2018年10月30日火曜日

不幸を呼び寄せる女探偵。

シリーズの新作がテレビで紹介されてて、なかなかおもしろそうだったんでそれならば1作目からいってみますかということで手に取ったのが若竹七海「依頼人は死んだ」です。

若竹作品というと、合計4冊読んだ「葉崎市コージーミステリーシリーズ」以来ですが、今回も表紙イラストはほんわかしているし、女性探偵のシリーズということならば、そんな感じかしらと勝手にイメージしてたんですが・・・・・ぜんぜん違うじゃん!中身にはほんわかの「ほの字」もまったくないじゃん。

『あんた、いったい死にかけの友人を何人抱えてるんだい』

作中、旧知の刑事が探偵・葉村晶に向かっていうセリフだ。
彼女に仕事を依頼する人物も、あるいは友人と呼べる人物も、ついでに本人も、まあ揃いも揃って不幸せ。
しかも葉村は“手加減ができない”から、突きつけられる結末はまるで当然のように重く苦しい。
ちなみに葉村は席を立つときに捨て台詞を残すので、必ずといっていいほど調査対象を怒らせる。それもけっして痛快ではない。

ざらつく。

読んでいると物語の世界に吸い込まれてしまうだけに、余計にそう思う。
正直、酒を飲みながら読むような話じゃない。なかなか衝撃的すぎる。

大きな流れはあるものの、9つの短編として描かれるそれぞれの事件のエンディングでいちいちそう感じるのだから、このシリーズは不幸すぎてちょっとつらいかも。もう2作目以降は読むのやめようかしら・・・。

・・
・・・

でもやっぱり物語世界に吸い込まれるんだよね。
6本目の表題作「依頼人は~」あたりから、猛烈におもしろく感じてきた。不幸なだけじゃない、人間ドラマというか・・・つまり、サスペンス。
たとえがヘタクソだけども、テレ朝のミステリーじゃなくてWOWOWのミステリー、みたいなサスペンス感。

これは2作目もいっちゃいますね(手のひらくるん)写真には2冊目、写ってます(^^;

【ら~めん】よってこや@五反田

チェーン店みたいなもんなんで、積極的に入ろうという意欲があまり湧くお店ではないんですが(超失礼)、たまたま「辛いもんでも食うか」というイメージを持ってるときに「期間限定担担麺」のポスターを見かけまして。
ちなみにお店はもともとローストビーフ油そばの「ビースト」があったとこで、ほぼ居抜きなんで店舗イラストは省略(^^;

注文は「本格シビカラ担担麺 趣(おもむき)」の小ライス付き(972円也)。
単品なら907円。汁なしもありました。

赤いスープに油が描く模様。挽肉+チンゲンサイ、さらには赤唐辛子が2本。見た目は隙のない担担麺ですね。

まずはスープ。シビカラと銘打たれているだけあって、“マー”も“ラー”も感じます。しっかりと。ゴマの味ももちろん。

・・・んーなんだろ。バランス?なのかしら。それらが渾然となっている感じがしないんだよな。個人プレイっていうのか。それは麺を食べても、具材を食べても印象が変わることはなかった。

担担麺を食べるとき、最後にスープにライスを投入するのがわりと好きで、今回もやってみたんだけど、残念ながらこちらも楽しむことはできず。

JR五反田駅西口、桜田通りのパチンコ屋と三菱UFJ銀行の間の桜並木を右に入ってすぐの右側。

2018年10月29日月曜日

キャリアハイで5連勝。

前回観戦したホーム開幕戦には敗れたものの、そのあとは勝ったり負けたりしつつなんと現在4連勝中。
なんで行かないと勝つかなぁなどという愚痴は置いといて、スタッツを見るかぎり(映像は見てなかったりする)では接戦をモノにするという、おおよそ「らしくない」連勝劇。

これは自分の目で確かめねば、と今季初の世田谷開催のホームゲームへ。

・・・というよりは、ここを逃すとZgirlsのハロウィンバージョンのパフォーマンスが見られないかもしれないという危機感のほうが強いですかね(正直者)。

・・
・・・

いきなり増子の3Pでスタート。今日の増子は止められないぜって感じ。打てば入るし、ディフェンスは機能するし。
そして「オールコートのプレス→スチール→ナイジェルダンク」2連発が出たときは観客席はお祭り状態!!
あまりにうまくいきすぎでブースターの皆さんも半笑い。「こんなの見たことない」と

で1Qは26-8。「いやいや、信じちゃいかん」と言いながらも笑顔が止められません(笑)。
・・・でもまあそんなにうまくはいきませんわね(汗)。

2Qからはジワジワと詰められてくる。案の定(涙)。
特に相手#1と#3のサイズと幅のあるビッグマンのインサイドでゴリゴリこられ、そこに手当てにいくと#5にかき回され、といういやーな展開。3Qにはついに一時2点差に・・・(スコアボードが見にくかったので違ってるかも。いずれにしてもギリまで迫られた)。

が、ここから今度はウィルの“クラッチタイム”
ポストアップからのフェイダウェイは少しタイミングを遅らせてリリース。これがことごとくリングを通過し、追いすがる金沢を突き放した!

2018-19 B2 League #6 Game1
○東京Z 88-77 金沢

ついに5連勝!4連勝でも記憶にないのに!
そして増子匠はキャリアハイの30pts!しかも7ast6reb4stというこれ以上ないスタッツを残す。すげえ!

いやーもう言うことないっす。
相手を圧倒する場面も、苦しくても我慢できる場面も、ぜーんぶ堪能しました。
もちろんZgirlsもね(笑)。いやー、限定コスチューム、キュートでございましたー。

これで今季の個人的勝率は5割。考えられないほどの好成績(笑)。ちなみにチームは.700。なのに地区3位とはどういうことや。

興奮してるせいか文章めちゃくちゃだな。

*  *  *

世田谷開催にあたり新しいアクセスにトライ。
往路は都01のバスで都立大学駅前から。深沢とか用賀とか、大きな車体を世田谷の住宅街に突入させる運転手さんのドライビングテクニックを堪能(笑)。
帰路はさんぽニスト出動。Google先生の教えをいただきつつ、路地を抜けて二子玉川駅へ。ほぼバスと同時着だったので216円分の勝利(^^;

(2018/10/29追記)
って言ってるそばから6連勝~!

2018年10月28日日曜日

18歳。

18歳かぁ。数年後なら成人だからなー。
すごいなー。驚いちゃうなー。

毎年と同じように迎えた誕生日だけど、そうした現実に素直に驚かされる。

誕生日、おめでとう。

だけど今年はそれどころじゃない空気も、今このタイミングには確かにあって。

ただ祈ることしかできないけれど。
もちろん祈るのは2人分ね。

2018年10月26日金曜日

オデッサ・ファイル。

むかーしむかーし、「オデッセイ・ファイル」という本がありましてね。amazonならまだ買えるみたいだ。中古品だけど、それってすげえ。ちなみに「2001年宇宙の旅」の続編「2010」の制作にあたり交わされた原作者と監督の往復電子書簡集です。

そのタイトルの元ネタになったのが、今回今さらながらに見てみた映画の「オデッサ・ファイル」です。
見たことあったつもりだったんだけどなぁ。あんまり覚えてなかったから、初鑑賞だったかもしれない。

戦後ドイツで暗躍するナチ残党(オデッサ)を、亡くなったとある老人の残した日記を元に追及していくジャーナリストの物語。odessaのスペルの4文字目と5文字目が、アレを意味している。

原作はかのフレデリック・フォーサイス。

が、当然映画化の際に話が端折られてしまう部分はあったんだろう。オデッサ側の暗殺者が案外ショボかったり、イスラエルの工作員がどうやってジャーナリストの存在を把握したのかとか、どうもつじつまが合わないところがあったんだけど、それはある程度しょうがないかな、なんて思いながら見てた。

ただ最大の謎はジャーナリスト本人が、なぜそうまでして危険な行動を取るのかという部分。それすらも何か端折られてしまったのかと訝しがってたら、実はそれがサスペンスとしての最大の見せ場であった。納得感がすごい(笑)。

・・・とはいえ同じ原作者の「ジャッカルの日」の緊迫感には及ばないね。

ちなみに主演のジョン・ヴォイト、途中で「老け変装」をするんだけど、それを見て思い出した。「ミッション・インポッシブル」1作目のジム・フェルプス役の人だ!と。老けメイクが、後に実際に老けたときの顔と同じってのはなかなかすごい。

2018年10月25日木曜日

虹とスニーカー。

某所にて人様の歌うカラオケを聞きながらふと思う。

「♪あのスニーカーはもう・・・メル●リ。」

今どき、別れた男のスニーカーコレクションとかあったら一瞬にして現金化だろうねぇ。
世知辛い世知辛い。
元の歌はそういう歌詞ではないはずだが。

・・
・・・

というような“日常の小ネタ”をいくつか書こうかと思ったら、ほかに書けるようなことがなかった。
世知辛い世知辛い。

というわけで(?)アフィ貼ってみる(^^;

2018年10月23日火曜日

愛ちゃんのこと。


愛ちゃんこと福原愛が競技生活から区切りをつけると発表した。
世界のトップの競技レベルが急速に進化し続けている現在、ブランクのあった福原選手が、再び競技者として上を目指すのは厳しいだろうなとはなんとなく思ってた。
いちファンとしては寂しくもあるけれども、彼女のブログを読みながら悲しいよりも“しみじみしてる”ってほうが近いかもしれない。

今はお疲れ様としか言いようがない。

このブログでも愛ちゃんのことは何度も書いてて、競技者のことを書くときにはできるだけ「福原選手」と書こうという意識はあったものの、どうしても知らず知らずに「愛ちゃん」って書いてしまってたな。
それだけ勝手な愛着を持って見ていたんだと思う。なんかごめんなさい(^^;

競技者・愛ちゃんの集大成は、結局リオオリンピックだった。
そのときに書いたものが、今自分で読んでも「うんうん」って感じ。よろしければご一読いただければと(宣伝)。

[Rio2016]愛の日。

このブログの最後に「彼氏との件はまだ認めてないぞ(笑)」って書いてあったけど、結局その彼氏と結婚をし、お子さんが生まれ、大切な家族を得たわけで、そろそろ“日本中の娘”というポジションから開放してあげてもいいんだろうな、なんてことも思ったり。だって愛ちゃん自身がもうおかあさんだもの。

天才卓球少女と呼ばれた愛ちゃん。
でも、あのときから「努力し続けることができる」という意味での天才であったことは誰もがテレビ画面を通じて見てきた。
その彼女の背中を追うように、多くの選手が台頭してきて、いよいよTリーグなんてのも始まる(もう明日じゃないか!)。
選手という立場ではなくなるけれど、福原愛が切り拓く道は、きっとこれからも続いていく。

もう一度。お疲れ様、愛ちゃん。

おなじみhirokiさんのインスタより↓

2018年10月22日月曜日

一戦必勝。サイコーの逆転勝利。

U-19のアジアカップで橋岡が不在なため、ポイントは右サイド。怪我明けとはいえ、森脇以外のチョイスは考えられない。

期待どおり、立ち上がりから森脇のところが起点になっていい攻撃のコンビネーションが生まれている。特に武藤との絡みがいい。シュートの1本目と2本目は森脇だったよな。さすが。
さらに武藤の「回転寿司ターン」からのきわどいシュート!決まらんか~・・・鹿島には何もさせていないのだけれど・・・こういうときって「そう」なるよね。

中盤で入れ替わられる形から右サイドをきれいに崩されて、大外に振られて逆サイドに合わされて失点。
ううう。鹿島相手に先制点を許すとは非常に苦しい。

でもあきらめられない。
とにかくこの試合はいわゆる6ポイントマッチ。ドローではだめ。勝利以外ではだめ。来季はアジアに行きたいんや!

後半の立ち上がりは鹿島のペース。自陣に押し込められる時間が長くなる。でも、こういう展開のほうが今の浦和には合っているような気がする。
いい攻撃はいい守備から。「♪仕掛けろ浦和レッズ!」

そして期待どおり、CKから岩波!同点!!
大旗と一列前のでかいお兄さんの頭でシュートは見えず(笑)。でもネットが揺れる瞬間は確認!俺、吼える!

それから8分。今度は武藤(この日はめっちゃ切れてた)がすばやいターンから左足で豪快にミドルを突き刺す!ゴラッソ!逆転!!
シュートの瞬間はしっかり見えたものの、大旗と一列前のでかいお兄さんの頭でゴールに入ったのは確認できず(笑)。でも周囲の空気でゴールだと確認!俺、吼える!

残り時間は30分。鹿島はさらに圧力を強めてくる。
限界だった森脇に変えて柴戸。武藤を右に回すかと思いきや、そのまま右に入る――不安はあったが、これが最終的に勝負のアヤになる。

“勝利の方程式”阿部投入も、流れは変わらず。ここまでくればもう守りきるしかない。ゴール裏のテンションが一段上がる。

アディショナルタイム、クリアボールを収めたナバウトがタメを作って武藤にパス。センターライン手前から4人?を抜ききってのダメ押し!
この一連のシーンは全部見られた(笑)。俺、三度吼える!
今季のベストゴールにノミネートされていい。武藤をFWに残しておいたのが奏功した形だ。

2018 Meiji Yasuda J1 League #30
○浦和 3-1 鹿島


鹿島に勝ったよ~!(歓喜)

ついに3位まで勝ち点差「1」。アジアへの道がつながったこともうれしいけれど、何より鹿島に勝ったのがうれしい(^^;

4万6千を超える埼玉スタジアムでの「We are REDS!!!」。サイコー。

・・
・・・

ちなみに試合前は青空が広がった穏やかな天気だったんだけど、前半途中から雨が落ち始め、後半には雷鳴が轟いた埼玉スタジアム。いろいろさすがです>俺
ちなみにちなみに、稲光が落ちてたのは鹿島サポーターの後方(に見える方角)(^^;


2018年10月19日金曜日

さんぽニスト、旧日光街道をゆく。その伍

前回ゴールの国道4号線100キロポスト。あの日あんなに暑かったのがイメージできない、ひんやりとした朝の空気とどんよりした曇り空。今日はここ、雀宮宿からのリスタートです。もちろん雀宮神社にもお参りして。


「一里」という地名が残る江曽島一里塚跡を過ぎ、国道4号線から国道119号に分岐すると、いよいよ宇都宮の市街地に入っていく。
古い町並みだけど古臭いというような感じはまったくない。空が広く感じるのは、道路がすごく整備されているからだと気づく。特に車道はどこも幅が広くて走りやすそう。細い道にも○○通りと名前が付けられてたりする。
そういえば国道4号沿いはクルマ屋さんのオンパレードだった。国内外のディーラー、新車中古車、おまけにスバルの大きな工場まで。まさしくモータリゼーション(違)・・・なんてことを思う信号待ちの僕の前を、NISSAN GT-Rのパトカーが爆音を轟かせて過ぎていく。おそるべし栃木県警。

日光街道最大と言われた宇都宮宿。この中心にある追分を左折すると日光へ。直進すると五街道のひとつ奥州街道へ。いずれ直進することもあるのかもしれない(ないかもしれない)けれど、もちろん左折。なんだか「いよいよ日光」な感じがしてきた。わくわく。

といってもしばらくは宇都宮の市街地。
やがて「上戸祭」という地名が出てくる。「うえと・まつり」と読んでしまうのは上戸彩の影響力(笑)。本当は「かみ・とまつり」。
その上戸祭のお好み焼きやさんの看板に「栃木焼」という文字を発見。初耳。

そして国道はいよいよ日光への参道の雰囲気を漂わせてくる。

道の両側には大きな並木。杉が一番多いかな。中には桜並木も。ちなみに有名な“日光杉並木”は今市宿の先なので今回のさんぽではたどり着いてはいない。
国道は並木の「間(内側)を掘り込む」ことで整備されているようだ。並木の外側を通る歩道は土手の上って感じ。2m以上も車道より高いとこもある。クルマを見下ろすようにして歩く。
それ自体は構わないし、むしろ気持ちいいんだけども問題がひとつ。交差する路地が出てくるごとに土手がなくなるので、車道の高さまで下りてまた上がるという急激なダウン&アップをくり返し強いられる。つらい(涙)。

宇都宮動物園の脇を通り、高谷林一里塚を経て、宇都宮ICのところで東北自動車道をくぐると徳次郎宿に入る。
今回のさんぽルートには一里塚が残っているところが数多かった。さんぽニストにとっては、区切りみたいになってありがたかった。まさしくマイルストーン(^^;

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#徳次郎宿 #旧日光街道 #さんぽニスト

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現在の地名は「とくじろう」なんだけど、古くは「とくじら」だったんだってさ。絶対読めない。

徳次郎宿の先で国道は緩やかに左にカーブして西に向きを変える。
次第に上り坂を実感するようになってきた。
僕を追い抜いていく車に他県ナンバーが目立つようになる。観光客だろうか。
左に目をやれば山すそに日光宇都宮道路が見え隠れする。
土手の歩道には大きなクモの巣が目立つ(ちょっと怖い)。

「近づいてきてる」・・・そんな感覚だ。

少し汗ばんできたのでトラックジャケットを脱いでTシャツ姿になる。
空気はさすがにひんやりしてるんだけど、なんだかすごく気持ちいい。

りんごの直売所・・・めっちゃうまそうなんだけど、リンゴ抱えて歩くのはちょっとなぁ(^^;

緑がだんだん深くなってくる。周囲の風景がのどかになってくる。そしてついに「日光市」に入る(もともとの今市市ですね)。ちなみにここまでの行程はすべて「宇都宮市内」を歩いてた。

日光街道は国道119号の旧道に入る。さすが旧道、土手の歩道が未舗装でまったく整備されてない!
うっそうとした杉木立の中を、折れた枝や落ちた杉の葉をかきわけるように進む。これは本当に歩道なのか??と、ついに倒木があって先に進めず。

土手を下り、反対側の土手へ。こっちは整備されてた(^^;
ちょうどそこに「並木寄進碑」が。杉並木を植栽して東照宮に寄進しましたって書いてある、らしい。この先にもいくつかあるんだとか。「ついにそういうとこまで来たか」と思う。
【杉並木の中でのエピソード】畑仕事を終え肩に鍬をかついだおじ(い)さんが現れた。「どっから来たの?」と。微妙に鍬が怖いんですが(笑)。今日は雀宮からです。「おおスズメからかーそりゃすごい」「半袖寒くないかねー?」歩いてるからだいじょぶっすー。
反対側の歩道には倒木があったことを話すと、「そうなんだよ、こないだの台風24号で40本ぐらい倒れたんだよ」「やっと通れるようになったとこだよ」「ここに越してきて50年になるけど、あんな風は初めてだな。夜中眠れなかったよ」。そうですかー、大変だったんですねー。
「ほら、この木見てよ」おじ(い)さん、いきなり後ろ向かないで。担いだ鍬がこっち回ってくるからびっくりするじゃん。「この木も中がもう腐ってて皮だけみたいなもんなんだよね」確かにすかすかですねぇ。それはさぞ台風のときは心配だったでしょうね。よく見るとかなり太い枝も折れたやつがいっぱいありますもんね・・。
「今日はどこまで行くの?」本当は東照宮まで上がりたかったですけど帰りの時間も考えなきゃならないから、大沢で終わりにして駅に行きます。「そうね、泊まるならいいけど帰るなら大変だもんね。駅までもちょっとあるから気をつけてね」はい、お父さんもお気をつけて。さよならー・・・あ、おじ(い)さんとツーショット撮れば良かった。

そういえば今日はいろんな人に声をかけられたな。宇都宮の街中で信号待ちしてるときに「あらーきれいな靴ねー」と褒めてくれたおばあちゃん。すれ違い際に「こんにちは」と言ってくれたのは自転車の後ろに子供を乗せた若いおかあさんと、それから町の世話役みたいな(あくまでイメージ)おとうさん。なんか僕の中の栃木県の好感度が爆上がり中。【エピソードここまで】
旧道が再びバイパスの国道と合流すると、そこはもう大沢宿。交差点脇のそば屋の看板に「大澤宿」の文字があった以外は特に宿場っぽさはないかな。

一応地図を見てみたけれど、次の今市宿まで行くと帰りの電車がかなり遅くなりそうだ。
街道から離れ、日光線の下野大沢駅のほうに行きましょう。


今日はここまで。日光線に乗って宇都宮に戻って、念願の餃子にビールでお疲れ様。

次回はいよいよ終着地、世界遺産日光に到着します(「世界の車窓から」の声で読んでね)。



今回の行程:雀宮宿~宇都宮宿~徳次郎宿~大沢宿~下野大沢駅(→GoogleMapsのマイマップ)。お昼ごはんは徳次郎宿にあった中華ファミレスでチャーハン(キムチ乗せ)。思った以上に旨かった。宇都宮経由なのでおみやげはもちろん餃子。それからレモン牛乳。
ここまでの行程:[1]日本橋~越ヶ谷宿[2]~栗橋宿[3]~小山宿[4]~雀宮宿[5]~大沢宿


2018年10月18日木曜日

神様のお戯れ。

本屋で絶賛オススメされてたのであまり深く考えずに手に取った麻耶雄嵩「神様ゲーム」を読む。手に取ったのは古本屋だけどな。

主人公は静かな町に暮らす小学生。
が、彼の周辺で不穏な事件が連続して発生する。その真相を探るべく少年探偵団が動き出す。

とそんな主人公の前に現れたのが、「神様」を自称する目立たない転校生。暇つぶしに来ているのだという。
神様は全知全能。だから過去も未来も知っているし、事件のことだって全部知ってる。彼の言うことは本当のことなのか。

・・・「答えを知る」人物――人物じゃないけど――がいるミステリーって不思議な感じだ。だけど人間は神様の知るすべてを知っているわけじゃないから、そこには謎も残るし疑心暗鬼にもなるし。ちゃんと成立してるんだよな。

神様に言わせれば人間は不完全なものだしね。
神様は全知全能であるがゆえ、相当に論理的。人間から見ればめんどくさくて、クドいタイプ(笑)。

神様の言葉と能力をふまえ、やがて事件の謎はすべて解ける。たとえそれが登場人物にとって「望ましくない答え」だとしても。せつないねぇ。

・・
・・・なのに。なのに。

エンディングは唐突だ。あまりに不条理。なんやねんそれ。

でも考えてみれば、それが不条理だろうとなんだろうとあくまでそれは人間の目線。
神様はすべてを知っていて、間違えることはない。真実は真実。

なんとも心が落ち着かない、ざらついたいやな感触の残る読後感。

2018年10月17日水曜日

森保NIPPONについて考え始める。

「りーつーーーー!」

といきなり鈴愛のようなことを書いてみましたが、何のことかというと、サッカー日本代表のことであります。律は萩尾ではなく堂安ね(^^;
ナイスゴールでした>堂安

ロシアワールドカップの総括を聞いてないような気もしますが、反省も何も、とにかく明確な喫緊の課題のひとつが「世代交代」。
世界では活躍していても、代表に入ればまだまだ「半分、青い。」と呼ばれるような、リオ世代とさらに下の世代をどう取り込んでいくのか。

そういう意味においては、コスタリカ戦、パナマ戦、ウルグアイ戦の3試合において、彼らが物怖じすることなく躍動したのはポジティブなことだと思いますし、それによって「見てておもしろかった」というのも衆目の一致するところでしょうか。
まあベテラン側に「物怖じさせる」ような大御所もいないですしね。想像ですけど(^^;

中島、南野、遠藤、室屋、三竿、三浦・・・このあたりはもうカタールでは20代後半だもんね。中心になってあたりまえ。もはや「完全、青い。」でないと。
堂安、富安・・・この世代が融合してはじめて世代交代が進んだということになるんでしょうな。
引き続き期待しながら青きチームを見ていきたいと思います。
南野は前髪を下ろしたほうがイケメン度が高いと思います。個人的にはどうでもいいですけど、世間的な盛り上がりという意味においては重要かもしれませんよ。


ところで森保監督のやりたいサッカーってどんなんだろう。

U-22は3バックの「ネオ・ミシャスタイル」でやってるから、当然A代表でも・・と思ったら4バックですよ。ポイチさん、メインは4バックなの?
代表合宿中の報道の中で、原口が「ミシャさんの練習に似てる」というコメントを残してたので、エッセンスとしてはあのスタイルが含まれているのだとは思うのですが、少なくとも僕の知識ではそれを読み解くところまでは至っていません。ただ、攻撃の選手が5レーンにうまく配置されてるな、という印象だけはあります。

それによって、4-2-3-1の3における“局地戦”で相手を崩しているのは確かなんですが、それが方向性によるものなのか、単に選手の個性によるものなのか。

あの3バックは熟成に時間がかかるので、短期で形にしなければならない代表チームにおいては向いていないという判断もあるのか。

こちらも引き続き注視したいなと思ってます。


11月にはまた親善試合。そして1月にはアジアカップ。世界と戦うこととアジアで戦うことは別モノという側面もあります。
もちろん東京オリンピックのこともあります。

森保NIPPONの未来ははたして。
ネット上で見かけたのですが、確かに「森保JAPAN」よりも「森保NIPPON」のほうがしっくりくるような気がします。どうですか。

(おまけ)ところで試合終了後にスカパーが無料配信してた岩政先生の解説はめっちゃおもしろかった。次回もやってほしい。

2018年10月16日火曜日

あきらめたらそこで。

本屋に行くたびに3冊、4冊とまとめ買いして、一気に読みまくったのはまだ連載中のころだったと思う。
で結局ジャンプコミックスは全31巻そろえたんだけど、何かのタイミングで後輩に全巻譲り渡したんだった。ああ思い出した。学級文庫の閉鎖だ(謎)。

5年ぐらい前だったか、レンタルで読み直したこともあった。このときは坊主1号2号も読んだから、会話のネタにもなったなぁ。

スポーツマンガの金字塔、井上雄彦「SLAM DUNK」

時は流れて2018年初夏――。
晩飯食べてるときに坊主1号がぼそっと言ったんだ。「スラダンの新装版、出るね」と。

新装再編版が発売になるニュースは僕も聞いてた。気にはなってたのは確か。
「おまえ、俺に買わせようとしてるな?」という僕の問いに、1号はニヤリと笑っただけだった。そりゃまあヤツの小遣いだと厳しいわな。

で、まんまと、というか案の定というか。まだ赤リーゼントの花道が表紙の第1巻をついついレジに持っていってしまった。

いかん・・・もう止まらない。
まとめ買いをせずに1冊ずつというのが精一杯のセルフコントロール。そしてついに20巻コンプリート。



ラストシーンまですべての展開は知ってるのに。セリフだって名言だって知ってるし小ネタだって覚えてるほど読み込んでるのに。
なんでこんなにドキドキするの。ワクワクするの。

・・・安西先生、あきらめずに最後まで買って良かったです(^^;

でも・・・「あれから10日後」にも手を出してしまうのだろうか。天才ですから。


2018年10月15日月曜日

オリエント急行がまた走った。

今回今さらながらに見てみた映画は2017年版の「オリエント急行殺人事件」です。
それこそ今さら書くまでもなく、原作はアガサ・クリスティによる世界で最も有名じゃないかと思われるミステリーです。

有名すぎるがゆえに、ストーリーは誰もが知ってて名探偵ポワロの活躍も周知のこと。
そういう意味ではまっっっっったく驚きはなかった

映画オリジナルな何かがあるのかと思いきや、そういうことも特になかったように思う。

日本のテレビ番組でも、いわゆる改編期に「超有名な原作」を「超豪華な出演者」で映像化する、なんてのがときどきあります。あれはオールスターキャストを楽しめばいいんです。「ストーリーがおもしろくない」「知ってた」なんて言うようなタイプのものではないのですから。

その意味ではこの映画も同様。

カリブの海賊がいて、フォースが覚醒した者がいて、スパイ組織のトップがいて、スーパーヒーローと戦う金持ちがいて・・・。

そういうことでいいのだと思います。
日本版吹き替えに山村紅葉の名前があるってこともそういう気分を加速させる、と勝手に思ってます。

・・・プロフェッサー役のウィレム・デフォー、丸メガネをかけた顔がまんま浅野和之。

2018年10月12日金曜日

いまのキミはピカピカに。

自虐ネタというか、失敗した話とかトラブルがあったこととかを書くとなぜだかページビューが増えます。「蜜の味」ってやつですかね。
中でも「老けたわー」ってな話が私のブログの読者の方々は大好物なようです(^^;

そこまでわかっていながら書くのはちょっとアクセス稼ぎ目的なようであざとい気もしますが、まあいいじゃないかとも思いつつ、結局のところ・・・書きます(笑)。

*  *  *

【第一話 いわゆる、五十肩】

幸いにして“肩が上がらない~(痛)”という経験はありません。ええ、上方向については。

こないだ左の肩甲骨の下あたりがかゆくなって、左手だと親指の先だけしか使えないんで、試しに右手を胸側から回してみたんですわ。
そしたらね、痛いの。ある特定の角度だけなんだけど右肩が“ひっつれる”ような感触で。なんてこった。

Tシャツなんかを脱ぐときに、両腕をクロスしてシャツを裏返すようにして脱ぐ――♪いまのキミはピカピカに光って~の形だ。あれやると、途中で一箇所痛いとこがある。なんてこった。
これを書きながらふと思い立ってネットで動画を探したらありましたわ、当時のミノルタのCM。宮崎さん、あきれかえるほどステキ。

せめて四十肩なら良かったのになあ(違)。
可動域回復のためストレッチに取り組む日々でありんす。


【第二話 いわゆる、けつまずく】

年齢を重ねると、ちょっとした段差――段差とも言えないような誤差――に足を引っ掛けてつまずく、というのはよく言われる話。
幸いにしてこれはたぶん大丈夫。今のとこは。

でもね、ぶつかるの。

歩いているときにちょっとしたものに動かした手がぶつかったり、角を曲がるときに壁に腰があたりったり。ときどきそういうことがあるなぁって。家の中とかでも。
人混みの中を歩くときは気をつけてるから人にぶつかることはあんまりないんだけどね。

こないだ、ビルの1階の角にある花壇みたいなとこの角に思いっきりスネの外側をぶつけたの(痛)。なんてこった。
ビルとかマンションにあるこういうところね↓


路地から出て右に曲がりながら歩道に上がろうとしたときのこと。
目の前を散歩する保育園児軍団が通り過ぎて目線をそっちに移したタイミングではあったんだけど、それにしても、なんてこった。
瞬間的にもんのすごく痛かったんだが(目から火が出るとはこれまさに)、人の目もある街ナカですから、平静を装って歩き続けた(冷汗)。後でズボンめくってみたら打撲あともなく5mmぐらい擦りむいてただけだった。なんであんなに痛かったんだ。

脳内でイメージしてた空間(スペース)に身体をうまく運べていないのか、あるいはそのスペースのイメージそのものに誤りがあるのか。

車幅感覚っていえば運転する方にはわかりやすいかしら。
リアル運転でも電柱に車をこすってしまわないように気をつけないと。こうして年齢とともに運転が危なっかしくなるんだろうな。

・・
・・・

【結論】

いまのボクはピカピカどころか錆び錆びである。あきれかえるほど、おじさん。

2018年10月11日木曜日

明日は最高のはじまり。

今回今さらながらに見てみた映画は「明日は最高のはじまり」です。

「この子のおとうさんはあなたよ」というありがち?な展開で赤ん坊を押し付けられたフランス人のプレイボーイ(って言い方は古いかな)。
父と娘と、それを助けてくれる友人との奮闘記なコメディ・・・ではあるんだけど、そこが中心ではなくって、赤ん坊は一気にでかくなって「もう小学生」で、むしろそこからの物語が中心になる。
娘ちゃんカワイイ。髪型もサイコー。

父親役には「最強のふたり」のオマール・シー。この人が映ってると、ハッピーがあふれ出す。それだけで稀有な存在だと思う。実はけっこう重い内容だったりもするのに。

二転三転する物語の中で軸となるのは、子供にとって何が幸せなのかということ。親ってなんなんだってこと。
子供の生というものに対する愛情をしっかりと見せてくれた。
『あたしだって母親役をやってきたのよ』とゲイの友人(見た目はただのおっさん)が語るのが最高にキュート(^^;
それに比べてリアル母ってば・・。


まあ確かにご都合主義的な部分は多々あれど、ラストまで軽やかに重いテーマを描き、そしてさわやかな印象を残す。素敵な一本でした。

2018年10月10日水曜日

日々のさんぽニスト活動

秋が来て“日々のさんぽニスト活動”は少しばかりつまらなくなっている。
見知らぬところをキョロキョロしながら歩くのが醍醐味だというのに、暗くなるのが早くって目に見えるものが少なくなってるから。
同じ時間帯だとしても、明るければなんでもない路地が、暗いと不審者っぽくなっちゃうしな。

たまにびっくりするぐらい美しい月が見えるとかなり嬉しいですけどね(^^;

早く冬至過ぎないかしらと、じわじわ日が長くなっていく日々を待ち望んでます。

見ることがないと、歩きながら考えることも多くなってきますね。
いや、そんなマジメなことを考えてるわけじゃなくて、くだらないことばかりですけど、カッコよく言えば「自分との対話の時間」なわけで、それはそれで。
歩きながら思いついたことのメモは、最近「Keep」っていうアプリで記録してます。しゃべればテキスト化してくれるメモアプリで、変換精度がけっこう高いのが気に入ってます。起動もGoogleアシスタントを使えば「歩きスマホ」をしないで済む。

あと最近気になっていることといえば、歩き方がヘタクソなときがあるんじゃないかってこと。
なんとなくなんだけど、踏み出す足にうまく体重が乗っていかないというか、前に進んでいかないというか、んーーー、“軸足の上にうまく腰が乗らない”って感じが近いかも。

それに気づいたときに、意識してしっかり歩くようにすれば別に普通に歩ける。でもまた“そう”なってることもあって。

へんなのー。

さて、季節も良くなってきたことだし、またそろそろロングさんぽにも行きたいな。
でも、いろいろ考えてはみたんだけれど、トレッキングシューズを要するようなところは、僕が行きたいさんぽとは違うような気がするんだよな。
山歩きは「キョロキョロしながら歩く」というコンセプトとは違うもん。

2018年10月9日火曜日

踏んだり、蹴ったり、ホーム開幕。

3年目のBリーグ開幕。
われらがアースフレンズ東京Zはアウェイでの開幕を連勝(なんと!)で終え、ホーム開幕戦を迎えた。
くしくも相手は昨シーズンのホーム最終戦で対戦した群馬クレインサンダース。あのとき見えた「可能性」は今どうなっているか。いきなり試される一戦はフライデーナイトマッチ。

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定時ダッシュで大田総合へ向かう。
品川駅から京急へ・・・改札を抜けたところで目にしたのはブラックアウトしている行先表示。流れるアナウンスは「次の電車いつくるかわかんないんで、わかったらアナウンスするね」的なもの。
台風24号の塩害(この時点ではそこまでのことは知らなかった)で京成線がダウンして、その影響で朝から京急にもダイヤに乱れがあることはわかってた。でも夕方のこの時間帯まで続いているとは思いもよらなかった。
どうしよ、京急を諦めて遠回りだけどJRにするか。改札まで戻ろうとしたまさにそのとき「エアポート急行羽田空港行きがまいりま~す」。ほっ。混んでようが乗れさえすればいい。横浜方面行きを待ってる人たちのほうがホームにはあふれてた。その後はどうだったんだろ。

予定より十数分遅れて大田総合着。精神的にもう疲れてますorz..

エントランス前のカウンターでスタッフの人から声を掛けられた。
「お仕事帰りですか?」「そうなんですけど、京急が遅れててドキドキしましたよ」「あ、ホントだ」・・・振り返ると京急蒲田手前で列車が信号停車してた。なんとまあ。

席を確保したらまずはビール。
あれ、去年と販売方法が違うなぁ。それに去年入れさせられたアプリは使えないのか。むう。混雑してたから気がつかなかっただけかもしらんけどな。

かろうじて新生Zgirlsのオープニングパフォーマンスには間に合った。
7人のうち継続メンバーは2人だけ。が、期待以上!nextも含めてすばらしいじゃありませんか!Zgirls優勝!(にっこり)

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さてティップオフ。ここからの2分間楽しかった。DFは激しく得点を与えず、こちらのFGはすべてリングを通過して。一気に8-0。まるで夢心地だった。

2018-19 B2 League #2 Game1
●東京Z 68-76 群馬


たった2点を返されただけなのに、一気に流れを持っていかれるってのはなかなか歯がゆいものがある。
今季から群馬でプレーする古牧にはキレイに得点され、去年からまったく歯が立たないケネディには好きなようにプレーされた。

守備面ではアグレッシブさは感じられてて、それがいい形になってるときも確かにあった。攻撃においても高さではそんなにミスマッチになっているとは思わなかったけど、結局のところインサイドで勝負することはなかなかできなかったし、結果的には苦し紛れの3Pを打たされている印象も強かった。

気がつけば逆転され、2Qには突き放され、後半は追いすがることもかなわなかったorz..
得点差以上に力の差があった。

単発ではいいプレーはあった。
ウィルのハイポストからの展開。PG増子というオプション。DFに足が使える新加入の小島。村越はすべてにおいてレベルアップを見せてくれた。厳しく組織的なディフェンスからのファストブレイクなんかは去年までなかったもの。特にオールコートDFとか。そういった部分は期待しかない。
ただ、それが「流れ」というものにつながっていかない。単発。

流れがつながらない要因として、ハンドリングのミスも多かったなぁ。プルアップのとこでボールがアウトオブバウンズに出ちゃうシーンもあった。
そういえば汗が飛び散ってモッパー登場という場面も多かったことを考えると、選手の汗が多かった、つまり手が滑ったってこともあったのかも。
ハーフタイムを待たずにビールは売り切れてしまってたし(なんてこったorz..)、室温が高かったんじゃないかな。いいプレイのためにも空調調整よろしくお願いしたい。

まだシーズンは始まったばかりだし、成熟していないのはしかたない。ただ、実質的に8人しかいないチーム編成では戦い抜くことは厳しいんじゃないかなぁ。ケガの連鎖が発生したらどうする。そのときに慌てても困るからな。そちらもよろしくお願いしたい。

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試合後は京急を回避して、JR蒲田駅へ歩く。ここに来たときのことを考えれば当然の選択。
が、改札前がざわついてるんで、アナウンスに耳をすますと・・・「沿線火災の影響で品川-蒲田間の運転を見合わせております」っておいorz..

京急蒲田まで戻るのもクヤシイし、頭もあんまり回ってなかったから「歩くか」と。

そしたら天気予報ではもう降らないって言ってたはずの雨がザザザザザザーっと。とことんついてない。傘はあるけどヒザから下はすべてずぶ濡れorz..

くちゅくちゅする靴を引きずるようにして夜の町を歩く。なんと遠い家路。

踏んだり蹴ったり。負けたり止まったり降られたり。

2018年10月7日日曜日

連勝ストップ。

前半はすごくいい内容だと思ったんだ。ポゼッションの時間こそ短いものの、それはボールが早く動いていることの証左に違いなく、仙台の選手の隙間隙間で受けながら効果的な攻めを見せてたと思う。
そうした流れから奪った先制点は見事だった。橋岡、初ゴールおめでとう!よく走ってた!

2018 Meiji Yasuda J1 League #29
仙台 1-1 浦和△

終わってみれば前半のそのいい流れの中で複数得点をしてしまえなかったことが勝ち点3を得られたかった最大の要因なのかなと。もちろん相手のあることなんで、そう都合よくはいかないだろうけど。

前半終了間際のセットプレーからの失点で自ら流れを手放し、特に後半は互いに荒いプレーが目立ち笛で寸断されるゲーム展開。主審のコントロールもイマイチだった。

そして青木の負傷交代で中盤の展開が明らかにトーンダウンしてしまった。別に阿部が悪かったということじゃないんだけど、意図をもって投入されたわけじゃないからね。

後半は攻撃も守備も、わくわくするようなシーンが少なかった。となればドローやむなし、か。

この1試合だけを見れば「やむなし」だけど、今シーズンの最終順位までを考えると、この失った2ポイントは痛い。痛すぎる。

2018年10月5日金曜日

計算ノートは通算10さつめ。

青柳碧人「浜村渚の計算ノート 8さつめ」「8と1/2さつめ」を読了。これでシリーズ通算10冊を読んだことになる。1さつめのときの読書感想文は→コチラ

「8」のほうはレギュラーシリーズで、いつものように天才数学少女と数学テロ組織「黒い三角定規」との戦いを描くもの――ってなんのことやら伝わらないだろうなぁ。まあいいか(^^;
鳥取でのアラビア的平方根の開き方の事件とか、港ヨコハマでのガウス平面の事件とか、キャラクターも含めて相変わらずおもしろいし楽しいし。そんでもってちょっと知的で。思わず紙と鉛筆持ち出して計算してみたりもしたよ。

「8と1/2」のほうは特別編とでもいうのか、レギュラーシリーズとは事件の性質が少し違う長編だ。

2つの場所で同時進行的に起こる事件――片方では横溝正史ばりの血なまぐさい連続殺人事件、もう一方では浅見光彦的ななんとか伝説みたいな監禁事件。

モチーフになっているのは数学ならぬ“算数”。つるかめ算、流水算・・・方程式を使わずに解く、あのやっかいな問題たち。

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予想どおり2つの事件は「つながっている」(この書き方ならネタバレになってないよな?)のだが、その解決がまずもって鮮やか。
まさか年表ならぬ時表、つまり時系列で説明されるとは。そういえば「時刻」のことはずーーーっとヒントとして語られてたね。あくまでもロジカル。算数・数学だもん、論理的じゃないと。

事件は解決した。が、「残った謎」・・・これも見事に解決される。つまり二段階の謎解きになってるなんて!!ミステリーとして快感以外の何物でもない。

ちょっと文中の言葉を借りたい(解説でも引用されてたんで、二番煎じですが)。

『ただそこにあるだけの数や図形に秩序を見いだして、感動して、伝えることができるって、人間の強さだと思うんです』

このシリーズの魅力を端的に表現した一文ではないかなと思います。たとえ「おじさんが買うのは恥ずかしい」表紙であったにしても。

というわけで、Have a nice math!

2018年10月4日木曜日

秋冬に備える。

【悲報】2019年まであと3ヶ月足らず。

と声高に宣言するまでもないんだけど、季節はガンガン進んでます。
そろそろ秋冬物は引っ張り出しとかないと。

衣替え、です。
口に出すとついつい「模様替え」と言ってしまうんだけど、なんでだろ。

まずは“くたびれた”夏物の処分。いわゆる断捨離ってやつでしょうか、ここをがんばらないとタンスの肥やし、いや、肥やしにもならない服が増えるばかり。
特におっさんが着古したシャツは、洗っても落ちない“何か”がありますからね、諦めが肝心です。

「これは・・・着ない」「これはもうさすがに無理か」

雑巾になるもの、リサイクルに回るもの、来春までしまっておくもの・・・一生懸命分類をしていきます。これはこっち、これはあっち。
あっちこっちそっちどっち。ガラクタは処分処分、です。©「ウキウキWATCHING」

処分するのはなんだか144Factoryオリジナルのものが多いなぁ。ちょっとセンチメンタルな気分もありますがしょうがないっすね。

上左はオリジナルじゃなくて坊主2号のホストファミリーからのプレゼント。上右はDeNAとCookPadの、下右はHard Rock Cafeのパロディのつもりでした。下左・中はSouth Tokyo Unitedの初期バージョン。

続いて秋冬物を並べて「何を買おうかな」と考える、ここからは至福の時間

パンツ(アクセントが「パ」にない、平らな発音のほうね)は必要だな。必須じゃないけどジーンズも欲しい。長袖シャツはまあまあ数があるからいらないな。
あとはセーター欲しいかも。あ、ベルトとクツも・・・。

全部買えるわけじゃないんだけど、考えるだけで楽しい楽しい。

*  *  *

愛用している某ファストファッションの商品、すべての値札にRFIDタグが内蔵されてた。
技術的なことは十分理解しているつもりだけど、こうして実用化されるとやはり「おおっ」って思う。裾直しのピンにもタグ内蔵。
特にコスト面がここまで来たかとやや感慨深い。

ピンボケだけどはじっこに「RFID」「ICタグ」って書いてある。透かしてみるとRFIDの存在は確認できたけど、インレットがしっかりしてて紙を剥がすものの目視確認はできず。

2018年10月3日水曜日

さらば愛しき女よ。

今回今さらながらに見てみた映画は「さらば愛しき女よ」です。
かのレイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説の映画化、1975年の作品です。

舞台はジョー・ディマジオが連続ヒットを続けていたあの時代、ロサンゼルス。

出所した大男が起こした騒動。そこに居合わせた探偵フィリップ・マーロウは彼の「元カノ」を探すことになるのだが、そこに隠された意外な真実とは(って映画の宣伝文句みたいな言い回しですな)。
若き日のまだ細いスタローンを発見して大喜びなワタシ。

時代の空気、小道具や背景、音楽。いいですねぇ。
、ハードボイルドとはそうしたものなのかもしれないが、話があまりに身を蓋もない。なさすぎる。

そして、マーロウ役のロバート・ミッチャムはかっこいいが、老けすぎかなと思う。
もうこの仕事はやめたいやめたいって言い続けているのがその雰囲気に拍車をかけてるし、そのくせモテるのが腹が立つ(違)。

そんなわけでちょっと苦手だっかも。
あと、「ひとり語り」つまり主人公の心情を本人のナレーションで説明するってやつも苦手なのです。

2018年10月2日火曜日

加圧トレーニング[シーズン2]#62

筋トレしようなんていうある意味物好きな人たちにとって、NHKの「筋肉体操」という番組はなかなかインパクトがあったんじゃないでしょうかね。
僕も見ましたし、トレーニングメニューのネタにはしてみましたけど、あの雰囲気にはちっとも憧れないんだよなぁ。あんな身体になりたいとは1ミリも思わない。
誤解を恐れずに書いちゃうと、芸人さんを見てるのと何ひとつ変わらないんですよ。

【2018年9月期】
トレーニング回数:2回

少ない。少ないけど、これがいろんな意味で負担にならない回数なんだろうなと思う。

主要メニュー
「筋肉体操」にちょっと影響を受けたりなんかして、たとえばダンベル持ち上げるにしても“スローに動かす”(≒片道2秒かける)みたいなことを意識してやってみる。以前もやったことはあるんだが、けっこうつらいんだ。同じセット数、同じ回数でもダメージは全然違う。ベルトをしてる腕がパンパンになっちゃって痺れちゃう。
それでも最後は反動つけてでも(トレーニングとしては間違いかもしらんが)なんとか予定の回数をやるように努めた。俺、偉い(^^;

計測
前月比、体重-0.4kg、体脂肪率+2.5ポイント。
シーズン2開始からは-2.9kgの+2.5ポイント。
月半ばにあった健康診断に向けて特に絞ったりしたわけではないにもかかわらず、検診後には安堵のあまり暴飲暴食にいそしんだ(笑)。
そのわりにはなんとかかんとか。

先月分へのリンク

2018年10月1日月曜日

上位の背中が見えてきた。

『たぶん試合やるけど最終決定は当日の朝ね』

台風24号接近に伴うチームからのアナウンスを聞き、帰りの交通まで考えるとちょっと現地参戦は回避したほうが良さそうとの判断をしました。ヘタレですいません。
皆様のご無事を心よりお祈り申し上げます。

2018 Meiji Yasuda J1 League #28
○浦和 3-2 柏

スターティングラインナップは快勝した前節と同じ。ベンチにはナバウトが戻ってきた(喜)。

同じメンバーではあるものの、やはり相手があることだから同じようにうまくいくわけじゃない。
引いて中央を固めた柏を攻めあぐねる。なかなかシュートまでいけない。

そして柏には強烈な推進力を持つ選手が前線にいて――最も警戒してたはずのカウンターで先制を許す。

失点したことで、少しテンポが上がったか。2列目から飛び出した長澤が武藤からの縦パスを受けながらDF3枚の間を割ってすぐに同点。
気落ちした相手DFのミスから美しい興梠のループで一気に逆転。失点からわずか6分。

守るべき時間帯、一気呵成に攻めに回る時間帯、こういったメリハリとバランスがオリヴェイラのチームの真骨頂かもしれないな、そんなことを思う。

すっかり安心して後半を見てたら・・・なんじゃそのエアポケットのような集中力のなさは・・・と同点になって風雲急を・・空からの雨も激しくなって。

でも、オリヴェイラの打つ手がことごとく当たる。
右サイドに回った武藤が好守両面でチームを活性化させ、中央の李は相手を引き連れてスペースを作ってくれて、そして阿部はバランスを取りつつも「さすが」の大活躍。
柏DFを左右に振り回し、鈴木大輔との駆け引きで勝った興梠の美しいボレーが決勝点に。

メンバーを変えてチームが活性化→攻勢に出る→得点を奪う。これが采配の力でなくてなんなんだ、と。
残り数分の時点でもまだ細かくポジションの修正を続けていたオリヴェイラと、腕を組んで打つ手なしな表情の加藤望。その対比が象徴的。

クローザーとして投入された柴戸も期待どおりのプレーぶりで、ルーキーとは思えない落ち着きをもたらした。ギリギリオフサイドになったけど、あのラストパスは見事であったぞ。

これで3連勝。
耐えて勝った横浜戦。不安定な相手を圧倒した神戸戦。守る相手を押し切った柏戦。
これをもってチーム力が上がってきたって思うのはまだちょっと早いんだろうか。
でもそう思いたい。

だって、残りあと6試合。ACL圏内を争う上位陣との対戦も残っているのだから。