2021年3月30日火曜日

わずか18人の代表に向けて。

A代表が韓国に爆勝したのもめっちゃうれしいわけですが、まあA代表はこのぐらいやってもらわんとな、みたいな気分もちょっとありつつ、今日はU-24のことを書きます。

韓国どころかアルゼンチンに完勝しちゃいましたよ!

U-24 JPN 3-0 U-24 ARG

同じ相手との2連戦である程度わかってることもあって、しかも1戦目の後半からそれなりにやれてた実感もあっただろうから、選手の感触としては驚くとは違うのかもしれないけど、やっぱり驚いたな。


オリンピックの延期によって、この1年で台頭してきた選手もたくさんいる中で、特に以前からこのチームで戦ってきてたみんなも活躍してて良かったなーって思いました。
しかもアルゼンチンですし。おすし。

選手起用を見るかぎり、やはり久保くんさんと板倉をチームの背骨にするんだろうなと思います。となるとオーバーエージ要らなくね?と思ったり。

そして皆様にお伝えしたいのは!!「橋岡大樹」をお忘れなく!!その一点であります!!
このチームをずーっと支えてきたひとりですからね!!

・・・と言いつつ、ポジションの被る瀬古も原もめっちゃ良かった。


2021年3月29日月曜日

YT22、デビュー。

久しくちゃんと見てなかったF1。現金なもので日本人ドライバーがシートを確保したとなると急激に興味が湧いてくる。

とはいえ日曜日の深夜はつらいよぉ・・・。ジジイはすぐに眠くなるので、結局決勝レースは20周ちょいで離脱(T^T)

朝、結果を確認すると[P9 TSUNODA]としっかりポイントゲットしてるじゃないですか。すごいすごい(寝たときはまだ15位ぐらいだった)。
今夜ちゃんと見直そう、と思います。


そりゃクルマのポテンシャルを考えるに、「ポイント取ってあたりまえ」みたいな論調もあろうかとは思うんですけど、それでもハタチのF1パイロットがデビュー戦で予選からちゃんとポジション上げてトップ10フィニッシュしたってのは、十分に称賛されていいと思います。

ちなみに予選は日曜日の午前中に見逃し配信したんですけど、Q1の2位ってのは衝撃的でしたね。ハミルトンのすぐ後ろですもん。期待はしてたけど、ここまでとは!
それだけにQ2でSOFT履かせてほしかったなぁ・・・。


今後のシーズン、とっても楽しみ。月曜日つらそうだけど(^^;


2021年3月26日金曜日

にょにょにょっ。

ほむほむのエッセイを読むと、何と言うか、心がフラットになるような気がしている。
何度か書いてるけど、自分自身がそこにいるような感触があって、自分だと言葉にできないことが文字になって読むことができるかならなのかな、などと思っている。

「ああ、これだ!」とふいに恥ずかしくなるような一瞬。


というわけで、穂村弘・フジモトマサル「にょにょにょっ記」を読む。
1日ごとに1つの、すばらしくくだらなくて(褒めてるんだよ)細かいことがらについての日記ならぬ“にっ記”だ。「にょっ記」「にょにょっ記」に続くシリーズ3作目。

でも、確かに自分自身の欠片は感じるんだけど、「やっぱり上位互換だよなー」とも思う。
感受性×想像力の領域が僕とは段違いにレベルが高い(あたりまえだ)。「こんなことに気づくのか」と「それをこんなふうに表現できるのか」と、ニヤニヤけらけら笑いながら驚き、アドレナリンがあんまり出ない、静かな感動を味わう。

そうして12ヶ月の「にっ記」を読み終わると、世界――僕に見えている世界――がなんだかフラットになる。メンタルが凪の状態とでも言うのかな。

それがとってもありがたいなーって思う。そういう読書時間だった。

・・
・・・

ところで、作中ときどき登場する「天使」。あれはなんだろう誰だろう。僕のとこには来たことないよ。ずるいなぁ。僕だって天使と話をしてみたい。


2021年3月25日木曜日

犯人に告ぐ。

『そこにいることはわかってるんだ!』

『とっとと観念してすぐに出てこい!!』


毎朝の個室の中で思うこと。朝、時間がゆっくりあればねぇ。
失礼しました(^^;


2021年3月24日水曜日

【ら~めん】ジャンクガレッジ@ローソン

デスク飯シリーズ。今回はジャンクガレッジ監修「まぜそば」です。
パッケージにカロリーの数字が書いてあったけど、ちっちゃいこと~は気にしない。ワカチコワカチコ

レンチンして、ふたを開けて・・・「うわニンニクぅぅ」歓喜とともにすぐに換気。だってオフィスなんだもん)。

玉子割って下のほうからタレを持ち上げて混ぜる混ぜる混ぜる。
タレが行き渡って極太麺の色が変わったらいただきます。

おお、ジャンク。実にジャンクである!


確かベビースターみたいなの入ってたけど、脂とタレで食感はほぼ感じず(^^;

それはさておき、正直言っていいっすか?

「めっちゃうめぇぇぇぇ!」

太麺ワシワシ最高でありました。これがコンビニで!!


2021年3月23日火曜日

唄うコイズミさん。

日中見てたサッカーバスケも応援してるチームがしっかりと負けて、少々やさぐれてた日曜の夜。でも今夜はキョンキョンに会えるんだ

何度も何度も書いてますけど、ワタクシ、コイズミさんの大ファンでありまして、中でも“ミュージシャン・小泉今日子”が一番好きなんです。
というわけで、配信ライブ唄うコイズミさん 筒美京平リスペクト編」を視聴――というよりもかなり没入して見させていただきました。
2021年3月23日現在まだ見逃し配信期間中ですが、以下ネタバレしてますのでご注意ください。
あと、テンションが妙で文章が支離滅裂っぽいので、僕の感想なんかよりもビクター公式にレポート出てたんでそっち読んで(笑)→リンク


コイズミさんのデビュー記念日。会場はホーム・ビクタースタジオ。アコースティックな編成で届けられるのは筒美京平作品。もう十分にスペシャル!!

筒美京平さんの作ったキョンキョンの楽曲、30曲以上もあるんだそうな。
何やるのかな、あれは歌ってくれるかな・・・いろいろ想像はしてた。でも聴いてみたら「もうこれしかない」っていうセットリストだったかな、と思う。Wikipediaにセトリあったから一応→リンク

唄うコイズミさんの声はなんとも伸びやかで、だからと言って強烈でもなくどこか穏やかで。
本人は緊張してるとは言ってたし、実際に緊張しぃな人だとは思ってるんだけど、ホームということもあるのか、いい具合に肩の力が抜けたコイズミさんのボーカルは、時間を重ねてこういう形で熟成したのかと感慨深い。
ざっくりかつ正直に言うと、今までのライブの中で一番上手だと思ったね(^^;

10代のバリバリアイドル時代の曲すらも、今のコイズミさんならではの解釈で再構築しているというか。
いや、もともと曲の持つ普遍性みたいなものなのか。筒美京平おそるべし。

シングル曲メドレーももちろん良かった(特に「まっ赤な女の子」のときにちらっと振り付けしてくれたのとか最高にキュートでした)けど、「Kiss」やラストの「バナナムーン~」とか、溶けましたよ。ええ。
大大大好きな「夏のタイムマシーン」のときは少々うるうるしてしまいました。

すっと現れて、唄って、そしてすすっと去っていく。
その余韻・・・・・この「・・・・」が実に心地よく、『配信は終了しました』の表示が出てるのにまだモニター見てたよ。

こうしてまた、唄うコイズミさんに会えて、よかったねきっと私。

※見逃し配信終了期限まで、絶賛リピート鑑賞中。


【ブログに書いた過去のライブの話】
※そのほか[キョンキョン]や[小泉今日子]でこのブログを検索するといろいろ出てくる出てくる(笑)。

2021年3月22日月曜日

40分間ぶんの成長。

今のJリーグで最も強い相手に対し、自分たちの現在地を確認するかのように、攻守に積極的に「やりたいこと」「やるべきこと」に取り組んだ。
そしてその真っ向勝負は、40分間は見事に機能した。ちょっと感動した。

それだけに42分のちょっと唐突な失点は僕の心に重くのしかかった。こんなにいい内容なのにリードされちゃうのかよ、と。

●浦和 0-5 川崎

チームもショックを受けてたんだろうか。後半立ち上がりにいきなり動きが重くなったような気がした。一方王者は確信に満ちたプレーを取り戻した。
この日の天候よろしく、暴風に巻き込まれたような10分間。


試合が終わってしばらくして、それでも頭の中に浮かぶのは最初の40分間のこと。

たとえば今回は両SHが少しインサイドに立ち位置を取って、それによってゴール前を厚くしようという意図が見えたりして、また半歩進んでるな、なんて思ったりもしてさ。

こんな結果なのに最後まで走り続けた選手もいたし(特に健勇!)――誰よりもリカさんが戦ってた――頭抱えて愚痴り出すような、そんな試合だとはちっとも思わなかった。

うん、何度も書くようだけど、チームが進んでいるのがわかるから、案外僕は落ち込んでないよ。
むしろ連戦が終わって、次のリーグまでの2週間の成長が楽しみでたまらない。

『気持ちと連携は切らないで!』



2021年3月20日土曜日

楽しかったよ。負けたけど。

久しぶりに見てて楽しかった。勝てなかったけど。
よくやったな、って思えたし、少なくとも「惜しい」と思える程度には戦えてたから。勝てなかったけど。

●東京Z 67-75 佐賀

すごく選手個々が、チームの中で自分がすべきプレーにフォーカスしてたと思えたし、できる目一杯を見せてくれたように思う。躍動感っていうのかな。
だから楽しかったんだと思う。勝てなかったけど。

すごく斜に構えたような言い方だけど、それはバローンがいなかったからだと思う。
単純に戦力ダウンを皆で補おうという意識はもちろん、それだけでなくて、良くも悪くも「ひとりでやっちゃうのがいない」ってのは、チーム全体の好循環につながったと思うんだ。

岡田13pts、栗原(エビとアボカド)・増子11pts、綿貫・坂井7pts、久岡6pts、ケイン(ドライブ久しぶりに見た気がするぞ)・ナンナ5pts。
こんな感じのスタッツ、見たことないような気がするもの。坂井の3P×2本は絶叫モンでした。

それだけに、最後の最後はもったいなかったなぁ、って思う。
もう少し「誰が」という部分が整理されてればなぁ・・・なぁ。なぁ。


ところで。
3Qラストの相手FTの場面。2本目になんでリバウンドに誰も入らなかった??
コートの選手もだけど、ベンチは何をしてた?

同点でスタートだったら4Qの展開は違ったんじゃない??
関係者全員坊主な!と言いたいぐらいのボーンヘッド(怒)。
弱いチームがこういうことやってちゃアカン。いやマジで。

(2021.3.22追記)
Game2はそんなに楽しくなかったな。なんだろ。


2021年3月19日金曜日

さんぽニスト、物欲を発露する。

おうち時間が長くなると、ネットの住民になってる時間もなんだか増えてしまって、もともと「買い物大好き」(主にウィンドウショッピングだけど)なワタクシといたしましては、いろんなショップサイトを巡回しつつ、あれも欲しい、これも欲しい、もっともっと欲しい、な状態になったりもするわけです。


んで・・・買っちゃった(笑)。


ロングさんぽを中心に履いてた「Zoom Speed Rival 6 Wide」の後継(なのかしら?)、「Zoom Rival Fly 2」です。もう、デザイン見た瞬間に恋に落ちてました(^^;

「6」も色がきれいで(そういえばさんぽしてるときに知らないおばあちゃんに『あらーきれいな靴ねー』って褒められたこともありましたね)お気に入りだったんですが、2017年に買って以来ずいぶん歩いたもので(中山道、日光街道、水戸街道、成田街道、中原街道・・・ナドナド)、いつの間にやらカカトが横にずれるように型崩れしてしまって、結果ソールの片減りが発生、履いた瞬間に右足だけX脚になっちゃうような状態だったんで、買い替えも「しかたない」ですよね(←言い訳)。

さて。緊急事態宣言が明けたら、こいつを履いてどこ行こう。
あ、一応書いておきますが、宣言明けたからといって「うっひょ~」とあちこち遊びまわるようなことはしませんよ。まだまだここから。



2021年3月18日木曜日

半歩進んで。

お世辞にもいいゲームではなかったし、全体の印象としては圧倒されてたように見えるし、おそらくそういう論調で語られるだろうとは思う。


でも、取り組もうとしてることがしっかりあって、それに向かって歩みを進めている、そういう姿を見ることができるってのはサポーター冥利に尽きるというか、楽しくてしょうがない。

△浦和 0-0 札幌

前節の反省を踏まえて――と思えるのが何よりいいじゃないですか――ある程度割り切った戦い方、たとえばロングボールを使うこと、たとえば幅を使う相手に対して内側を締めること、などなどを用いてきたことはもちろん、選手配置も4-3-3みたいな配置にしてみたり、あるいは5-4-1ブロックを作ってみたりと戦い方のバリエーションというか、ブラッシュアップ/バージョンアップがちょびっとずつだけど着実に進んでる気がするのよね。
5バックっぽい守備陣形になったとき、これが阿部を右SBで起用した伏線かな、と思ったりしました。

だからなんだかポジティブなんだ。

この試合、リカさんは最低限の勝ち点1を確保しにいったようなことも言ってるみたいだけど(コンディション差があったこともあるし)、いろいろと策を打ちながら、じわじわと主導権を押し戻し、終盤にはあわやという形にまで持っていけてた。

うん。間違いなくチームは進んでるよ。

さらに、初先発の金子も良かったし、途中出場だった敦樹ももちろん。
杉本も最後まで走り続けてたし(ヘディング2本惜しかった)、関根も往時のキレの片鱗が見えるようになってきた。
そして何よりリーグ初出場の大久保。速さもドリブルもインパクト十分!

これだけ「いいとこ探し」できるんだもん。そりゃ楽しいって(^^;


2021年3月17日水曜日

グラミーはやってこない。

2021年のグラミー賞授賞式が終わった(録画忘れたorz..)。
でも、僕のところにグラミーはやってこなかった。

これは2019年版です。

そもそもCDの時代じゃないってわかってる。売れるわけでもないし、そもそもCDをリリースしないアーティストもいるし、さらにはコンピを作ろうにも権利関係がややこしくかつ難しくなってるのも容易に想像がつく。

というわけで毎年楽しみにしてたコンピレーションアルバム「Grammy Nominees」発売そのものが今年はない、みたいだ。
だっていくら検索してもそれらしき結果がヒットしない。去年、Hip-Hop関係が軒並み収録されてなかったときから予感めいたものはあったんだけど。
各配信サイトにはプレイリストがあったりするんだろうね。まあそうよね。そういうことよね。

僕のところにグラミーはやってこなかった。
残念。そしてなんだか寂しくもあり。

【思い出アーカイブ】
2010年はブログに書いてなかったね。確認したところCDは2007年版から買ってました。


2021年3月16日火曜日

ふがいない僕は。

「じっと手を見る」を読み終えて(感想文は→コチラ)、しばらくその世界にぼんやり佇むようにしてて、ひょいと抜け出すのもなんだかもったいないような気がして、もう1冊読んでみることにした。
窪美澄「ふがいない僕は空を見た」。これがデビュー作になるのかな。
“ふがいない”を入力したら予測変換で“僕は空を見た”と出てきてビビる。


第1章にあたる「ミクマリ」は主人公・斉藤くんの一人称で語られる。表4のコピーを引用させてもらうと、『高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセッ(以下略)』なのだ。もうそれだけでかなりマズイのですが(^^;

この「ミクマリ」単体でも短編として成立してるのだろうけど、本全体の構造としては連作になってて、2章から5章は斉藤くんの周囲の別の一人称で語られることになる。

主人公は男子高校生だけれど、読み進めていくと女性の話だな、と気づく。知っておいたほうがいいのかもしれないけれど、覗いてはいけなかった、生々しいというか、女性の本質的なところ、それもより生物(せいぶつ/いきもの/なまもの)としての部分を垣間見たようで、何と言うか・・・。

理解はもしかしたらできるのかもしれないけれど、共感することはできない世界。
ぞわぞわと僕にとっては心が泡立つ物語であった。ちょっとしんどい。

ところが、この“触れてはいけなかったんじゃないか”と思われるような世界が、最終章になって、ひとつの昇華というのか、何かこう、安心――という言葉が適切かどうか――させてもらうような着地点にたどり着く。

いや、何か答えが出るようなことでもなく、何か救いがあるようなことでもなく、納得できるようなものでもないのだけれど、「ここにたどり着いたのか」と“確認”“認識”させられたような、そんな感じだった。

読んでた途中はほんとにしんどくて目を背けたくなるような気持ちだったのに、そんな気分で読み終えられるとは。

2021年3月15日月曜日

ひと泡吹かせてやりたかった。

Game1は立ち上がりの8-0ラン以降の記憶がございません・・・。
ましてや福澤に30点取られたことなどまったく覚えてませんよ(←)。

茨城 94-68 東京Z●

そりゃまあ上位の茨城様ですから、そうそううまいこと行きませんよ。んなことはわかってます。
でも、ぜーったいにひと泡吹かせてほしい、そういう相手でもあるのです。


迎えたGame2も、1Qはいいけど徐々に尻すぼみという見慣れたスコアの遷移。

4Qに怒涛の追い上げ(なんと13-0のラン)があって1点差まで詰め寄ったところがハイライト(半泡ぐらいは吹かせたか?)ではあるものの、その時点で高さを失っていたチームは茨城のビッグラインナップになすすべなく、じわじわと離されていってしまった。最終的には18点差・・・。小寺パス上手いなあ。

実は残り2分ぐらいのとこでバスケットLIVEのアプリが落ちたので、そのまま観戦終了。

茨城 86-68 東京Z●

高さを失った、すなわち3Qのバローンの2つのテクニカルによる退場で事実上終了だったと思う。
確かにジャッジはかなり不安定で、3Qは特に基準がブレブレだったように感じたのは確か。
でもそこはコントロールしてほしい。本人もベンチも。

・・・来シーズンこそは来シーズンこそは(メラメラ)


完敗なれど。

完敗っすよ。圧倒されましたよ。

横浜FM 3-0 浦和●

横浜の前からのプレスをかいくぐることができず、次々に襲い掛かられ、奪われ、そのまま決定的な形を作られる――の連続だったわけだけど、でもね、と思う。

4-4-2のブロックを形成できたときには、安定した守備を見せてくれた。
過度に後ろに重心がかかるわけでもなく、ボールの動きに合わせて横のスライド、前へのプレスと、ある程度できてたんじゃないかな。それはメンバーが代わっても。

問題はそうしてボールを奪えたときに、早い攻撃ができなかったときよね。
課題のビルドアップの際に前述の横浜の猛プレスに対処できなかったという事実。でも、やろうとしていることはわかるし、それは今季継続して取り組んでいることでもあって、それがまたまた成長途上で大きな壁に当たったってことだけだと思う。
去年の6失点のゲームより、はるかに印象はポジティブ!!


リカさんは成熟のために基本的なメンバーは変えないと明言しているけど、連戦の疲労が出てきてる気もするしね。そうそう簡単には行きませんって。

完敗なれど悲観せず、であります。


2021年3月12日金曜日

注射ちくり。

♪ふ~~しん、ふーしんっ

頭の中ではずっと「救心」のCMソングのメロディーが強制リピート再生しているわけですが、それはさておき、唐突ですがワタクシ、風疹のワクチン接種を受けてきましたっ!
声高にアピールするような話じゃないっすね(^^;

最近は連日ワクチン関連のニュースを目にしますが、もちろん「あれ」とはぜんぜん関係ないです。
なんかさ、「くらえ!アストラゼネカっ!」って必殺技っぽいし、「出でよ!聖剣ファイザー!」って武器っぽいよね。あ、ジョークですからね、もちろん(特撮脳)。


自治体から「風しん予防接種クーポン」とやらが送られてきたのは去年の夏ぐらいだったかなあ。ところで“疹”の漢字は使わないんだね。
要は『あんたの世代は風疹ワクチン接種してないと思うんだわ。で、歳取ってからかかると重症化するケースもあるからさ、とりあえず抗体あるかどうか検査してみてよ。んで抗体なかったらワクチン打って。検査と接種の無料クーポン入れとくね。じゃ。』ってことらしいです。

子どものときにワクチン打ったかと問われると「知らんわ」としか答えようがないし、かと言って今さらねぇという気持ちも正直あったりだし、ほぼ放置しちゃってたわけです。
ところが秋口の職場の健康診断の際に、「血液検査やるときに、いっしょに風疹の抗体検査やれるよ」というお達しがありまして、それならまあ検査するか、と。
もちろん追加料金はかからないわけで(←重要)。

で結果ははもちろん(-)

ただ、秋から暮れにかけてはなかなか多忙だったり、インフルエンザワクチンの接種があったから間隔空けたほうがいいかなと勝手に考えたり、明けて2021年になってからは「緊急事態宣言明けたら行くか」ぐらいの感じで、ずるずるずるずると先送りにしてたわけです。
・・・予約の電話ってなんか苦手なんだよなぁ。

そうこうしてるうちに月日は流れ、ふとそのクーポンを見ると有効期限が3月末までとなってて、そうなるとせっかく検査もして、タダで接種できるのにあまりにもったいないじゃないか、と慌てて予約を入れたわけです。

※ワクチンの在庫が潤沢にあるわけではないので、タイミングや病院によっては取り寄せる時間も必要になるような感じです。今回は「在庫1本だけありましたので来週でも大丈夫です」と言われたのでよかったですが。

さて、当日。まずは内科の先生に問診を受けます。
アレルギーあります?とか副反応のこととかおなじみの話と同時に、『今回の接種が1回目ですが、2回打つことを推奨してるんですがどうします?』『2回目は有料なんですけど』『予約どうします?』と。

えー、2回なんて聞いてないっすよ。1回でも相当めんどくさがってたのに、もう1回なんてねぇ。しかも有料・・ちらりと見えた価格表には9から始まる4桁の金額が!

「えーっとあまり積極的には・・・。様子を見て必要だと思ったらまたお願いするということでいいですか」

要するに2回目は打たないと宣言です。先生はキーボードをカタカタ。モニターには『2回目については検討いただく。』の文字列が。“きっと君は来ない”ってわかってる(笑)。

※帰宅後に自治体から届いた最初のお手紙を読み直すと「1回の接種で95%抗体ができます」って書いてあった。どういうことや。

『では準備しますので外でお待ちください』

・・・20分以上待たされた(^^;

ちなみに今回接種したのは「MRワクチン」というはしかと風疹両方に対応してるやつ(混合って言うのかな)です。
ワクチン=筋肉注射みたいに刷り込まれてますが、皮下注射でした。看護師さんに『ちくっとしますよー』とは言われましたが、ちくっすら感じないほどあっさりした感触で。
注射自体は苦手じゃないので、ちょっと物足りないなと思ったのはナイショです。

副反応対策で『30分ぐらい病院の敷地内で様子見て』とのことでしたが、まあ特に何もなく。よかったよかった。すぐ仕事に戻りました。偉い。
発熱や発疹の可能性も問診のときに告知されてましたが、数日経過した段階でも特に何もなし。

身体の中のことだから何がどうとかぜんぜんわかんないんだけどさ、またひとつレベルが上がった、なんとなくそういう気分だけは味わってます。1回しか打ってないけど。


2021年3月11日木曜日

3.11×10 ~変わりゆく「いつも」~

10年。早いなあ、とも、ずいぶん経ったなあ、とも思う。

毎年毎年「忘れない」と書いてはいるものの、基本的にはビビりな性格なので、今年のように例年よりも多くの映像やら何やらを見る、あるいは見てしまう機会が多いと、正直なところ忘れないどころか目を背けたくなってしまったりもしてて。

『もう二度とあんなことは起きてほしくない。』

そうは思うけど、たとえば先月13日の福島県沖地震のように、現実にはどうしたって起きてしまうんだと、突き付けられる。そんな10年後の3.11を迎えている。

改めて自分のブログを読み返したりすると、10年前も自粛、自粛と叫ばれてたんだなと思い出した。特に電力消費につながることについてはあれこれとあった。

昨今とはもちろん状況は違うけれど、「いつもどおり」を求めてたのは当時も今も同じなのかもしれない。

でも「いつも」は常に変わっていくもの。特にこの1年で実感したことでもある。

10年の年月で子供たちは成長し、僕たちは少しずつ老けていき、親世代は老いた。
あのときの「いつも」はもうここにはない。

細かいことを考えれば、必要な備蓄だって違ってきているはず。

いろいろと見直そうと思う。それが僕たちにとって、あの震災を覚え続けていくことのひとつだから。


[3月11日のブログアーカイブ]
2011年、当日はとにかくスタッフを家に帰そうとしてた。金曜日だったこともあるけど、今ならオフィスに残ってもらうことになる。様変わりのひとつ。


はじめの一歩。

ドロー、ドロー、敗戦と続いていた今季の公式戦。ようやくリカさんの作るチームが、はじめの一歩を刻むことができた。

○浦和 2-0 横浜FC

内容については心配してなかったとはいえ、勝利という結果がついてこないと雑音含めていろいろ出てくるからね、ちょっとほっとしたかな。

前節から中3日と短かったものの、うまくいかなかった部分は少しずつブラッシュアップされてたように思う。特にビルドアップの部分。槙野と岩波の左右を入れ替えてたのもその一環だろうな。知らんけど。
CMFが最終ラインに降りるところ(あべゆ担当)、もう1枚が顔を出す場所(敦樹担当)。そこに絡む選手(よしお担当)、広くスペースを残す場所(汰木周辺)・・・。
ビルドアップでノッキングしてバックパス、みたいなシーンが本当に少なくなった。とにかくファーストチョイスが「前」。それがあるからこそ、いったん戻ったら「次の可能性」が増える、そんなふうに見えた。
ボールが下がったところで、同じラインの選手が猛烈に戻ってるんだよね。だから次の横パスを「前向き」で受けられる。徹底されていると思います。

中でも伊藤敦樹の落ち着きというか自信というか。受ける前からいくつか選択肢を確保していながら、ほぼ時間をかけることなくスパっと音がするような縦への配球。
目立つようなプレーじゃないのかもしれないけど、すげえな、って思う。
とはいえ金子のプレーもインパクト大だったので、CMFの競争は激しい。

そしてそのパスを受ける機会が多いのが小泉佳穂。両足で蹴れる、という以上に、両足でコントロールできるのが大きい。アタッキングサードに入ろうかというところで受けると当然相手プレッシャーは大きいはずなのに、この両利き問題が相手を苦労・混乱させているのは間違いなさそう。
次の選択肢が倍になり、さらに視野まで広い。あっという間に中心選手になっちゃったよ。


確かに流れの中から点が取れてないという事実はある。
でも、ビルドアップがスムーズになればなるほど、その上に個々の選手の色も出てくるだろうし(VARで取り消されちゃったけど敦樹のゴールに象徴されるように、後ろの選手が攻撃に関与できるようになる)。実際惜しい場面もあったからね、いずれ形になるさ。うん。

チーム作りの段階で、いきなり過密日程で時間がないのに、それでも一歩ずつ進んでいることが見える。こんな楽しいことはない。


2021年3月10日水曜日

緊急事態宣言延長の余波。

2020年の初夏に予定されていた坊主2号の修学旅行は、コロナ禍により延期になってた。

けれど学校側の尽力で、なんとか実施する方向で議論そして準備が行われてきた。本当にありがたい話だと思う。
そしてついに「3学期末に実施」という方針が打ち出された。

日程は短縮された。
さらに宿泊施設での三密回避のため、複数の宿泊施設への分散も。
それにより、男子と女子が別の宿になるという(涙)。必然的に現地での「班」も男女別・・・涙涙である。せっかくの共学だというのに。

それでも行けるだけも・・・ただし、大前提として「緊急事態宣言が解除されていること」

今日3月10日は、本来であれば西に向けて新幹線に乗り込んでいたはずの日(T^T)
普通に授業あるみたいで、登校して行きましたよ・・・。
別に修学旅行のためだけではないと思いますが、オンライン授業のときは午前5時限、午後4時限の計9小間授業こなしてた。恐ろしや。

・・
・・・

首都圏の緊急事態宣言が延長になった、それ自体の良し悪しについて特にコメントはない。
ただ・・・自分のことじゃないけれど、無念極まりないのである。

そして今僕ができることは、自身による対策の徹底以外にないことも。

夏の大会も文化祭も修学旅行もなくなったのに、受験だけはやってくる。なんと切ない・・・。


ところで俺、高校の修学旅行、各学年ごとに3回も行ったんだよ・・・。ごめんな、なんか申し訳ない。変な学校だったよなあ。


2021年3月9日火曜日

【ら~めん】晴江戸@都立大学

ずっと前に行ったときに休業だった思い出がふとよみがえりつつ、初訪したのは「ラーメン酒場 晴江戸(ぱれえど)です。営業してて良かった(笑)。
「ラーメンPARADE」の表記も使われているようですが、看板と日よけシェードに書かれてた「晴江戸」のほうをタイトルにしました。


アクリルに仕切られたカウンターに通され、メニューに目を通す。トップメニューの「鶏和出汁らーめん」(850円也)を塩煮干し味でオーダー。海老醤油味も選べますが、一番に書かれてたほうで。
追加トッピングに「鬼おろし」なんてのがあって気にはなりますねえ。今後の宿題かもしれません(^^;

注文を待ちながら壁に貼られたメニューを眺める。ラーメン酒場の名のとおり、酒に猛烈に合いそうな品が並ぶ。特に青森産の食材が使われているようで、八戸のホタテイカ嶽きみ・・・そしてサッポロ赤星。ああ、ここで飲みたい(^^;

さてそんなこんなで、らーめんです。
富士山をひっくり返した形の真っ白い器の中にそそがれた、薄っすらと色づいた透明度の高いスープ。色白細ストレートの麺。水菜とラディッシュの彩りが綺麗。
写真はインスタに上がってますのでよろしければ→コチラ

特に気になるのがいくつか浮かぶ白いサイコロ状の物体。最初に頭に浮かんだのはバター。つまり「塩バター」かな、と。
普段ならスープから飲むところだけど、まずは箸でこの物体をつまんでみた。その感触でわかった。半分に切ってぱくっ。うん、とーふ。お豆腐です。バターよりずっとヘルシー(笑)。後で食べよう。きっとスープを吸った湯豆腐になるだろうから。

というわけでようやくふわっと煮干しの風味漂うスープへ。
ベースはあくまでも鶏の出汁で、その上に魚介系の旨味と香りがいい塩梅で加わってる、そんなイメージでしょうか(表現ヘタクソ)。いやー、おいしいわー!!
一瞬イカのような風味を感じたのは、さっき壁のメニュー見てたせいかな(笑)。

麺もこのスープと実に相性がよい。しっかりと持ち上げてもくれるし、少し固めかな。そのぶんもぐもぐと噛むとこれが小麦の味とスープの味が掛け算となって、もう一度「おいしいわー!」。
分量もそこそこ多いような気がします。食べ応え十分かと。

気に入ったのはラディッシュの食感。箸休めというか、すごく楽しいアクセントになってた。
そしてもちろん“湯豆腐”も楽しい。おいしいだけじゃない、ちゅるりん食感の楽しさたるや。

食べるのが楽しいってすごくいい!

終盤、スープが濃くなったような。錯覚かもしれないけど。
つまり、何と言うか・・・出汁が最後までおいしかったのです(笑)。

完食完飲、ごちそうさまでした。
「おいしかったです」と言ったときのお店の方の笑顔が素敵でした。

東急東横線都立大学駅改札を出て左。目黒通りを渡って直進、200メートルほど少し坂を上った右側。


2021年3月8日月曜日

3歩進んで2歩下がる。

VARって「レッドカードに相当するかどうか」は助言していいんでしたよね?
と一応言っておきます。足裏で顔面に飛び蹴りかましたらあきません。自明の理であります。



鳥栖 2-0 浦和●

そう簡単にいろいろできちゃうわけはないので。3歩進んで2歩下がる。

前節は「ボールを持ちたくない」相手に対して、積極的にポゼッションしてビルドアップしていく形。
今節は「ボールを持ちたい」相手に対して、風下だった前半はリトリートから速攻。風上に立った後半は前からのプレス。
今はいろいろやってみてるわけさ。

結果はシンプルかつ明確な戦術の浸透度の差、だと思うので、そんなに悲観してません。
戦術練習の時間があまり取れてないだろうしね。鳥栖の成熟度ヤバいって。

オッケーとは言わないけど、サイテーとは思わないよ。

誰がいいとか悪いとかという話でもないし、たとえば杉本のドフリーのシュートが入って同点になってれば逆転勝利まであるぐらいの「雰囲気」はあったと思うしさ。
てかあれは入れて。マジで入れて。ホント入れてよ・・・。


2021年3月6日土曜日

裏天王山、そして最下位。

Game1が終わって、慌てて今シーズンのレギュレーション再々確認したよ。

『2020-2021シーズン終了後は、B2からB1に2クラブが自動昇格し、その他の昇降格は行わない

よかったなぁ、オイ。今シーズンだけは降格なくて。
あ、もしかして降格ないから気楽なんすかね??(呆)


青森 82-64 東京Z●

正直言うと、●ソみたいなゲームでしたよ。

裏とはいえ、天王山ですよね。ぜっっっったいに負けちゃいかん試合ですよ。

結果は結果だからしかたないのかもしれないけれど、この大一番でなんなんあの淡白っぷり。何にも伝わってくるものがなかった。
申し訳ないが、青森さんだって大したことはなかったよ。
それが、あんな内容ですか。

まったくゲームに入れてない選手もいたし、パスもドライブも「逃げ」にしか見えなかった。

ホント、つっっっっまんないゲームを見せられた。

明日?
もし最低でも1勝1敗で今節を終えようと思うなら、終盤の選手起用は違ってたはず(休ませるべき選手もいたよね?)。そうでなかったのだから、何か改善するものがあるのか、ということ。
気持ちを高めてバスケットLIVEを見るメンタルがないかもしれない。


2021年3月5日金曜日

Ford GT40がLe Mansに挑む。

今回今さらながらに見てみた映画は「フォードvsフェラーリ」です。
1960年代、ル・マン24時間レースで圧倒的な強さを誇ったフェラーリに、米国の巨人・フォードが挑む、という実話+αのお話。
さすがにこのころのモータースポーツについてはよく知らない(^^;


タイトルにあるように物語のベースとなるのは企業間の戦いで、ただ「スポーツ」から想起される正々堂々なことというよりも、もうちょっとビジネス寄りのドロドロした争いが発端になってる。というか、エンツォ(・フェラーリ)に対するヘンリー(・フォード)II世の「ムキ~!(怒)」という私怨にも近いものだったね。

ただそれ以上に大きく描かれるのが、チーム作りを任された元ドライバーのシェルビー(マット・デイモン)と、エンジニア兼ドライバーのマイルズ(クリスチャン・ベール)を中心とした人間模様。
これが実におもしろい。

「勝利」が至上命題とされながらも、「組織」の一員としてのジレンマもあって。
支える家族、理解のある仲間、ゲスな上役、何よりも本人のプライド。シンプルなのに鮮やかに描かれた。

マット・デイモンが(なのに)案外姑息な手段を使うとこは「意外~」と笑ったりもしたけど、ことこの映画に関しては、もう圧倒的にクリスチャン・ベールの存在感!!
「普通には生きられない」自分を認識し、ハンドルを持つと冷徹さ熱量が同時に現れてくる、そんな男の表情を強烈に見せてくれた、と思う。
バットマンのイメージが強かったので、もっと大きい人だと思い込んでたけど、案外背は高くないのね。痩せた感じもドライバーっぽくてグッドでした。

そして迎えた“Le Mans 66”。フォードチームの結果は、そして未来は・・・・二重のビックリでした(ナイショ)。

・・
・・・

そうそう、書き忘れてた。レースシーンの映像は、僕が今まで見たこの手の映画の中ではトップレベルだと言い切っていいかな、と。
まずはピットなんかも含めたレースそのもののリアリティですよね。
車載カメラのような映像も、タコメーターの針とともにシフトチェンジまでをていねいに描くドライビングシーンも、サイコーに素敵でした。

2021年3月4日木曜日

よるべない日々に。

じっと手を見る、ってどんなときだろう。目に映ってるのは何だろう。
決して浮かれるような楽しい状況ではないだろうし、でも、何か取り繕うようなことでもなくて。静かに何かと向き合ってる、そういう時間なのかな、と思う。

窪美澄「じっと手を見る」を読了。自分とは違う世界とは思いつつも、ただ目を背けている世界だったりするのかな、とも思いながら。

なんでこれを読もうと思ったのか、覚えてない。“マイ読みたい本リスト”に入ってて、それが文庫になってたから。それ以上でも以下でもなかった、はず。


読み始めて、ちょっと正確ではないんだけど、「読み進めにくい」って思った。それは文章と自分の相性が悪い、ということではなくて、登場人物の感情に、ひとつひとつ、ひとつひとつ、思いを寄せる――シンクロするようなことではないけれど――時間が必要だったからなのかな、などと思ったり。

「読み進みにくい」というのは、こうして感想を書こうと思ってもすごく難しいってことにもつながってて、ホント申し訳ないけど「巻末の朝井リョウの解説読んで!」って言いたくなるぐらいなんだ。暴力的ともいえる正直さと。あれ以上の読書感想文は書けないって(笑)。

とは言いつつ書きますけど(^^;

富士山の見える町で介護の仕事をしている日奈。その幼なじみの海斗。
日奈の前に現れるデザイナー宮澤。海斗の同僚となる畑中。
大まかには7つの章ごとに、それぞれの一人称で、それぞれの思いが時間経過とともに語られる、という形だ。7つの物語という感じかもしれない。

冒頭の数ページで伝わってくる。愛おしさにも似た感情があふれ出る。と同時にエロティックさだったり否応なしの現実だったりも。静かだけど衝撃のある数ページ。

ひとつ強く描かれるのはそれを換金し、生きる糧を得ていくこと。“それ”はいろいろだよね。こと介護の場面が多いのでズバリ、労働を、ということになるのだとは思うんだけど、んー。
それだけじゃないな。
ちょっと極端な言い方をすると、誰かの生を誰かの生に届ける、みたいなことかな。
7つの物語があるのだとするなら、その中のどこかに心を寄せるようなことがあるかとも思ったんだけど、自分とは違うなと思いながらも、感触のような部分で、肌感覚のようなところで、刺さる。刺さってくる。
中盤にはもうクライマックスじゃん、って思う。

男女が絡むので、当然のように色恋沙汰はある。雑に言うとセックスの話はあたりまえのように出てくる。心よりも結局のところ身体なのか、みたいに思わされたりもするし、そう単純な話ではないかもしれないし、愛があれば大丈夫なんて夢物語でもない。
考えちゃうなあ。心と身体。心のつながり、身体のつながり。快感と感情と、日常と身勝手と。あーもーこわーーーい(^^;

『まるで栗鼠の巣穴のような部屋で(中略)まるで違う方向を向いていた。』

そういう人間の感情とともに、すごく印象的に描かれていたのが、富士山や草の繁る庭といった妙に有機質な景色と、白い天井のフードコートやオレンジに光る東京タワーといった無機質なもの。コントラストって言うのかなぁ。互いがヘンに際立つのよ。

『東京タワーが富士山のようにも思えた。あれがたぶん、東京の磁石だ。』

そしてさらに印象深いのが富士の樹海。もはや有機質とは思えない、否が応でも思う「し」のイメージ。

それでも、よるべない日々の時間は流れ、草は伸び、白い壁はくすみ、目尻や手の甲には皺が目立つようになってしまう。
開いているのは穴。巣穴。風穴。親知らずの跡。セックス。心――。

ふう。

読後、現実に戻ってくるのに時間かかったなぁ。
声高に「おもしろかった」と言う自信もないし、誰かにお薦めしますみたいなことでもないんだけど、少なくとも、登場人物の思いに、じっと、じっと寄り添ったような感触がある。それは間違いない。


2021年3月3日水曜日

加圧トレーニング[シーズン2.5]#23

なんとなくなんですが、ベルトの穴の位置が「間違ってる」気がするんですね、最近。

【2021年2月度】
トレーニング回数:1回
もはや言い訳するのもめんどくさい(笑)。

メニュー
ずっと痛かった右肩の痛み、ほぼなくなった話は先月書きましたが、となると今度は肩こりのほうが気になってくるわけです。
月に1~2回、とんでもなくつらくなる日があったりして(ドラッグストアに駆け込んでバンテリン液買ったことさえ)。

上半身のトレーニングでは当然可動域、そして加圧による血流なんかを意識してますけど、下半身トレーニングの際にも肩こりに効くとされる動きを知ったのでやってみてます。

それはランジ


足を踏み出し姿勢が下がるところで、手に持ったペットボトルを図のように垂直に立てる動き。横になったほうの腕(このポンチ絵だと右腕)が頭の後ろにぐぐぐっと入ることでものすごく背中が伸びます。重力も利用して伸ばしてるような、ストレッチともまたちょっと違う感触です(いやストレッチだろ)。

で、せっかくのトレーニングなので、ペットボトルをダンベルに持ち替えてみました。重さ数倍です!
ランジに対する負荷も上がりますし、僧帽筋あたりにも効いてる気がします。

ただ、あまり無理はしないほうがいいな、と肩まわりが言ってます(^^;

計測
前月比、体重-1.3kg。体脂肪率-0.3ポイント。謎数字-24。
シーズン2.5開始からは、-2.8kgの-0.7ポイント。
体重なんですけど・・・シーズン2.5に入って最低を記録!!
健康診断のときにもう少し小さい数字は見たことありますけど、同条件下というのに意味があるかと(換気 歓喜)。シーズン2の頃にはかすってもいない数字です。

逆に次に体重測るの怖いわ~。

先月分へのリンク


2021年3月1日月曜日

言葉に残すのが難しい大敗。

書いては消し、書いては消し。
どうにもうまく言葉が連ならない。筆が重いのともまた違う感じで。
・・・もう推敲するのやめた。いいや投稿しちゃおう。


12月の対群馬のアウェイゲームのレビューで僕は、結果は別として『気持ちが見えた』と書いた。負けるにしても負け方がある、と。
それから2ヶ月。

僕たちのチームは日々成長してるんじゃなかったのか。群馬の背中はあんなにも大きいのに、あんなにも遠く霞んでしまっていた。

『淡泊』
『何もなかった』
『現場にいなくてよかった』・・・

今シーズン、ここに書き残しちゃったネガティブワードがすべて表面化したような気さえしている。

●東京Z 87-109 群馬

それでもGame1では、どんな試合でもどんな場面でも自分の役割を真摯にやり続けてる坂井が2桁得点を記録したり、ずっと心と体がバラバラだったような久岡に連続スリーが出て何かきっかけになるんじゃないかと思えたりと、多少なりとも「いいとこ探し」はできた大敗戦だった。

でも。

●東京Z 65-103 群馬

Game2はロースコアで始まったはずなのに、終わってみれば連続100失点、40点近く離されて・・・いやスコア以上に「ただの大敗」。「いいとこ探し」もできやしない。

「できる/できない」はしかたない。でもさ、戦うことは、せめて走ることは続けないと。それは見せてほしいし、こだわってほしいよ。そういうのが気持ちってやつじゃないのかな、そんなふうに僕は思っている。

だってエンターテインメントとはいえ、これはスポーツだから。
何よりも、ここはホームだったんだから。