2021年8月30日月曜日

【TOKYO2020】僕の可能性。

パラ競技を見てて、ときどき思うのは、「もし自分が」ということ。


僕はいわゆる「健常者」ではあるのだけれど、もし何かあったら、とふと思うことがある。

もちろん何かあった後に急にパラリンピックに出られるようなことは絶対にないわけだけど(というほどに彼らのアスリートとしてレベルは信じられないぐらい高い)、スポーツを楽しむことを簡単に失うわけじゃない、という勇気というか安心感はもらえる。

あたりまえのように人は少しずつ老いていく。
正確な言葉を紡ぐのはちょっと難しいんだけど、それは身体の機能が少しずつ劣化していくことでもあった。
障がいと老いを同列に語るべきではないのかもしれないけど、「もし自分に何かがあっても、きっと楽しめることがある」と信じられるのは、選手のみなさんのおかげだと思う。ありがとうございます。

僕自身は若いころからスキーをしてきたこともあるから、「もしも」のときにも、片足でもチェアでも、スキーをやり続けてみたいな、そんな気がしている。

パラリンピアンのみなさんに気づかされたこと。
それは僕の可能性。

階級の中でも驚くほど対格差がある中でもメダルを獲得できた柔道の小川選手。

フィジカルコンタクトがある中ですばらしい組織力とメンタルの力で3位決定戦を制した車いすラグビー日本代表。

パラリンピック独特のクラスという差がありつつも、さらには誰もが想像しえない「年齢」という壁を、見事なパーソナルベストで走り切った陸上400mの伊藤選手。

これがパラリンピックの価値のひとつだとすれば、それこそが未来への可能性だ。


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