらが小児科を卒業してしまったので、最近は自宅からほど近い内科でお願いしている。
ここの先生も実にお上手。「ちくっとしますね~」と言いつつほとんど感触がなかった。そのあとの「液注入」のときに少しだけぐぐぐーっという感覚はあったけどね(^^;

僕は注射が嫌いではない(強調)。むしろ刺す瞬間を見てたいし、そのほうが安心だったりもする(その話は以前もここに書いたかな)。

逆に言うと、刺される瞬間が見えてないと不安だったりもするのよ。
今回も肩だったので、角度的に見えなくてね・・・(笑)。

てなことを考えてて、ちょっと思ったことが。

このブログでも何度も何度も何度も繰り返し書いてますけど、僕は高所恐怖症です。高いとこ、超苦手。
それ以外に、「先端」も少し怖いかも、って思ったの。

駅の階段とかで、前を上る人の傘の先端がこっち向いてるときの怖さったら。傘はちゃんと立てて持ちましょうね。大切なマナーですよ。
なんかね、自分にぐさっと刺さるところをイメージしちゃってる感じ。痛いし怖いし。

でも注射針は平気なんだよね。なんでだろうなあ。
医療従事者の皆様への信頼ということなんかしら。単に針が顔のほうに向いてるわけじゃないからか。

・・

あ、でもね。目の前で「指さされる」のはハッキリと嫌い。あの人差し指は怖い、と思うより先に瞬間的に払いのけたくなる。特に気のおけなくない相手ならなおさら(笑)。


2019年11月28日木曜日

【ら~めん】神名備@西日暮里

西日暮里・千駄木。なかなか訪れる機会のない町だし、せっかくなので老舗と呼ばれるようなところにしようと思い、向かったのが「神名備」(かむなび)。

まだ開店10分前と思われる時刻に到着したら[営業中]の札が出てる。そろーっと扉を開くとカウンターに2人の客が見えた。安心して中に入るとちょい気難しそうに見えるご主人が黙々と調理中。そしたら奥のほうから奥さん(?)が出てきてよく通る声で「いらっしゃいませ、お好きな席にどうぞー」と。
カウンターのはじっこに座ってると、その奥さんが忙しそうに動きながら「少々お待ちください」「今うかがいますので」と細かく丁寧に声をかけてくれる。そのお気遣いに、なんか恐縮してしまうほど。でも気持ちいいよね。

注文はトップメニューの「醤油ラーメン」(1,320円也)。ちょいとびっくりするぐらい高い(笑)んですが、無化調で薬膳の要素もある、ということなのでなんとなく「そういうもんかな」と思ったり(^^;
メニューを見てると「煮玉子110円」が猛烈に安く見えたのでトッピングをお願いしまして(^^;

ご主人の作業はほぼ見えない。視線を遮るカウンターに並ぶ陳皮とか八角とか花椒とかとかとかとかの瓶詰(覚えられない)や、ネットに包まれた高級そうなりんごやオレンジを眺めてるだけでなんとなく期待は高まります。

・・・とか思ってるうちにカウンターの別のお客さんに「ごまの酸辣麺」(←2,000円オーバー!)が配膳される。びっくりした。二郎のヤサイマシレベルに豆苗(たぶん)が乗ってる!! ふわんと香りも届く――うん、薬膳だ(そうか?)。

次は僕の醤油ラーメンがどーん!!
何が「どーん」かってチャーシュー。チャーシュー麺でもないのに、分厚くて巨大なチャーシューが1枚(1個?1プレート?)、小山のように盛り付けられた茹でモヤシの斜面に立て掛けられて丼を覆っています!!

そのチャーシューの隙間からまずはスープ。
「あっ優しい」。それが第一印象。醤油を含め、何かが際立っているわけではなく、全体にふんわりとまとまっているような感じ。いろんな出汁の旨味が渾然一体となって。
複雑なんだけど難しくない――説明になってない(涙)。

続いて麺・・・と思ったんだけどチャーシューが邪魔をするので(笑)、いったんチャーシューをよけようと思ったら、ほろりと崩れた。なんと柔らかい。
その崩れた部分をぱくり。あーーーーーうまいーーー。柔らかさと歯ごたえが両立。味もしっかりとしつつも強烈ではなく。ほのかに香る八角。これだけで税別1,200円も納得だー(笑)。

とりあえず残りはスープに沈めて温めつつ、いよいよ麺。細めで柔らかくウェーブしているやや茶色がかった麺はスープの持ち上げもよく、ここもやはり「バランス」なんだよね。
こちらものど越しと歯ごたえが両立、一緒に持ち上がってくる茹でモヤシのシャキシャキもいいアクセントで。
第一印象の「優しい」が間違いではなかったことを、改めて感じた。

そのうちチャーシューの香りが少しスープに移った気がする。これがまたいいのよ(^^;

ぐいぐい食べ進めました。あんなに大きかったチューシューもあっという間に完食で、そして丼を持ち上げてスープも飲み干しました。
そしたら丼の底に残るものが。あっ、これ中華ハムだ。高級食材じゃないですかー。こういうのからも出汁が出てたんだなー、と箸でひとかけらずつつまんで、ごちそうさまでした。

レジで会計をして、おつりをもらったときに「ごちそうさまでした、おいしかったです」と奥さんに伝えたところ、わざわざ大きな声で厨房を振り返り、「てんちょー、おいしかったそうですー」と伝えてくださった。そしたら気難しそうに見えてたご主人から、こちらも大きな声で「ありがとうございますーーー」と。

「扉開けたら自転車来たりしますのでお気をつけて。またどうぞ」

おいしくて気持ちがいい。なんだか駅までの足取りが軽い(^^;

・・・ちなみに薬膳効果か、このあと汗が噴き出ました。

JR・東京メトロ西日暮里駅出口のとこの道灌山通りを西(左)へ。400mほどの突き当たりの道灌山下信号を右折(不忍通り)、200mほどの右側。

2019年11月25日月曜日

準優勝。

表彰式の準備を文字どおり尻目に、放置されたビジュアルのシートを集め、ゴミを拾い、美園まで重い足取りで歩き、1時間以上も電車に揺られ、シャワーを浴びて軽食を口に放り込んで、メンタル含めて困憊なのに、キーボードに向かう。

なにやってんだって自分でも思うけど、書かないと収まりがつかないんだからしかたない。

準、か。
東アジアの頂点というだけでもすごいことなんだけどね。
さらにその上の頂が見えてただけに、途中で敗退してしまうよりも、なんともつらい。



2019 AFC Champinons League Final 2nd Leg
Urawa Red Diamonds (JPN) 0-2 AL HILAL SFC (KSA)

完敗。力負け。それだけは認めざるをえない。
アルヒラルは本当に強くて、アジアチャンピオンにふさわしいチームだった。
個の力(速さ、強さ、技術)もすべて上回られてたし、さらにチームとしても見事にオーガナイズされていた。

ホームスタジアムの空気だけでどうにかなるような相手じゃなかった。
そのわずかな望みだったホームの雰囲気もAFCが持ち込んだ謎のMCとDJによってだいぶ緩められてしまったからな・・・。何が「タノシンデマスカ~?」だ(怒)。こちとら戦いに来てるんだよ。あんな気分の悪いColdplayは初めてだわ。

ファーストレグから狙われ続けた3バックの横、特に左サイドの関根の裏は今回も繰り返し突かれてしまう。手当がなされていなかったことはないだろうけど、その手当が足りてなかった、ということか。

それでも粘りに粘ってはいた。球際で何度吹っ飛ばされても、何度交わされても、最後の最後は身体を張った守備を見せてくれてた。選手は間違いなく戦ってた。
一方で攻撃も好循環しているとはまったく言えない状況だったけど、ファーストレグほどの絶望感もなく、「チャンスは必ず来る」と信じられた。

だけど時間は残酷で、どうしても「1点が」という時間は来てしまう。
気持ちだけ前のめりになって、厳しい戦いを繰り返してきたフィジカルには守備に戻る力が残ってなかった。

・・
・・・

ミシャの遺産で食いつないできたひとつの時代の終焉だったかもしれない。
またこの場所に戻ってくるには時間がかかるかもしれない。そのことは覚悟しよう。
だから、またちゃんと作り直して、そうして力をつけて、またこの場所へ。

だって、負けて超くやしいし落ち込んでるのに、思い出すとやっぱりACLを戦ったシーズンは楽しかったんだもの。

『GO TO THE WORLD』

そのためにも、まずは来シーズンもトップリーグで戦わなければならない。
メンタル的には厳しいかもしれない。でもそれを抱えたまま、今度の週末こそ勝点を奪う!!
待ってろ飛田給。



[楽しかったACL2019、埼玉スタジアム全戦アーカイブ]
グループリーグ
○3-0 ブリーラム
●0-1 全北
○3-0 北京国安
ラウンド16
●1-2 蔚山
準々決勝
△1-1 上海上港
準決勝
○2-0 広州恒大
決勝
●0-2 アルヒラル


2019年11月22日金曜日

らんらんランチ。

サラリーマンの楽しみと言えば「ランチ」。いわゆる「サラめし」ですね。

一日の中で数少ない「自由になれる時間」と言い換えてもいいかもしれないです(と、井之頭五郎さんみたいなことを書いてみる)。

だからできるだけ心の声に耳を傾け、今これが食べたい、あの店に行きたい、というものをチョイスしたいとは思うんです。

思うんですけども。

給料日前とかの財布の中身の残量の問題(涙)は別としても、自由になる時間が1時間だとして、それをフルにランチにかけることができるわけじゃないです。
それこそ五郎さんのようにふらふらしながら「何食べようかな」と思案している時間はないのです。午前の仕事が正午ぴったりに終わるわけでもなく、職場を出て少し歩いて、ヘタすりゃ並んで、注文して配膳を待って味わって、また歩いて自席まで戻る。午後の準備もある。誰やねん昼休みに電話してくるのは――案外時間は足りません。

そうなってくるとどうしても「近場」あるいは「デスク飯」のローテーションになりがちです。

それがイヤだというわけではないんですよ。お気に入りの店を脳内ラインナップしているのですから。コンビニ弁当にだって好きなやつあります。うまく回せば「飽き」もこないし。

でも、心の声が聴こえてこない日もあるんです。そのラインナップの中に「今日の気分は存在していない」と。

そういうときこそ新規開拓。

だから、たまには2時間ぐらい昼休みくれませんかね。
スマホが震えない2時間を。(←それが言いたいだけ)

一昨年のインスタから発掘。

2019年11月21日木曜日

お江戸レンタル屋、開店。

『時は元禄。』

この書き出しで僕の中の「時間」と「世界」は一気に江戸へ動いた。

あまり時代物を読まない僕にとってはすごく新鮮な体験だった。そういえば昔の人気時代劇って決まり文句の口上が冒頭にあったな、なんて思い出したりもした。やはり『死して屍拾う者なし』かしら(^^;

時代小説っていうより、エンタメ時代劇のノベライズみたいな感じかもしれないなぁ、なんて思いながら読んだのが、平谷美樹「貸し物屋お庸――江戸娘、店主となる」
ひらや・よしき、か。難しい。

簡単に言うと「おもしろいおもしろいおもしろい」だった。
ちょっとしたファンタジーも含めながらミステリー風味も持った、昔テレビで見てた楽しい時代劇そのままじゃないか、とね。

大工の棟梁の十五になる娘。箱入りだけど男勝りな「お庸」が主人公。
自宅に「押し入り」があったことから、意を決して暖簾をくぐったのが“ないものはない”と言われる「貸し物屋」――つまりレンタルショップ。
んで、いろいろあってその支店を任されることになるわけだ(サブタイトルにあるからネタバレではないよね)。

不思議な客が訪ねてきたり、不思議な注文があったり・・・そうして巻き起こる事件にお庸が向き合っていく、という話。

時代小説なんだけど、かぎりなく現代語に近い形で書かれているので読みやすいし、逆に当時の単語なんかが素直に頭に入ったりする楽しみもあった。別宅を表す「寮(りょう)」とか、支店のことを「出店(でだな)」っていうとか、それからそれから・・。

キャラクターもなかなか魅力的で、本店(ほんだな)の主人――味方なのに素性がしれない感じだ――とか、その部下の半蔵(いかにもな名前だ)とか、たまらんね。

一話完結。そんなところもテレビドラマ風かも。
後味もすんごくいい。勧善懲悪もあれば人情噺もあって。てやんでい。
江戸の庶民の死生観みたいなのもちょっと感じたりする。

続編も出てるみたいだ。ぜひ読み続けたいと思う。軽くぐんぐん読めちゃうし(^^;

2019年11月20日水曜日

あなゆきみたよ。

今回今さらながらに見てみた映画は「アナと雪の女王」です。ディズニーのプリンセス系(?)のお話には基本的に興味がなかったのですが、「2」の公開に合わせて地上波放送してたのをなぜだかリアルタイムで見てしまいました。このタイミングでブログ上げると宣伝みたいな感じになっちゃいますが、そういう意図はまったくないです。間違いなく私は劇場には行かないので(^^;

我が家には“オラフの声”に注目しているヤツもいましたが、まあそれは置いとくとして(笑)、そこそこ楽しかったですよ。感動したかと問われるとアレですけど(^^;

ストーリーについては特に書かなくてもいいですかね。

まあいろいろツッコミどころはありました(すいません、もともと興味を持って見てたわけじゃないんで・・)。

レリゴーをはじめとした有名な曲は、ぜんぶ序盤で歌われてしまいます。聖子ちゃんの娘も松さんも、超絶歌上手い。
ねーちゃん、立ち直り/開き直りめちゃめちゃ早い(というレリゴーだった)。

とか。

真実の愛ってそっちかいっ。男の扱いが哀れやなー。
剣と氷だったら普通は剣が強いだろ。凍らせて砕くってのは常套手段なのに。


とか。とか。

そして地上波放送ですから、エンディングのMay J.の歌はカット。不憫。

2019年11月18日月曜日

閑ネタ休書。

実はブログに書こうと思っているネタがないまったくというほどではないけど、ほぼ。

ここ数ヶ月、ずーっと「スポーツ観戦ブログ」と化してたので、タイミング的に“隙間”になっちゃったのかな。
あ、プレミア12はありましたね。決勝戦の哲人のHRと8回・9回だけは見ました(^^;

書き残したいと思うことがないというのは、私の場合心が動いてないということとニアリーイコールだったりもするので、あまりいい状態ではない。
それほど“忙”しいわけではないはずなので。

あるいは。

もう今度の日曜日に向けて、緊張が高まり始めてるのかも。ほかのことを考える余裕のないほどに。
スポーツ観戦ブログですので(笑)。

2019年11月15日金曜日

暴言注意。

多様性を認めるっつーたって、「あーこういう人もいるのね」と“認識”するまでだからね。必ずしも“共感”するとはかぎらないし、その必要もないんだから!!

「私に共感しないなんておかしい」とか理解不能でござる。

・・
・・・

いい歳こいてますが、人間はまだまだ未熟なものですから、まあカチンと来たりすることはそこそこあります。

心の中で中指を立て舌打ちをするようなこともあるわけです、正直に言うと。

そんな自分のことは好きではないのですが、何かの拍子に「うるっせーなー」みたいなことをリアルに超小声で呟いてたりするのに気づいたりすることがあります。頭の中が口から漏れてます。

怖い怖い。本当に怖い。

いろいろ「終了」になる可能性もありますもんね。

心穏やかに過ごしたい・・・。

・・
・・・

ふと気になって、自分のブログを検索してみたところ以前にも同じようなことを書いてました(→コチラ)。

まるで成長していない・・・。

2019年11月14日木曜日

ときどきぼくらは深夜バスに揺られて。

新潟に本拠を置く長距離バスの運転手と彼の周辺模様を描く、伊吹有喜「ミッドナイト・バス」を読む。

個人的にはあんまり積極的に長距離バスや深夜バスって使わないんだけど、それでも昔はスキーバスなんてのは何度も使ってた(おっといかん歳がバレる)。

深夜の休憩でバスから降りて伸びをしたとき。
夜明けにふとカーテンの向こうから外を見たとき。

その瞬間瞬間で場所と時間を“越えていく”、そんな乗り物だったように覚えている。

運転手本人とその家族。
息子、娘。別れた妻。今の恋人。

誰がいいとか悪いとか、そんなことではないけれど、人と人のかかわりは簡単ではないし単純ではない。

それでも、バスに乗り合わせる人、あるいは家族とかかわる人たちは、そこで何かを思い、何かを感じ、何かを見つけていく。そして次の場所へと越えていく――各章ごとにそういうサイドストーリーが描かれる。

そういう「発見」の物語なのかな。そんなふうに思う。このサイドストーリーは、はっきり言って“すごくいい”

ただなぁ。
メインストーリーのほうだよ。
主人公と元妻のじくじくとした感じのところとか、ちょっとなぁって思ったり。

『最近よく思う。みんな、自分の年とどう向き合ってるのかって』

「知らんわっ」と思いつつ、いっしょになってメンタル落ちたわ(^^;

でもまあ深夜バスですからね。最後は朝がやってくるわけです。はい。

2019年11月13日水曜日

毎日ぼくらは電車に揺られて。

今回今さらながらに見てみた映画は「トレイン・ミッション」です。

毎朝同じ時間に起き、駅に向かい、いつもと同じ通勤電車に揺られ、見慣れた他の乗客の顔を見ながら出勤する。

サラリーマン的には当然のことなんだけど、オープニングで描かれたこの一連の「日常」の映像がすんごくいい!!
季節は移ろい、家族との会話も日々違うし、子供も成長していく。それでも日常は日常であって、いつもどおり。何も変わらない。
だからこそ唐突にやってくる“非日常”が際立つ。

突然宣告されたリストラ。昔の同僚に愚痴をこぼし、それでもいつもの通勤電車に乗って家に向かう。
その電車の中で謎の女から彼に与えられたミッションは「終点まで行く、顔見知りではない、たった1人の乗客を探す」こと。家族を人質に取られ、しかたなくそのミッションに挑む、というお話。

可能性のある人物を絞り込んでいく過程はスリリングだけど、全体に通してみれば「黒幕はきっとあいつやなぁ」とは想像できちゃったりするので、ミステリーっぽさは薄い。
それでも次々にいろいろ起こりつつ、やがて派手なアクションシーンの連続!!

だって、主演はリーアム・ニーソンですもの(笑)。
この人の家族はしょっちゅう人質になりますな(^^;

そしてクライマックスの閉鎖空間(←ネタバレしないようにぼかします)でのシーンは思わずグッっと引き込まれたりします。

ハラハラは満員電車です!

2019年11月12日火曜日

ちゃんと、はしゃぐ、場所。

学生時代の仲間、先輩、後輩と集まる年イチの会。

楽しく過ごすために、みんなの笑顔を見るために、「ちゃんと、はしゃごう」と意識するようにしたのはいつのころだったっけ。
昨今はだいぶ「大先輩」のポジションに近づきつつあるので(苦笑)、こちらが勝手にはしゃいでれば笑顔で応対してくれる人――笑顔がひきつってるような気もしないでもなく――が増えたようにも思うんだけどね(^^;
どこかで「すまないねぇ」と思ってたりもするんですよ。いや、ほんとに。

今年もちゃんとはしゃげたかな。みなさん本当にありがとう。
楽しかったです。

こういう場が、未来永劫続いていけばいいなと心から思っています。
思ってはいますが、やっぱり考えなきゃならないことは出てくるわけです。



うまく表現できないんだけど。

  • クラブは学生のもの
  • カネを出したからといって、クチは出さない

という大前提の上で、誤解を恐れずに書くならば、「組織の話」と、その「組織の中の人の気持ちの話」を混ぜちゃだめだ。
それは別の話だし、大切なことの順番を間違えちゃいけない。

まず考えるべきことは、その人の「幸せ」であり、「想い」。
そうすればおのずと順番は見えるはず。

今年の冬がいい冬になることを、いい思い出になってくれることを、今はそれだけを祈りたい。

練りに練られた施策は打った。まだできることもあるかもしれない。
でもそれでだめなら「しょうがない」。誰かに何かを押し付けるのだけは避けなければならない。

2019年11月11日月曜日

本物の浦和レッズをお見せしよう。

酒も入ってたし眠くてしかたなかったんだけど、テレビのスイッチを入れると同時にこちらのスイッチも入る。

ようやくたどり着いた決勝。遠い遠い異国の地にいつもに増して密度濃くたなびく赤いフラッグ。心強い。なんでも没収されてたフラッグを、大使館の方々が取り戻してくれたのだとか。すばらしい。

2019 AFC Champinons League Final 1st Leg
AL HILAL SFC (KSA) 1-0 Urawa Red Diamonds (JPN)

立ち上がりから圧倒的にペースを握られる。アルヒラルは非常にモダンなチームで理詰めでボールを動かしつつコンビネーションで崩すことを意図している。広州や上海などとは根本的に違う。
今季の浦和はこうしたチームに相性がよろしくない。3バックの脇を徹底的に突かれ、サイドを崩され、危険な形でシュートを浴び続けた。

福島のビッグセーブ連発がなければ、この1stレグで趨勢は決してしまってたかもしれない。

でも、そういう展開もチームとしてはある程度「狙いどおり」
リヤドの「異様な」空気の中で、無理をした結果失点を重ねることが最悪のシナリオ。
そう考えれば、0-1というスコアはぜんぜん“悪くない”
いや、テレビ見てる最中はつらかったけどね(^^;

2年前もそうだった。ホームのアルヒラルは恐ろしいほど強かった。
だけど、ACLの(と限定しなきゃならないのが悲しいが)埼玉スタジアムは、相手にとっては鬼門中の鬼門だ。

24日は『本物の浦和レッズをお見せしよう』(2017年のホームゲーム前のズラタンのコメントより)

みなさんもぜひBS日テレで応援してください!!

・・
・・・あ、そうそう。

無事チケットは入手できました。
2年前と同じ、あえてのメインアッパー南側です。吉兆、と言っておく。



2019年11月8日金曜日

【TOKYO2020】全落ち勢のリベンジ。

いよいよリベンジマッチの始まりだ!

オリンピックの2次抽選販売の詳細がリリースされました。
1次抽選1次抽選追加とキレイに空振りしてきた「全落ち勢」こと当ブログ主の挑戦が再び始まります。
三度目の正直。仏の顔も三度まで。二度あることは三度・・・ないといいなぁ。

要点をかいつまむと、
  • ボクシングの販売が始まるよ。
  • マラソンは売らない、いや売れない(^^; トライアスロンとかほか何競技かも。
  • 受付は11月13日~11月26日11:59。
  • 申し込み上限はチケット枚数で「18枚」。第2希望まで入れて36枚で、最大当選は18枚(←これは考えなくてもいいと思います)。

今回、申込期間があまり長くないので、早々にオーダーしたほうがいいのですが、何を申し込むかはまた考えなければなりません。

その意味では公式さんが公開した「これまでの申込傾向」という資料(PDF)は参考に・・・ならんわっ(笑)。
メダルが期待される競技とか決勝が多いとか、金曜や土曜日の夜が多いとか、平日昼間は少ないとか、席数が比較的多い会場での予選やセッション数が多い競技で分散するとか、あったりまえやないかいっ!!

やっぱり前回同様「オリンピックを感じられるもの」というのを最優先にしようかな。

*  *  *

オリンピックのサッカー競技で選手が着用するユニフォームが発表になりましたねぇ。迷彩柄ではなくて、テーマは日本晴れだそうですが・・・「いや、これガチでダサい」以外の感想がありません。スタジアムで遠目で見ればなんだかわからなくはなるんでしょうがね。そもそも日本晴れって「雲ひとつない」んじゃないかな。めっちゃ雲あるし。



弊ブログ用のアイコンを作ってみたんですけどね、いろいろがんばって加工してもどうにもならん。



モンスターの第一章、完結。

WBSSバンタム級。
トーナメントを圧倒的に短時間で勝ち上がってきた“モンスター”井上尚弥
決勝の相手、つまりラスボスは“フィリピーノ・フラッシュ”ノニト・ドネア。巷ではドネアはピークを過ぎている、井上優位と言われていたけれど、僕は西岡利晃にTKO勝ちしたドネアも見てたから、そう単純に勝てそう、とは思えなかった。
もちろん、モンスターに勝ってほしい、勝てるに違いないと信じてはいたけれど。

『カーン!』

ドネア強いっ!
上の階級でも世界を制した実力とタフネスは間違いなくホンモノで、井上の右に必ず左を合わせてくる恐怖感たらない。手数、バランス、パンチ力、何よりも経験。
まるで0.01秒未来の世界に生きているかのような井上のディフェンスを、ああもやすやすと打ち抜いてくる選手を初めて見た。

でも、井上はやはりモンスターだった。

右目のカット、鼻血。ダメージの蓄積は足にきて、パンチに重さがのらない。9Rには大ピンチも迎えて、ポイントもおそらく五分。残り3ラウンドを「明確に」取らないとならない――。
そんな状況で、きちんとペースを上げられる強さ。
11Rの、そこまでまったく使えなかった(ドネアの右のガードが絶妙に上手かった)左ボディフックというフィニッシュブローを叩き込める強さ。

ノックアウトではなかったけど、それ以上にすごい試合で、それを明確に勝ち切った。

めっちゃ興奮した。気づいたら両手を握りしめて全身に汗かいてた(^^;
ジャブの差し合いだけで「ぎゃーっ」って声が出る。

井上の試合はずーっと見てきたけども、たぶんキャリア最高の一戦だった。

・・
・・・

マンガ風に言うならば「第一章完」というところか。
第二章の舞台は、いよいよ本場アメリカ。どんな強敵が現れてくるのか。そしてそれをどう乗り越えていくのか。今からもう楽しみ。

「井上尚弥」をリアルタイムで体験できる喜びったらない。

2019年11月7日木曜日

働くおじさんがひと言。

働くのは自分のためかもしれないけれど、仕事は誰かにためにするべきだと思う。

2019年11月6日水曜日

土壇場土俵際。

先発を見たときに「優先順位はACL」と改めて思う。天皇杯2回戦並みの大胆ターンオーバー。青木はケガからの復帰戦だから「試運転」の意味合いも強いだろう。

だからと言って、しかも相手が川崎だからと言って簡単にやられていいという話はどこにもない。そのぐらいリーグ順位はケツに火が付いてる状態――もはや大炎上。

5-4-1のブロック。勇気を持った高いライン設定。
失わない攻撃への意欲。

持てる力と可能性を存分に見せた戦いだった(一部除く)。
その持てる力とやらが不足しているのは今さらしょうがないじゃないか。いつものように「トライして失敗する」ならむしろOK。

2019 Meiji Yasuda J1 League #32
●浦和 0-2 川崎

めぐり合わせが悪いというのか、バイオリズムが低下しているみたいな感じなのかわからんが、こんなときにかぎって川崎の2ゴールはどちらもお見事であったし(小林のヤツは興梠かと思う動きでしたな)、マルティノスの今季最高とも言えるターンからのシュートはポストの内側を叩いたのに入らないし。

運がないというのは簡単だけど、これも実力であり現実。
せめて1ポイント取らせてやりたかったなぁ。
それだけに現場に駆けつけてやれなかった自分に対してモヤモヤしている。

リーグ戦はここ4試合で勝点1を積み重ねたのみ。しかもライバルチームよりも2試合多く消化したことになる。残りはわずか2試合。考えなくたって土壇場の土俵際の瀬戸際だ。

でも、徳俵を使ってでも必ずJ1に踏みとどまる!!
気合入って来たぞー!!

・・
・・・

この超絶過密日程を組んでおいて何が「Jのチカラを示せ」だと憤りたくもなるけれど、もともと「リーグとACLの両タイトルを」と宣言してたのはウチなので、ここが過密になるのは想定内じゃなきゃいけないんだよね。優勝争いじゃなくて残念だけども。

2019年11月5日火曜日

閉ざされた森。

今回今さらながらに見てみた映画は、ジョン・トラボルタ主演の「閉ざされた森」です。
嵐の夜、パナマの米軍基地から訓練に出たレンジャー部隊6名と教官1名。だが帰還したのはレンジャー1名と彼が連れ帰った負傷者1名。1名死亡。教官を含む4名が行方不明。
嵐の森の中で何があったのか。生還者を尋問するためスペシャリストとして呼ばれた男は、彼らの証言から真実を見つけることができるのか――。

んー、トラボルタかっこいー!(笑)

いやー参った。そういうことか。二転三転とはよく言うけど、こりゃ四転五転。
ちょっとずつ引っかかる何かはあるんだけど、想像がそこまで回らなかった。

コンゲームのように騙される快感というか、絡まってた糸がほぐれる快感というか。

ただ6人のレンジャー隊員の登場シーンが、常に暗い中だったり、ヘルメットかぶってたり汚れてたりするので、誰が誰だかわかんないよぉ・・・と思ってたんだけどね、それもまた演出の一部なのだよ。たぶん。

やりすぎ感もないではないけど、おもしろかったぞー。

ちなみに原題は「BASIC」。作中に一度セリフで出てきたかな。そのときの字幕は『本能』ってなってた。さしずめ「言葉の端々に表れるのは生き残るための本能」ってとこかな。

2019年11月4日月曜日

【Japan2019】ENG v RSA[Final]~最後の一生に一度~

テレビでしか観ることはできないだろうと思っていた決勝戦。ラッキーなことに聖地・秩父宮ラグビー場でのパブリックビューイングのチケットが手に入った。まあ“でっかいテレビ”で観るだけではあるんだけど、多くの観客と一緒にラグビー場で観るというのはこの上ないエクスペリエンスだと思う。

決勝戦――楽しみであると同時に、「終わっちゃうんだな」という寂しさと。


試合前には中島イシレリとヴァルアサエリ愛のトークショーも。お疲れ様以外の言葉はないですね、ホントに。
なんだかふたりともとってもキュートでした。妙な感想で申し訳ないですが。

そしてもちろんお供はハイネケン(^^;

Rugby World Cup 2019 Japan Final
ENG 12-32 AUS○

試合についてはもう細かく言うことは何もないです。

イングランド云々ではなく、南アフリカが素晴らしかった。ただそれだけです。
圧倒的なフォワード。いやらしさと正確さを兼ね備えたハーフ。アジリティと技術を持つバックス陣。
それらがちゃんとひとつになっていた強さ――開幕から次第次第に調子を上げて、ちゃんと決勝トーナメント、そしてこの一戦にピークを持ってくるマネジメントも含め、チャンピオンにふさわしいチームだったと思います。

おめでとうございます。
そして最後まで戦い続けたイングランドにも賛辞を。



楽しかったなぁ。全力で楽しんだ「一生に一度」

・・
・・・えっ?『20年以内に再招致を』だって??一生に一度じゃなかったんかい(笑)。


2019年11月1日金曜日

次行こうぜ、次。

試合終了のホイッスルとともに一番思ったのは、「俺、やっぱりこの相手は嫌い」ってこと。

どれだけ強かろうと、絶対に認めてやらない。

2019 Meiji Yasuda J1 League #30
鹿島 1-0 浦和●

過密日程の中、ましてやメンバーも入れ替わってて、攻撃が簡単に機能しないのはしかたない。守備あるのみ。

その点についてはギリギリまで我慢できていただけに、結果はものすごく残念。

残念だけどね、監督をはじめとして、ぜんぜん死んでないからね。まだ戦えるから。

その思いを強くしている。

【Japan2019】NZL v WAL[3rd]

なんであそこでショット選んじゃったかなぁ・・。

と思い返したのは前半、14-7でニュージーランドゴール前のペナルティ。ミス(というかレフェリーとの相性かな)が続いて、リードしているにもかかわらずニュージーランドが珍しく“あたあた”している時間帯だった。
同点になればその後の展開は違ってたかもしれない。でもウェールズは目の前の3点を選んでしまった。

Rugby World Cup 2019 Japan Bronze-Final
○NZL 40-17 WAL

イングランドがオールブラックスを倒すために徹底していた「ハーフからバックスに回ったときの最初のディフェンス」が、そこそこルーズ(^^;
センターがゲインしさえすれば、あとはオールブラックスの“多彩さ”が上回るのは想像できる。あそこの穴というか、ディフェンス同士の幅なんだよなぁ・・・難しいのはよーくわかるけども。

後半も最初のチャンスはウェールズにあったはずなのに、カウンターからトライを取ったのはニュージーランド。

そういう流れみたいなものを渡さないのが強さなんでしょうけど。オールブラックス、お見事ブロンズメダル!

田村の得点王がなくなったことを静かにお知らせいたします。

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あと決勝だけでおしまいか。寂しいねぇ。

加圧トレーニング[シーズン2.5]#07

「結果はコミット?」

先月はそんな書き出しをしました。健康診断に向けて高たんぱく低糖質の吉野家「RIZAP牛サラダ」を食べまくったら身体にはどんな変化があったか。既報のとおり体重は減ってました。さて身体の「中身」は?

数少ない読者の方の中には気になってる方もいるかと思います(え?いない?)ので、けっかはっぴょー(^^;

だだだだだだらだ(ドラムロール)だん。

特に目立った変化なし!(大笑)
血液検査とか諸々の数値を見るに、あまり前年から変わってないですね。それだけでも十分な成果と言えるような気もしないではないですが、1ヶ月弱程度のことではなく、長い日々の積み重ねこそが大切だということでしょうね。うん、知ってた。
と言いつつらーめん食べに行くかな。

【2019年10月度】
トレーニング回数: 2回

珍しく「3回目やろうか?」と思った・・・やらなかったけど(笑)。
なぜだか急に“筋トレしたい欲求”が出てくる10月でありました。

メニュー
ここのところ悩まされている右肩内側の痛みが続いているため、上半身のチューブトレーニングを増やしてみたり。可動域が広がる(戻る)といいんだけど・・・。

計測
前月比、体重-0.4kg、体脂肪率-0.3ポイント。謎数字[-7]。
シーズン2.5開始からは、-0.6kgの-0.4ポイント。

トレーニングとは直接関係ないんだけど、今年の夏前にとある事情でスマホに万歩計アプリを入れまして。
日によってもちろん違いはあれど、平日は8,000~9,000歩/日、週間で60,000歩前後/週は歩いている。これが「いい運動」になってればいいんですが。
ちなみに“ロングさんぽ”しても45,000歩弱しかいかなかった。浦和レッズのゴール裏で跳ねると16,000歩もいくのに(笑)。

先月分へのリンク