2019年9月26日木曜日

つらい9月の夜。

Honda FCに簡単に勝てるなんて微塵も思ってなかったし、ターンオーバーしたメンバーにすばらしい内容までを求めるつもりもなかった。

それでもプロの選手としての違いは見せてほしかった。しかもここはホームスタジアム。
新国立のピッチで最初のチャンピオンになるまで止まるつもりはなかった。

天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会 4回戦
●浦和レッズ 0-2 Honda FC

浦和美園駅から小走りにスタジアムまで向かうも、スタンドに入ったときにはすでにキックオフされてた。オーロラビジョンとピッチ上を見比べながら先発を確認する。
池高が先発か。杉本と汰木との絡みはどうだろう。

前半の前半はHondaが前がかりに攻めてくる。両ワイドの裏を執拗に突かれるがなんとか耐える。森脇が安定している。
25分ぐらいからだろうか、阿部のところにボールが集まり始めて少し押し戻した。
が、決定機までには至らない。杉本には収まらず、中央を嫌がってサイドに流れるのみ。シャドーの2人はうまいこと顔が出せない。左サイドは山中と汰木で渋滞・・・このメンバーでこのシステムは機能しないってことですよ。

前半は五分五分。しかたないというか当然というか。あまりやられる感じもないけれど、得点の匂いもしない。

後半はポゼッションも含めてある程度押し込むことができるようになってきた。その中心にいたのは池高に代わって投入された武藤。ボールを引き出し、次のポジションへ移動してまた受ける――気が利いている。さすが。
でもなかなかシュートまでは・・・。ほかの選手のチャンスになったときの判断が遅い。それはある程度しかたない。だけど攻守が変わったのならすぐにポジションを戻してほしい。いわゆるアリバイ守備にイライラが募っていく。

一方のHondaはチームとしてやるべきことを忠実に真摯に続けているように見える。

そういう差が、エアポケットのような失点を生み出す。
そして失点してからも浦和のムードは変わらない。組織が形にならないならひとりでも。技術が足りないならがむしゃらさを持って。そういう雰囲気が出てこない。

レギュラーメンバーじゃないし、とか、ACLがあるし、とか、今は残留が第一、とか、そんなことじゃないよ。ましてや結果じゃない。

久しぶりに、本当に久しぶりにスタジアムでレプリカを脱いでから帰路についた・・・書いててまたつらくなってきた。

『季節に褪せない心があれば人ってどんなに倖福かしら』©「9月の雨」



“外弁慶”だというのに、来シーズンのアジアチャンピオンズリーグへの出場の可能性は事実上消滅(泣)。
それどころか、埼スタでの勝利は7月の仙台戦までさかのぼる必要があったり(号泣)。

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