2021年9月30日木曜日

ホテルローヤル。

今回今さらながらに見てみた映画は「ホテルローヤル」です。

釧路湿原に建つラブホ「ローヤル」のひとり娘として生まれた主人公の心模様、そしてそこに集う客たちの人間模様を描く。
原作は直木賞受賞作なんで読んでみようという気にならなかったわけではないけども、結局未読。


見終わって実はもう数日経ってるんだけど、余韻が増してきてる気がする。

直後は「いやーおもしろかったぜーっ」って感じでもなくて、特にラストに主人公の雅代が「区切り」をつけようとするあたりが、イマイチ伝わらんなーなどと思ってたんだけど、今はじわじわとこう入り込んできてるような感じなのよ。

考えてみると、この映画は人間模様だけでなく、とある“夢の場所”――それは訪問客だけでなく経営側にとってみても――の誕生から終焉までの時間経過、つまり歴史を描いた物語でもあることに気づく。

場所としても単語としても最高級でかっこよかったはずの「ローヤル」が、古びて朽ちてしまう時間。そしてそこからまた次の時間が始まっていく――。

せつなくも小さな希望の物語だった。目線を変えれば見えるものも違うのだから(ネタバレ?)。

主役の波瑠も表情だけで演技ができるのだなぁ、と感嘆したりも。


2021年9月29日水曜日

【ら~めん】三陽楼@荏原中延

愛しの「多賀野」のカップ麺、他の店舗でも買えるのかもしれないけど、大将のツイートに乗っかってわざわざお店至近のローソンまで出かけて買ってきました(^^;


多賀野はこの日は定休日。「ごまの辛いそば」のカップ麺買ったからか担々麺食べたくなって、お近くの「三陽楼」へ初訪させていただきました。200メートルぐらい移転したのは去年だったかしら。旧店舗の建物はそろそろ解体みたいっすね。


目的は濃厚鶏白湯担々麺。でも券売機の前でちょっと悩む。辛さをどうするか。
辛いものがめちゃくちゃ得意というわけではないけれど、でも辛いものは好き。担々麺には多少なりともインパクトが欲しい派。

まあ初めてですし「初級」と書かれた3辛相当の「濃厚鶏白湯 灼熱の担々麺(初級)」(850円也)をポチっ。
スタンダードの濃厚鶏白湯担々麺が1辛、中級が5辛、上級が8辛の設定でした。

細長いカウンターだけのお店で、案外奥行きがありそう。手前のほうに座ったんで、奥のほうはよくわかりませんが(^^;
そのカウンター、厨房から地続きかのようなステンレス製で、清潔感あっていいですね。うん。

さて担々麺。まずはスープ。確かに鶏白湯っ!
そして後から担々麺らしいごま風味や辛みがやってくる。

・・・も少し辛くても良かったかな?(笑)

鶏白湯にまろやかさがあるせいか、あまりインパクトは感じないけど、全体的なバランスはすごくいい。
麺も美味しい。何よりひき肉が美味い!これ重要!

ずずずっもぐもぐ。

辛さにむせることもなく一気に食べきりました。ひき肉美味しいからさ、レンゲでサルベージしてたらスープも結局全部飲んじゃった(^^;

担々麺って、ごまやピーナツだったり、麻辣だったり、チンゲン菜みたいな具材だったり、それこそスープのベースだったり、鍵になるものがいろいろあるので、「美味しい」と「大好き」がちょっとずれる感覚がある。ごく個人的な印象として。「美味しくない」と「好きじゃない」は一致する(笑)。

その意味ではこの一杯は「美味しい」一杯でした。ごちそうさまでした。
「肉そば」も推してたな。再訪要、かもしれない。

東急池上線荏原中延駅、改札出て正面の道を左に50メートルほど、なかのぶスキップロード(アーケード)に入ってさらに100メートルほど進んだ左側。


2021年9月28日火曜日

スーパーモデルの真の顔。

今回今さらながらに見てみた映画は「ANNA/アナ」です。
リュック・ベッソン監督、おなじみの“戦うヒロイン登場”、であります。


まさに米ソ冷戦時代の1990年。パリのファッション界に誕生したスーパーモデルANNAは別の顔を持つ。その本業はKGBのスパイ(というか、こロシアですね)
次々にやってくる任務。そして危機。彼女自身が求めるものは何か――。

スパイアクションなんで、スリリングに二転三転していきます。僕みたいなボケーっとしてる奴は通常置いてきぼりを食らうことになるんですが、この作品は「時間軸を巻き戻し」、「その時点で本当は何が起こっていたのか」を解説してくれます。

親切(笑)

その回数がやたらに多い、という点は良くも悪くもあるかもしれませんが、少なくとも意味不明になる度合いはものすごく少ないし、「そうか、あの時点からそうなってたのか」という主人公の心情の移ろいもイメージすることができたりもするのです。

そうするとね、彼女の行動すべてがひとつの線でつながってるような気さえして・・・応援しちゃうよね。

ましてやあの美しさ!!
本当の本物のスーパーモデルさんらしいんですけど、何よりもあの瞳。こんな色があるのかというぐらいのブルー。マジで吸い込まれそうでした。

脇を固める役者さんも良かったし、リュック・ベッソンはこのぐらいの作品がいいのかもしれない。ヘタに超大作とか手掛けないほうが・・・(笑)。

おもしろかったっす。


2021年9月27日月曜日

流動的な連動。ごはん3杯。

立ち上がりの失点に直接絡んだ形の酒井が試合後に残したコメント。

『仲間を信じて、仲間に信じてもらって』

すばらしいじゃないか。誰もが認めるトッププレイヤーなのにこの言葉。同じ新加入でもどこぞのチームの超ウエメセな「正直ぬるい」とか言い放つ代理謝罪マンとの差は大きいと思わざるを得ない。

そんな酒井だからこそ、のゴールだった。ね、サッカーの神様。

このゴールにオフサイドフラッグ上げちゃう副審・・・ちょっとJ1のプレースピードに対しては厳しいのでは?

東京 1-2 浦和○

立ち上がりの失点でゲームは多少難しくなったし、セットプレーでバタついたところもあったけれど、全体としては完勝でしょうね。
正確なビルドアップ――ボランチを1枚落としての3-1に加え、必要ならば江坂と小泉もパスコースを作るという形がスムーズ――で相手のプレスを無力化した上で、慌てず騒がず相手をドン引きに追い込む。何度も何度もていねいに攻撃を繰り返し、狭いところでもしっかりと有効なスペースを生み出しての同点ゴール。
んー、これも今季のベストのひとつですね。


本当にここのところ攻守において、“目的を持った流動的な連動”が見られている、と思う。ちょっとメンバー固定も気にならないではないけれど、交代で入ってくる選手も違う役割をきちんと担えてるし、引き分けだった対東京の今季リーグ開幕戦(そういえばあのゲームは杉本のゴールがVARで取り消されたんだった)からここまで来たなんてもおじさんもう泣いちゃうよ。本当にすばらしいとしか言いようがない。

何より、東京に「組織力の差ではっきりと勝った」ってのは猛烈にウレシイ。ごはん3杯。


2021年9月24日金曜日

感動の共有。

何か素敵なことがあって、そのときのことを誰かに伝えたい、そのときの思いを誰かと共有したい。それは至極ありたまえの感情だと思う。


現代はいろんなツールがあって写真を中心に“シェア”(共有、と訳されることが多いですよね)することは容易になった。
シェアされた側は、シェア元を追体験するってことになるんだけど、そこには“同時性”がないから、シェア元というフィルターを一度通過したものを追体験することになる。

それが別にだめだと言ってるわけではないんだけど、その同時性ってのが僕は大切だなと思ってて、誰かと同時に体験したり、いっしょに同じものを見ても感じたものが違ったり、その後のコミュニケーションを含めた感動の共有こそが、より素敵なことなんじゃないだろうか、などと思う昨今。

要するに誰かと一緒に感動できたことにはかなわないよな、というお話。

ほら、よく言うじゃない。テレビ見てて同じところで笑った、って。


2021年9月22日水曜日

なぜめぐり逢うのかを。

今回今さらながらに見てみた映画は「糸」です。
中島みゆきの曲がモチーフ、ということです。作中「糸」だけでなく、「ファイト」「時代」も使われてます。「ファイト」、超重要です。余談ですがワタクシ、「糸」という曲を最初に認知したのはミスチルのカバーバージョンです。


ざくっと言うと、平成元年に生まれた少年少女が、中学生のときに出会い、別れ、そして時は流れ・・(ごにょごにょ)・・そして平成31年、というストーリー。

世界に出たいと願った少年は、地元で静かに暮らし、
ごく普通の暮らしを願った少女は、波乱万丈の人生を歩む。

内容的にけっこう「危うい」出来事がいろいろ起きるのだけど、映画の中では過剰にそこを掘り下げることをせず、なんとか全体の空気を穏やか側に引き戻そうとしてたのかな、と思う。
そうした全体の雰囲気(危うくて穏やか)と、北海道というロケーション(美瑛)もあって、なんだか“平成版 北の国から”みたいな気がしましたね(伝われ)。

『つないだ手を離さない人になりたい』

それにしても主演の小松菜奈ですよ。
バラエティ番組とかでの瞬発力もすばらしい方ですけど、やはりこの人は映画女優って気がします。テレビ画面で見てるくせに偉そうなこと言いますが(笑)、スクリーンの中でこそ魅力を放つ、そんな印象でした。吸い込まれそう。
同じような女優さんに二階堂ふみもいるよなーって思ってたらいきなりご本人が作中に登場して驚いた。

彼女がシンガポールでカツ丼食らうシーン、サイコーだからホントみんなに見てほしい!

『泣いてる人がいたら抱きしめてあげるのよ』

ラストシーン、あれで良かったのかちょっと賛否ありそうな気はするし、僕は「逆」のほうがいいようにも思うんだけど、『♪逢うべき糸に出逢えることを人は仕合わせと呼びます』だからね。悪くなかったよ、うん。

何せけっこう泣かされたもん。


2021年9月21日火曜日

祝ホーム開幕!祝快勝!

立ち上がりからN相模原が猛烈にプレス掛けてきて、5分ぐらいはアタアタしてしまったけど、しっかり押し戻すことができた。
「N相模原」にも違和感ありますな。実況もずっと「ノジマ」だったし。

○浦和 2-0 N相模原

主導権を握るのに貢献したのはやはりセントラルの2人、柴田と栗島かな。
ビルドアップに積極的に絡んで、プレッシャーのある中でもしっかり前を向いて、的確に配球を続け、守備になったらパスコースを切り、奪い・・・目立たないけど八面六臂の活躍だったと思う。


試合前の予想フォーメーションだと、初戦はFW、2戦目は左サイドに配された栗島。そろそろ覚えてくださいね。CMFですからねっ>DAZNさん


アタッカー陣の流動性はもとより、「幅を取る」というのが明確に浸透しているのもいいですよね。一発でサイドを変えるのは難しくても、あれだけピッチを広く使えるというのは女子の中では相当にアドバンテージになると思います。

昨シーズンから、メンバー含めて継続できていることもあるんでしょう。

そのメンバーですが、この日の先発が今季を戦う中心なのかな。現時点でのベスト。
長船のケガが・・・とは思いますが、代わりにCBに入っている高橋はなが見事な先制ゴール。守備面もまったく問題なかったですね。素晴らしい。
ただ長いリーグ戦を戦うためのオプション、そのあたりが次の課題でしょうか。

いずれにしても、トップチーム同様に2-0快勝。楽しい週末であります!!
これが続いていきますように。いきますように。いきますように。


2021年9月19日日曜日

真実の時間。

実はもうシーズンは終盤に入っていて、残り試合のことを我らがリカさんは「真実の時間」と表現した。
目標のひとつであるACL出場権に向けて落とせないゲームが続くし、ルヴァンカップと天皇杯はもちろん狙いたいタイトルだし、3ヶ年計画の2年目、リカさんのチームが「結果」という形で成果を残すためにも重要なことは間違いない。
ン十年前の「なんとかファイブ」に比べたらなんとポジティブな表現だろう・・・。

○浦和 2-0 C大阪

まさに“唐突”にやってきた先制点のシーン。解説の戸田さんが「美しい」と表現したゴール。縦パス2本で一気にシュートまで行った映像だけを見るとカウンター攻撃みたいに見えるんだけど、実際には左サイドでためて、戻して、中央に降りた平野に渡して、そこから縦パス、というビルドアップの結果なわけです。
細かいところはよくわからん(笑)けど、立ち位置の「妙」であることはわかるし、キモは関根があの微妙なところでドフリーになっていたという事実。


つまりそれは攻撃の際の立ち位置が素晴らしく整理されてきたということ。

さらにほぼ危ないシーンがなかったということは、攻撃から守備への切り替えの早さと、プレスに行ったときのコースの消し方とその「次」での狙い方、それが外されたときのカバーリング・・・すべてが攻撃のときと同様の「立ち位置」の正確さではないかな、と思う。


そりゃまあ後半のカウンターのチャンスでユンカーやら達也やらが決め切ってくれれば最高オブ最高だけれども、1年かけて作ってきた僕たちのチームが、ここまでちゃんと成果を見せてくれることへの喜びったらないわけですよ。

真実の時間、それはまぎれもなく形になりつつあって、必ずや・・・と信じられるに足る一戦だったと思う。
完勝っ。


2021年9月17日金曜日

【TOKYO2020】思い出の品。

幻となったオリパラチケットのダウンロードサービス、僕も利用しました。
厚紙にプリントしましたので、思い出の品として取っておくつもりです。

ん?



よーく見たら、前から2列目じゃん!!良席だったんじゃん!2階だけど。
「んぁぁぁぁああ」ってヘンな声出たよ。

・・・これもまた思い出(涙)。



2021年9月15日水曜日

リバイ+バイス。

『物語の結末は俺たちが決めた』ってことでセイバーが終わっちゃいました。かなり寂しいのですが(スカパラさんの主題歌は今もバリバリ聴いてます)、息つく暇なく新作であります。

“ハンコは減らして”という時代に逆行するかのように、ハンコを押してヘンシンする仮面ライダーリバイスです。
ハンコじゃなくてスタンプですかそうですか。でも物語の根幹は「契約」ですもんねぇ。そりゃハンコだと思うわ(^^;
ちなみに押印と捺印って正確には意味が違うんすよね。どちらでもあまり気にしませんけど。

・・・悪魔との契約って代理店契約みたいなもんかな。請負じゃあないと思うんだけど(何の話)。

スマホ画面に人差し指で清書?しました

仮面ライダー50周年作品ってことで、初回・2回目と見たかぎり、いろんな作品へのオマージュっぽさもあって、なかなか楽しいです。
異形の者とのバディものは「電王」だし(バイスの声、ジャイアンなのね)、ヘンシン後に「W」に似てる~と唸るとこもあったし、“資格者”なんて設定はそれこあちこちで見た光景。おまけに銭湯が舞台ってのは「おかえりモネ」(←いやそれは違う)

組体操的に合体して恐竜になるのは、ちょっと・・・ですが、全体的な造形も悪くないかなと思ってます。
今回も楽しめそうです!

ところで「改訂する」みたいな意味のreviseならぬreviceという名前はどのへんから来てるんだろうな。re-device、とか(違うな)。

・・
・・・

それにしても50周年ですか・・・最初の黒い1号のこと、リアルタイムで知ってるという事実に「ひぃぃぃぃっ」ってなります。

記憶が間違ってなければ、放送開始時の我が家のテレビは古い白黒で(たぶん翌年にカラーテレビを買うことになる)、ただでさえダークな番組が、怖さマシマシでお茶の間に届いていました。50年経って今、仮面ライダーはピンク色です(笑)。

おまけ。10数年前に描いたショッカーの絵をアップ。


2021年9月14日火曜日

風は秋色。

歩いてるとまだまだ脇の下に汗染みができる程度には暑いんだけど、空を見上げると確かに季節は進んでいて、「もう秋・・・」とつぶやいてみたり。

・・
・・・

オッサンがセンチ メートル メンタルになって何が悪いっ!(←逆ギレ)

天高くなんとやら。空気を吸っても太りそうな秋ですが、確かに空気、うまかったよ。
誰もいない信号待ちでマスクをちょっと外して、ひとつ深呼吸――。
うんうん。こりゃ確かに太りそうだ・・・ってもうすぐ健康診断だからね、気をつけて(何を?)。


そういえば夏真っ盛りのころ『ひと息つくまでおおよそあと1ヶ月か。』って書いたんだよね、俺。
でも実際に1ヶ月経ってみて、あんま変わらんなーってのが正直なところ。

確かに5人家族計10回のワクチン接種は予定どおり無事完了した。未接種の皆さん、お先させていただきました。ありがとうございます。
だからといって、まだ緊急事態宣言下だし、そうイージーに「うっひょー」って遊ぶ気にもならんもん。

ここまでがんばってきたからね、もう慌てなくていい。少しずつ少しずつ、取り戻せるものは取り戻して、逆にいらないって気づいたものはもう箱の中にしまってしまってもいい。

この秋はそんな時間になるといいかな、そんな感じで。
「やりたいことリスト」もアップデートしよう。


汗ばむマスク外し秋の風、胸へ深く


2021年9月13日月曜日

二度とない最初の勝利。

塩越柚歩の逆転ゴールが決まってから終了のホイッスルまで、テレビの前でこぶしを握りながら立ち上がって応援してて家族に呆れられました。というわけで。


新リーグ、WEリーグ開幕
この開幕シーズンの中心になるであろう東京NBと浦和の一戦。リーグ全体の開幕ゲームではなかったけど、テレビ中継が入ったことも含め、Jリーグ開幕のヴェルディ川崎vs横浜マリノスみたいなもんだと思う。
東京NBってなんやねんって思いますねー。当分違和感続くと思います(^^;

東京NB 1-2 浦和○

試合後、ひとつのツイートが目に留まる。


そうだまさしくこれだ――。
応援してる選手のゴラッソで勝っただけではない、ベレーザに逆転で勝っただけではない、こう奥のほうでふつふつと湧いている喜びの理由。

新しいリーグの開幕戦という二度とない記念の試合を勝利した。この事実は絶対消えない。だからうれしい。いやっほー!!

ここからのひとつひとつの試合がすべて歴史になる。がんばれ三菱重工浦和レッズレディース


中盤の選手が流動的にポジション取りながら、攻から守への切り替えを早くしてスペースを突く――去年はトップチームよりもいいサッカーしてるなぁ、という印象でしたが、今シーズンは「よく似てる」なんて思ったりも。

無理はしないけれどできるときはしっかりとビルドアップして、人とボールを常に動かしながら隙を探していく作業。誰が点取るねんという部分も含め(笑)。
んで後半にエースストライカーが投入されて得点を取る、と。
安藤梢が明本並みにポジション移動させられてて笑いましたが。

なんか似てるよね?

*  *  *

そのトップチーム。

歴史が証明しているように、川崎との激闘の直後だけに、わがチームはやらかしかねないシチュエーションではあったんだけど、そこは緩むことなくしっかり勝ち切った。その1点のみで評価していい試合だったと思う。めっちゃ内容良かったとは言い切れない、ってことよ。

横浜FC 0-2 浦和○

立ち上がりからゲーム全体を支配できていて「あとひと押し」状態ではあったんだけど、そこはほれ、浦和だからね、図に乗ったらあかん。
という僕の声が聞こえたとは思わないけど、ていねいにていねいに戦ってたように見えた。
それだけに前半のうちに取れた汰木のゴール(まさかのヘディング!)は大きかったし、よくあの位置に入り込んでたと思う。実にナイスゴールであった。

ダメ押し点の大久保の初ゴールも嬉しかったけど、よーく考えたらラストパスがドンピシャだったらユンカーが自分で決めてたんだよね、きっと(笑)。
まあここのところいいプレーが続いてたから、ご褒美ということにしておきましょう。

この勝利で今シーズンいちばん不安だった「残留」はほぼ確定(^^;
平野も休めたし、最終盤では明確な3バックもやれたし、ポジティブな要素も多い。下を見なくて良くなったんなら、いよいよ上を目指しますよっ!


2021年9月11日土曜日

【TOKYO2020】そんなレガシーも。

パラリンピックの会期中にブログにしようと思ってたネタ、書くの忘れてたので「総括」のつもりで書いてみようと思います。


パラ会期中は『民放もっとがんばれよ』と愚痴ったりもしてたわけですが、実際のところテレビは1画面しか同時に見ることができないし(2画面にすることもできるテレビもありますけど、あれ、実はすごく見にくいんですよね。テレビが画角がワイドになってから特に)、民放の「このあとすぐ」みたいな番組づくりも苦手なので、もしやっててもNHKしか見なかっただろうなとは思います(^^;
総合、Eテレ、BS1、4K/8Kとチャンネル数も多かったし(さすがに8Kは見られませんって)、今回サブチャンネルの使い方覚えた人は多かったろうなぁ。

テレビは1画面ですが、家にはPCやスマホがありますから、見たいものはある程度同時に配信で見ることもできました。このオリ/パラともに「ほとんどの競技をライブ配信する」というのはひとつの大きなレガシーだろうなと思います(配信のほうが1分弱ディレイするのがちょっと困ったけど)
卓球やボッチャなど同時進行で何試合も進むときはすべてのコートをフォローはできてなかったですね。据え置き固定カメラでもいいから配信できたらいいのに、などとは思いました。会場音声で十分だし、そのぐらいの機材は追加しても・・ねえパナさん。

陸上競技を見たい人もいれば馬術競技を見たい人もいる。それも多様性ってことですし。

僕は基本的にはテレビに自分的メイン競技を映し、少し首を振らなければ見えないところのPCで別の競技の配信、スマホは基本的には公式サイトの結果ページでリザルトを見る、という形にしてました。どうしてももう1競技みたいときにはスマホで配信を受けるか、もう1台PCをセッティングするか、でしたね。


いずれにしても今回のパラリンピックは、過去最大のテレビ放送、特に地上波放送だったことは間違いないです。

それだけでもレガシーなんだろうとは思うんですが、さらにその放送の解説者が、たとえば平野早矢香だったり萩原智子だったり益子直美だったり。つまり有名オリンピアンだったのです。各パラ競技団体の方が解説してくれるのはなんだか楽しくて好きなんですが、その競技に興味を持ってもらう入口として、こうした「有名人」が解説するのはいい選択だと思います。しかもその若き解説者の方々にはバリアがまったくないように見受けられましたし、さらにはパラ競技にも造詣が深い。これは、親しみやすさとわかりやすさと納得感がマシマシだと思うの。
NHKのスタジオにも北島康介とか増田明美とか吉田沙保里とか、これまでは考えられなかった。増田さんなんて日本パラ陸上競技連盟会長だったりするし。

これってパラスポーツが“ただのスポーツ”(ちょっと言い方難しいな)になっていくようでさ、サイコーじゃないですか。

そういうレガシーもあるってことです。


2021年9月10日金曜日

今日は何の日。

あの9.11から明日で丸20年だそうです。あの日を境に世界は変わった、と言われます。ですがそれは僕にとってはどこか対岸の出来事だった気がします。
でも、今まさに「変わりつつある世界」は誰もが当事者で、もちろん僕も例外ではありません。


ちょうど1年前の今日、僕は『日常は否応なしに変わり始めている』と書きました。そのときの僕は、まさか1年後も「変わりつつある」の段階だとは思ってなかったでしょうね。

やりたいことが必ずしもできるわけではなく、会いたい人には会えず、かといって近寄ってこられるとついつい忌避してしまったり。常に安心安全と思われる選択をし続けながら生活しているつもりですが、それ自体がサイドブレーキを引きっぱなしで走っているようなストレスになってるのかな、などと思うこともあります。根っからの「ビビり」なんですが、今はそれでいいと思っています。

そんなふうに心理的な重しを乗せられているような日々ではありますが、それでも時間というのは留まることを知らずにいつものように流れ続け、そして今年も9月10日がやってきました。

9月10日、今日は僕の誕生日。それはもう何十年も続いてきた、それこそ「紛うかたなき日常」です。もちろん年々老いてはきてますが、それはまあ 老いて 置いておいて。
この変わらない日常が今年もめぐってきたことに感謝し、また祝ってやろうと心に掛けてくださった方々に心からの御礼を申し上げたいと思います。号泣モノ(←何らかのヒント)であります。プレゼントは今度でもいいよ(にっこり)。

・・・と珍しくも殊勝な気持ちになっています。僕のニューノーマルなのかな?


2021年9月9日木曜日

評価が難しい試合。

すっかり書くのが遅くなりましたが、アジア最終予選の2試合目。リアルタイムでは見られなかった(正確には「見なかった」)んですが、一応情報遮断の上、DAZNしました。

CHN 0-1 JPN○

なんだろ。いや、日本の話じゃなくて中国のほう。
とにかくゴール前に選手を置くだけのドン引きとは、らしくないというか、何がしたかったんだろ。

正直なところ、最終予選という場としてはすごく楽しくないサッカーだった。

まあそのドン引きのときに1点もぎ取って(5バックの外えぐってのクロスからのゴールって、その守備には意味ありませんって証明です)、そのまま試合終了なので、日本代表としても評価が難しいのだけど、まあ最低限の勝点3ってことですかねぇ。


古橋が左に張り過ぎずに中央で裏狙ったりしてたのはちゃんと改善されてるみたいでうむうむと思いました。以上(^^;

ところで今回から、いよいよアウェイゲームのテレビ中継がなくなりました。もはやサッカー日本代表というコンテンツは、多くのものの中のひとつでしかない、ということなのでしょうか。あるいはテレビというメディアの立ち位置の変化でしょうか。


2021年9月7日火曜日

痺れるような同点劇。

今シーズンもスカパーの契約をしてないので、ルヴァンカップのゲームは見ることができない、はずだった。

そのスカパーさんがサーバトラブル(み●ほ銀行並みの繰り返し)でスカパーオンデマンドの配信を断念、フジテレビオンデマンドFODで配信すると発表してた。そこまでは知ってた。やらかしてるなーと思いながら。

ところが試合当日、そのFODもトラブったみたいなで(をいをい)、YouTubeでライブ配信することになった。
ということは契約のない僕でも見れちゃったりするわけです。一応限定公開だったみたいだけどリンクはめっちゃ拡散してたからね。

というわけでアクセスはしてみて試合自体を見ることはできることはわかったんだけど、すでにキックオフ後だったこと、それからパラリンピック最終日の関連番組を見てたこともあって、やっぱ見るのやめとくか、と。もともと見られないはずだった試合だし。

が、試合結果がわかって愕然とした。
何年かに1回あるかないかのすごいゲームだった。

川崎 3-3 浦和
aggregate score: 川崎 4(1 away goals 3)4 浦和○

そしたらスカパーさんのおわび(?)なのか無料再放送がされてて、それを録画して、1日遅れで見せていただきました。少し飛ばし飛ばしでしたけど。

結果知ってるから言えることだけど、致命的ともいえる3失点目を喫した後もチームはなんとか得点を取るためにもがいてた。そして。

小泉のサイドチェンジから西の超エロトラップからのアーリークロス、ユンカーのDFの裏へ消える動き。2点目。
田中の粘りから生まれたラストチャンスのCK。こぼれたところをショルツの正確なボレーでの折り返し。それをしっかり合わせるユンカー。最初に競ったにも関わらず動きを止めることなく走った槙野。3点目。

2017年ACLのあのセカンドレグを思い出さずにはいられない。痺れるような快感である。結果知ってるのに(笑)


前半はとにかく江坂と小泉のファーストディフェンスが機能してたんだろうと思う。川崎のビルドアップをうまく「消してた」ような感じ。コースを制限してたというのかな。とにかくこれぞ後ろとの連動、と言わんばかりの妙。

後半ユンカー投入後は、例の2.5CBっぽさもあったね。ショルツちょこちょこ攻撃参加してたし。選手の並びを数字で示すことに大きな意味があるとは思えないけど、配置は大きく変えずにで修正対応するというだけでなく、大きく配置も動かして変更するという戦い方ができるようになったんだねぇ、とご満悦である。

ならばこのタイトル、取りに行きましょう!!


2021年9月6日月曜日

【TOKYO2020】終わったけど終わりじゃない。

マラソン。
バドミントン。
車いすバスケ。

最終日も朝っぱら(笑)から本当にエキサイティングな競技が次々にテレビ画面に映し出された。最後の競技、国立代々木競技場でのバドミントン「混合ダブルス SL3-SU5 3位決定戦」(配信もなかったしBS4Kで放送されてるの気づいて良かった)で藤原・杉野ペアがブロンズメダルを獲得した直後、僕自身思わず「ふらふらしちゃう」って漏らしたぐらいの状態だった。
そうだよね、体は動かしてないかもしれないけど、感情は激しく揺さぶられ、息を止め、次の瞬間には叫び、心拍数は跳ね上がり続けたんだから。

「終わったんだなー」

ひと息入れて、閉会式を待った。


いつも思うのだけど、閉会式ってのはその大会に参加した選手たちのものであってほしいし、だから会場に集う選手たちの表情が柔らかく楽しそうに見えたのは本当に良かったなと思ったし、それはつまり大会そのものが成功と言っていいものだったんだと思う。
ミライトワとソメイティも出番あったしね(^^;


一方で、IPC会長の閉会挨拶、WeThe15のアクションのことなんかを聞きながら、「そういえば選手たちは障がいを持ってたんだ」と改めて思い出したりもした。
何度も書いてるけど、本当に“ただのスーパーアスリート”の競技を見せてもらってることとしか認識してなかったんだなと。ふざけてるわけではなく、ホントそんなことすっかり忘れてたよ~。
障がいがあるのにすごい、ではなくて、こんなにすごいのに実は障がいがある――僕にとってはそうだったのは確かなのだけれど、ここで気づいたことは留めておかないとならないなと思うね。

自分用リンク→パラサポWEB「試合に行けなくても応援する方法がある」(支援先まとめ)


こうしてTOKYO2020が終わった


確かに今、心の中には「TOKYO2020ロス」な感情は存在する。
2016大会の招致活動が始まったとき(って何年前だ?)からずーーーっと楽しみにしてたんだもん、この1ヶ月半のことを。

でもね、次に思いを馳せるという僕の持続可能な目標に変わりはない。だって、もう半年後には冬季オリパラが開幕だし、パリはわずかに3年後。選手たちがそこに向かっていくならば、僕たちだってそうしよう。

願わくば・・・生きてる間に日本でまたやってくんないかなー(笑)。それに尽きる。

おまけ。パラリンピック会期中の僕の全ツイート→リンク


2021年9月5日日曜日

【TOKYO2020】凄み。

今日も朝からずーっとテレビとパソコンの前にいたわけだけど、大会も終盤になってきて、メダルマッチのような痺れる戦いが続いている。

そんな中、画面に映し出されたのは選手たちの「凄み」だった。


たとえばボッチャ団体やペアでの、ぎりぎりの局面での冷静かつ大胆で確信に満ちた一投。


たとえばバドミントンWH1(車いす)クラスの選手の、体幹が使えないとは思えないチェアワークとショットの連続。


たとえば車いすテニスでの、我慢に我慢を積み重ねるようなメンタルや、心技体の集大成ともいえる最強のプレーとか。


大会初日、開会式の日のブログに僕はパラリンピックについて自らの能力を鍛えまくって、想像を絶するチカラを得たトップアスリートの大会と書いた。

ほらね、言ったとおりだったでしょ?(笑)

凄いよね。凄かったよね。
大会も残り1日。最後まで楽しむよ。


2021年9月4日土曜日

【TOKYO2020】心地よい疲労感。

夕方、中継を見始めて、まずはボッチャ団体の日本チームの熱戦に興奮して、何気なく見始めたアーチェリーのギリギリのせめぎ合いに魅入られて。

そして、競泳男子100mバタフライS11。こんなに濃密で締め付けられるような1分間っていうのもなかなかない。


うれしかったなぁ。リオのことも思い出して、もらい泣きしちゃったな。

さらに、車いすバスケットボール男子準決勝。
世界トップの相手にそう簡単ではないと思ってはいたけれど、いつものように厳しいディフェンスから走る。持ち味を存分に発揮してじわりじわりと追いすがる。その得点経過とともに見てるこちらの心拍数が上がっていく。


ここでまだ終わりじゃないけど、考えられる以上の成果を出してくれたと思うよ。

さらにさらに、車いすテニス女子シングル決勝。
世界ナンバーワンに対して、7度のマッチポイントをしのぐ上地。もはやコートを左右に動く力もほとんど残っていないように感じるのに、粘って粘って王者を追い詰めていく。


最後は届かなかったけど、手に汗握るってのはまさにこのことで、呼吸することも忘れるようなゲームを見せてくれて、ほんとに感動したんだ。


ふと気づけば、もうすぐ日付が変わりそう。なんと心地よい疲労感だろう。
もっと最高の週末がやってきそう、そんな予感。

2021年9月3日金曜日

最終予選らしさ。それから。

覚えてますかねぇ。2018年のロシアワールドカップの最終予選も、初戦ホームで負けたんすよ(当時のお怒りのブログ→コチラ)。

だから結果が出たときには半笑いで「いやー最終予選っぽくなってきたなー」みたいな気分になりました。けっ。

なお当時のブログには『現行のH&A方式の最終予選になってから、「初戦を落としたチームは本大会に行っていない」』という記載がありますが、このロシアの最終予選で日本代表がそのジンクスは覆しています。

●JPN 0-1 OMA

試合が終わってからTwitterとかを見てると、僕と同じような感想を持った人が、プロアマ問わず多いことに驚く。

うまく説明はできないんだけど、要するに「組織の面において現代サッカーから取り残されている」ということ。

いまだに中東サッカーはゴリゴリフィジカルの縦ポンだけだと思っていたとか??
海外から指導者を招き欧州化(という言葉がいいかどうかは別として)を図り、組織的に戦ってくるオマーンに対して、日本代表はどうだったか。

欧州で活躍する選手、実績のある選手を、基本の形にただ配置して・・・・以上。
そうとしか思えないんだよね。
『現代サッカーのスタンダードを獲得した中東と、個とユニットで殴ろうとする日本』という轡田さんの言葉に激しく首肯であります。

選手個々の力量はアジアではトップであることは疑いの余地はない。でも11人全体の機能としては物足りないにもほどがある。
うまくいかないときは選手を変える。それはいいとして、「なぜそうなってるのか」「ならばどうするのか」という改善案、もっと言えば「まずはこういうやり方でやろう」という戦術そのものが提示されてないような印象。
古橋をサイドに張らせて何がしたい。彼の特徴を活かすなら中央でしょ。

配置だけして、あとは選手個々の技量に任せる。そんなことではなかなかこのレベルになるとうまいこといきませんよ。
それは選手個々のレベルが上がったにもかかわらずチームとしては世界と水を開けられたオリンピックでのなでしこジャパンでも感じたこと。

個の力が足りないから、組織力を磨く――往年の日本代表はそういうチームだった。だから個々が力をつけた。
でもそのとき組織を作る側が進歩してなければ何も生かせない。そういうことだ。

その意味ではハリルホジッチを解任したところから始まる、“JapanWay”という幻想にとらわれている協会の責任は重い。重いんだぞ。


選手を並べることしかしてないくせに、「オーバーワーク懸念で酒井離脱」とかどういうことやねん。酒井が休めなかったのはオリンピックでしょ?同じ監督でしょ?
あ、そうですか浦和が休ませなかったのがいけないんですか。そうですか。
じゃあ吉田は?遠藤は?

最終予選の行く末はワクワクどきどきキリキリしてきて楽しくなってきましたが、不信感はマシマシです。

・・・それでも負けてしまえとは思えないのです。


【TOKYO2020】進化。

WRやPBがバンバン出てるって話はこないだ書いたんですけど、それはもちろん選手自身の進化の結果ではあるんだけど、それだけでなくて選手の周辺、つまりは用具の部分の進化も見逃せない。


厚底だとかスパイクだとかというオリンピックでも話題のものはもちろん、パラ特有のものも多数ある。
特に気になったのが陸上の義足のブレード。両足義足の選手の活躍が目立つというのも、その進化も少なからず影響してるんじゃないだろうか(と想像してる)。


T64の高桑さんが100mで使ってたブレードなんて、ちょーカッコイイ!

用具だけでなく、選手と一体となって戦うアシスタント・・・コーラー、ガイドランナー、タッパーなどなどなどなど、彼らの進化も目の当たりにすることができるのもパラリンピックの注目ポイントかもしれない。

個人的には車いすラグビーの車輪を交換する、モータースポーツのメカニックみたいな人が好き(笑)。

*  *  *

(追記)自転車競技を見てて思う。あれだけ鍛えられたアスリートですら左右のバランスには苦慮している。なのにシロートのお前らが片手ハンドルで、しかももう片方に傘とかもってのほかである。あぶねーだろっ(怒)。


2021年9月2日木曜日

【TOKYO2020】ボッチャめっちゃボッチャ。

『パラでボッチャ見たい!』

そう唐突にツイートしたのはジャスト1年前の2020年9月1日のことだった。
当時の僕はたぶんチケットの追加販売を期待してたんだろうな。

一応エビデンスね(^^;

それから1年。2021年9月1日、日本にボッチャ初の金メダルっ!!


2016年のリオデジャネイロでは、あの団体銀メダルの試合ですら放送はおろか配信すらなかったボッチャが、ゴールデンタイムに生放送。それだけでもすごい進歩だというのに、そこに立っていたのは世界のトップオブトップを圧倒して勝利した杉村英孝。
4エンド中3エンドでラストショットを投げなかったぐらいの圧勝です!

自分の見る目が正しかった(笑)のが実は相当うれしかったりもするんだけど、それは置いといても、ボッチャめっちゃ面白いし(韻を踏んでみた)、競技時間も短いからさ、テレビ向きだと思うんだよね。
ここで終わりではなく、ここからこのくっそ面白い競技がどんどん広がるといいな。


地域のお年寄りが地元の体育館でゲートボールとボッチャ。
若者が職場の仲間とモルックとボッチャ。
深夜のバーでダーツとビリヤードとボッチャ。

楽しそうでしょ?


2021年9月1日水曜日

加圧トレーニング[シーズン2.7]#06

200

加圧トレーニングの記録を残しているデータを見て気づいた。この8月にやったトレーニングが、シーズン2以降、つまり自宅トレーニングの200回目だった。

6年11ヶ月かけての200回だから、なんと亀よりゆっくりな歩みだこと(失笑)。
記録を見直してみると最初のうちは週イチとかやってたのよね。当時の自分に偉いと言ってやりたい(^^;

それでもまあ加圧スタジオに通ってた期間よりは長く続いてはいて、よくぞ飽きずにやってるなとは思います(ちょっと飽きてるかな)

今後週イチのペースになんかなることはないとは思いますが(先に言っておく)、トレーニング後に少しだけ身体がパンプアップしてる「錯覚」を楽しみに、細々と続けられればいいなと。

もともと細く映る姿見で、光の加減でなぜか引き締まって見える特定の角度を発見。

【2021年8月度】
トレーニング回数:1回

計測
前月比、体重-1.3kg。体脂肪率+2.5ポイント。謎数字-10。
シーズン2.7開始からは、-0.2kgの+1.3ポイント。
体脂肪率ぅぅぅぅぅぅ!!ゆるゆるやん。何がパンフアップやねん。



【TOKYO2020】楽しいよね、パラリンピック。

いよいよラスボスがわれらがニッポンの前に立ちはだかる――。


5人制サッカー(ブラインドサッカー)、アジアの高い壁、中国。
国枝・眞田ペアが挑んだ車いすテニス世界ランキング1位ペア。
車いすバスケットボール女子、オランダ戦。

いよいよ大会も終盤、とてつもなく強い相手が登場する段階になってきんだな。


そんな中、印象的だったのがシッティングバレー男子。強烈な高さと強さを見せつけられて、文字どおり手が出なかったボスニア・ヘルツェゴビナ戦。
内容もスコアも、もう完敗中の完敗だったわけだけど、なんだか選手がすんごく楽しそうで。

「あー、楽しんでるなー」

って思ったよ。タイムアウトのときの「車座」が、真ん中にツマミ置いて宴会してるみたいな笑顔で(^^;
競技を楽しむっていうと、「真剣にやれ」なんていう向きもあるんだろうけど、そんなん言われなくたって真剣に決まってんじゃん。つらく厳しい努力を重ね、ようやくたどり着いた舞台で、それでもどうにもならない実力差があって、それでも真剣に挑むからこそ楽しくて楽しくてしょうがない。
僕は選手たちの表情からそんなことを感じている。


彼らは予選リーグ全敗だったけど、楽しんだのならよかったなと思うし、その感情こそがレガシーとなって受け継がれてくんじゃないかとも思う。

そうであれば、勝ち負けを超えて見ている僕たちもうれしいし、願わくばすべてのパラリンピアンがそういう気持ちで大会を終えられることを祈っている。

大会もいよいよ終盤に差し掛かってきた。