2023年11月30日木曜日

メグレ警視登場。

今回今さらながらに見てみた映画は「メグレと若い女の死」です。
メグレというと、すっかりコナン君の目暮警部を思い浮かべるようになっちゃってますが、本家はこちらですよ、と自分に言い聞かせたりしつつ。そういえば愛川欽也が演じてなかったっけ??

豪華なドレスをまとった若い女の遺体が発見され、捜査にあたる老刑事メグレ。その捜査にある種の「執着」をもってあたるメグレだったが――。


捜査手法含めて、現代社会では理解しがたい部分も多かったりはするんだけど、彼の執着の理由みたいなものが見えてくると、心情としては理解できたりする部分も生まれてくる。

だけど。

サスペンスミステリーとしては正直特におもしろくは、ない。断言。
むしろ退屈と言ってもいいぐらいだ。

でも、なんだかこの映画には不思議な魅力がある。華やかのはずのパリの、その陰の部分の陰鬱さ、そしてその静けさと美しさ。それらを描く映像美とでもいうのだろうか。

なのでこうして感想を書こうとすると、とっても評価に困るのです。

わずかながら「退屈>美」だったかな。僕にとっては。


2023年11月28日火曜日

別れても好きな人を歩く。

後悔?もちろんしてますとも。自分でも何やってんだ、という自覚はあるんですよ。
思いついたらどうしてもやらなきゃいけない気になっちゃった、ただそれだけなんです。

というわけで「別れても好きな人」の歌詞に沿って、都内をぶらりとさんぽしてきました。
なお、狸穴が出てくる別歌詞もあるようですが、今回はおなじみのロス・インディオス&シルビア版の歌詞でお届けします。ロス・サンポニスト&シルビア、なんつって。

♪別れた人に会った~


渋谷、原宿、表参道、人多いわ・・・。

できるだけ裏路地を歩こうとはしてるんですけどね、結局外苑前の並木道に出ちゃったりして。マジで人多いわ・・・。


ハリーポッターのカフェとかやってんのね。


んで、高輪までやってきていろいろ思うわけです。
「恋人同士が歩く高輪」ってそんなエリアあるかなぁ、という疑問がまずひとつ(^^;

そして何より『歩きたいのよ』ってことは、願望なわけで、別れたふたりはここには来てないってことじゃないのかという気づき。それならワタシはここまで歩いて来なくてもよかったのでは???

実際問題、乃木坂も一ツ木通りも赤坂エリアにあるわけで・・・。


とすると、別れたふたりは東京タワーも見てない可能性が!
たぶん「タクシーで通過したことがあったわね」みたいな感じだろうな。


なので、正直に申し上げますと、この日のさんぽニストは、高輪から赤坂方面に戻ったわけじゃないんですよ。
一ツ木通りは青山通りから赤坂に入るときに通ったし、乃木坂と東京タワーは高輪に向かうときに通ったので、そこで写真撮影しちゃってました。


ポスト(ツイート)は歌詞順に投稿しましたけど、僕はもう高輪で(実際には五反田まで下って)歩くの止めてます(笑)。


まあ麻布台ヒルズも見れたし、都内の紅葉も少しばかり味わえたので、まあヨシということで。ホント、まったく何やってんだか(笑)。



2023年11月27日月曜日

世界でいちばん透きとおった物語。

杉井光「世界でいちばん透きとおった物語」を読了。


ベストセラー、ですよね。
なので、多少、いろいろ耳に入ってきたりはしてたわけですよ。「こういう仕掛けがある」程度の話は。

だから気にするなと言われたってそれゃその仕掛けが気になっちゃうし、途中でヒントが現れたときにも「お、なるほど」みたいなちょっと斜めから読んじゃうような気分だったんですよね。

ただ一方で、少しずつ輪郭がはっきりしてくるような展開や、あるいは文章そのものの読みやすさ――きれいさ、と換言してもいいかな――は、その仕掛けの話を抜きにしてもおもしろかったと言うしかなかったりもするわけで。

そして終盤に輪郭が「濃く」なっていくところで、僕はひとつの可能性に気づいた。でもはたしてそれがどういう形に収束するのか、まったく想像がつかなくて――。

『心の中で慎重に荷造りしているのだ』

たぶんだけど、本そのものに仕掛けが施されてなくても、あるいは謎が途中でわかってしまってたとしても、とても透明で美しい物語だったと思う。

それでもなお、ラストの『     』が埋まったときの痺れるような衝撃は、最高の読書体験だったと言っていい。紙の書籍ならでは、の。


2023年11月26日日曜日

戦いすんで日が暮れて。

ミッドウィークのACLには行けないので、僕にとっては年内最後の埼玉スタジアム。


それはつまり、マチェイさんのチームを生で見る最後の機会ということでもあって。


もう少しマチェイさんの作るチームを見てみたかったのが正直な気持ち。特に出場機会が少ない選手に対してしっかりとケアして、そしてチームに必要なピースとして復活させる手腕には舌を巻いた。
ありがとうございます。お疲れさまでした。また。


ルヴァンの借りを埼スタで返す!みたいな気持ちだったんだけどね、返り討ちだったかな。

アクシデンタルに見える最初の失点も、考えてみればそのルヴァンのときと同じような形で、それはつまり「福岡の術中」ということだろうし、冷静に振り返れば運動量は明らかに福岡のほうが上だったし、これはちゃんと敗北を認めないとならないだろうなと今は思ってる。

でも結果は結果としても、シーズンを通して「選手が戦ってた」のはすごく感じてたし、この試合もそうだったから、満足とはちょっと違うんだけど、納得というかそんな感情もある。


ところでこの結果を受けて、浦和レッズさん、2007年以降のホーム最終節、なんと「3勝2分12敗」だそうで。例年最終戦は来てるけど、ずーっと勝ってない気がしてたのはガチでしたか(号泣)。
ちなみに93年から06年は「11勝!1分2敗」だそうで。昔を懐かしむわけじゃないけど。

シーズンはまだ終わりません。3位を目指すリーグ戦も、ACLグループリーグも、クラブワールドカップも、まだまだ続く。

しっかり切り替えて、またがんばろうぜ。


2023年11月25日土曜日

翳りゆくひと。[001]

このブログを、今日2023年11月25日に卒寿を迎えた父に捧ぐ――みたいなことでもないのだけれど。
楽しい話ではないし、面白おかしく書ける自信もまったくなし。それでも自分のアーカイブという意味では書き残しておくべきことなのかな、という気持ちで綴っていきたい。
オヤジとオフクロのことをまるで大河ドラマかのように描く、スーパー不定期連載、やや同時進行ドキュメンタリー。


翳りゆくひと。

主な登場人物。
マサさん。わたしの実父。いわゆる昭和ヒトケタ。
あっちゃん。わたしの実母。マサさんの6歳下の妻。
そして、わたし。マサさんあっちゃん夫婦とは遠く離れて暮らしいてる。

[001]

マサさんが仕事をリタイアしてどのぐらい経ったころだったろう。仕事人間だった彼が、一気にボケるんじゃないかという想像はどこかにあった。唯一の趣味らしい趣味だったゴルフも、運転免許の返納とともに縁遠くなり、何をするでもなくソファの上で日々を過ごす。
次第にその想像が、表面化するようなってきていた。

マサさんは堂々とジャケットを着てリビングに登場する。

「どこ行くの?」
「仕事」
「もう仕事してないでしょ」
「そうだったかな」

毎日のことではないにせよ、半ば恒例行事になったマサさんとあっちゃんの朝の光景だった。

ただマサさんは、よく話に聞くような、たとえば徘徊をしてしまうとか、誰彼構わず怒りをまき散らすようなことは全然なくて、新聞読んだりテレビ見たり居眠りしたり、ときどき予定が書いてあるはずのない手帳をめくってみたり、食事は3食しっかり食べて、風呂入って寝る――静かに穏やかに毎日を過ごしてた。
あっちゃんに頼まれると近所のスーパーまで買い物も行ったりしてた。頼まれてないものも買ってきたりしてたらしいけど、特に何か日々の暮らしに問題があるようでもなくて、あっちゃんがうまく手懐けてる、そんな感じだった。

と、わたしは思い込んでた。

そんなころ、世間を騒がせることになった例のパンデミックである。
そもそも、わたしとマサさんあっちゃん夫婦は、距離の近い親子ではなかった。物理的にも精神的にも。
離れて暮らしてる時間のほうがもう圧倒的に長くなってるし、だいたい今彼らが住む街に、わたしは暮らしたことがない。毎月電話して話すようなこともなかった。孫も大きくなってそれぞれの生活があるから帰省するようなきっかけもない。
年に一度ぐらい、わたしの趣味のスポーツ観戦にかこつけて様子を見に行ったりする、そんな程度の関係性だった。
あっちゃんの口癖も「来なくていいわよ」だったし、それに甘えてた部分もあったと思う。
そしてパンデミックを言い訳にして、ますます縁遠くなってしまってた。
マサさんの弟が亡くなったときも、葬儀には「来ないでほしい」という親類の声を素直に受け取って、顔を見ることもなかった。
それで問題ないと思ってた。あの日までは。

2022年夏。わたしの元に一本の電話がかかってきた。あっちゃんの年の離れた妹、つまりわたしの叔母からだった。

「なんか、電気が止まってロウソクで暮らしてたみたいなのよ」

聞けば料金滞納になってたらしいけど、すぐに支払って問題はなかったらしい。それよりもちゃんと親の面倒を見ていないんじゃないのかという、わたしに対する非難が言葉の端々から伝わってくるのが、わたしにはとにかく苦々しかった。

その夜、念のためあっちゃんに電話を入れた。いきなり電気止まったんだって?と聞くと、あっちゃんのことだから逆に怒りそうだ。世間話をしてから、なんとなくふわっと聞いてみた。

「でも次の日すぐに電気来たからだいじょうぶよ」「なんで止まったかわからないけど、でもだいじょうぶ」

あっちゃんの「だいじょうぶ」はきっとだいじょうぶだ。わたしはそう思ったし、実際何も心配しなかった。

[翳りゆくひと]>002


2023年11月24日金曜日

秋の新作は手抜きですいません。

最近作ったもののご紹介。


144factory新作です。小型のサコッシュを作ってみました。

今度仕事でタブレット使おうと思ってるんですけど、立ち仕事なのでちょっと入れておける「場所」が欲しくて。

デザインは正直やってる時間がなかった(ネタ枯れとも言う)なので、2020年にデザインしたロゴを流用しました。手抜き。


サイズ感はバッチリ。あとは仕事がうまくいくことを祈るのみ。

*  *  *

お名前シール作りました。既成フォント利用なのでデザインすらしてないですわ。


耐水耐候。スキーブーツに貼る予定です。
実は現状、紺のブーツに黒のシール貼ってるんですけどね、まあ見えない見えない(そりゃそうだ)。ただ変に汚れてるようにしか。
なので白。3枚作ったから、あとはどこに貼ろうかね。
1枚200円程度だったから、また何か作ってもいいな。

*  *  *

あ、作ったんじゃないですけど、帽子買いました!

KAVUをKABUるKAZ

かわいい(笑)。←自分で言うな
「シアトル U.S.A.」のブランドなのに、「メイド・イン・ジャパン」という不思議さん。

ツバが短いのがお気に入りポイントです。


2023年11月22日水曜日

帝都地下迷宮。

中山七里「帝都地下迷宮」を読了。
2冊連続の中山作品です。

東京の地下には、使われなくなった駅が存在している。特に現在の銀座線の開業に伴って不要になった「旧新橋駅」の話は耳にしたことがあった。
そうした廃駅のマニア――廃駅鉄――が主人公。


その主人公が、とある地下駅に「侵入」し、「エクスプローラー」と出会うところから物語が動き出す。

実際に存在している地下空間を舞台に、存在しているはずのない者――ミステリーでもあるので、細かくは書かないですけど、次の展開が気になって気になってページをめくる手が止められませんでした。

・・・でも一番描きたかったのは、社会風刺かなぁ。などとも。

読後思ったのは、やはり僕もそこそこ鉄分が濃いってことね(笑)。
表参道駅を通ったら目を凝らしていろいろ見てみようと思ったり。


2023年11月21日火曜日

悪くない「微」。

生活習慣な通院の14回目。13回目の話は書いてませんでしたね(^^;
前々回の通院の話→コチラ

薬を一段強くして、「微」な効果が出たのが前々回。前回はそこから横ばい。
そして今回は・・・。

「微」、再び。

ドクター「悪くないですよ」
ぼく「でも、良くもない?」
ドクター「いやいや、良いです良いです(汗)」

まあ確かに半年以上?ずーっと凪だった数値が、わずかでも改善の方向に振れてるというのは良いことには違いない。そして標準とされる数値のボーダーラインにオンライン!

でもやっぱり釘は刺されるわけで。

ドクター「でも、まだまだがんばってくださいね」
ぼく「はい」
ドクター「年末年始で数値悪くする人いるんで、気をつけて」
ぼく「・・・はい」

次回は年明けです。よいお年を。
次回7週間後なのにドクター間違えて8週間分の薬の処方を指示(笑)。



2023年11月20日月曜日

デトックスな日曜日。

さてそろそろ寝るかと電気を消して、ふと思う。

(o´(エ)` o).oO(...今日、ついった見なかったな)

アカウント持ってるすべてのSNSどころか、スマホもほとんど触らなかったかも。まさにデジタルデトックスデーだったわけだ。

いや待て。

そういえばテレビのニュースも見てないし、新聞だってスポーツ欄を流し読みしただけだ。
デジタルだけじゃなかったな。意識してたわけじゃないけど、情報そのものをインプットしてなかったわけだ。ブログ書いたりするようなアウトプットももちろんしてない。
そんな言葉はないと思うけど、文字どおり情報とテクノロジーから距離を取った「ITデトックス」。

さんぽして、本屋寄って、買い食いして、昼寝して。

うん、穏やかでいい一日だった。



2023年11月16日木曜日

探偵は、おばあちゃんと車椅子じいさん。

静おばあちゃんにおまかせ」の静さんと、「さよならドビュッシー」に登場し「さよならドビュッシー前奏曲」で主役に格上げとなった玄太郎じいさん。
この2人がコンビを組んで大活躍!?な、中山七里「静おばあちゃんと要介護探偵」を読了。

キャラクターとしては継続だけども、コンビ(コラボ?バディ?・・・「ペア」かな)を組んだ時点でまったくの別作品といってもいいかな。


“安楽椅子探偵は安楽椅子探偵なんだけど、おばあちゃん、ぜんっぜん穏やかじゃない。歯に衣を着せないというか、むしろ好戦的(ちょっと違うか)。

そうだった。中山七里はそういうのが得意な作家だった。まさに「あのとき」のじいさんと同じだ。”

これは「静おばあちゃんにおまかせ」の感想に書いたものだ。この“「あのとき」のじいさん”こそが、要介護探偵こと玄太郎氏その人のこと。
ぜんぜんタイプの違うふたりなのに、なにがしかの共通項を感じてたんだとしたら自分に驚きだ(笑)。

正論かどうか別にして、傲慢。
正論しか吐かない、堅物。

ああやっぱり似てるわ(笑)。
いずれにしてもとにかく僕からしたら苦手なタイプかもなぁ。でもね、なんとも魅力的。

齢を重ねると思ったことがストレートに口から出てくる。目の前にいたらイヤだけど、本の中なら痛快だものね。

『年寄りだからといって老成しているとは限らない。足腰が衰えたからといって精神までが萎えているとは限らない。底意地の悪さだけを増長させた者、ただ狭量さを拗らせた者、先祖よりもカネを敬う者』
『不良が不良できるのは、クラスに真面目な学級委員がおるからや。真面目さんがちゃあんと真面目を通してくれるから、不良は安心して羽目を外せる』

世相を反映した大きな事件がいくつも起こる中、印象に強く残ったのは「菅田荘の怪事件」という一編。

おばあちゃんの名前じゃないけども、静かな事件と言っていい。そして両探偵も、特に目立って協力するわけでもなく、ただ互いの存在を感じるのみ。なんだかそれまでの大事件の数々がまるでプロローグだったかのようで。
だけど主人公が主人公だけに、「老い」とか「衰え」とか、そうした避けて通れないものがベースにあって、なんとも胸に奥のほうがぐぐっとなってしまったよ。

『いったい、いつからこの国は老いること、弱くなることを悪徳と捉えるようになったのか。以前であれば老いることは成熟の証であり、弱くなることは庇護の対象になったはずだ』
『手間を掛けるというのは、一緒に生活をともにして本人の尊厳を護りながら終始気を配るこっちゃ。囚人のように、部屋に放り込んで自由を奪うなぞ人の子のすることかぁっ』
『生きている限りは等しく降りかかってくるはずの老いに、どうして相違が出てくるのか。積んだ徳の違いなのか、経済的な格差なのか、それとも前世とやらの因縁なのか。』

そして何より、「そうだったのかあぁぁぁぁ!!」「気づかなかったあぁぁぁ!!」という読後感ですかね(笑)。思い込み!!日付日付!!

・・
・・・

さて、次は「シリーズ2」か、それとも別の中山作品にいくか。ちょっと考えている。


2023年11月15日水曜日

安全運転とは配慮ある運転のこと。

高速道路を逆走するクルマのニュース映像を見た。ゾッとする。
そして思い出すある日の出来事。

[シーン1]
大通り沿いの歩道を歩いていると、横の駐車場から出てこようとする車が。
タイミング的には僕が通り過ぎてから出庫するのだと思ってたら、ぜんぜん一時停止するそぶりがない。運転手の顔は明らかに前しか見てなくて歩道に対して気を配ってるとは思えない。このまま進めばぶつかる。そう思ってギリギリで「人が」停止。
僕のすぐ脇をすり抜けるときに初めて人の存在に気づいた運転手。だが驚くだけで謝ろうともしない。

[シーン2]
通学路の横断歩道。朝は黄色い旗を持ったおじさんが車を停止させてから児童を渡らせてる。
ところがその黄色い旗が車の通行を止めてるはずのその脇を、ハンドル切りながら避けて横断歩道を進んでいく1台の乗用車。たまたま児童がいなかったからよかったようなものの、どういう神経なんだあれは。
過ぎ行く車に、旗持ちのおじさんが大声を上げる。「×××!(自主規制)」。教育上もよろしくない。

[シーン3]
通行可能な時間帯とはいえ、アーケードのある狭い商店街の中を、クラクション鳴らしながら、パッシングしながら、猛烈な速度で進んでくるトラック。通行人が慌てて左右に散っていく。
さすがに商店街をあの速度で走る車はあまりお目にかかれない。次の角で曲がっていったが何がしたかったんだ。

この3つは、わずか半日の間に目撃した出来事だ。まったくなんなんだよ。


本当はこんなつまんない話はXにでも投下してそれでおしまいにするのがちょうどいいぐらいなんだろうけど、書き始めたらとても140字には収まらない。
まったくなんなんだよ。


2023年11月14日火曜日

コイズミさんのKKCPに行ってきた。

『た・の・し・か・っ・た~~!!』

これが僕の帰宅第一声であります。いや、「ただいま」を言うべきでした(笑)。

小泉今日子 TOUR 2023「KYOKO KOIZUMI CLUB PARTY 90's」、通称KKCP、@Zepp DiverCityに行ってきました!

昨年のKKPPに続いて2年連続でキョンちゃんがツアーやるなんて、なんてハッピーなの!!
しかも僕が「ミュージシャン・コイズミさん」を好きになったあの'90sの曲を、ライブハウスでやるのよ!!

とか思ってたんですが。

○○先行とか××先行とか△△先行とか、まあ外れに外れて。たぶん10数件の先行抽選をすべて外し、もちろん一般発売もダメで・・・今回は縁がなかったかなとやさぐれてたら、なんと!公式リセールであっさりとゲットできちゃいました。ありがとうチケットぴあ!!転売はダメゼッタイ。
この直後に実は日程的に厳しかった追加公演が当たることになるのですが、そちらは支払いせずに流しました。

しかもけっこう整理番号が良くてね、一番前のブロックにすんなりと入れちゃって。
まあモッシュが発生するようなことは100% 男女交際 ないし、ナイスミドルなみなさんが多いせいか人と人の隙間がけっこうあったのでここぞとばかりに前へ前へ(たぶんスタンディングのライブハウスに慣れてないのかも、と思ったり)。ステージ端からおよそ5メートルまで接近!!きゃー!!
この距離感はBillboard Liveのときやトークショーのときよりもぜんぜん近い。マイ歴史上最もキョンちゃんに接近することになりました。

ところで、『「ミュージシャン・コイズミさん」を好きになったのは90年代』と書きましたが、その大きなきっかけになったが1991年発売の「afropia」というアルバムです。とにかくこのアルバムがカッコよくてね。何度も何度も繰り返し聴いたものです。
その表題曲「Afropia」が客入れのときにかかってたの、私は聞き逃しませんでしたよ。テンション上がりましたね~。もちろんこのときからもう身体は揺れてました!

そして。

---開演---
(まだツアー中なので中身の話は後日追記することにしますね)
(2023.12.15追記したよ→コチラ

この写真はライブの中身とはもちろん直接の関係はありませぬ。が。

---終演---

Zeppの外に出て、ユニコーンガンダムに「たのしかったよーー」とご挨拶をしつつ、今年もコイズミさんに、しかも超近いコイズミさんに会えた余韻を噛みしめながら帰宅しました。
帰りの電車の中でもなんとなく身体が揺れてる感じでね(^^;

ところで物販なんですけど、買おうかどうしようか最後まで悩んだんだよね。特にトレーナー。デザイン良かったし。スウェットといわないのが気分でしょ?

でも結局買いませんでした。物販並ぶよりもフロアのいい場所を確保したかったし、帰りは混雑しててとてもとても。
だってさ、Zepp DiverCity、退場時の動線というか、誘導がおかしいんだもん。
左右のフロア出口でた人の波が、エントランスのところでぶつかって混乱&大渋滞。ちょうどそこで物販やっててとてもじゃないけど売り場に近づけないし、さらに出口に向かうその先で階段になるときに列の幅が半分になるって。オトナな方々は整然と出ていきましたけど、なんだかちょっと危険を感じましたねぇ。


2023年11月13日月曜日

浦和レッズつらい。

結果はもちろんのこと、何より選手を見てるのがつらい。長年浦和レッズを見てきてるけど、こんな感じは初めてかもしれない。

●浦和 1-2 神戸

毎試合書いてるような気がするけど、とにかく「疲労困憊」。動きも表情も何もかも。
それでも選手は乾いたタオルを絞るように、最後の最後のエネルギーを出し尽くしながら戦ってる。がんばりすぎる選手を見るのは正直つらい。

でもそのがんばりだけで戦えるほど甘くはなく、かといって代えるべき選手も足りてなく、さらに試合を重ねるごとにケガ人が増えていく。つらい。

そんな状態で上位を争うリーグの終盤と、カップ戦ファイナルと、さらには新シーズンのACLを戦ってきた。

だから結果もつらいけれど、それを「ある程度」受け入れる気持ちはあるんだ。

・・・直接的な敗因が誤審でなければ。

・・・直接的な敗因につながったプレーが、ベンチの指示を無視したただのスタンドプレーではなければ。

そうした怒りも含めて、浦和レッズつらい。


追い打ちをかけるようにマチェイさんの退任報道。
この状態でここまで戦えるチームをやりくりできる手腕がすばらしいのは間違いのないところで、おそらくは「欧州に引き抜かれる」という形。もちろん信じたくはないが、今季の「クラブ全体」のことを考えれば、どこかで致し方なし、という気持ちがあるのも確か。そういう気持ちが出てきてしまうことが浦和レッズつらい。

*  *  *

明日は「楽しかった」というブログを書く!!


2023年11月10日金曜日

ASIAに若きURAWAも響かせて。

浦和レッズレディースのアジアへの挑戦は第2戦。キックオフは日本時間の22:30。
ジジイは夜起きてられないし、翌日のこととかいろいろ考えちゃって・・・HTに寝ようと思ったんだけどね(笑)。


AFC Women's Club Championship 2023 - Invitational Tournament MD2
BANGKOK FC (THA) 1-6 URAWA RED DIAMONS LADIES (JPN)

キックオフ早々に得点、前半の終盤に追加点、後半も立ち上がりに得点、最終盤に追加点。
理想的な「いい時間」の得点を積み重ねての快勝。

高橋を前半途中で下げる余裕も含め、後半は若手の経験値アップに努めることができた。

まあさすがにレギュラー陣と比べるとまだまだな感じは否めないけども、こうしてできたこととできなかったことを積み重ねて成長していくもんだからね。ラストの失点は要反省ね。
楠瀬さん、ナイス采配です。

逆に言うと、レギュラー陣、この試合だと特に貴子様は格が違いましたな。
プレーの正確性、シュートレンジの広さ、コントロールとパンチ力。カンテとリンセンの良いとこ取り、みたいなプレーのオンパレード。しかも縦へのスピードまで持ち合わせてるんだもん。鳥肌モンでした。


実質的に決勝への切符はすでにつかみ取ってる気がしますが、グループステージあと1試合、ケガしないように集中して勝ちましょう。

(2023.11.13追記)
第3戦の結果(↓)。決勝進出おめでとう!

AFC Women's Club Championship 2023 - Invitational Tournament MD3
URAWA RED DIAMONS LADIES (JPN) 6-0 HUALIEN WOMEN'S FOOTBALL TEAM (TPE)


さんぽニスト、水道道路をゆく。

東京の「水道道路」、村山貯水池(多摩湖)から和田堀給水所まで、簡単に言うと「水道管の上」を歩いてきました。


このルートはとにかく「まっすぐ」。特に一部区間は5キロ以上も直線の部分があります。マップの中にピンクで記したところです。
東京都の直線道路についてはコチラのサイトが詳しいです。丸投げ。

普段だと都心に近いほうを起点にして歩くんですけど、今回は「水の流れに沿って」。多摩湖からスタートです。
それにしてもいい天気。水量はやはり少ないのかなぁ。向こう岸にはベルーナドームの屋根が見えます。個人的には狭山スキー場が・・・見えなかったね(笑)。
堤体を歩いていたら、僕と同じTXW100のTシャツ着てるランナーさんに出会いました。特に挨拶するようなことはなかったっすけど。

狭山公園の脇をぐっと下ると、あとはもう「多摩湖自転車歩行者道」をまっすぐまっすぐ。地図なんて不要ですね。ちなみにこの道路はちゃんと都道です。

最初の“水道ポイント”村山浄水場。超あたりまえですけど、浄水場はインフラとしてものすごく重要なので、警備が厳重です。中の様子を窺い知ることなどはもちろんできません。

多摩湖自転車歩行者道は歩いててほんと気持ちがいいですね。頭の中を真っ白にして木漏れ日を味わう、そんな時間でした。最高。
一応歩行者優先ということにはなってるんですけど、大半は自転車とランナーさんなんで、歩いているこちらは隅っこを。一部遊歩道もあるんですけど、そちらは犬のさんぽがいっぱい。


以前青梅街道をさんぽしたときにいちご大福を買った小平ふるさと村のところは、まだ時間が早かったのか出店がほとんど出てなくて、そのまま通過(^^;
このあたりで(おそらく)小平の練習場に向かうFC東京ユースの選手数人とすれ違ったんだけど、みんなごついねぇ。あの超背が高かった選手はGKだろうか。

歩け歩けイベントの一団とすれ違ったところで多摩湖自転車歩行者道を終え、そのまままっすぐに井ノ頭通りに。
ところで道路標識には「井ノ頭通り」と書かれてるんだけど、普通に変換すると「井の頭」なんですよね。「の」なのか「ノ」なのか。電車も公園も「の」なんだよな。誰か教えて。

そして次の水道ポイント、境浄水場脇を通ります。でかいっすなこの浄水場。バス停も浄水場西、浄水場中央、五中前、浄水場東と4つもあるからねぇ。逆に東京の大きさみたいなものも感じます。

道の左右になんだかオサレな店が出てきたなと感じたら、吉祥寺。
改めて歩いてみると、おしゃれ以上に学校多いなという印象。大学はもちろん予備校、進学塾、専門学校。活気の源なのかな、などと思いながら、まっすぐまっすぐ進んでいきます。

井ノ頭通りはもちろん車で走ったことも数多いし、以前に「井の頭線さんぽ」もしてるので、そう新鮮味はない・・・わけではないですね。だってこの道を歩いたことはないんだもん。へー、こんなお店あるんだ、このマンションかっこいいなぁ、とかね。

東京都水道局和泉支所を横目に、意外なことに少し上り坂を上がると、そこにどーんと見えてくるのが和泉水圧調整所。ザ・水のタンクって感じの外観ですね。

甲州街道、京王線と渡るといよいよ和田堀給水所です。もちろん中は見えないし、施設を新しくする工事が進められてるようですが、昔からの「塔」の先端がちょっと見えました。
あれは残してほしいなぁ。どうなんだろう。

一応目的地には到着しましたが、せっかくなんで井ノ頭通りを起点まで歩きましょう。
道幅が広くなって「ここは日本?」みたいな素敵な街並みを抜け、代々木公園の手前で右折、NHK放送センター(高校生のときに初めてバイトした場所!)、そして渋谷の雑踏を抜けてSEIBUのとこから公園通りに突き当たってゴール。

今日はここまで・・・あまりに人が多くて酔いそう。逃げるように渋谷を後にしました。


それにしても、地図も見る必要のないまっすぐな道をただただ歩く・・・頭の中のモヤモヤが晴れていくような、そういう時間だったな。うん、いい時間だった。


2023年11月9日木曜日

リバウンドメンタリティ

力不足を痛感したカップ戦のファイナル。それからわずか中3日での海外アウェイ。
相手はホームゲームで完敗した強敵。

さらには離脱選手も次々と増え、心身ともに満身創痍と言ってもいい状態の浦和レッズ。
GKを2枚ベンチ入りさせないとメンバーが足りない。

だが、こちらにの心配をよそに、キックオフから攻めた。とにかく積極的だった。開始1分で枠内シュートを飛ばした。
何か吹っ切れたものがあったのか。チームの、選手の“リバウンドメンタリティ”に驚きながら試合を追っていた。

そして奪った先制点。チーム全体の姿勢が形になった、すばらしい得点だった。
縦を突いた小泉のパスも、冷静に時間を作ったブックも、相手を引き付けた荻原も、もちろん自分の得意なスペースを確保したカンテも、本当に見事としか言いようがない。

AFC Champions League 2023/2024 Group J #4
POHANG STEELERS (KOR) 2-1 URAWA RED DIAMONDS (JPN)

だけど「満身創痍」であるという事実は事実としてそこにあった。
メンタルがどれだけ高揚していようとも、フィジカルは時間経過とともに如実に削られていく。

そしてフィジカルの疲弊は、メンタルの疲弊につながっていく・・・。

でもね、この日のチームはなんかすごかった。
やや不運な形で同点に追いつかれても、数的不利になってしまっても、自陣ゴール前に釘付けにされて、最後は逆転を喫しても、監督が不可解な退席処分になってしまっても、「心」まで折れることはなかった。

結果は文字どおり「つらい結果」。だけどこういう試合を見せられたら前向きに応援したいと心底思うのよ。


帰国したらすぐまた試合が続く。願わくば、この「つらい結果」の後にもまた“リバウンドメンタリティ”が発露され、明るい兆しが見えるように。


2023年11月8日水曜日

さよならバットマン。

カモン カモン」→ホアキン・フェニックス→「ジョーカー」、という連想ゲームを経て、今回今さらながらに見てみた映画は「THE BATMAN ザ・バットマン」です。もちろんホアキンは出てないけど。

復讐のために生まれたコウモリのコスプレ野郎が、正義のバットマンになっていこうとするところの話、だとは思うんだけども・・・・んー。


つーか、これ、バットマンでなくてもよくない?

いや、確かにゴッサムってああいう犯罪都市よ。
だけど事件の真相を暴いて白日のもとにさらす、みたいなのは普通にあるサスペンスだし、それについて回るはずのアクションも凄さみたいなのは感じなかったし。

設定的に街中に「違和感なく」コスプレ野郎が溶け込んでんのも落ち着かないし、そのコスプレ野郎もなんだか強いわけでもないし、犯人がなぞなぞ出して「な~んだ?」とか言ってさ、その答えを出して「わかった」とか言うんだもん。何それ。
ヒーローの出てこないサイコサスペンスでもっといい映画ありそうだよ。

僕の中では「ジャスティスの誕生」を見た時点で終わってたのだ。もう大好きなコンテンツじゃないのだ。それを再認識するための3時間。

・・
・・・

長い。長い。長い。176分。しかもスピード感ないから正直少し寝落ち。巻き戻そうという気には特にならず。
暗い。暗い。暗い。映像見えん。ウチのテレビくんが悪いんですかそうですか。


2023年11月7日火曜日

ASIAにURAWAを響かせろ。

トップチームはルヴァンカップ決勝翌日にはもう韓国に向けて出発。さらにキャプテン酒井宏樹の手術のニュースも入ってきた。しんどい(涙)。
シーズン終盤の国内とこれから始まる海外の新シーズン。このあたりにもいびつさを感じちゃうなぁ。

一方レディースもいよいよ「アジア進出」。“ASIAにURAWAを響かせろ”を合言葉に、WEリーグチャンピオンとしてアジアの頂点を目指す!!
代表でウズベキスタンにいたメンバーも現地で合流!こちらもしんどいっすな。

まずは生配信してくれたチョンブリFCに感謝ね。コップンカー!

残念ながら決勝に残れなかったリーグカップを見てないので、今年の浦和がどういうやり方をするのか全然予備知識がなくて、先発メンバーを見ても「んー??」な感じ。複数ポジションができる選手ばかりだしね。
「17.YU YAJIMA」に至っては誰やねん(笑)。WEリーグでは旧姓登録、アジアでは現姓登録ってことなんかね、遠藤さん。

佐々木を右の前目で使ってみたり、新加入の伊藤を前で使ったり、テストの意味合いもあるのだろうけど(何よりいろいろな選手を、それなりの時間使えたのは良かった)、縦パスが入ってからのスピードアップ、斜めのランニング、守備への切り替えの早さと厳しいプレスと、昨シーズンからの継続性も含めたブラッシュアップがすごく楽しみになってくる、そんな一戦だったと思う。

個人的には久しぶり?に柴田・栗島のセントラルコンビを見られたのはうれしかったな。

AFC Women's Club Championship 2023 - Invitational Tournament MD1
URAWA RED DIAMONS LADIES (JPN) 8-0 SREE GOKULAM KERALA FC (IND) 

そのほかの感想はささっちが言うとおりなので、引用させてもらっちゃいます(^^;


中2日で3試合か・・・レディースもしんどいな。ケガしないようにがんばれー。



2023年11月6日月曜日

【ら~めん】Hachimitsu@五反田

ご近所新店「手打ち正麺 Hachimitsu」へ。といってももう開店半年ぐらいにはなるのかしらね。
地下のお店なんだけど、前を通るたびに1階まで行列ができてて、なかなか入ろうという気にはなりませんでした。が、この日はタイミングが良かったのかな、「待ちの先頭」にて入店できました。


入口の券売機でトップメニューの「しなそば」・・・醤油と白だしの2種類あって悩む。ここは直感を信じて「しなそば(白だし)」(850円也)をぽち。
昨今の新しいお店でこの価格はなかなか安価だな、と。

ほどなくカウンターに案内されてしばし待つ。元々イタリアンのお店があった場所だからかな、壁は白く、カウンターは広くゆったりでオサレな感じ(雑な感想)。流れる音楽はエリック・クラプトン。

どす。どすっ。どす。どすっ。

押切り(って言うのかしら)で麺を切ってる音が響く。注文が入ってから切ってるのか!
日本蕎麦でよく言う「切りたて・茹でたて」じゃん。わくわく。

というわけでやたらに早く提供されるわけではないのですが、カウンターよりも少し高い位置にある厨房が、まるでステージのようで飽きません。少し言い過ぎました(笑)。

さていよいよしなそば登場。写真はインスタに載せましたがなんかピンボケだわ→コチラ
驚いたのは想像以上の具沢山。チャーシューは2種類あるし、ワンタンも。メンマも大きいし、これは850円の姿じゃないよ。高コスパの予感。

ではまずはスープ・・・おっ貝だ!!貝の出汁を一番に感じる。これは好き~!!
そしてスープをすすると一緒に口に入る粗めの刻み紫タマネギのシャクシャク食感が楽しい

そして「切りたて・茹でたて」の麺は、太めの縮れ麺。で少し平べったい。食感つるつる、歯応えもっちもち!太いから口の中でモグモグすることになりますが、これがまたよりおいしさを感じるわけで。あと、ついでにモグモグしてると満腹感も(笑)。
スープもよく持ち上げてくれるし、バランスも素晴らしい。

で前述のチャーシューもワンタンもそれぞれに美味。個人的には大きめのワンタンがお気に入り。

タマネギの1つまでキレイに完食です。
こりゃ間違いなく超高コスパ!!ありがとう!!ごちそうさま!!
並んでもまた食べるっ!!

・・
・・・

ところでHachimitsuってもちろん蜂蜜ではなくて、「八光」だそうです。意味は知りません(^^;

JR五反田駅西口・都営地下鉄五反田駅A1出口、桜田通りを南西へ(横浜方向)。山手通りに交差する左手前角のビルのB1F。最寄りは東急大崎広小路駅かな。


2023年11月5日日曜日

カップ奪還ならず。

福岡には素直におめでとうと言いたい。
怪しいジャッジもあったけれど(解説の2人が同時に「あ、後ろから・・」と言ったやつは誤審だと思ってるし、VARのサジェストすらなかったエリア内ハンドについても憤ってるけども。正直)、それでペナルティをもらっていたにしても、勝てたかと言われると、わからないもの。
そのぐらいの「力負け」だった気がする。それは認めないといけない。

福岡 2-1 浦和●

2003年11月3日、あの雨の国立競技場の初戴冠から20年。何か運命めいたものを感じてたんだけどね。同じ結果になったのは「初タイトル」という部分だけだったね。
でも、同じビジュアルサポートを同じ右サイドスタンドに繰り広げてくれたゴール裏にはグッときました。ありがとうございます。

浦和はカップ戦には強いと言われることもあるけれど、このルヴァンカップはナビスコ時代も含めてこれで優勝2回、準優勝5回。
負けることには慣れてるつもりだけど、やっぱり慣れたくはないし、それなりに落ち込んだりしている。


それにしても・・・選手、疲れてるな。そもそも試合数が多すぎるし、それに加えて戦力が揃わない、ケガも増える・・・この悪循環の中、やりくりしてここまで戦えているマチェイさんには感謝してもしきれないし、なんとか来季もこの監督とやりたい。
のですが、どうでしょうか>フットボール本部様


2023年11月3日金曜日

なでしこ、パリへまた一歩前進。

パリオリンピックに向けた2次予選。なでしこちゃんたちは無事3連勝で最終予選進出を決めた。

Women's Olympic Football Tournament Paris 2024
○JPN 7-0 IND

○JPN 2-0 VIE

この2試合はテレビでも観戦したんだけど、問題はこの2試合の間にあった第2戦のウズベキスタン戦(僕はテレビでも見てないです)。

立ち上がり早々に2点を先制して、その後は延々75分間ボール回しに終始した、と。
なんでこんなことになったかというと、ズバリ最終予選でオーストラリアと当たりたくなかったから。ここで大量得点が勝利してしまうと、この2次予選のヘンテコなレギュレーション上、最終予選の相手がオーストラリアとなる可能性が高くなってしまう。
強豪オーストラリアとの決戦なんて、本大会のメダルマッチレベルの強度が求められるわけで、何を好き好んで。
確かに「オーストラリアを倒せないようじゃ本大会でも期待できない」という論もわからんでもないけど、それは本大会でやればいい話。オリンピックは本大会に出てナンボ。先日の男子バスケットの例を出すまでもなく、オリンピックは出るだけでも大変なのだよ。わずか12チームだからね。
そして2016のリオに出られなかったなでしこジャパンの苦闘と停滞の歴史を考えれば、「出場最優先」というのは当然のことと思うし、僕は太さんをはじめとするスタッフの選択を支持したいと思う。
文句を言うならレギュレーションを決めた側へどうぞ。
2月に豪州とH&Aって暑熱対策も必要だから、その意味でもやりたくない相手。

もちろんウズベキスタン側の思惑もあるわけだけど、この試合の得失点差のマイナスを最小限にしておくことでウズベキスタンにとっては最終予選進出という大きな成果が得られる可能性が高くなるので、0-2敗戦は願ったりだった。
ついでに言うと、ウズベキスタンの最終予選進出によって、韓国と中国の両方が2次予選で敗退となったのも日本にとっては◎。




それにしても今のなでしこは見てて毎回楽しい。
メンバーもどんどん入れ替えるし、新しいポジション(清水のCBは正直驚いた)や組み合わせも試してるし、それでいてしっかりとしたプレーを見せてくれる。個々の成長はもちろん。

2016リオを逃したころから、海外に出る若い選手も増えてきて、そして国内の選手もプロ化。当然選手を集めて長く合宿をするなんてことが難しくなってきた中、一番長く合宿ができるのがこういう大会の場だったりする。
その大会中にいろいろと試しながら、しかも勝ち続ける(それが大前提として)。チームはいい仕事してると思うよ。

なでしこジャパンがベースとして持っている4-2-3-1のシステム、先のワールドカップで使った3-4-2-1、そして今回のアジア予選用(?)に投入された4-1-2-3アンカー熊谷って昔風に言うと「フォアリベロ」な感じ。
太さんは「バリエーションを増やす」とは言ってるけど、準備期間を考えたらものすごいことをやってる気がするのよ。4-2-3-1に選手を当てはめただけの前任者とは何だったのか。

2月にはそのバリエーションの中から「その試合に最適な解」を持って北朝鮮を破って堂々とパリに乗り込みましょう。

・・・あとは猶本がウイングポジションで覚醒するだけだな(←結局それかい)。


2023年11月2日木曜日

さんぽニスト、旧東海道をゆく。其の十二

天竜川西岸より磐田市方向を臨む

季節も天気も絶好のさんぽ日和に東海道に戻ってきました。

前回ゴールの袋井宿からリスタート。袋井市から磐田市に入るあたりには家康の痕跡が色濃く残ってます(まあこのあたりに限らず、大河ドラマで町おこしはそこら中でやってるんだけど)。特に武田軍との衝突ですかね。
ざっくり言うと徳川軍が浜松まで敗走する件です。それこそ『どうする』でも本多忠勝の活躍とともに描かれたし、僕もそのあたりまでは毎週見てた(^^;

袋井市の木原、そして磐田市の三ケ野。
特に、GoogleMapにも載ってない三ケ野の細い道(通称「江戸の道」)を上って行った先の大日堂から見える景色は、いやが上にも往時を想像せずにはいられません(本多忠勝が物見をしたところだそうです)。ヘタクソ感想を書くとするなら「まるで大河ドラマみたいな景色」。敵陣が見えてこれから合戦が起こりそう、なんですよ。

その三ケ野台のあたりは短い区間の尾根道で、急に高級住宅街になってちょっと驚きましたね。いわゆる高台なんでさもありなん、ですが、大日堂の森を抜けて唐突だったもんで(^^;

さて、せっかく(?)なのでちょっと寄り道をしましょうかね。


ジュビロ磐田、静岡ブルーレヴズのホーム、ヤマハスタジアムです。
実はここでサッカー見たことないんですよね。なので少しばかり興味があって。球技専用はコンパクトでやっぱりいいなぁ。この規模のスタジアムがたくさんできるといいのに。
この日はJ2リーグのヴェルディ戦の開催日。朝早くからスタッフの方が設営をされてました。あとは気の早いサポーターもちらほら。
ちなみに天竜川の向こう岸でヴェルディのシャツを着た自転車のおじさんとすれ違いました。浜松にもいるのねヴェルディサポ(←やや失礼なことを書いた気がする)。なお、この日の試合結果はドロー。昇格争いに向けてどちらも悔しい結果かな。

Uターンして東海道まで戻ると、見付宿に入っていきます。


メインストレートの両側に店が建ち並び、そして周辺には住宅が集まる、まさに宿場町。
JR磐田駅からは少し離れてるけど、こちらが中心街なんだろうな。

で、そのメインストリートである見付本通りなんですけど、「栄光への道」という愛称が付けられてました。TOKYO2020で金メダルを取った卓球の水谷・伊藤ペアがこの磐田出身だということは知ってましたが、「そうか栄光への道か・・・」とそのセンスにやや苦笑い。

見付宿を出ると遠江国分寺跡へ。
「とおとうみ」という名前に舌を噛みそうです。やっぱり「遠州」のほうが言いやすい。なお、遠江とは浜名湖のことという知識を今さら得た。ひとつ賢くなった。

さらに磐田駅前でハンス・オフトのフットレリーフを確認し(ジュビロのレジェンドでしょうけど、浦和にとっても重要な意味を持つ監督でした)、穏やかな町を進むと、いよいよ天竜川です。

ここまで静岡県内では富士川、大井川と高所恐怖症的に大変苦労をしたのでちょっと心配。でも行ってみると、天竜川橋・新天竜川橋の2本が並んで掛けられてて、歩道は「新」のほうで、大変広くて(広いと欄干から離れて歩ける!)心底助かりました。
ちなみに、「新」は国道1号線。橋の上に「東京・日本橋から250km」のサインがありました。おおっ。

渡り切ったらそこは浜松市。

前方の空に、浜松基地から飛び立ったブルーインパルスの訓練飛行が繰り広げられてます。なんか、ラッキーっすな(^^;

さあ浜松の市街地に向けて一直線!
浜松市に入ったらSUZUKIの軽自動車が増えるんじゃないかと期待してたんですけど、そうでもないかな。もともとシェア多いから変わらないわね。

ところどころの松並木を潜り抜け、見えてきましたよ「浜松アクトタワー」。風景からは完全に「異物」ですね(悪意はないぞ)
そういえばこのへんで「ドライブスルークリーニング」のお店発見。これはいいなぁと。クリーニングに出す服って意外に大量だったりするから。


実はこの日、夜に予定があったので、時間的に余裕がありません。距離的には少しばかり物足りない気もするけど(笑)。
ならばと「出世城」と言われる浜松城を見学して(石垣「野面積」には感動したなぁ)、「若き日の家康像」にもご挨拶して、今日はここまでにしましょう。

それにしても静岡県に入ってもう6日。長い。横に長すぎるぞ静岡県。
ちなみに今回袋井までは新横浜発という珍しいひかり号で静岡経由の在来線。コスト控えめルートでしたが、新幹線使っても自宅から3時間弱というのはなかなか。


今回の行程:袋井宿~見付宿~浜松宿。遅めのランチは浜松駅構内で浜松餃子。野菜餃子だから10個ではちょいと少ないぐらい。丸く焼かれた20個に挑戦すれば良かったかな。おみやげは冷凍餃子と日本酒「出世城」の「家康くん飲みくらべセット」。


11 島田~袋井]<[12 袋井~浜松]>[13 浜松~吉田