2021年8月18日水曜日

夏休み洋画まつり。~B級フェス~

ステイホームな夏休みは映画三昧。ということで今回今さらながらに見てみた映画は、B級な3本立て。


「サウンド・オブ・サンダー」
『西暦2055年、人類はついにタイムトラベルの技術を手にした――』みたいな感じで始まるSF映画(原作は古典的な作品らしい)
で、案の定過去に干渉してしまって未来が変わっちゃうわけです(知ってた)。

おもしろいのは未来つまり現在が変わるのが段階的で、何度かの“時間の波”の襲来によって徐々に違う世界になっていってしまう、というとこ。この発想というか映像の作り方がわかりやすくSF的で、ちょっと好きだったかも。

ただまあ全体に予算がないのが丸わかりで、「いやいやその合成はないわ」から始まって(2005年の製作当時でもさすがにCGもっとできたろ?)、後半は謎生物登場のスリラーという力業で押し切った(逆に言うとタイムパラドックスについてはていねいに描いてはいない)。
このパワフルさはさすがピーター・ハイアムズ監督、というところかな(ほめてる)。

それにしても、時間旅行に行こうとする(いけ好かない)金持ちを見ると、どうしても宇宙旅行やらロケットやらと盛り上がる実在の金持ちを思い出しちゃいますねぇ。

*  *  *

「シークレット・ランナー」
死んだはずのカノジョが女優として映画の中に!ってことで盲目的にそのカノジョを探しに行ってしまう男が主人公。
この行動がひとつのきっかけになって、物語は意外な方向に展開していく――のだけどね、その後はまあ想定内という気もしないでもない(^^;

だいたい主人公のストーキング体質が見てて気持ちのいいものではないし、なんというか「こういう迷惑野郎だとしても感情移入できる」ほどの魅力がないのが残念。
協力者の背景もよくわからんし、悪役もショボイし(笑)。

ただラストだけは「うんうん」というオチだったので、全体の評価は悪くない(笑)。

*  *  *

「ザ・クーリエ」
狙われた証人を助けた“配達人”。ふたりははたして生き残れるのかっていうバイオレンスアクションです。
元ボンドガール(笑)のオルガ・キュリレンコはめちゃくちゃ身体張ってますけど、なんというか・・・それだけ

一番重要な「なぜ配達人は証人を命を賭してまで救おうとするのか」という点をまっっっったく描いてないのはさすがにダメだわ。想像させるようなシーンすらない。

あ、登場人物の女性陣は無駄に美人揃いであった。


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