今回今さらながらに見てみた映画は「影裏」です。
かげうら、じゃなくて、えいり、って読むそうです。
赴任先の盛岡で、謎めいた雰囲気のある日浅という男と出会う今野。育まれる2人の友情、だがしかし、というのがあらすじ。
映画は今野の朝の目覚めのシーンから始まるんだけど、「あれ?あっち系かな?」と思ったら、ホントにそうで(笑)、ただ起床するというだけでゲイだということを知らしめる綾野剛の演技っていい意味でヤバイって思いましたです。
そして裏があることを確信させながらその裏側を見せない松田龍平の演技、それも見応えアリ。似合いますよね。
ただし作品としては・・・楽しかったかと問われたら「NO」だし、おもしろいかと問われても「NO」。
「で、なんなの?」というのが本音かな。ネタバレしますけど、震災絡めてくるのも必要とは思えなかったし、今野の感情の動きがストーリーの中に描かれているとも思えず。
へー、原作は芥川賞作品なのか。なんとなく「なるほど」という気持ちになる。この映画も文学的といえば文学的なのかもしれないっすね。
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そうだ、思い出した。
音量のバランスが悪いのか僕の耳があれなのかはわかんないけど、セリフが環境音や音楽と重なって聴き取れなくて難儀した。劇場の音響なら問題ないんだろうけど。
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