2026年2月28日土曜日

ありえん。許せん。

ホームの開幕ゲームで、鹿島相手に、2点リードしてて。

●浦和 2-3 鹿島

満員の埼スタであんまり勝てない浦和レッズさんっていうジンクスはあるにせよ、いい形で進めていながらこの結末って受け入れ難い。ありえん。
鹿島に負けるの、単純にイヤなんだよ。許せんよ。


サッカーってつくづく流れのスポーツだと思う。完璧に見えた流れがあのアクシデンタルなハンドで終わってしまう。
ひとつの選手交代の結果が流れをつかみ取る場合もあれば手放す場合もある。

得点ひとつでさらに流れを得る場合もあれば、逆に委縮していうようになってしまう場合もある。

頭では理解できる。だがこの結果はありえん。許せん。


2026年2月27日金曜日

翳りゆくひと。[138]


[138]

手元にそろった保険会社の書類をテーブルに並べる。委任状やら何やら、あっちゃん本人の自筆が求めれている箇所が数多い。
代筆してしまうことも正直考えないではなかったが、やはりその選択をするわけにはいかなかった。何しろ決して少なくない金額の話なのだから。それはつまりあっちゃんの近未来の話でもあるから。

書類のコピーを取り、ラインマーカーで記入箇所に印をつけ、サンプルを作成する。
これと同じことを書いてくれればいい、という見本づくりだ。
ひととおり準備し、グッドライフの相談員のマツイさんに郵送した。

「父の保険金の請求のため、母の自筆が求められています。見本を用意してありますので同じように記入してもらえれば。お忙しいところ申し訳ありません。特に急いではいませんので」

そう書き添えた。
あっちゃんの今の状態なら、どこに何を書くかまで指定されていれば、書くことそのものはできるだろう。
グッドライフのみなさんも事情は十分にわかってもらえているはずだ。待つしかない。

A保険の入院保険の請求には医師の診断書が必要とのことで、指定の診断書書式が送付されてきた。

「父の診断書のご記入をお願いいたします。費用が発生することは承知しておりますので、ご請求ください」

返信用封筒も入れてよしだ内科病院に郵送した。こちらもよくある話だろうから返送を待つだけだ。

およそ10日後、グッドライフから待望の返信が届いた。

『お母様は問題なく記入されてました。不備がありましたらまたご依頼ください』

問題なく記入できた、というメモに、こちらの不安を理解してもらえているということがわかる。ありがたい話だ。

戻ってきた書類のチェックを行った上で、まずはM保険に書類一式を郵送した。何か不備があれば言ってくるだろう。

K保険の手続きには、必要書類を受け取ったときと同様に窓口まで出向いた。

「今日はお時間は大丈夫ですか」
「はい、まあ大丈夫です」

本当はあまり時間があったわけではないが、ここは静かに待ったほうがいいと判断をした。
何度かの「確認してまいりますのでお待ちください」の後、生命保険、入院給付(最大120日分)、すべての手続きが完了した。

「1週間程度でお支払いさせていただきます」

窓口を離れるときには時計の長針が1周半回っていた。

そういえばと思い出す。
よしだ内科に診断書の記入を郵送で依頼してからもう20日近く経つ。催促をしておくか。

「先般診断書の記入のお願いを郵送でお送りしたのですが、届いているでしょうか」
『はい、つい先日届きました』

少なくとも2週間前には届いていたはずなのだが。

「お忙しいとは思いますが、よろしくお願いいたします」
『先生にお願いしておきますので』

まるで処理が進んでいなかったようだが、途中に夏季休暇があったからからな。しかたがない。

137<[翳りゆくひと]>139


2026年2月26日木曜日

ゲームの王国。

小川哲「ゲームの王国」を手に取る。まずは分厚い上巻だけを買った。

舞台はカンボジア。そして時代はかの「だいぎゃく■つ」のあった、あの時代だ。
カンボジアの近代史、それを背景とした大河ドラマなのだなと思った。ちょうど「地図と拳」が満州のそれであったように。

序盤、少年少女が登場する。彼らが「未来」であり「希望」なのだろうと想像する。
だがそんな未来よりも、そこに表現されている今があまりに恐ろしかった。

これはホラーだ。
人々の生活にある現実が、そして人が反体制というものに向かっていく思考の過程がホラーそのものだと思った。

あまりに恐ろしく、上巻でやめてしまおうと何度思ったことか。
人間関係も複雑すぎるようにも感じていたし。

だけど気がつけば物語に吸い込まれているようだった。これをホラーと呼ばずしてなんという。

いや、この小説はSFにカテゴライズされていたはずだ。ハヤカワだしね。
ただここまでサイエンスの欠片も見えないのだけど――下巻を読まない選択肢はなくなった。


下巻冒頭、それまで時系列順に進んでいたストーリーに「断章」が現れる。
たとえば映画で、冒頭にクライマックスが描かれ、そのあとにクライマックスに至る物語が描かれる、そんなものにも似て。

ボーイミーツガールなのかと思っていた「彼ら彼女ら」の「未来」がそこにあった。
大河ドラマの最終回のような未来が――いったいどうしてそうなった。疑問が湧き上がる。

その最初の数ページで、下巻を手に取って間違いじゃなかったとそう思った。思わされた。
そしてポル・ポトの時代が終わっていたことに安堵している自分がいた。

・・
・・・

ゲームが成立するのは、ルールを守ることが前提になっているから。
社会的なルールを作る人、それはイコール政治家という存在。
とにかく作中こき下ろされる存在である政治家ではあるが、だけどそこに鍵があるのか?
まるでミステリのように読み進む。

強引に読み解くなら、人の記憶の曖昧さと儚さ、それゆえの大切さ、だろうか。

個人のルールが記憶によって作られるとするならば、その危うさ。危うい土台の上に作られる人生。その集合としての社会。脆い。

『彼はルール違反をなくすために、ルール違反そのものを原理的に不可能にしたんです』

だんだんわけわからなくなりつつ読んでいたのだが、ああああああっと、結末に首肯している自分がいる。
やっぱりボーイミーツガールだったのかも、とも思う。

すごかったー!!でもとにかく難しかったー!!(苦笑)


2026年2月25日水曜日

ジェダイの物語、大団円。

今回今さらながらに見てみた映画は「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」です。いわゆるエピソードIXです。


エピソードVIIIのときのブログを読んでいただくとおわかりいただけるかと思いますが、正直あんまり期待してませんでした。『ここまで来たのであと1作ももちろん見ますよ』と書いたとおりの、ある種の義務感というか、一応区切りはつけないとねという気持ちでした。

そんな大前提があったもんで、映画を最大限楽しむために、過去作のことは考えないように、できるだけこの作品単体を楽しもうと思ってました。

そういう気持ちで見れば、さすがおもしろい映画だぜって思ったし、ラストエピソードとして(なんかディズニーが次を作ろうとしてる噂も聞いてますが。やめとけ)ちゃんと着地点に向けて進んでいって、ちゃんとゴールしたねっていう感想です。
レイの最後の「名乗り」のセリフまで想像できちゃうレベルで安定(笑)。

ゴール地点が決まってるせいか、すごく展開がスムーズで「負けちゃうかも」みたいなストレスがなくて、旧作で活躍した俳優さんたちもカメオ的に出演して、スター・ウォーズの「血縁の物語」らしさもあって。おもしろく楽しく見させてもらいました。本当よ。本当に。

大団円、お疲れ様でした。
しつこいが次回作作るなよ、ディズニー。


2026年2月23日月曜日

【ミラコル2026】五輪ラストデイ。

ミラノ・コルティナオリンピック最終日。いつものように一日中テレビとモニターを並べて過ごす。

TEAM JAPANのラストはクロスカントリースキー50km女子マススタートクラシカルの土屋正恵選手。


女子初の50kmレースをしっかりとしたタイムで完走したこと、快挙以外の言葉が見つからない。テレビに向かってスタンディンクオベーションしてしまった(^^;


画面の中ではカーリング決勝、アイスホッケー決勝、“いかにも最終日”な競技が進行していく。劇的な“ゴールデン”ゴールで全競技が終了し、そして閉会式の時間がやってきた。

「ね、ねむい・・・」

もう少し感動的なことを考えればよかったんだけど頭の中の8割ぐらいはそればかりで、残りの2割がTEAM JAPANの選手たちが「楽しそうでよかったよかった」だった。
オペラのことをぜんぜん知らないのが眠気をさらに誘う(笑)。

さあ、乱れに乱れた生活リズムをしっかり取り戻しつつ、パラリンピックに備えましょう。

選手のみなさん、スタッフ、関係者のみなさん、お疲れ様でした!!

大会期間中の私のXへのポスト→こちら


2026年2月22日日曜日

ヤバイ前半イイ後半。

ボールは持つ。じわじわ攻めて相手にボールが渡ったらプレス。ラインも高く。奪ったら縦に早く。コンセプトとしては非常に近い相手なのかなと感じた。戦術的なミラーゲーム。

だが特に前半は、相手のほうが多くの場面で上回っていて、これはマズイなと。

がそれが後半、特にウイークポイントになってた左サイドバックから右サイドバックへのクロスで見事な先制点が生まれるのだがらサッカーは難しい(嬉しい)。


終わってみたらある意味完勝だったりするのだもの(^^;


去年はラインが低かったからワントップが時間を作ってくれないと攻撃がどうにもならなかったけど、今年の形ならむしろどんどん裏を狙ってもらったほうが相性はいいのかもしれない。
その意味で松尾のケガ痛いけれど、肥田野や二田がいいアクセントになれている気がする。
そこにイサークや小森が最終的に絡んでいく、みたいな形がより厚みのある攻撃につながりそうな期待感がある。

早川はワンチャンス、モノにしたねぇ。彼の活躍は本当にうれしい。

ところで・・・ボールを刈り取り、前線やポケットに顔を出し、まさに獅子奮迅な活躍だった柴戸・・・ケガなの?それは困るよ・・・。


【ミラコル2026】幸せの時間。

“オリンピックは周りの人たちを幸せにする”

今大会のアルペンスキーチームのコーチの言葉である。
ネットニュースにもなったからご存じの方も多いかな。ソースは河野恭介コーチの妻、カーリングの吉田知那美選手のインスタ→リンク

この文脈に応援するファンは含まれているのかどうかわからないけれど、でも少なくとも僕は「ああ確かに。こんなに熱くなれるなんて結果はどうであれ幸せなんだろうな」と思った。


この日もしっかり応援できた。幸せだった。

フリースタイルスキー男子スキークロス
期待してなかったというと失礼になるが、驚きとともに応援した。


フィジカルコンタクトさえありうるこの競技で世界の決勝である。決勝4人のうち3人にメダルなんて状況がめぐってくるなんて!!

結果は残念だったし本人も悔しそうだったけど、5本目のレースでもう動けなかったかなというのが画面から受けた印象(サイズがない分動かないとならないからね)。僕は納得の4位入賞である。

・・
・・・

スピードスケート女子マススタート


佐藤綾乃選手は冷静にレースを進めながら、残り1周のタイミング、競輪でいうところのいい「番手」につけたと思ったんだけど、その番手争いの中での出来事だった。

あの数秒、「行ける!」から「あああっ」と感情がジェットコースターだった。
選手にとってはつらい結果だろう。でも、あれだけ感情が動いたことは、僕にとってやはり幸せなことなんだと思う

幸せを運んでくれたすべての選手のみなさんに、感謝なのだ。


2026年2月21日土曜日

【ミラコル2026】ここに掴みにきたんだ。

♪どうしても どうしても 残ったのはそれだけ ご褒美は大丈夫だよ ここに掴みにきたんだ


スピードスケート女子1500m
2位も20位も関係ない。1位のみを目指していた。1位のみを掴みにいったレースだったと思う。全身全霊で掴みにいったからこその積極性。それしかなかった。

1100メートルを通過したところでそれを掴み損ねてしまったのかもしれないけれど、本気で挑むとはどういうことか、その姿勢を見せてもらった気がしている。
結果云々じゃなく、本当にすごい選手だ。それだけだ。


隣町ダービー。

「城南ダービー」という言い方がいいかどうかはわからないけど、ご近所との対戦である。
個人的には負けちゃいけない、と思う。

品川 65-77 東京Z○

勝ちました!(喜)
オリンピックと2画面体制で見てたので正直細かいところまでじっくり見たとは言い難い(ファンの風上にも置けませんな)のだけど、「快勝だな」と思ったポイントは失点数。

1Qから3Qまでそれぞれ14失点。毎度毎度書いてるけれど、これがウチのゲームじゃないかと僕は思っている。こういう失点を抑えた試合を続けていきたい。
4Qについては試合の趨勢が決まった後なので25失点は気にしてない。むしろ余裕ありきの小熊投入のほうを喜びたい。


品川 78-65 東京Z●

負けました(悲)。
最終スコアが前日とまるで逆になってしまいました。
1Qが20失点、2Qが15失点とここまではよかったんだけど、3Qの27失点が大きすぎた。
13点しか取れなかったのも痛かったですが、それはある意味いつものことで(泣)。

連戦というのは8Qを連続して戦うわけで、対策も対応もされるからずーっとうまくいくのは難しいんだろうね。僕は簡単に「続けていこう」って言うけれども。なんかごめん。

さらにこのゲームでは#3、#5、#14、#51とチームのコア不在で、フィジカル的な問題も露見したかもしれないしね。悔しいけれど受け入れるしかないのかなぁ。

受け入れたくはないけれど。

*  *  *

PO進出想定ラインの5割まで12勝。残り試合は14試合。まだまだあきらめんよ。


2026年2月20日金曜日

【ミラコル2026】万感。

最後のシーズンと決め、挑んだ最後のオリンピック。フィギュアスケート女子シングル坂本花織の最後のフリースケーティングは、本当に万感の思いを込めた愛の賛歌だった。もちろん当事者ではないから心の奥底まではわからないけれど、少なくともいちファンとしては「万感」以外の言葉が見つからない。

3Fがリピートになってしまったこともコンビネーションジャンプが抜けることも、すべて飲み込んだ上で表現を優先したかのような美しい構成だった。
頂点まであと2点だったからなぁ。たらればを思わないではないのだけれど、プログラムコンポーネンツ74.84という高スコアがひとつの勲章だ。

シンプルに金メダルを目指すなら、もっと自分に矢印を向けててもよかった。彼女の立ち位置ならそれをとがめる理由もない。
でもかおたん(彼女の愛称は「かおちゃん」なのだけどわが家ではなぜか「かおたん」になっている)はそれを選ばなかった。
団体戦での素晴らしい演技はもとより、チームを鼓舞しつつ、すべての競技の応援に駆け付け、時に涙し、後輩を労い、あげく表彰台では周囲の面倒を見て。

関西の陽気なおばちゃん然とした立ち振る舞いは、TEAM JAPANにとってまぎれもなく太陽だった。“やかましい太陽”だけどね(笑)。

銀メダルおめでとう!


万感と言えば、ともに6大会目の冬季五輪となるスノーボードの竹内智香とノルディック複合の渡部暁斗も「ラストダンス」となった。

渡部の最後のレース、団体スプリントは、山本がまさかの「もらい転倒」でメダル争いから脱落する結果となって、本人の言う「季節外れの桜」は咲かなかったのかもしれないけれど、最後の一滴まで絞り出したように見えたレースだったと思う。最後の一葉、かな。

坂本だけでなく、ふたりにもたくさんたくさん楽しませてもらった。
本当にお疲れ様でした。