2026年3月17日火曜日

【WBC26】力負け。

「力負け」という言葉がこれほどしっくりしてしまう負け方もそうそうあるもんじゃない。

World Baseball Classics 2026 Quarterfinals
Venezuela 8-5 Japan●

腕をびゅんと振って速いボールを投げる。
バットをブンと振って打球を遠くに飛ばす。

そうしたシンプルで本質的な部分で圧倒された。
下馬評――日本国内ではなくて世界のベースボールファンの下馬評――どおりベネズエラが強かった。ただそれだけだ。
そのベネズエラだってベストチームじゃないかもしれないんだから世界はヤバいレベルなのだよ。

もちろん一発勝負だから結果が逆に出る可能性もあった。だけどその可能性すらねじ伏せられたって感じだったな。
だから個人的には妙にあまり悔しくなかったりもしている(強がり)


連覇連覇と浮かれてしまっていなければ。
チーム編成や采配は。

可能性を高める方法はあったかもしれない。でも今ひとつ言えることがあるとするならば、これに尽きる。

“戦犯探しは止めましょう”


2026年3月16日月曜日

【ミラコル2026パラ】もぎ取ったラップ。

パラアルペンスキー男子回転座位の2本目。
視界不良のコース中盤、鈴木猛史選手のチェアが一瞬宙に浮いた。

それでも彼はスキーを横に向けることをしなかった。
たとえラインが落とされても板を下に向け続けていればスピードは落ちない――もちろんリスクはあるが、瞬時にその選択肢を選んだように見えた。

その選択ができるだけの練習積んできたんだろうな。
だってスキーヤーの本能としては厳しいと思うもの。

結果、2本目は全体トップのタイム。アルペン的に言うとラップだった。
積み重ねてきた自身の力でもぎ取ったブロンズメダルだ。
だからこそのゴール後の、まるで咆哮のようなガッツポーズだったのだと思う。

感動しちゃった。おめでとうございます!!


公式サイト(https://www.olympics.com/en/milano-cortina-2026/paralympic-games)、昨日までは[Schedule & Results]と書かれていたページへのリンクボタンが、今はもう[Results]の文字だけに変わっていた。
新しい予定がもうないということ――終わっちゃったんだな、ミラノ・コルティナパラリンピック。


2026年3月13日金曜日

【ミラコル2026パラ】大回転。

パラアルペンスキー女子大回転座位村岡桃佳選手!銀メダル獲得おめでとう!!

ケガからの回復途上にありながら、それを感じさせない見事な滑りだったと思います。特にレース後半、板をきれいに滑らせていく技術!素晴らしい!!

金メダルの選手には隙がなかったっすね。3連覇を逃したのは残念だと思っているかもですが、通算11個のメダルというのは誇っていいと思います。
あの大日方さんを抜いたってことですもん。髙木美帆さんより多いってことですよ。すごいすごい。


ところで。

競技を観戦しているときに息子1号が言いました。「誰だよ、大回転なんて訳語を付けたのは」と。

slalomは回転、giant slalomだから大回転。僕は今まで疑問にも思いませんでしたが、言われてみると確かに変な言葉ですよね。大回転。
だって、回転って“軸があってそこをぐるぐる回ること”でしょ。少なくともスラローム競技では回転するシーンは(大きなミスをした場面を除いて)ありません。それに「大」を付けるなんて!(笑)

「冬の競技ならビッグエアとかエアリアルこそ大回転だよ」

おっしゃるとおり。

じゃあ仮に別の訳語を充てるとして、回転の代わり・・・・ジグザグ、くねくね、蛇行・・・大蛇行って黒潮か!

いろいろ話し合った結果、競技特性に近いのは「右往左往」ではないか、という結論に(^^;

・・
・・・

「なんでスーパーGのとこだけ翻訳諦めてるんだよ。超大回転じゃんwww」


翳りゆくひと。[140]


[140]

土地の相続・登記の件について、現地近くに事務所を構える司法書士からの返信があり、業務は請けてもらえることになった。

『遺産分割協議書以外に必要書類としましては、(1)お父様の出生からお亡くなりになるまでの戸籍・除籍・原戸籍謄本、(2)お父様の戸籍附票、(3)令和7年度固定資産評価証明書、(4)相続人全員の戸籍謄本と印鑑証明書、になります。(4)以外はこちらでも取得ができますので、必要ならばお伝えください。書類取得のための委任状を送ります』

基本的には全部任せてしまったほうがいいだろう。わたしはすぐにメールを打った。

「(1)~(3)については取得をお願いしたく存じます。委任状をお送りください(メールでお送りいただければ押印して郵送します)。なお、(1)については別件でも使用する機会がありそうなので、余分に取得いただき1部当方にお送りいただければ幸いです。(4)については委任状返送の際に同封いたします」

出生から死亡までの戸籍、という文言は金融機関の相続に必要な書類の一覧に同様の文言があったので、念のため余分に用意してもらうことにした。

程なくして改めてメールが届く。

『登記の委任状をお送りいたします。不動産についてですが○○-○の土地は令和2年に売買されておりますので、2筆分で作成しています』

これには驚いた。平成29年度の固定資産税の書類で確認できていた小さな土地は確かに4ヶ所で、そのうち1ヶ所を売却したから残り3ヶ所だと信じ込んでいた。令和2年というとマサさん、かなりいろいろ怪しくなっている時期にもなるのだがどういう経緯だったんだろう。

まあわたしとしてはいらない土地でもあるので、数が少ないぶんにはいい話だと思う。

『また、戸籍等取得の委任状もお送りいたします。戸籍等をこちらで取得してよければ、戸籍取得の委任状に署名押印してこちらにお送りいただければ、取得いたします。戸籍等はこちらで取得してよろしいでしょうか。』

いや、だから1本前のメールに「取得してくれ」と書いただろうに。しかも同じ文言が何度も出てくる文章もおかしいし、何とも要領を得ない。

「当初よりお願いしているとおり、『取得』お願いします。また、同様に『戸籍・除籍・原戸籍謄本』については、余分に取得いただき1部こちらにお送りください」

文言が少しだけ荒くなってしまっただろうか。かまうものか。今回はわたしがクライアントだ。

翌日、押印済みの委任状とわたし自身の本人確認書類(免許証)の写し、遺産分割協議書、相続人の戸籍謄本および印鑑証明を一式、司法書士にレターパックで郵送した。

土地についてはあとは任せるだけだな。

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2026年3月12日木曜日

真相をお話しします。

結城真一郎「#真相をお話しします」を読了。
タイトルの「真相」にはハッシュタグがついています。それもまた(ピー)。


大どんでん返しというのはまた違うのかもしれないが、真相の向こうにもうひとつの真相があって、思わず息を飲むっていう5つの短編集。

どれもこれも「うわっ」「あぁっ」そして「・・・!」と文字どおり息を飲まされた。

たとえばマッチングアプリ。
たとえば動画配信。
たとえばリモート飲み。
たとえば田舎暮らし。

あるいは中学受験。
あるいは少子化問題。

モチーフとなった“時代”“現代”とそこに潜む(潜んでいてほしくはない)悪意、それから狂気。

ぐいぐい読まされる鮮やかさが際立つだけに、グイグイ迫りくる真相にたどり着いたときの冷たさは格別だ。サイコー。

・・
・・・

表題作の「#真相をお話しします」。他の4作が“ドッキリ”だとするなら、これは“謎”の物語。「どこかに違和感があるだろ、探せ探せ」と読者に訴えかけてくる。
どこだ。何だ。誰だ――・・・・・あぁっ!(笑)


【ミラコル2026パラ】春のコンディション。

パラクロスカントリースキー男子10kmクラシカル立位で、期待の川除大輝選手は4位に終わった。

解説いわく、LW5/7のクラス、つまり両手が使えなくてストックを持たない選手に厳しいコンディションだったという。

ここから先は僕の印象でしかないのだけれど、多くの選手がクラシカル特有の「溝の中」を走っていなかった。おそらくは気温上昇で溝の中は水が浮いてきてて、グリップワックスが効きにくい状態になってたんじゃないかと思う。

ストックで推進力を得られるならばその条件でも多少は補えるだろう。でもLW5/7の選手にとっては相当に厳しいということは容易に想像ができる。


そう思いつつクロスカントリーコースの映像を見ると、コース以外にはほぼ積雪が残っていないことがわかる。
1ヶ月前のオリンピックのときにはもちろん一面の雪景色だったわけだ。2月と3月はこうも違うのだ。コルティナのアルペン会場も積雪量はぜんぜん違って見える。

コース整備は万全に行われているんだと思う。
それでも「春の訪れに対してはどうにもならない」部分があるのではないか。

自然相手のスポーツだからこそ、よりよい条件や環境で競技を行ってほしい、そういう手立てはないのか、そんなことを思うのである。

オリンピックと一緒にやれるのがベストと思う。
それは難しいにせよ、オリンピック閉会からパラリンピック開会まで2週間の間隔を空ける必要があるのか。どうだい?


2026年3月11日水曜日

ひとむかし半。

今日はいろいろ思い出さなければならない日。

あれから15年。もう15年だという。

記憶がどんどん薄れていってしまうという点はもちろん気にかけておかなければならないのだけれど、個人的に、はたと気がついたことがあった。

あれから15歳、年齢を重ねたというその事実だ。

当時は若かったとは言わないけれど、引き算をしてみれば至極当然として「まだまだ」な世代だったように思う。
だが今はもう。

それはつまり何かあったときのリスクが増しているということなのかもしれない。

周囲に迷惑をかけかねない世代になっているのだということも肝に銘じておくという、心の備えもしておかないといけないな。

そんなことを思う3月11日である。



【ミラコル2026パラ】最高峰。

自分でもスキーはやるので、パラアルペンスキー競技は特に注目して見ている。

「あれどこのメーカーの板だ?」とかね(笑)。
アトミックとロシニョールとノルディカとブリザードが赤黒デザインで紛らわしい。相変わらずヘッドは潔いデザイン。ケスレー(今はケスレ)見つけるとちょっとうれしい(ハタチの頃に使ってたことがあるのです)。


・・・そうでなくて。何よりも思うのは「スキー上手いな~」である。
女子コンバインドの後半、優勝したスウェーデンの選手のスラロームは「どこに障害があるんだっけ?」って確認したくなるほど、ワールドカップ選手のような技術を見せてくれた。

実況によればクラスは「LW4」。つまり片足が使えないとか。
嘘や。ちゃんと板に圧が加わってスキーが前に走ってるやん。あんなんでけへんやん。

信じられない思いとともに、やはりここは「最高峰」の場なのだなと再認識した。

ちなみに、各競技のクラス分けについては「LEXI」https://lexi.global/ja/が詳しい(機械翻訳の日本語ページもある)。
パラアルペンのページは→こちら


【WBC26】捕らぬ狸の先発投手。

World Baseball Classics 2026 Pool C #4
Czechia 0-9 Japan○

準々決勝の相手はベネズエラかドミニカ共和国か。いずれにしてもメジャーオールスター打線なので、先発山本由伸というのは動かせないだろう。

問題は準決勝である。捕らぬ狸の皮算用である。

ローテどおりなら菊池雄星なんだけど、菅野智之のほうを推しておきたい。理由?ないよ(笑)。
ただ負けたら終わりなので、プールのときの内容のイメージは菅野のほうがよかったかなと。
菊池はむしろ決勝のほうがいい気がするし、もちろんQFの第2先発でもいい。

決勝、由伸にはブルペンに入ってもらいつつ(入るだけでも盛り上がるでしょ?)、先発はNPB陣から行かせてもおもしろいんじゃないかな。

岡本の代わりにサトテルを使うパータンはあるかな?

あと、とりあえずオオタニさんは早めにドジャースと交渉しておいてくれ。場合によってはクローザーで出てもらう必要がありそうなのよ(^^;


2026年3月10日火曜日

【ミラコル2026パラ】パラにも魔物がいるのか。

車いすカーリング混合ダブルス、ラウンドロビン最終戦。

前半4エンドを終わったとき、画面に表示されたTEAM JAPANのショット成功率は3割に満たなかった。
アイスが難しいというのはあるにせよ、日本代表にまでなる選手たちの本来の姿ではなかった。

あまりにも決まらなかった。決まらなさ過ぎて選手のふたりはある種のパニックになってたんじゃないかとさえ思う。ショット選択が素人の僕が見ててもおかしい。解説陣の「こうしたほうが」の常に真逆を選ぶような状態だった。道筋ではなく、手順ではなく、夢見がちなショットのように見えた。

「魔物に飲まれたか」


パラアルペンスキー男子スーパーG、座位。

森井選手のスタートは良かったと思う。最初のセクションはトップの選手よりも早かった。
この勢いを中盤のテクニカルセクションに、と思った瞬間だった。
突如滑走ラインが下に落とされた。

ちょうどドローンの映像だったので何があったかぜんぜんわからなかった。リズムが狂ったのか。
そしてそこでのミスは緩斜面の速度に直結した。次のセクションで2.5秒を失った。

正直彼がミスをするような場所ではないと思ったのだが。

「魔物の悪戯か」


そんな中、女子の村岡選手は――なんて言ったらいいんだろう――すーっと滑っていったような印象だった。
難コースコルティナの斜面も旗門も、あるいは魔物さえも手懐けたかのような――。

見た目の印象以上にタイムが良くて驚いたほどに。

パラアルペンスキー女子スーパーG座位、銀メダルおめでとうございます!!
金も狙っちゃっていいよ(小声)