2021年8月31日火曜日

大切なことのトリアージ。

そう遠くない親戚に不幸があった。
連絡が入って、即座に「葬儀には出る」と反応してしまったんだが、冷静になって改めてちゃんと考えて、大変申し訳ないのだけれど参列を取りやめることにした。

緊急事態宣言が発出されている東京から人が来るというのは、先方も気にするだろう。大っぴらに止めてくれとは言わないだろうが、嫌がる人もいるに違いない。

一方で、先方は先方でまん延防止等重点措置区域だったりする。
会場がどの程度の感染症対策が施されているのか予想することはできないし、言葉は非常に悪いが「もともと人口の少ない田舎はふだん密になることがまれだから意識は低いかもしれない」という、根拠のない漠然とした不安もある。地元の名士と呼ばれるような人だから、参列者数も相当多いんじゃないだろうか。
ましてや、状況を見た上で場合によっては中座する、なんてこともできない。

家族からも「行かなくてすむなら行くな」と遠回しに、やんわりと言われた。
確かにそのとおりだと思った。まだ家族のワクチン接種も完了してないのだ。

そうして、やはり今回は失礼させてくれ、と連絡をした。
故人に手を合わせることよりも、自分の大切な今を生きる家族のために。


とても物腰の柔らかな人だったと思う。小さい僕にいつも優しく接してくれてた。それは間違いない。
それでもどこか、背筋が伸びるような雰囲気をまとった人だった。親戚の中でも身長が高かったし、会うときはなんだか緊張しちゃう、そんな感じだったなー。

何か特別な思い出が「これだ」とあるわけではないけれど、そういう雰囲気のことはしっかりと覚えておかないと――すみおおじさん、安らかに。


【TOKYO2020】昨日まで自分を超えて。

オリンピックのような世界大会って、やっぱりメダル目指すから「記録」は二の次になることが多いと思うのね。だけどさ、何よパラリンピック。こんなにバカバカと“WR”の表示が出るなんて、鳥肌モンなわけですよ


確かに前回大会から5年という時間もあったし、国際大会がほとんどなかったという事情は理解はできる。それはわかるけど、それにしても(笑)。


それによって予想もできないような順位になったりするわけですが――応援してる選手の順位が下がったりすると「なんやねん」って思うんですが、それはちょいと横に置いとくとして(^^;

たとえ世界記録ではなくても、選手個々が「昨日までの自分を超える」ことができたら、見てるこちらも単純にうれしいなと思う。自己新記録、パーソナルベスト“PB”
鍛えてきた証だもんね。順位とかじゃなくて、そのこと自体に心からの拍手を贈りたい。
だって、自分に厳しくないとできないんでしょ。僕にはちょっと難しいっす(苦笑)。


一昨日ぐらいだったろうか。テレビの中から聞こえてきた言葉。

自己記録は自分の中の世界記録

なんか心にしみます。明日からもまた選手たちの「自己記録」を期待して。そしてそれを楽しみに。


2021年8月30日月曜日

試行錯誤の中での悪くない結果。

パラリンピック観戦を優先するため情報遮断の後深夜に見逃しDAZNするつもりだったんですが、さすがにちょっとしんどくて、フルマッチではなくハイライトにしてしまいました。
ちょっと後悔もあるのですが。


スターティングイレブンの情報が流れてきて、最初に思ったのは前節試した「2.5センターバック」をやらないのかな?という点。相手は同じ3バックシステムだけど、こちらのメンバーを見るかぎり2CBのようで。

湘南 0-0 浦和△

ハイライト映像だとさすがに守備対応やビルドアップのときの選手の立ち位置というところはまったくわからない。それがフルマッチを見なかった「後悔」ということなんだけど。

少なくとも、局面局面では粘り強く守備ができていたと思えるし、サブだったはずの江坂がチャンスにめっちゃ絡んでたのも確認できたし、勝点3は取れなかったけれど、「悪くない」ような気がしている。
前半の決定機を決めていれば、という感じはもちろんあるのですが。

連戦だったし、中断明けは3勝1敗1分(天皇杯入れれば4勝)だったわけで、試行錯誤の中で結果は良かったんだと思うよ。

リカさんの中では次のステップとしてやるべきことは明確になってるんだろうしね。
僕にはもちろんわからんけど(^^;

さて今週はルヴァンカップ準々決勝のH&A。リカさんはどう考えていくんだろう。


【TOKYO2020】僕の可能性。

パラ競技を見てて、ときどき思うのは、「もし自分が」ということ。


僕はいわゆる「健常者」ではあるのだけれど、もし何かあったら、とふと思うことがある。

もちろん何かあった後に急にパラリンピックに出られるようなことは絶対にないわけだけど(というほどに彼らのアスリートとしてレベルは信じられないぐらい高い)、スポーツを楽しむことを簡単に失うわけじゃない、という勇気というか安心感はもらえる。

あたりまえのように人は少しずつ老いていく。
正確な言葉を紡ぐのはちょっと難しいんだけど、それは身体の機能が少しずつ劣化していくことでもあった。
障がいと老いを同列に語るべきではないのかもしれないけど、「もし自分に何かがあっても、きっと楽しめることがある」と信じられるのは、選手のみなさんのおかげだと思う。ありがとうございます。

僕自身は若いころからスキーをしてきたこともあるから、「もしも」のときにも、片足でもチェアでも、スキーをやり続けてみたいな、そんな気がしている。

パラリンピアンのみなさんに気づかされたこと。
それは僕の可能性。

階級の中でも驚くほど対格差がある中でもメダルを獲得できた柔道の小川選手。

フィジカルコンタクトがある中ですばらしい組織力とメンタルの力で3位決定戦を制した車いすラグビー日本代表。

パラリンピック独特のクラスという差がありつつも、さらには誰もが想像しえない「年齢」という壁を、見事なパーソナルベストで走り切った陸上400mの伊藤選手。

これがパラリンピックの価値のひとつだとすれば、それこそが未来への可能性だ。


2021年8月29日日曜日

【TOKYO2020】勝者ってやつ。

朝のトライアスロンから夜の陸上競技まで、おおよそ15時間。
喜んだり、悔しがったり、ある意味忙しい1日でした。


勝ったり負けたり、記録が出たり出なかったり。
勝負事だし、相手のあることだから、そりゃまあいろいろあるんだけど、でもそれぞれのここまでのことを考えると、ここにいるだけでみんな勝者なんじゃないかとぼんやり思うわけです。

明日からも選手の皆さんの躍動を、好き勝手に楽しませてもらうつもりです。がんばれー。

*  *  *

今日のハイライトはやっぱり陸上男子走り幅跳びT63、山本篤の6本目かな。ちょっとした「奇跡」を目撃したような一瞬でした。


2021年8月28日土曜日

【TOKYO2020】パラリンピック記念日。

大会4日目、金曜日。陸上競技初日。
オリンピックスタジアム、すなわち新国立競技場でのナイトセッションを見る。それが2年前からの予定だった。


だから今日はスタンドにいるようなつもりで、いつものように、いつも以上に、テレビに向かって応援した。と思う。

チケットが当たったあの日から、いや、チケットを申し込むあのときから、ずっと想像してた男子400m T52の決勝レース。まさに想像してたような展開になって(マーティン逃げたねぇ)、ラスト50mで追いつかないかもと一瞬不安になって、でも残り30mで順位が入れ替わり・・・。


このレースを楽しみにしてた。そして期待どおりの結果を出してくれた。現場にはいなかったかもしれないけど、新国立には魂、しっかり送ったつもり。

だから、今日2021年8月27日は、僕のパラリンピック記念日。
おめでとう佐藤友祈選手。この喜びを届けてくれて、本当に、本当にありがとう。


2021年8月27日金曜日

【TOKYO2020】声。叫ぶ。

今日も心揺さぶられるすばらしい試合を見せてもらった。
競泳も卓球も、手に汗握りつつ見せてもらったけど(ついにラジオも導入)、今日はやっぱりバスケかな。

男女ともこちらの興奮とはぜんぜん関係ないかのように、冷静にしっかりとチームのやりたいことを表現してくれたんじゃないかなと思う。ナイスゲーム!

こっちは女子の第2戦。

こっちが男子の緒戦。


そのバスケも当然そうなんだけど、TOKYO2020は無観客ということもあって、選手・コーチ、チームメイトたちの声援がやたらにクリアに聞こえる。
あるいは選手自らが自らを鼓舞する声も・・・ひとり言ってやつね(^^;

『大丈夫、ここからここから』

オリンピックでももちろん同じように聞こえてはいたんだけど、なんかパラのほうがより際立つような気がしていて。
車いすラグビーのフロントコートバイオレーションや、バスケのショットクロックのカウントダウンとか。

『5、4、3、2・・キャー!』(←シュート入った)

チームの一体感、声が力になる・・・もうさんざん語られてるようなことなんだけど、それはきっと「インタビューでのお約束の言葉」ではなくて、「選手にとっての真実」なのかもしれない。

だからテレビの前の僕も叫ぶ。

「5、4、3、2・・よおおおおおしっ!!」


2021年8月26日木曜日

2.5センターバック。

先発メンバーが発表になって、少し首をかしげる。リカさんのチームはリストと基本配置がイコールになるのでDFラインはいつものように4バックと考えるのが自然。だけどその並びが「酒井、岩波、槙野、ショルツ」。槙野左SBならまだわかるけどショルツが左SB?それともついに3バック??


基本的には2CBの4バック、ショルツが左SBだったと思う。ただ試合後に槙野がはっきりと「3枚を仕込んでいた」と言及したように、広島の右WBにショルツが応対したときに2CBがスライドするのではなく、伊藤が下がってSBとCBの間を埋めたり(たまに関根が)、あるいは、右WBに対して関根が応対して中央を3CBの形にしたり。
両WBで幅を取る広島に対して、右にちゃんと酒井を残すという意図も見える。

あえて数字で書くなら2.5CBというか、4.5バックというか。

中3日の準備にしては非常にスムースで、これまで苦労させられてきたタイプの攻撃に対し、そこそこ手詰まりにさせてたと言っていいんじゃないでしょうか。でしょうか!

○浦和 1-0 広島

一方オフェンスは、酒井をそのまま前に押し出して、江坂を少し内に入れると。
左は関根が自由に使う――かと思えばショルツが案外器用に(?)するするとサイドに絡んでいく。両サイドは悪くないかも。

ただ中央は広島もタイトで、3CBから伊藤と平野のところまでは入ってもその先がノッキングしてしまったかな、という印象。
うまく抜けるとスペースもあって、かなりの勢いをもって攻め上がれるのだけど――それがまさに先制点のシーン。

まあいろいろいじった中で、あれもこれも一気にいろいろ完成したりしないでしょ。
こういう変化やブラッシュアップを楽しみながら今季は見てるのですから、この内容とこの結果、十分満足ですよ、私(にっこり)。

ただリカさんがコメントに出してた「江坂と小泉を並べる」ってのは早く見たいよねぇ。

*  *  *

それにしてもThis is KOMABAですよ。ほんとに「いいなぁ駒場」です。
次にリーグ戦があるのはいつだろう。そしてそのときは“実家”に帰れるだろうか。


【TOKYO2020】勢いあるぞ!ガンバレニッポン!

昼休みにデスク飯をしながら配信を見て、がんばって仕事して全速力で帰宅して――それはまるで選手並みのスピードで――テレビの前に陣取る。
あー楽しいなぁ。2週間ぶりです(笑)。


今日はまずは競泳かしら。最初のメダルをゲットしたのはチーム最年少で、そのあとキャプテンが表彰台。勢いが出ないはずはないでしょ。ねえ。
山田さんのレースは帰宅途中に路上で配信で見てたんですけど、見終わった瞬間にケータイのキャリアから「パケット使ったから次の段階に上げるね(=高くなる)」ってメールが届いてビビる。


帰宅してかじりついてみてたのが車いすラグビー。フランスの21番がやっかいで、どうにも後手後手に回る展開。そんな中、終盤に大活躍だったのが羽賀選手。持ち点が2.0。
2.0って実はあまり「使い道」がないんだけど、そこは倉橋さんがもたらす0.5点のアドバンテージ。そういうのがすべて絡んだ大逆転勝利でした。
この勢いで・・・・期待しちゃうなぁ(^^;


にしても、なんかオリンピックよりもあわただしく中継見てる気がするんだが気のせいか??

まあうれしい悲鳴ってやつですね。この勢いで、ガンバレニッポン!!


2021年8月25日水曜日

【TOKYO2020】後半戦、はじまりの日。~We have WINGS~

TOKYO2020の後半戦、すなわちパラリンピックが開幕。

オリンピックとパラリンピックは、確かに健常者と障碍者という区別はあるけれど、僕にとっては“自らの能力を鍛えまくって、想像を絶するチカラを得たトップアスリートの大会”ということになんら変わりはなくて、それはもう“種目の違い”程度としかとらえていない。


前半戦のオリンピックでは、そのアスリートの姿と戦いを全力で楽しんだ。
当然後半戦もそうするよ。

さあTOKYO2020後半戦だ!!

オリンピックに引き続き、自分のツイートを残しておこうっと。


2021年8月24日火曜日

裏っ側の影の濃いとこ。

今回今さらながらに見てみた映画は「影裏」です。
かげうら、じゃなくて、えいり、って読むそうです。

赴任先の盛岡で、謎めいた雰囲気のある日浅という男と出会う今野。育まれる2人の友情、だがしかし、というのがあらすじ。

映画は今野の朝の目覚めのシーンから始まるんだけど、「あれ?あっち系かな?」と思ったら、ホントにそうで(笑)、ただ起床するというだけでゲイだということを知らしめる綾野剛の演技っていい意味でヤバイって思いましたです。

綾野剛ファンの皆さんには超オススメ。パンツ一丁シーン多数(笑)。

そして裏があることを確信させながらその裏側を見せない松田龍平の演技、それも見応えアリ。似合いますよね。

ただし作品としては・・・楽しかったかと問われたら「NO」だし、おもしろいかと問われても「NO」。
「で、なんなの?」というのが本音かな。ネタバレしますけど、震災絡めてくるのも必要とは思えなかったし、今野の感情の動きがストーリーの中に描かれているとも思えず。

へー、原作は芥川賞作品なのか。なんとなく「なるほど」という気持ちになる。この映画も文学的といえば文学的なのかもしれないっすね。

・・
・・・

そうだ、思い出した。
音量のバランスが悪いのか僕の耳があれなのかはわかんないけど、セリフが環境音や音楽と重なって聴き取れなくて難儀した。劇場の音響なら問題ないんだろうけど。


2021年8月23日月曜日

のぼる坂、くだる坂。

「あー!ここ!」

冒頭の1ページめ。主人公がのぼるのは、まさにこの間さんぽした「あの坂」だ!景色が鮮やかに見える!!
この瞬間のこの感触を誰かと共有できたら!!いや、ひとりで歩いてたからね、そりゃ無理だ(笑)。


とかように興奮しながら、ほしおさなえ「東京のぼる坂くだる坂」を読んだ。

引っ越しマニア(?)で坂のある町を転々と暮らしていた主人公の父。その父が遺した「坂リスト」を辿りながら、遠かったはずの心の距離を少しずつ縮めていく、という小説の形をした“東京坂道さんぽガイド”でしょうかね(^^;

東京は坂の町だ。特に江戸城の西側は。という話を書いたのはこちらのさんぽの記録→リンク
歩いてみると、具体的に何がどうということではないんだけれど、風情とか歴史とかを感じることもあるし、坂の上と坂の下では町の空気が変わるような気がすることもある。
のぼりきった先はどんなだろうとわくわくすることも。

まさにそれが「坂道さんぽ」の楽しみ、かな。

この本に登場する坂は、有名なところもあるし、地元の人しか知らないような坂もある。
僕自身にとっても前述のように歩いたことのあるところもあれば、まさにご近所さんぽの範囲にある坂もあった。
時間を見つけてまた行ってみよう。そしてのぼって、くだってみよう――本を閉じたその瞬間からうずうずしてきちゃいましたよ。

くだり坂を描いたはずなのにのぼり坂にしか見えない。へたくそ。

坂歩きの好きなあなたにも、ぜひ。


2021年8月22日日曜日

ワーストからの満点勝利。

リカさんが『この試合で一番ポジティブだったのは結果』というほど、内容、特に前半の内容はまったく見るべきものがなかった。印象としては今季ワーストかな。

今季の最初の対戦では「徳島先輩、勉強させてもらいます」と相手のほうが上回ってた感じだけど、ことこの試合についてはほぼ自分たちの問題だったと思う。
ビルドアップでイージーなミスが続き、重心が後ろに下がり、セカンドボールが拾えず、ワントップは孤立し、プレスは連動せず・・・まさかのポゼッションが30%を下回る。


原因ははっきりと広い意味でのコンディションで、中断期間でのコロナ感染とケガ人による苦しい台所事情、遠距離アウェイでの連戦・・・ケガ明けの選手や合流間もない選手を強行出場させなければならなかった。

それでも交代策でどうにかなるような気はしていたし、実際そのとおりになったのだから、もうこりゃ満点だなっ(笑)。

徳島 0-1 浦和○

後半投入された江坂がどういう立ち位置でどういう役割があって、というところまではよくわかんないんだけど、まちがいなく「こうかはばつぐん」だった。しっかりとプレスもかかるようになったし、極端にボールポゼッションが改善したわけではないけど、徳島の保持も自陣で回すだけ、という形になったから。
となると攻撃の際に前に出ていくチカラも大きくなるわけで。
それにしてもあの江坂の股抜きスルーパスっ!

・・
・・・

スコア上の逆転ではないんだけど、試合の流れを逆転させての勝利だったと思う。
うん満点!
特に終了間際のウガの前線からの追い回しが(笑)。


2021年8月20日金曜日

夏休み洋画まつり。~男の世界~

友達「アゴに何かついてるよ」
ぼく「えっ?」(アゴに手をやる)
友達「う~ん、マンダム!(笑)」

・・
・・・昭和は遠くなりにけり。

というわけで今回今さらながらに見てみた映画はチャールズ・ブロンソン主演の「雨の訪問者」「狼よさらば」の2本立て。なんだか急に見たくなったのよね。

んで再確認しました。チャールズ・ブロンソンはかっこいい、と(^^;

「雨の~」でのミステリアスで渋いキャラクターも、「狼よ~」での誠実さと狂気の二面性を持つキャラクターも、存分に堪能できた。


「狼よさらば」のほうは続編が何本も作られたりリメイク(ブルース・ウィリス主演ね)されたりした人気作品のようだけど、正直あまり好みではなかった。
人気が出たのは当時の時代背景ということもあるのだろうけど、今の僕の肌に合わないというのかちっともスカッとしないというかなんというのか(困)。
でも、ハービー・ハンコックの音楽はいいねぇ。

逆に元来個人的にちょっと苦手なフランス映画なのに「雨の訪問者」は良かったなぁ、と思う。
ブロンソンブロンソンで作られた映画じゃないし(むしろ脇役という言い方もできそう)、ミステリーとして気持ちよくミスリード「あああっ」って思わされたし(ちょっと倒叙かなと思いきやさにあらず)、美しいフランシス・レイの音楽に乗ってなんだかちょっと現実感が足りないような、浮遊感のあるような映像も含めてすごく楽しめた。


2021年8月19日木曜日

本屋さんの名探偵。

あーもうずるいずるい。そんなんわかるわけないやん。くっそー完全に騙されたわ(にこにこ)。
しっかり思い返すと、気づくチャンスはあったような気も・・・。


つーわけで、似鳥鶏「レジまでの推理 本屋さんの名探偵」を読了しました。
無理やりカテゴライズするならば“お仕事ミステリー”でしょうか。

書店を舞台に、仕事、従業員、客、そして謎、みたいな感じです。特に書店の業務描写がやや自虐的(?)に楽しく語られてて、ほうほうとうなずきながら読んでしまうと大事なところを見落とすぞ(いや、見落としました私)

似鳥作品は、これまで読んできた作品(「午後からはワニ日和」のシリーズや「まもなく電車が出現します」など)でも、軽やかに進んでいくのにラストにちょっとせつなさやもの悲しさみたいなものが残りました。
それはこの作品でもまったく同じで、なんだろう、事件解決の爽快さ以上に、奥のほうをぎゅっと掴まれちゃったような感触があって。

ミステリーだけじゃなく、本そのものが好きな方にもぜひ、と思います。

『私は欲しい本があるから本屋さんに行くんじゃなくて、本屋さんに行って欲しい本を見つけるんだ』(「本屋さんよ永遠に」より)

本屋さんって本当に楽しいところで大好きなんですけど、昨今はなかなか長居をするという心持ちになれないんですよね。
時間を忘れて棚から棚へと視線を送る、そんな日々がまた来ますように。


2021年8月18日水曜日

夏休み洋画まつり。~B級フェス~

ステイホームな夏休みは映画三昧。ということで今回今さらながらに見てみた映画は、B級な3本立て。


「サウンド・オブ・サンダー」
『西暦2055年、人類はついにタイムトラベルの技術を手にした――』みたいな感じで始まるSF映画(原作は古典的な作品らしい)
で、案の定過去に干渉してしまって未来が変わっちゃうわけです(知ってた)。

おもしろいのは未来つまり現在が変わるのが段階的で、何度かの“時間の波”の襲来によって徐々に違う世界になっていってしまう、というとこ。この発想というか映像の作り方がわかりやすくSF的で、ちょっと好きだったかも。

ただまあ全体に予算がないのが丸わかりで、「いやいやその合成はないわ」から始まって(2005年の製作当時でもさすがにCGもっとできたろ?)、後半は謎生物登場のスリラーという力業で押し切った(逆に言うとタイムパラドックスについてはていねいに描いてはいない)。
このパワフルさはさすがピーター・ハイアムズ監督、というところかな(ほめてる)。

それにしても、時間旅行に行こうとする(いけ好かない)金持ちを見ると、どうしても宇宙旅行やらロケットやらと盛り上がる実在の金持ちを思い出しちゃいますねぇ。

*  *  *

「シークレット・ランナー」
死んだはずのカノジョが女優として映画の中に!ってことで盲目的にそのカノジョを探しに行ってしまう男が主人公。
この行動がひとつのきっかけになって、物語は意外な方向に展開していく――のだけどね、その後はまあ想定内という気もしないでもない(^^;

だいたい主人公のストーキング体質が見てて気持ちのいいものではないし、なんというか「こういう迷惑野郎だとしても感情移入できる」ほどの魅力がないのが残念。
協力者の背景もよくわからんし、悪役もショボイし(笑)。

ただラストだけは「うんうん」というオチだったので、全体の評価は悪くない(笑)。

*  *  *

「ザ・クーリエ」
狙われた証人を助けた“配達人”。ふたりははたして生き残れるのかっていうバイオレンスアクションです。
元ボンドガール(笑)のオルガ・キュリレンコはめちゃくちゃ身体張ってますけど、なんというか・・・それだけ

一番重要な「なぜ配達人は証人を命を賭してまで救おうとするのか」という点をまっっっったく描いてないのはさすがにダメだわ。想像させるようなシーンすらない。

あ、登場人物の女性陣は無駄に美人揃いであった。


2021年8月17日火曜日

【TOKYO2020】準備はいいかな?

7 Days to GO!!!!

パラリンピック開幕まであと1週間。そろそろ準備を始めないとね。

速報がべらぼうに速報な「公式アプリ」(タイム表示とかほぼリアルタイムで自動更新される!)はオリンピックのときのやつがそのまま使えます。
公式サイトNHK特設サイトはURLが変わるのでブックマークの変更はお忘れなく。

テレビはほぼNHK。
オリンピックのときの経験からして、番組表に書いてある競技名と放送中の競技は必ずしも一致しないことがある。つまりザッピングは超重要ってこと。見落としがちな4Kも要チェックですよ(と自分に言い聞かせ)。

・・・ん?雨で順延続きの甲子園、日程的に被っちゃうよな。サブチャンネルも漏れなくチェックだ!

ちなみに民放は週末にちょっとやるだけみたい。もう少しがんばってほしいものですが・・・。やらしい言い方すると、各スポンサーの皆様にとっては「ここが見せ場」でしょうに。
民放系配信サイトのgorin.jpも「パラの配信権利がない」とのことなのでブックマーク削除しちゃってもいいですよ。そうか、「五輪」だもんな、パラは関係ないってことかぁ。むむ。


オリンピックに続きパラリンピックも原則無観客が決定した。
落としどころとしてしかたがないところというのはオリンピックと同様だけど、やはり残念だという気持ちは正直ある。

パラ競技にとっては最大のアピールの場だからね。「生」を体感できる人はひとりでも多いほうがいいに決まってるから。

個人的にも何十枚も申し込んだ中でたった1セッション当たったチケットが使えないのは無念ではあるけど、それはもういい。

そのぶん、いやそれ以上にテレビを通じてしっかりと見届けたいし、応援したいし、そういう人がひとりでも多くあってほしいと願う。

というわけで、取得していた8月27日午後の半日休暇は取り下げません。さっさと家に帰って、あたかもオリンピックスタジアムにいるようなつもりでテレビの前で全力応援だ!!


2021年8月16日月曜日

今年のなつやすみ。

緊急事態宣言下なので家でおとなしくしてる、というのが基本線で、だらだらとはしてたわけですが、気持ち的にはどうだったろう・・・。


うちは5人家族、必要なワクチン接種は計10回。そのうちの3回がこの夏休み期間に集中してた。発熱症状が出た場合の準備、自治体の集団接種会場までの送迎(めっちゃアクセス悪いんだよ)、経過観察・・・なんとなくそういうものを気にしている――つまりちょっとした緊張感もあった――間に休暇が終わったという感じかな。
その中には自身の1回目も含まれている。

これでようやく家族全員の6/10まで完了。ひと息つくまでおおよそあと1ヶ月か。引き続き感染防止対策はしっかりと、だな。


以下自分の記録を残しておきます。あくまでも自分のための記録です。
当然人によって反応は違うわけで、ヘンに参考にされないようにお願いをしたいと思います。それから、未接種の皆さんに対して「うらやましがられたい」「自慢したい」という意図はまったくないです。希望する方々すべてが早期に接種ができますことを祈っています。

【1回目の記録】
5時間経過
三角筋に痛み。「筋肉痛」とはよく言ったもので、まさに。肩が上がらないというほどでもなく、小さな鈍痛。

15時間経過
三角筋の痛みの範囲が少し広がったか。上腕二頭筋のほうにもやや痛みを感じるものの、常に気になるほどではない。三角筋まわりが腫れているときのような感触はある。
発熱や全身の倦怠感などの症状はまったくなし。

24時間経過
左肩の三角筋周辺の軽い痛みのみ。腕がの上げにくさはあるけど上がらなくはない。
体温はド平熱のまま。

36時間経過
寝返りがつらくなるほどには肩が痛い。全体に腫れてる?みたいな感触。これがモデルナアームか。
ほかは平常。

48時間経過
左肩、触ると痛いけど通常状態なら忘れてる程度。可動域も戻りつつある。

60時間経過
触ると多少の違和感が残るものの、腫れとか痛みとかといった症状は終わった感じ。寝返りも問題なし。


2021年8月15日日曜日

雨雨雨。

今日も雨です。
気分も、なんとなく体も、どんよりしています。


でもそんなことより何より、大雨が降り続いている地域の皆さんのご無事を。

あの西日本豪雨や熊本豪雨を超える雨量なんてもう想像がつかない。
繰り返しますが、どうぞご無事で。

もうホントにカンベンしてくれよ・・・。


まだまだ上を追って。

今年3月のアウェイゲームのときに書いたことがそのまま当てはまる。

ひとつは相手の危ないプレーに対するジャッジに対する不満。たとえ1枚もらってようと後方から遅れてタックルかましたらイエローカードに相当でしょ。それも繰り返しで(怒)。
もうひとつは、さすが上位という鳥栖のチーム戦術の成熟度に対する驚き。

だからといってチームが何も進展してなかったかというとそうではなくて、それは「結果」が示している。

○浦和 2-1 鳥栖

不細工かもしれないけれど、ずっと勝ててなかった上位の相手から3ポイントを得たことは大きい、と思う。立ち上がりと後半の中盤ぐらいの危ない時間帯をしのげたのが大きい。
しかも、ユンカー、小泉という中心選手を欠き、江坂、酒井、平野という新戦力を同時起用して(ショルツはボールタッチもなかったし評価外)、の結果だし。

まだまだ伸びしろはあるし、まだまだ上位を追える。つまりそういう気持ちになれたゲームだった。


その新戦力の3人、「みんな赤いユニフォームが似合うじゃないか(笑)」ということはもちろん、試合に与えるインパクトは相当なものがあったな。

江坂は軽やかに気の利いたプレー選択ができてしかもフィニッシュにしっかり絡める「らしさ」全開だったし、酒井はいちいち「そのプレー選択は正解」と思わせてくれるだけの説得力があって(疲れもあるだろうに)。
で実質初見だった平野には正直驚かされた。J1デビューでここまでできるのかと(小泉を見たときも同じように思ったね)。全体に停滞気味の攻撃において、前向きのアクションを起こし続けてたプレーには驚かされたし、なおかつなかなかビルドアップできないチームに対する要求もしっかり続けてたみたい。これからが超楽しみ。
そのぶん敦樹がバランス取りにくそうだったけど。柴戸とのコンビのほうがやりやすそうだったもん。

ビルドアップがうまくいかなかったというのは、CBとGKのチャレンジができてなかったということでもある。雨でコンディション的に不安があったのはわかるけど、あまりに簡単にボールを放してしまってたかな、と。

考えてみたら、先発11人のうち2020シーズンから在籍してたのはこの3人だけ(驚)。
鳥栖のプレッシャー強度を考えたらわからんでもないけど、できないわけじゃないんだから・・・がんばろうぜ。

・・
・・・

大久保のプレーが見るたびに良くなってる気がする。特に守備面。なんかうれしいぞ。


2021年8月13日金曜日

道すがらのわんこにゃんこ。

生まれてからずーっと団地というかアパート暮らしだったので、ペットを飼った経験ってのがない。金魚とかカブトムシすら記憶にない。相手はほぼぬいぐるみだった――まあカワイイおぼっちゃん(殴)。
じーちゃんちにジョンって犬がいたっけね。

だもんだから、お散歩中のわんことか、目の前を横切るにゃんことかを見かけると、ただ単純に「かわいいねぇ」という思いになるだけで、そこにはともに暮らすという視点がぜんぜんない。というか想像ができない。


こないだね、お散歩わんこが道端でう○ちしてたのね。それ自体はよくある光景なんだけど、場所ががね、交番の前。「いやいやそこはダメだよー(笑)」なんて思ったわけ。タイホされちゃうぞー、なんて。
おまわりさんは特に気にする様子もなかったけど。

その何日か後。別の場所で別のわんこ。今度は商店街の八百屋の前。
八百屋さんって野菜をけっこう道に広げて並べてるし、それも低い位置で。となると「それはホントにダメだよー」と。

あれって、飼い主さんはコントロールできないものなんだろうか。そもそもそういうことがわかってないのです、私。
ちゃんと後始末するのは当然のこととして、人間社会においては「そこは絶対NG」ってこともあるんじゃないかと思って。素朴な疑問として。

そういえば、マーキングの後に飼い主さんがペットボトルの水をかけてるじゃないですか。
こちらも素朴な疑問として、めっちゃ「ちょろちょろ」の方もいらっしゃるんですけど、あれ意味あるん?
高いところからスプレーで2回ぐらいシュッシュッってしてるのも見たことあるなぁ。そういうもんなん??

いや、怒ってたりしてるわけじゃないですよ。ホントに知らないんで。

それにしても、お散歩わんこ、やっぱり増えた気がしますね。
日々その姿に癒されてるというか自然に笑顔になってるというか。

たまに返事をしてくれるにゃんこにも「遊んでくれてありがとう」な気分です。

2021年8月12日木曜日

帰ってきたウルトラマンティガ。

先日放送が始まったウルトラマントリガー
ウルトラマンティガの続編、というか、当時のテレビ版と劇場版「THE FINAL ODDYSEY」までをミックスしてリブートしたって感じなんでしょうかね。

見た目もほぼ同じで、詳しくない私には見分けがつきません(嘘)。

見ないで描いてみようウルトラマントリガー。

ちょっと驚かされたのが、最初っから仲間のうち数名にウルトラマンであることがバレてるという設定。
いや、それ以上にメトロン星人が仲間だっていうことかしら。
けっこうヤバイ宇宙人なんだぞ、あいつら(笑)。

いやいや、何よりもコマーシャルに「元ティガ」の長野博さんが登場してるという事実じゃないですかね。長野君、ずーっとティガであることを隠してた(笑)から。
♪ていくみーていくみーはいやーーー あ、V6解散するんだね。

今後の展開も含めて放送が待ち遠しい日々であります。


2021年8月11日水曜日

これからもセーフティドライブで。

5年ぶりに免許の更新をしてきました。誕生日1か月前の更新可能な初日に!
「5年」とあえて書いたのはゴールド免許であるという自慢ですが何か。

前回も思ったんだけど、やっぱり5年も経ってると手続きのこととかぜんぜん覚えてなくて、そう考えると最低でもこのぐらいのタイミングで講習を受けるというのはそれなりに意味があることなんだろうなと思ったりしました。

若いころは必要以上に眠かった講習も、今回はぜんぜん眠くならなかったもん。

次第に年齢を重ねて反応も悪くなってきますからね、自分に対して過信することなく、これからもセーフティドライブで。珍しく生真面目にそんなことを思いましたです。


思い立ったが吉日。ついでに任意保険の更新もしておきました。


2021年8月10日火曜日

またここから。

オリンピックによる中断期間を経てこっそりとJリーグ再開。

札幌 2-1 浦和●

そりゃあね、中断期間にチームか猛烈に成長してて、再開後は無敵になってたらたまらんけどね、相手のあることでもあるし、選手の入れ替わりもあったし、開幕戦という感じであればまあね、という気持ちも正直ある。
選手起用についてはしばらく模索が続く気もする。

負けていいよ、って話じゃないけども。

またここから、一喜一憂しながら一歩ずつ。


僕自身がオリンピックの余韻が強すぎて、「ゲームに入れなかった」感じです。ごめんなさい。来週からは集中していきます!!


2021年8月9日月曜日

【TOKYO2020】思いを馳せて。

東京オリンピックが閉会した。
最後の競技となった水球男子決勝も、もちろん閉会式までしっかりと見させてもらった。

その閉会式はあくまで選手たちのものであると思うんだけど、僕のとってもこの大会期間、いや、それこそ招致活動が始まったときからに思いを馳せる時間だったような気がする。


長かったような短かったような、ただひたすらに楽しみにしていたこの時間。
とっても濃密だった。はたして「体験」できたのかどうかはわからないけれど、しっかりと心には残せた気がする。

でもその時間が濃密であればあるほど、寂しい気持ちが募るものだけれど、それこそアスリートのみなさんが口々に言ってた「次につながるように」というのと同様、パリ大会がすでに楽しみでしかたがない――僕にとってのフラッグオーバーセレモニーですね。

過去に思いを馳せ、次の大会に思いを馳せ、そして今月末にやってくるパラリンピックにも思いを馳せる。

オリンピック・パラリンピックに思いを馳せることは、僕にとっての「持続可能」な目標。

*  *  *

という閉会式だったので、演出わりとどうでもいい気分ではあったんだけど、やっぱり“東京”スカパラダイスオーケストラの登場は単純にファンとしてうれしかったし(予想できる範囲でしたね)、選手入場の際にオリンピックマーチが使われたのは本当に素敵だと思ったな。


オリンピックマーチの件を開会式前に期待していた証拠のツイートと、選手たちの胸に輝いたメダルの素材提供に協力していたこと(→リンク)を自慢しておきます(^^;

おまけ。オリンピック会期中の全ツイート→リンク


2021年8月8日日曜日

【TOKYO2020】君の夢よ叶えと願う。

僕は器量か狭いので、日本チームにいちゃもんをつけてきたようなチームが負けてたらちょっと喜ぶし、今日のゴルフのように競技が中断すれば応援してる選手の順位を見て「このまま終了」「いや、続けろ」と都合のいいように考えるし。

やっぱり勝ちたいもんねぇ。

勝つことにしか価値がないなんてまったく思ってないのに。でもそういう感情の起伏があるのがスポーツなんだろうな。


ただその「勝ち」ってものも、それぞれの目指すものによってそれぞれ、だと思う。
優勝以外見えないことも、世界に伍して決勝レースに出ることも、自己記録なのかもしれないし、あるいは「参加することに意義がある」ということかもしれない。

それでいいと思う。

“君の夢が叶う”、その瞬間がやってくることを徹底的に応援したいし、できるだけ見逃さないように焼き付けたい。


そういうことなんだな、と自分のことがちょっとわかった気がしている。

・・
・・・

陸上のトラック競技の最後はいつものように男女のマイルリレー。
そしてこの競技が終わると、大会はまもなく閉幕を迎える――。


2021年8月7日土曜日

【TOKYO2020】誇り。

「誇りに思う」

身体的に絶対的に不利な競技で、こういう日が来るなんて。それをリアルタイムで見ることができるなんて。

正直言葉にならない。バスケットボールファンのはしくれとして、本当に皆さんを誇りに思います。決勝進出おめでとうございます。そしてありがとうございます。


でもお楽しみはこれから。ホーバスHCが常に言っていたのは「決勝でアメリカを倒す」。さあ舞台は整った。存分に楽しんできてください。


結果が出た選手だけでなく、出なかった選手も、みんな私たちの誇りなのです。



2021年8月6日金曜日

【TOKYO2020】積み重ねた時間。

卓球の女子団体決勝。結果は出なかったけど、内容はまた少し頂点に近づいたような気もしている。

その中ですごく印象深かったのが平野美宇選手の表情。
もちろん厳しい戦いの中ではあるのだろうけど、最初の試合から決勝までずーっと楽しそうで。

「オリンピックストーリー」としてよく語られる“リオでの補欠”。確かにそれを考えると、本当に卓球台の前に立ててることがうれしくて楽しくてしかたないんだろうな、と思う。

このツイート(↑)は団体初戦のときのものです。

ここまでの5年間を、想像することなんて絶対できないんだけど、その積み重ねてきた時間に本当に敬意を表したいと思う。


そういえば、体操の萱選手も補欠という意味で同じような立場だったね。
もちろん、ふたりだけでなく、それこそ新競技として初めて行われた競技の選手や、さらにはすべての選手がこの大会まで積み重ね、磨き上げ、そしてたどり着いたTOKYO。

うまく言葉にならないけれど――その積み重ねてきたものを解き放つ、その瞬間。残り少なくなってきたけど、しっかり見届けないとね。

*  *  *

余談ですが、萱選手(我が家では愛情込めて「かやくん」と呼んでます)の団体の鉄棒の演技で着地ごまかす(?)シーンが笑いのツボに入ってて困る(困ってないww)。
彼の熱さ(ウザさ、ともww)含め、今大会の名シーンのひとつ(俺基準)。


2021年8月5日木曜日

【TOKYO2020】価値とか意義とか。

今日もいつものように昼休みに配信で競技を見てた。結局時間切れになってしまったけど、スケートボード女子パークはすごかったなと心底思った。

3本のうちのベストを採用する決勝で、駆け引きとか、とりあえずひとつ難度落として記録残して、とか一切なく、選手全員がとにかく攻める攻める攻める。

「守る」なんてのは「ダサい」のだろうな、とぼんやりと思った。

特に結局メダルには届かなかった岡本碧優選手。2本目のランで、残りがたぶん2秒ぐらいで大きなトリックを入れてミスになった。あれ、やらなければ十分メダル圏内だったんじゃないかな、なんて思ったんだよ。誰よりも速くて誰よりも高く飛んでたから。
ライブでは見られなかったけど3本目も同じような感じ。

選手の心理は知る由もないけれど、おそらくあそこで2秒残してメダル取るのを狙うことをよしとしなかったんじゃなかろうか。「私はそんなスタイルじゃない」と。

そういう姿勢が、ライバルたちのリスペクトを生むんだろう。
メダルよりも価値のあること――。目から汗が飛び出しそうです。心からのリスペクトを。



もうひとつ。
スポーツの力の意味、オリンピックという場の意義、そんなことを語りかけてくれた選手がいた。「オリンピックやってくれ派」の僕も、答える言葉を探している。



2021年8月4日水曜日

【TOKYO2020】アップデート。

いろんな競技のいろんな場面を見すぎたせいか、あれもこれもが頭の中をぐるぐる回っててちょっと困っちゃうなーって感じ(^^;


そのいろんな競技、たとえば見事な金メダルを獲得した橋本大輝選手もまだ10代で、それでもなのにカッシーナなんて大技が、彼だけでなくまさに「普通」に使われる時代になってる。そういえばボクシングの金メダリスト・入江さんも20歳だし、卓球女子団体をけん引するみうみまも20歳。サッカー日本代表の中心はもちろん久保くんさんで、彼らは「古い常識」では説明のできないプレーを自然に繰り出してくる。

そういう意味では見てるこちら側もその競技に対するイメージをアップデートしていかなきゃならない――そうでないとより楽しめない――のだろうし、それができないままあーだこーだと論評もできないだろうと思う。

4年に一度のスポーツ観戦力のアップデート。
それ自体が楽しいや。ねえ。


でも、それは僕のような観客だけでなく、そうした若い世代を育てるコーチのような立場の人たちの知識や経験のアップデートも必須なんだと思う。

自分の理解できないプレーをする選手に、古い常識でのコーチングなんてできるわけはないから。特にコーチの影響が大きい団体競技でそういうことを感じたわけですよ。
誰とは言いませんけど、あの人とかあの人とかあの人とか、テレビ解説のあの人とかあの人とかあの人とか。

一方で橋本選手の「(追われる立場になっても)チャンピオンとして譲らず、おごらず」は至言名言だと。自分自身のアップデートにためらいのない、素晴らしい言葉だった。


2021年8月3日火曜日

【TOKYO2020】どうだ見たか!

朝起きて、公式アプリを立ち上げて「さて今日の競技はなんじゃろ」と思ったら、普通に平日、お仕事だったでござる。テレビみたいよぉ(泣)。



以前からSNSでの中傷の被害にあってて、いい演技の後にその中傷の発信者に対して「見返してやった」という意味の発言をしたことを、あたかもオリンピック反対派へのメッセージかのように読ませる悪意のあるミスリードを誘発する記事を出し、そしてさらに誹謗中傷のターゲットを作り出す――こうした「ネガキャン」は僕自身も予想してたことではあるものの、それが個人の選手に向けられるとは予想以上だったし、とても許しがたい行為だと思う。

そのターゲットにされてた選手が、本人曰く満点という演技をして、初のメダルを獲得した。

村上茉愛選手。

長くニッポンの体操女子を支え、引き上げてきた選手。団体で世界と戦える可能性が見えるチームが誕生したのもこの選手の力があったから。


どうしても演技が気になって、Wi-Fiもない路上でスマホでライブ観戦した。何度も何度も見てきた床の演技、今日の演技は本当に「満点」だったと思います。
gorin.jpさん、『権利の関係で会場音声はお届けできません』って・・・わかるけどさぁ・・・(涙)。

今後どうするのかわかりませんが、少し心穏やかになる時間を持ってもらえるとさらにうれしいかな。おめでとう!!

*  *  *

入賞、入賞、日本記録。
しかも跳躍、中距離、長距離――どうしたニッポン陸上!(めっちゃほめてるしめっちゃ驚いてる)


2021年8月2日月曜日

加圧トレーニング[シーズン2.7]#05

だってー、オリンピック始まっちゃったしー、テレビ見ないとならないじゃんねぇ。
トレーニングしてるヒマなんてございませんったらー。


【2021年7月度】
トレーニング回数:1回

メニュー
とにかく全身しっかりとはやりました。しっかりとね(自分基準)

計測
前月比、体重+1.1kg。体脂肪率-1.9ポイント。謎数字-12。
シーズン2.7開始からは、+1.1kgの-2.2ポイント。
この計測の後にオリンピック始まったらかなぁ・・・来月が心配であります(^^;
にしてもスポーツ見てて体重が増えてくってのはどうにも納得いかぬ。見てるだけで運動になればいいのに。



【TOKYO2020】後半へ。

たとえば、中村輪夢や松山英樹のように大会前から大きな期待をされていた選手たち。

たとえば、前評判が低かったバスケットボールやハンドボールやホッケーのチームとか。

たとえば、事前報道にすらあまり載らなかったフェンシングやボクシングの選手とか。

たとえば、世界最高峰の100m決勝とか。


個人の趣味趣向は別として、本当に競技者として比較するような優劣はまったくないし、この場での結果はいろいろあるのかもしれないけど、すごい・すごくないの差はない。
この文章では伝わらんなぁ(涙)。

すごくそんなことを感じる一日だった。


えっ?オリンピックもう半分しか残ってないの?
もう寂しくて切なくなるじゃないの。


2021年8月1日日曜日

【TOKYO2020】堪能。

2度目の土曜日。

朝のトライアスロンから始まって、ラグビー、ゴルフ、ハンドボール、陸上競技、BMXフリースタイル、柔道、野球、トランポリン、飛び込み、競泳、アーチェリー、サッカー、バレーボール、バスケットボール、あとえーっと・・・・テレビとパソコンとスマホを駆使して徹底的に見まくりました。


もちろんチームジャパンを応援しているわけですが、結果の出たものもあればそうでもないものもあって、あるいは日本ぜんぜん関係ない競技もあったり、それらも含めてまるっとオリンピック。

楽しいね。うん。それしか言えねぇ。