せっかくの連休×夏休みです。どこかにお出かけしたい、特にさんぽに行きたいとは思うわけです。ただまあ呑気に遊びに行って、なんとか警察に怒られてもアレだし・・・といろいろ考えてたんですね。
たまたま江戸時代を舞台にした小説を読んでたこともあって、ふと思い立ったことが。
「江戸市中引き回し」。
調べてみると、何やら東京観光みたいなルートだし、当然1日で周回できる距離だろうし、都民としては県をまたいだ移動もないし、歩いてるだけなら密になることはないし、いろいろ考えて(言い訳がましい)、行ってみることにしました。
大まかなルートとしては小伝馬町の牢屋敷を起点に、江戸城をぐるりと回って再び小伝馬町に戻るというもの。まずは小伝馬町へ。
牢屋敷跡は公園になってて案内看板がある程度ですが、そこは東京、ここから先もそんなに往時の痕跡は残ってないだろうなと思いつつ出発します。
今日はここから。#さんぽニスト #市中引き回し pic.twitter.com/IM6iejAEhl
— 144factory [kaz144] (@144factory) August 7, 2020
小伝馬町から大伝馬町、小舟町、日本橋(明らかにわざわざ、な感じの遠回り)、兜町、茅場町、八丁堀とやたらにカクカクと曲がりながら進む、というか全然先に進まない(笑)。
引き回しには「見せしめ」という意味も当然あるんだろうし、逆に言えば当時はこの日本橋界隈こそが中心地だということでもあるんだろうななどと思う。
引き回しには「見せしめ」という意味も当然あるんだろうし、逆に言えば当時はこの日本橋界隈こそが中心地だということでもあるんだろうななどと思う。
兜町では「銀行発祥の地」も通貨通過。渋沢栄一の大河ドラマも楽しみです。
宝町から中央通りに出る。ここからは懐かしの東海道。
朝ということもあって花の銀座もさすがに人がいない。マスクをしたライオンに挨拶して、なんとなく先を急ぎます。
ずんずんと南下して、今回のルートの南端にあたる札ノ辻で右折、今度は江戸城の左側にあたるラインを北上していきます。
続いての東京観光はもちろん東京タワー。
なんだろう、やっぱり・・・好き(^^;
虎ノ門ヒルズを横目に汐見坂からアメリカ大使館横へ。
テロ特別警戒中とのことで通れない歩道があったりしましたが、特に職質とかされずひと安心です。帽子・マスク・サングラスなんで心配したんですよ。
そして赤坂に入ります。午前中だというのに「前の夜」の空気がまだ流れているような不思議な感触。まあこれからもあまり来ることはないだろう、と思います(^^;
赤坂見附からはいったん豊川稲荷のほうに迂回して、それから外堀通りを四谷方向に向かいます。調べたところによると、ルート上には大きな大名屋敷が点在していて、この迂回もその一環かと思います。
せっかくなのでここで豊川稲荷にも立ち寄ってお参りさせていただきました。
東京観光的にはほかにも神楽坂の毘沙門天、湯島天満宮、東本願寺、浅草寺などなどがルート上に点在し、全部ではありませんがお参りをさせていただきました。祈りたいことも多いですから。
でもどこも手水が使えなくなってました。網をかけてあったり柄杓が置いてなかったりと方法はいろいろですが、もちろん感染症対策です。お清めなのになぁというなんとも言えない気持ちになりましたです。はい。
でもどこも手水が使えなくなってました。網をかけてあったり柄杓が置いてなかったりと方法はいろいろですが、もちろん感染症対策です。お清めなのになぁというなんとも言えない気持ちになりましたです。はい。
紀伊国坂をふうふうと上りながら、やっぱり東京って坂の町だよななどと思う。
一方で日本橋なんかのあたりは「堀と橋の町」。江戸城の西側と東側で景色は本当に違う。社会科で習ったことを実感しつつ、上りきった。
迎賓館前では小さなお子さんが自転車の練習中。穏やかな時間です。
この四谷あたりがルート全体の西の端かな。そういえばさらに西に行くと「新」宿だもんね。
せっかく上ったのに(笑)、四谷からは市谷に向けて下っていく。
この坂はもちろん、東京オリンピックの幻のマラソンコース終盤の勝負所。歩いてみて実感するのはもちろん長さも斜度もあるんだけど、それ以上に微妙な「斜度変化」が多くて、それがダメージありそうだなと思ったのです。斜度変化ってバランス崩すからな、と元スキーヤーは思ったのです。歩きならではの実感です。下りですけど(^^;
さてルートは市谷から牛込のほうを経由して神楽坂のほうへ向かうんですが、この途中で道をロストしてしまいました。つまり迷子。
大日本印刷の敷地内を通るような角で曲がらなかったのが原因だったのですが、そもそも迷子に気づくのに時間がかかってしまってだいぶトンチンカンな方向に進んでしまってたのと、GPSを使いたくないという謎のこだわりのせいで随分と遠回りしてしまいました。
まあそれもさんぽです。ええ(強がり)。記事の最後にリンク貼る地図の中に正誤両方記載済み。
そんなわけでようやくたどり着いた神楽坂も久しぶりです。また雰囲気がオシャレ方向に進んだかな?
飯田橋の歩道橋の上から通った小学校の建物を確認して、後楽園方向。東京ドームってあんまり道から見えないのね。意識したことなかったな。
後楽園というより小石川って言ったほうがいいかな。ここから少しだけ中山道を進んで本郷に抜け、さらに天神下から上野へ。
急に町の雰囲気が変わった気が・・・坂の町が終わったんだと思う。
不忍池の人よりもでかくなってる蓮を横目に、JR上野駅前を抜ける。それなりに人出あるな、上野は。
かっぱ橋問屋街を横目にいよいよ浅草。雷門の前にものすごい人だかり、と思ったらそろいの衣装に身を包んだ人力車の客待ちのおにいさんたち。よーく見たら明らかに一般客は少ない。という映像を撮りたいであろうTVクルーもいて、ぜっっったいに映りたくないのでとっとと先に進む。
東武浅草駅のところから日光街道を北上。東京新名所・東京スカイツリーを右手に見ながら山谷堀まで行きます。ここがルートの最北端にあたります。折り返して今度は日光街道を南下。
靴問屋が目立つ浅草から駒形、おもちゃ問屋あるいは大手おもちゃ企業が並ぶ蔵前、そして浅草橋を渡ると、ふたたびの日本橋エリア、馬喰町、そして小伝馬町。
小伝馬町牢屋敷跡の公園には、朝にはなかった子供たちの声が響く。
今日はここまで。
引き回されたのか引き回したのかよくわかりません。で体中の水分がすべてアクエリアスに入れ替わったような感じだけど、やっぱり歩くのは楽しい。いろいろ記憶に残る東京一周でした。
今日はここまで。#さんぽニスト#市中引き回し pic.twitter.com/bTV36mhCXe
— 144factory [kaz144] (@144factory) August 8, 2020
今回の行程:Google Mapsのマイマップ
お昼ごはんは[東京都感染防止対策ステッカー]の貼ってある小石川のチェーンの中華料理店でチャーハン。
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