2020年8月31日月曜日

未熟なりの一歩。

簡単に総括すると、未熟なりに頑張ってた。戦ってたね、間違いなく。それが浦和の男たちってもんだ。
そしてそれが結果に出た、とそんな感じ。逃げ切り方が超ヘタクソなのも未熟ゆえってことでしょうね。

○浦和 2-1 大分

昨シーズンダブル食らってたようにやりにくい相手。ワイドの深いところを突かれる可能性がシロートにもよくわかるわけで。

案の定失点シーンは右サイドの深いところを長いサイドチェンジで突かれたところから。
長澤が高い位置を取っていて、橋岡はシャドーを見るのかワイドを見るのか一瞬迷った後にクロスの出どころは捨てた――判断自体は間違いじゃないと思うけど、エリア内で横に動いた大分のパスがスーパーだったということにしておこう。中でのポジションとかにも「未熟」は見えてるけどね。

ここで気づく。あれ?長澤の位置が高いのか、と。

3バック対策として、これまでは長澤(右SH)に相手WBの手当をさせてたが、この試合は特段そういう形を取らず、逆に2トップの近隣で仕事をさせることを選んでいたように見える。
守備のことを考えるとリスキーではあるけれど、SHの位置が低いとそこからまったく攻撃にならないのも確かなので、ひとつのチャレンジだったのかと思う。

そしてそれが奏功したのが同点シーン。ペナルティエリア手前でポストになったのが長澤だった。結果外の橋岡がねらいすましたクロスを入れることができ、2トップはともにDFと駆け引きをする余裕があった。ナイスゴール!!
レオは裏に隠れ、興梠は見えないところから前を取ってた。どちらもフリー。レオが届かなくても興梠がゴールしてたな。

SHに求められる要素は多いと思う。全体の成熟もまだまだ。
それでもひとつの挑戦してくれたこと、そしてそれがひとつでも形になったこと。うれしく思うのであります。


*  *  *

翌日曜日はレディースのリーグ戦をYouTube配信で観戦。

菅澤の1点目は「口あんぐり」なスーペルゴラッソでしたな。長船・南のCBコンビも安定感十分。7節終了で負けなしの首位。よーしこの勢いで優勝しちゃうぞ!!

○浦和L 2-1 新潟L


2020年8月28日金曜日

トラフィッカー。


今回今さらながらに見てみた映画は「トラフィッカー 運び屋の女」です。

運び屋の女に飲み込ませるという方法で麻薬密輸を行った弁護士兄と前科者弟。ところが女から麻薬が「取り出せなく」なり、次第に追い詰められていくというクライムサスペンス。

計画は相当に杜撰だわ(警察も杜撰)、登場人物全滅だわ、久々に身も蓋もないという言葉を使いたくなった。
でもめちゃくちゃなことこそが、むしろ「ありそう」な感じで、救いのなさと相まって、怖さと虚しさがじんわりと残る。
アイスランドの鉛色の空もその雰囲気を強調しているようだ。

そんなわけでタイトルほど「運び屋の女」は主人公じゃないです。あと、お食事前後には見ないほうがいいです。


2020年8月27日木曜日

不穏な眠り。

葉村晶シリーズの新作(といっても刊行は半年以上前だな)若竹七海「不穏な眠り」を読む。
シリーズ1作目→コチラ シリーズ2~4作目→コチラ シリーズ5作目→コチラ

さーて今回の依頼は?
「出所した人を送り届けて」「幽霊の噂のあるビル警備をせよ」「盗まれた古書を取り返せ」「10年以上前に亡くなった人の知人を探して」の4本です。とサザ●さん的な言い回しをしてみました(^^;

はたしてこれは探偵に依頼すべきものなのかしらと思うようなのもありつつ、その依頼を請けることになる経緯そのものがなんとも不運で、相変わらず読んでて気の毒になる。笑っちゃうけど(^^;

たとえば2話目ではとりあえず、葉村さんが警備に入っためっちゃ寒い現場のヒーターの燃料が切れます。
3話目ではとりあえず、葉村さんはスタンガンで気絶させられます。話そこから始まります(^^;
4話目ではとりあえず、調査に行った家でいきなり首を絞められます。別の家ではいきなり出刃包丁を向けられます。

このようにめっちゃ不運ではあるものの、独白の中に漏れ出てくるある種の暢気さというか、その不運を楽しめているような達観っぷりが、なんとなく物語全体から悲壮感のようなものを和らげてくれてるのかな、などと思う。

だけど、それだけでは片づけられない、どうにもならない「不幸」さも重厚に描かれるわけで、それによってこちらの感情はざわめくし、この作品群の魅力になっているのだとも思う。

そういう意味では収録作品1話目の「水沫隠れの日々」がいちばん印象強かった。

「水沫隠れ(みなわがくれ)」ってなんだろ、って調べたら『水の泡に隠れて見えないこと』。なるほど騒動の内容はあくまで表面的な部分で、本質の部分はなかなか見えてこない、というミステリーの本質っぽい言葉だが、実際に解決の糸口になるのがリアルに水沫の底のほうだったからね・・・ネタバレしないように書くと何がなにやら(汗)。
その水沫の底の本質を発見する瞬間、「葉村さんツイてる?」と思ったんだけど、それは問題解決に対して幸運だっただけで、葉村探偵自身は当然不運だった(笑)。
そして「よーし解決」と思ったところでもうひとつ底に真実がある。それが怖い。心がぞわぞわする。こりゃ名作だ。


*  *  *

余談。

表題作「不穏な眠り」の中で、「ダイヤ菊」という銘柄の日本酒が登場する(事件とは特にかかわりがない)。いわく『小津安二郎が愛した酒』
そんなうんちくもつゆ知らず、某ゴルフ場のレストランでティーアップしたボールが3つに見えるほどに飲みまくった記憶が蘇った。懐かしい。


2020年8月26日水曜日

汗の海。

気色悪いタイトルにしちゃってすいません。


お暑うございます。
まだまだ熱中症にに気をつけなきゃならないシーズンですがいかがお過ごしでしょうか。

エアコンを上手に使いながら快適に過ごしたいですよねっ!
もちろん換気も忘れずに。

というのも、この間ネット上で、窓を開けて風を通しながらテレビを見てたおじいちゃんが、娘さんに「何こんな蒸し暑いところにいるの!」と怒られた、というエピソードを見かけまして。
なんでも年齢とともに肌の感覚(温湿度センサーみたいなもんか)が鈍ってきて、暑いところにいても気がつかないというケースがある、ということなんですわ。
なるほど室内熱中症の多発ってのはそういうこともあるのかも。注意したいものです。

振り返ってワタクシですが、そこそこおじいちゃんに向かってまっしぐらではあるものの、昔よりよっぽどエアコンが快適に感じているなと思うわけです。

以前――それこそ「熱中症」なんて言葉すらなかった時代――は、夜寝るときはエアコンなんてほとんど使わなかった。酔っぱらって帰ってきてそのまま「まっぱ」(爆)で寝て(窓は開けてたと思う)、翌朝気がつくと“汗の海”で泳いでいるような状態が日常だったもの。
夏でも厚めの掛け布団が好きだったり(^^;

あの海から起き上がると、いろいろスッキリするような気がしてたんだ。
好きだったんだよ、あの汗の海が(←カッコつけてるが、ヘンタイ)

でも今は湿度が高いと気持ち悪くて寝つけなくて、エアコンかけて温度とともに湿度も下げてから寝たいと思います。嘘じゃないですって(^^;
それでも設定温度は高めが好きかも?

エアコンの使い方程度の話ではありますが、人間多少は成長するものです。

・・
・・・

という結論に達すればよかったんですけど――。

この間、休日の朝ちょっと二度寝してしまったとき、エアコンはすでに止めちゃってて、外気温の上昇に伴って久しぶりに“汗の海”を泳いだんですよ。

起きたらやっぱりスッキリしてたんだよなぁ。特に気分が(笑)。この感じやっぱり好きだーってなもんで。

人間なかなか成長しません。
熱中症には気を付けましょうね、みなさん。もちろん自分自身も含めて。汗の海でおぼれないように(^^;

2020年8月25日火曜日

【TOKYO2020】パラ開幕まであと1年。

(ほぼ)1 Year to Go!!!


東京2020パラリンピック、昨日がちょうど開幕365日前でした。

いよいよあと1年か!と盛り上がるのは去年1回やっちゃってるから、残念ながら強烈にテンションが上がるようなことはない。

たった1枚だけだけどチケットが当選した僕にもその取扱いについて連絡が来ている。『希望者には払い戻しをしますよ』と。
もちろん払い戻すつもりは毛頭ない。万難を排して参加するつもりだし(23日の陸上ゴールデンGPをテレビで観て「あそこで見たいな」ってすごく思いました)、まだまだ追加のチケットも買いたいと思ってる。

でも。

ニューノーマルな大会に対する漠然とした不安感は正直あるし、社会情勢が、世界が、もうひとつ山を越えないかぎり見えてこないものもあるのだと思う。

そんなことを考えながら、埼玉スタジアム2002でのJリーグのチケットも、10月以降の大田区総合体育館でのBリーグのチケットも、今のところ購入を控えようと思っていたりします。

買いたいのか買わないのか、つまり現場に行きたいのか行きたくないのか、すんごく矛盾したメンタルを抱えて困ってます(^^;
UCL Finalも、NBA Playoff(LAC-DAL ルカ・ドンチッチハイライト)も強烈だったねぇ(眠い)。


2020年8月24日月曜日

しかたないと思えるゲーム。

トーマス“トミー”デンのスーペルゴラッソを見られただけでもう十二分。お腹いっぱい。


お腹はいっぱいだけど、やっぱりちょっと悔しい。

●浦和 1-2 神戸

前節よりもさらに守備の連動性、具体的には「レオをスイッチとした前ハメ」が意図されてたことはよ~く見て取れた。気候的にも良かったのかな。
それが奏功してチャンスを得た部分も多かったし、そう一朝一夕に守備連動が完璧になるわけでもないわけで、逆に大ピンチを招く場面もあって(^^;

それが早い時間帯からオープンな展開に見えてた要因かな。

サッカーとしての興奮度は単純に高かったと思うね。
球際厳しく、攻守ともに連動し、パススピードも速く、まずはゴールを目指す。何よりも「走る」ことをやめなかったから。

こういう試合を続けてほしいと切に思う。

その上で、エースが決定機を決められなかったんだから、結果はやむなし。
悔しいけれどしかたないと思えるから。



最終盤、けんゆー投入のときの3トップ的オプションは欲しかったかな。シンゾーをゴールから遠ざけたくなかったので。
でもまあ、まだそこまで求めちゃいかんか。まずは4-4-2の成熟よね。

*  *  *

試合終了直後にチャンネル?を変えてウッチーの引退セレモニーを見た(ついでに同点ゴールの起点クロスも見た)。娘ちゃん可愛すぎ問題はさておき、挨拶の最後を『また会いましょう』で締めるなんざカッコよすぎでしょ。


2020年8月21日金曜日

【ら~めん】多賀野@荏原中延(3)

夏休みの宿題、絵日記の提出が遅くなりました。今年は夏休み最終日は8月31日じゃないんですよね。学校に通われてるみなさん、体調には気をつけてがんばってくださいねー。

*  *  *



8月12日水よう日(はれ)

きょうは「たがの」にらーめんを食べに行ってきました。ここはわたしが日本で一ばん好きならーめんやさんです。
さいきんは、月よう日から金よう日のひるしかお店は開いていないので、夏やすみは大チャンスの日です。
朝ごはんを食べたあと、すぐに整理けんをもらいに行きました。24ばんでした。

12じ30ぷんにじゅんばんが来たというLINEがとどきました。

お店にはいるといつもよりいすの数が少ないと思いました。

きょうは、中かそばにちゃあしゅうとにたまごを乗せてもらいました。
いつものようにすごくおいしかったです。
スープのあじも、めんの歯ざわりとのどごしも、本当にさいこうだとおもいました。

またすぐに行きたいです。こんどはごまのからいそばを食べようとおもいます。

*  *  *

8月14日金よう日(はれ)

きょうも「たがの」にらーめんを食べに行こうとおもいました。お店の前までいくと、はりがみがしてあって、おやすみでした。ごまのからいそばは食べられませんでした。

すごくかなしくなりました。

*  *  *


いやマジで至高。最高。マイベスト。インスタに写真も載せました

大混雑+感染症対策で整理券発行システムになって、発行するときに食券も買う。
中華そば(750円也)+ちゃあしゅう(300円也)+煮玉子(120円也)でした。特製A(300円)にしとけばよかったかな。

東急池上線荏原中延駅改札正面の路地入って右側すぐ。

2020年8月20日木曜日

この勝利はほめちゃっていいと思う。

完璧かと問われればそうではないだろうし、相手のミスが大放出状態だったことが一番の理由かと思うけど、それでもそのミスを誘発したこと、決め切ったこと、十分にほめてあげていいんじゃないかなぁ。

G大阪 1-3 浦和○

メンバー構成としては前節終盤のように5バックもありそうだったけど、実際にはいつもの4バック。その動きをできるだけ俯瞰で見るように努めてたんだけど、前線からの追い込み、連動とラインの取り方、距離感、すごく良かったように感じた。質はまだまだだと思うけども(^^;

立ち上がりにあったビッグチャンス。アタッキングサードでレオがボールを奪い、エリア内武藤へ、そこからマイナス気味のクロスが長澤、という一連の流れも、単純には相手のミスではあるものの、そのレオをスイッチとした守備連動からのショートカウンターという意味では狙いどおりなんではないかと思う。あれ決まってたら快感度高かったな・・・。

逆に連動しようとして、ちょっと遅れて裏返されて、というシーンもあってそれはそれは怖かったっすけどね。宇佐美がクロスバーにぶち当ててくれて助かったとこね。

レオの個人技から得た関根の先制点の後も、この守備連動からの早い攻撃という「今やりたい形」がすごく見えてたと思う。それが一番うれしかったな。
1試合飛んでコンディションいいはずのガンバを上回る運動量という印象も。

3点目を取った後は柴戸投入で中盤を締め、ラスト10分は「成功体験」のある5-4-1の移行。
気持ちよく終了のホイッスルを聞けたってのは、つまりイメージどおりの勝利だったんじゃないかなと思うわけです。よかったよかった。

・・・これが続かないのが僕たちの浦和レッズ(笑)。




交代するときにものすごく悲しそうな顔をする(不満そう、とは違う感じ)レオが愛おしいです。


2020年8月19日水曜日

ここんとこの話。

少しばかり体を使う系の仕事をして、冷房の効いた室内とはいえじんわりと汗をかいて、『あぁビール飲みてぇ』って思うのはあまりに自然な感情で。実際ひとり言として口から出てたし(^^;

「よしじゃあ行きますか」とばかりに職場の人と繰り出すこともない昨今である。

とはいえ、ひとりの帰り道でも『あぁビール飲みてぇ』の感情は残ってて、あそこに寄ろうかこちらに寄ろうか、頭の中ではずーっと思いを巡らせている。

「でもなあ」、と思い直す。
結局まっすぐ帰宅した。つまんねえ奴だな、と思いながら。

*  *  *

そういう生活をしている中でも、それでも本格的に巣ごもりしてた時期よりも、ご近所への買い物などはある程度できてる。そして。


出会いって素敵(はぁと)。

2018年11月に買ったやつ(すでに底は擦り減り内側の布も破れ・・・2年持たなかったか)の後継となります。歩くのがますます楽しくなりますわ~。あ、写真撮ってなかった(^^;
自分メモ:NIKE DOWNSHIFTER 9 BLKxBLK US8

2020年8月18日火曜日

お江戸レンタル屋、まだまだ営業中。

『好奇心もおせっかいも貸し出すよ!』(帯のコピーより)ってなわけで、シリーズ3冊目、平谷美樹「貸し物屋お庸――娘店主、捕り物に出張る」を読了。
1作目「江戸娘、店主となる」→コチラ 2作目「娘店主、奔走する」→コチラ


今回のお客様のご要望は、行李、十両、猫、そしてお札(ふだ)。
4話とも例によっての人情話でありちょっとしたミステリーであり、相変わらず楽しいです。

「猫」「お札」については容易に想像できるでしょうが、ファンタジー要素も濃厚です。

お庸の成長(?)とまったく変わらないないところ、なんだか親戚のおじさんの気分で読んでるかもしれないですね(^^;
3冊目にして江戸の町で次第に有名になっていくお庸。その評判は「口が悪い」というのがほとんど。でもそれでもその評判の裏には「信用」も伴っている。それはつまり正直であるということなのだろうけれど、「正直でい続けることができる」ことへの羨望ってのが僕の中のどこかにあるような気もするなぁ。

さて。

4つの騒動の影で、お庸を狙う大名屋敷の手の者が暗躍する姿が、ずーっとバックグラウンドで描かれています。次作以降、何か大きな事件が起こるのかもしれません。わくわく。

・・
・・・

作中江戸の地名がたくさん出てくるわけですが、今回は読みながら地図も確認してみました。
現在には残っていない地名やお堀も出てきますので必ずしも正確な場所がすぐわかるわけではないのですが、日本橋○○町と残っているとこもあって、地図が頭に描けると、より小説が楽しめるということに気がつきました。こないだ日本橋界隈はだいぶ歩いたのでね(^^;
鉄道ミステリーを読むときに時刻表を傍らに置いて、みたいなもんかな?(笑)


2020年8月16日日曜日

守備特訓のみ。

ようやく勝ち点3が取れました。取れましたが・・・。

2020 Meiji Yasuda J1 League #10
○浦和 1-0 広島


立ち上がり5分、数少ない手持ちの武器であるロングカウンターからペナルティを得て(ちょっと怪しかったけど)、それをレオが落ち着いて沈めて先制。

そこからの85分間、アディショナルタイムを考えれば90分以上をゴール前に張り付いて(張り付けられて)の守備特訓状態。

4-4-2で始めた守備陣形は、SHを1枚下げての疑似5バックに変化し、岩波投入で明確に5-3-2に変更し、最後はFWも下げての5-4-1。
それでもそのディフェンスだけで守りきれたわけでもなく、西川のビッグセーブが4つほどあったろうか。それにも助けられた。

前節の大量失点からの修正のため、広島の攻撃をただ跳ね返すことに集中したといえば聞こえはいいが、まったくもって攻撃につながらないのは「観客」としてはなかなかにストレスフルだ。

だけど、おそらく今は勝ち点を積み上げるにはこの方法が近道だと思う。気象条件も厳しいし、前から行くのは無理がありそうだし。


この無失点勝利がメンバー構成も含めて成功体験になればいいのだけれど、ただそれだけだと盛り上がらないのも確かで(涙)。


2020年8月15日土曜日

少しずつ、そして長い「さよなら」。

お盆だから、という理由があるわけではないようなあるような。
今回今さらながらに見てみた映画は、少しばかり死を想起する作品、「長いお別れ」です。レイモンド・チャンドラーのやつじゃないっす。



ものすごく簡単に言うと、認知症を発症した父とその家族の7年間に及ぶ物語です。英語で認知症のことを“Long Good-bye”と言うそうです(と本編のラストで語られます)。少しずつ時間をかけてさよならをしていくという意味で。
本来家族にとってはものすごく大変な生活だろうし、重く苦しい物語に見えそうですけど、映画に流れる空気はとても明るく、そして幸せなものです。

幸せ、か。

まずは父親役の山崎努ですよ。ガチではないかと思うほどの強烈な演技。
笑っちゃいけないんだけどさ、笑っちゃうほどなんだよね。と同時にリアルに頭の中で像を結ぶ映像(遠回し)もあったりして、笑いながら「笑っちゃいけないや」と言いつつ目尻からは涙がずっと流れてた。

介護の問題ってひと言では片づけられない問題だし、同じ状況ってふたつとないだろうし、簡単に答えが出ることでもないと思う。
それでも、そこに「家族」がいること――それこそがこの映画で描いたものだろうし、大切なことだろうな、と改めて思ったのでありました。

自分のことを考えると反省しちゃうよね。なんかいろいろごめんなさい。

ネタバレします。
ふんわりしたキャラクターのおかあさん(松原智恵子)とのシーン。2度目のプロポーズ。そして突如として凛として背すじを伸ばす病室のシーン。
あるいは長女役の竹内結子のキスシーン。
あるいは次女役の蒼井優が元同僚をテレビの中で見つけるシーン。
血縁だけではない「家族」という形を思う。

・・・中野監督には「湯を沸かすほどの熱い愛」に引き続き、泣かされましたわ(T^T)


2020年8月14日金曜日

さんぽニスト、江戸を引き回される。

せっかくの連休×夏休みです。どこかにお出かけしたい、特にさんぽに行きたいとは思うわけです。ただまあ呑気に遊びに行って、なんとか警察に怒られてもアレだし・・・といろいろ考えてたんですね。

たまたま江戸時代を舞台にした小説を読んでたこともあって、ふと思い立ったことが。

「江戸市中引き回し」

調べてみると、何やら東京観光みたいなルートだし、当然1日で周回できる距離だろうし、都民としては県をまたいだ移動もないし、歩いてるだけなら密になることはないし、いろいろ考えて(言い訳がましい)、行ってみることにしました。

大まかなルートとしては小伝馬町の牢屋敷を起点に、江戸城をぐるりと回って再び小伝馬町に戻るというもの。まずは小伝馬町へ。

牢屋敷跡は公園になってて案内看板がある程度ですが、そこは東京、ここから先もそんなに往時の痕跡は残ってないだろうなと思いつつ出発します。


小伝馬町から大伝馬町、小舟町、日本橋(明らかにわざわざ、な感じの遠回り)、兜町、茅場町、八丁堀とやたらにカクカクと曲がりながら進む、というか全然先に進まない(笑)。
引き回しには「見せしめ」という意味も当然あるんだろうし、逆に言えば当時はこの日本橋界隈こそが中心地だということでもあるんだろうななどと思う。
兜町では「銀行発祥の地」も通貨通過。渋沢栄一の大河ドラマも楽しみです。

宝町から中央通りに出る。ここからは懐かしの東海道
朝ということもあって花の銀座もさすがに人がいない。マスクをしたライオンに挨拶して、なんとなく先を急ぎます。
ずんずんと南下して、今回のルートの南端にあたる札ノ辻で右折、今度は江戸城の左側にあたるラインを北上していきます。

続いての東京観光はもちろん東京タワー。
なんだろう、やっぱり・・・好き(^^;

虎ノ門ヒルズを横目に汐見坂からアメリカ大使館横へ。
テロ特別警戒中とのことで通れない歩道があったりしましたが、特に職質とかされずひと安心です。帽子・マスク・サングラスなんで心配したんですよ。

そして赤坂に入ります。午前中だというのに「前の夜」の空気がまだ流れているような不思議な感触。まあこれからもあまり来ることはないだろう、と思います(^^;

赤坂見附からはいったん豊川稲荷のほうに迂回して、それから外堀通りを四谷方向に向かいます。調べたところによると、ルート上には大きな大名屋敷が点在していて、この迂回もその一環かと思います。

せっかくなのでここで豊川稲荷にも立ち寄ってお参りさせていただきました。
東京観光的にはほかにも神楽坂の毘沙門天、湯島天満宮、東本願寺、浅草寺などなどがルート上に点在し、全部ではありませんがお参りをさせていただきました。祈りたいことも多いですから。
でもどこも手水が使えなくなってました。網をかけてあったり柄杓が置いてなかったりと方法はいろいろですが、もちろん感染症対策です。お清めなのになぁというなんとも言えない気持ちになりましたです。はい。

紀伊国坂をふうふうと上りながら、やっぱり東京って坂の町だよななどと思う。
一方で日本橋なんかのあたりは「堀と橋の町」。江戸城の西側と東側で景色は本当に違う。社会科で習ったことを実感しつつ、上りきった。

迎賓館前では小さなお子さんが自転車の練習中。穏やかな時間です。

この四谷あたりがルート全体の西の端かな。そういえばさらに西に行くと「新」宿だもんね。

せっかく上ったのに(笑)、四谷からは市谷に向けて下っていく。
この坂はもちろん、東京オリンピックの幻のマラソンコース終盤の勝負所。歩いてみて実感するのはもちろん長さも斜度もあるんだけど、それ以上に微妙な「斜度変化」が多くて、それがダメージありそうだなと思ったのです。斜度変化ってバランス崩すからな、と元スキーヤーは思ったのです。歩きならではの実感です。下りですけど(^^;

さてルートは市谷から牛込のほうを経由して神楽坂のほうへ向かうんですが、この途中で道をロストしてしまいました。つまり迷子
大日本印刷の敷地内を通るような角で曲がらなかったのが原因だったのですが、そもそも迷子に気づくのに時間がかかってしまってだいぶトンチンカンな方向に進んでしまってたのと、GPSを使いたくないという謎のこだわりのせいで随分と遠回りしてしまいました。
まあそれもさんぽです。ええ(強がり)。記事の最後にリンク貼る地図の中に正誤両方記載済み。

そんなわけでようやくたどり着いた神楽坂も久しぶりです。また雰囲気がオシャレ方向に進んだかな?


飯田橋の歩道橋の上から通った小学校の建物を確認して、後楽園方向。東京ドームってあんまり道から見えないのね。意識したことなかったな。

後楽園というより小石川って言ったほうがいいかな。ここから少しだけ中山道を進んで本郷に抜け、さらに天神下から上野へ。
急に町の雰囲気が変わった気が・・・坂の町が終わったんだと思う。

不忍池の人よりもでかくなってる蓮を横目に、JR上野駅前を抜ける。それなりに人出あるな、上野は。
かっぱ橋問屋街を横目にいよいよ浅草。雷門の前にものすごい人だかり、と思ったらそろいの衣装に身を包んだ人力車の客待ちのおにいさんたち。よーく見たら明らかに一般客は少ない。という映像を撮りたいであろうTVクルーもいて、ぜっっったいに映りたくないのでとっとと先に進む。

東武浅草駅のところから日光街道を北上。東京新名所・東京スカイツリーを右手に見ながら山谷堀まで行きます。ここがルートの最北端にあたります。折り返して今度は日光街道を南下。
靴問屋が目立つ浅草から駒形、おもちゃ問屋あるいは大手おもちゃ企業が並ぶ蔵前、そして浅草橋を渡ると、ふたたびの日本橋エリア、馬喰町、そして小伝馬町。

小伝馬町牢屋敷跡の公園には、朝にはなかった子供たちの声が響く。
今日はここまで。
引き回されたのか引き回したのかよくわかりません。で体中の水分がすべてアクエリアスに入れ替わったような感じだけど、やっぱり歩くのは楽しい。いろいろ記憶に残る東京一周でした。


今回の行程:Google Mapsのマイマップ
お昼ごはんは[東京都感染防止対策ステッカー]の貼ってある小石川のチェーンの中華料理店でチャーハン。


2020年8月13日木曜日

「ジョーカー」って呼んで。

今回今さらながらに見てみた映画は、「ジョーカー」です。夏休みなんでHDDに溜まってるやつを一所懸命に見てまーす。


バットマンの敵役のジョーカー。彼がどのようにゴッサムシティに生まれたのか、その誕生物語です。

とにかくホアキン・フェニックスですよ。すげえ。それ以外言いようがない。

・・・何を書いてもネタバレになっちゃうなぁ(以下要注意)。

現実と妄想の隙間で苦しむ姿、自らの意図とはまったく違う現実と展開。自らの中に生まれてくる狂気と快感と自分なりの真実――。

オープニングとラストシーンで印象的に描かれる、クラウン(ピエロ)が自らの口角を上げるしぐさ。その直後の顔がまったく違う――真にジョーカーが生まれたあの瞬間は、呼吸を忘れるような凄味だったと思う。

ふう。

*  *  *

もう1本、この「ジョーカー」がモチーフとしたと言われる作品、「タクシードライバー」も改めて見てみました。
この映画そのものについてはもはや語るべきことはないだろうが、象徴的に語られる“街のゴミ”、いわゆる上流の人間たち、夜の灯、言いようのない閉塞感。言葉を選んで書けば「こじらせた男」が、報われない現状から逃避するために狂気に飲まれていく。
確かに多くの共通点が感じられる。

そして個人的には、鑑賞にパワーが必要という点も同じだった。ふうふう。


2020年8月12日水曜日

空母いぶき。

今回今さらながらに見てみた映画は、「空母いぶき」です。


ごく近い将来。東シナ海に生まれた軍事国家・東亜連邦に日本の領土が侵略され、自衛隊に犠牲が出た。現地に急行しようとする「空母いぶき」を中心とする艦隊。攻撃をしかけてくる東亜連邦。
それに対して自衛隊はどう対応するのか。その存在意義とは。永田町と霞が関の対応は・・・実に「原作:かわぐちかいじ」らしい設定です。

もちろんそうしたテーマに対して考えさせられるという一面はあります。が、ここでは特にそうしたことについては語るのはやめておきます。

見終わった印象としては、なんとなく「シン・ゴジラ」を思い出したというのが最初かな。
事件は会議室でも起きているし現場でも起きているということ。そのあたりの「お仕事映画」という部分がおもしろかったな。

あと、映画舞台のスケールはでっかいけれど、演技そのものはそれぞれ狭い空間に限られた中で行われていること。そのあたりを「堪能」したという気はします。
たとえ目だけしか映ってなくても市原隼人は十分に熱いし(笑)、声だけの本田翼はそんなにかわいくないことを発見したし(失礼)。
やっぱり主演の艦長を演じた西島秀俊。好戦的な持論の持ち主という感じで描かれてるんだけど、事態が緊迫すればするほど口の端っこに笑みが出てくるような“怖さ・危うさ”はかなりホラーでしたよ。

それからもちろん、男の子的に船、飛行機、潜水艦。それらを描くCG。かっこいいっす(^^;


2020年8月11日火曜日

眼鏡をかけたロケットマン。

今回今さらながらに見てみた映画は、エルトン・ジョンの自伝的映画「ロケットマン」です。
ご本人が製作している映画なので、基本的には事実の積み重ねだろうということは想像できます。そして実際に、本人が過去を語るというスタイルで話が進行していきます。


そんでもって、この映画はミュージカルでした(^^;
楽しいところばかりではなく、エルトンの苦しみみたいなものも歌に乗せて届けられます。特に複雑なこともなく、シンプルで楽しめる映画だったと思います。
お金ができるとどうしても悪い取り巻きが現れるんですねぇ。僕、お金なくてよかったよ(嘘)。

本当に楽しめましたよ。ただ・・・。

エルトン・ジョンというキャラクターからイメージする、きらびやかなロックスターで、酒・ドラッグ・セクシャリティといった点からどうしても「ボヘミアン・ラプソディ」と比較してしまいます。
好みの問題でしかないとは自覚してますが、主人公の心の揺れ(多くは主演俳優の演技にもよるところが大きいか)、周囲との関係性などを細かく描いていたのは「ボヘミアン」のほうだと思ったし、ミュージシャンを主人公としている中で圧倒的な音楽そのもの、という意味でも・・・と思いました。
まあエルトン本人が存命だというのは不利な要素だとは思うんですけど。

そういう比較をしなければ、すごく楽しい映画なのです。間違いなく。


2020年8月9日日曜日

さすがにこれは。

いろいろあってリアルタイム観戦ができなくて、「そろそろ追っかけDAZNしますか」とうタイミングで、気が抜けてたのか魔が差したのかTwitter開いちゃって、目に飛び込んできたのが!!

名古屋 6-2 浦和●

いやぁぁぁぁっ!!


さすがにこれは・・・追っかけ観戦する気力がわきません・・・。ごめんなさい。

くしくも1999年の瑞穂の惨劇を思い出しますが(8-1)、今年は降格ありませんから!


2020年8月7日金曜日

盤上に立つ孤高の狼。

塩田武士「盤上のアルファ」を読了。「罪の声」がおもしろかったので、塩田作品をもう1冊いってみました。以前から気になってた1冊でもあります。

将棋の世界が舞台ですが、くしくも読み始めた日に藤井七段が棋聖タイトルをゲット。運命感じちゃうなぁ(違)。

――アルファとは、群れの中で最高位に位置する孤高の狼のこと。

第1章、新聞記者・秋葉の章。
異動した彼が初めて目の当たりにするタイトル戦――これは門外漢である読者への説明という意味合いもあるだろう。場の雰囲気を感じるには十二分なイントロダクションだと思う。
破れた挑戦者との最後のシーンはものすごく気持ちよくて心地よくて、3回も読んじゃった(^^;

ちなみに僕自身、駒を動かすことはできるけれど、決して上手でもなければ詳しくもないわけで、この章はありがたかったかも。
昨今の巣ごもり生活の中で、久しぶりにやってみて、坊主2号に初めて平手で負けた。衝撃的に悔しかった。

第2章、アマチュア王者・真田の章。
いかにもドラマチックな生き様の男が登場する。無頼、とでも言うのか。
もう若くない年齢、しかし持っているものはただひとつ、「将棋」のみ。

第3章、同い年の2人は出会う。なぜか美人女将の小料理屋で(^^;

ここからがある意味本題。第4章・5章とタイトロープのような細く厳しい道筋で、改めてプロを目指す真田。それを見届ようとする秋葉。
“ら”の「崖っぷち」の戦いが始まっていく。


僕には盤上で動いている駒の姿まではイメージできない。もちろんイメージできたところで状況は理解できないだろうが。
それでも、対局のヒリヒリするような空気は感じられる。まるで小説の中の音楽が聴こえてくるような気がするとの同じように。

いやー、緊張するぅ!

このタイトロープを渡り切れるのかどうか、それは棋士にとっては生死そのものなのかもしれない。

真田は孤高の狼の姿を思い出す。『アルファの目が物語るのは、動物が持つ「生」への執着』だと気づく。そして盤上のアルファは思うのだ。『敗北を考えることに何の意味があるのか』と。

いやー、緊張するぅ!(再)

『真田の顔は紅潮し、強い視線が秋葉を射抜いた。秋葉も今度は目を逸らすことなく、彼の全身からあふれる気合を受け止めた』

そんな緊張の中で、急にほんわかな(?)シーンがあったりして、そのギャップに感情の上下動がタイヘン(^^;
いい意味で揺さぶられましたっ!!

・・
・・・

余談。第1章ではとある関西地方の強烈な人物像が描かれている。濃厚すぎるのは一般論なのか、あるいは何か恨みでもあるのか(笑)。

余談2。テレビの中の将棋を見てていちばん思うのは、あの「負けました」の瞬間のこと。
凛として美しい敗者の姿。かたや強く感情を表に出さず、感想戦という形で手の内・思考回路を示す勝者。なんだろうあれは。

2020年8月6日木曜日

記憶にございません。

今回今さらながらに見てみた映画は「記憶にございません!」です。
タイトルだけで古い記憶が蘇る我々世代でございますが。

史上最低の総理大臣が記憶喪失になって、さてどうなる??――という実に三谷幸喜らしくたくさんの登場人物がごちゃごちゃと絡み合うコメディ。

さすがにコメディとして安定感あります。細かい考証とかどうでもいいじゃないか、という強烈なパワーを感じます。そして確実に笑えます。

それ以上でもそれ以下でもありませんっ!

ただ個人的には“史上最低”部分を演じる中井貴一がもっともっと見たかったところ。
すべての観客からの支持率を最低にしてから、新たに上昇していくカーブを見たかったような気もします。意外に悪役似合うんで(^^;

そうそう。
「この人が出てるなら大丈夫」と思える役者さんのマイリストに、小池栄子が入っていますが、本作でも魅力満開であります!「美食探偵」のときの狂気の演技はすごかったなぁ。

それから驚いたのが吉田羊。この人ってこんなに工口寄りの人でしたっけ。サイコーでした(照)。新たな魅力全開であります!!


*  *  *

もう1本、コメディの「ザ・ファブル」も。
え?コメディじゃないの?アクションサスペンス??柳楽優弥だけはサスペンスだったな・・・。

劇場公開時に見に行くチャンスがあったんだけど、そのときはあんまり興味なくて・・・でも結局見ちゃいました。なんかごめんなさいm(_ _)m

原作マンガを読んでないので、細かい設定とかの部分で「ん?」ということはありましたが、総じて直球、しかも剛速球なエンタメだったと思います。
SP」以来、久々に岡田准一の プロモーションビデオ 「岡田くん、どこまでスタントなしでできるかチャレンジ」を堪能しました。いや、いい意味で(^^;


もし75年前にSNSがあったら。

NHK広島放送局の企画「#ひろしまタイムライン」のツイートを朝から追ってた。

リアルタイム性とでもいうのか、75年前の8月6日の出来事が市井の人の言葉で次々に伝えられる。そして8時15分を境に、世界がまったく変わってしまった。

今まで知識として知ってたことよりも、より身近なものとして。
「そっち行っちゃだめだ」、そう思いながらも、でも「そうしてしまうんだろうな」ということも、同時に体感している。震えてる。

正午を過ぎた今このときも、新しいツイートはされているのだと思う。
ツイートが流れてくることで、シュンくん一郎さんやすこさんの無事が確認できている、そんなふうにも思っている。

どうぞ、どうぞご無事で。そう思いながら。



2020年8月5日水曜日

巣ごもりシアター。~アマゾンズ~

WOWOWさんとHDDレコーダーのあるくらし。
WOWOWで絶賛放送中の「劇場版 平成仮面ライダー 大集合!」な企画の13回目です。
前回の投稿はコチラ→12

満を持して(?)、配信オリジナルで制作された「アマゾンズ」の劇場版3部作のイッキ見。
シーズン1はテレビ放送されたものを見ましたが、以降はまったく事前知識ゼロであります。

  • 劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season1 覚醒
  • 劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season2 輪廻
  • 仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判

前にも書いたけど、グロい。ダーク。怖すぎ。
だが、これもまた仮面ライダーのひとつの側面。歳がバレるが、小学生のときに見た「1号」(まだ真っ黒な時代)は怖くて見てられなかったもん。

食うか食われるか。食うのか食わないのか。守るのか戦うのか。答えの出ない問いに締め付けられるような思いで見た。

実にしんどかった。しんどかったんだけど、見終わったそのエンディングで、なんだか美しいとさえ思ってしまったのはいったい何だったんだろう。
鷹山さんかっこよかったよお。

まったくオススメできるような映画ではないけれど、そういう仮面ライダーであったのです。


以上、「劇場版 平成仮面ライダー 大集合!」、通算41本にてTHE ENDであります。
『俺、おつかれっ』(モモタロスの声で)

*  *  *

さて、テレビ放送ちうの「ゼロワン」もいよいよクライマックス。途中新作が作れなくなって結果的に最後駆け足になってしまったけど、ゴールも見えてきてるしきれいに終わるといいな、なんて思ってます。

そんで次作「セイバー」も発表になりまして。
個人的には主題歌&EDをスカパラさんたちが担当するというのが最大のビッグニュース!!ボーカル誰がやるんかな。わくわくわくわくわく。
え?主人公小説家?


2020年8月4日火曜日

加圧トレーニング[シーズン2.5]#16

武田真治がテレビでやってたフルレンジプッシュアップ(要するに腕立て伏せ)をきちんとしたやり方でやってみたところ、わずか1回しかできませんでした(@_@)


【2020年7月度】
トレーニング回数:2回
そうなるとやらなきゃなりませんよね、トレーニング。
これ以上サボるのはさすがにまずいかと。

メニュー
やったのはこれまでと同じメニュー、マイ・スタンダードメニューです。
ところがなんだかぜんぜん効いた感じがしない。負荷が足りてないということはないはず(何しろサボってたから同じ負荷でもその瞬間はかなりキツい)。
うーん、わからんっすわ。

計測
機材故障中(放置中)のため計測なし。
やっぱり計測しないのはいろいろよろしくない気がします。

あ、ちなみにトレーニングした後は、フルレンジプッシュアップ、3回できるようになりました(笑)。


2020年8月3日月曜日

良くも悪くもここが基準点。

ようやく梅雨も明けて、「古い日常」ならまだ帰りの南北線の中かな、なんてことを思いながら家の中でぼんやり試合を振り返っている。

△浦和 1-1 清水

何度か書いてることだけども、同じドローでも、ギリギリで追いついたのならものすごく盛り上がるのにね。追いつかれてのドローは少しだけへこむ。

なんか自分でフラグ立てちゃってたしねぇ・・・。


そんな試合でも、ビジュアルサポートのシートをあっという間に片付けてくださった、5000人の仲間たちに敬意を表したい。そこに「浦和」を見たように思います。

試合のこと・・・。
やりたい形は見えてたし、やれそうな形も見えてきてる。手持ちの武器は少ないけれど。
やられそうな形もあったし、現にそれでやられたわけで。

前に進めている部分と停滞している部分。すごく見えたんじゃないかな。
この試合が、今後に向けての「基準点」。何の基準って、僕が一喜一憂するための(^^;

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途中交代で入ったオギ。今季初出場。
あのギラギラした感じは嫌いじゃない。嫌いじゃないけどあまりに異物感がありすぎる。あのプレーを見て監督はどういうふうに捉えたろう。チームメイトはどう思ったろう。少しだけ心配。