2022年11月17日木曜日

阿部勇樹と長谷部誠とリカルド・ロドリゲス。

2021年の天皇杯決勝を最後に、「あべゆ」こと阿部勇樹が引退してから1年。
埼スタでの引退試合をDAZNで見た。たかが引退試合がDAZNでライブ配信されたってすごくないっすか?

ハッピーが渦巻いてたよね。
あべゆを中心に、仲間と、サポとクラブと、その関係性が醸し出したもの。
そしてそのあべゆを見て育った彼の息子たちの見せてくれたもの。

笑いながら泣いちゃいそうな、そんな空気だったね。その場に行けなかったのを本当に悔やむほどに。

どのシーンを切り取っても素敵な場面なのだけど、特に好きだったのは阿部ジュニアのCKを阿部パパがニアで合わせたシーン。すごく得意な形で、あのヘディングでのゴールは何度見たことか。それを息子が演出するんだもん!!ゴールになってればなぁ(笑)。


2010年9月、イングランドへの移籍が決まったときに書いたブログの一部を引用します。この日も「全部」見せてくれた。ありがとう、あべゆ。
後方から長い距離を走り抜けて放つ正確なミドルシュート。
CKから、ニアに飛び込む得意の形。
そしてもちろん糸を引くようなフリーキック。”


僕がブログを書くようになったころにはもうドイツに移籍をしてしまってたので、このブログには「浦和レッズ・長谷部誠」は登場しない。

やんちゃで気難しそうだった彼が、ELのチャンピオンチームを「率いて」埼スタに凱旋するのだから、これはなんというか、見事に整いましたね(^^;

改めて彼が浦和のエンブレムのシャツを着ることはもうないのだろうなと再認識もさせられました(確か引退後はフランクフルトに残る契約だったよね)
さらに言えば、浦和にはわずか6シーズン、ドイツではフランクフルトだけで9シーズン目!だもん。あっちの人よ、もはや。

ただまあ、そんなビッグネーム、レジェンドだとしても、相手チームとして埼玉スタジアムにやってくるなら、それはもう「敵」、つまりブーイングの対象でしかない。そんなスタンスが僕の大好きな浦和レッズなのです。
そして親善試合ならではの終了後のノーサイド感。すばらしい。

でも、インタビュー聞いてて・・・・「ああ、この選手はウチが育てた」と本気で思えたからね、息子が実家に帰ってきてくれたような(経験ないですけど笑)、そんな気分でした。


○Urawa Red Diamonds 4-2 Eintracht Frankfurt

そんな相手に対して、いい内容で、しかも4得点で勝利して、「さいたまシティカップ」を獲得することができたのは、この上ない喜びです!
これで今シーズンはスーパーカップでのタイトル獲得から始まって、さいたまシティカップ優勝で終わる、悪くない1年になったんじゃないでしょうか(ちょっと無理やり)。

そんなチームを作ってくれたリカさん、リカルド・ロドリゲスが浦和レッズを率いる最後のゲームだったことも忘れちゃならない。

このゲーム、ひとつはチームコンセプトを十二分に発揮できたゲームだったこと(これがシーズン通してできてれば涙)、もうひとつは、誰ということではなく「次のチーム」に向けてのみんなのショーケースとしてちゃんと披露してくれたこと――この試合の「内容」は本当に濃かったと思います。

最後まで、ありがとうございました。あなたのチームは楽しかったです。本当に。


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