2021年12月20日月曜日

戴冠。~理をも超えて~

何から書こうかな・・・。いろいろありすぎていまだ興奮冷めやらずというか、じわじわとニヤニヤし続けてるというか、変な感じです。

☆浦和 2-1 大分

まず、純粋にフットボールの試合としておもしろかった。もちろん片方のチームに猛烈に肩入れしながら見てるわけだから、「いいぞいいぞ」と「ううっ苦しい」の間を往復しているんだけど、互いに1年間積み上げてきた戦術と戦略を駆使しながら、具体的には中盤の立ち位置を少しずつ整理しながら、主導権を取り合うせめぎ合いがものすごくおもしろかった。
そのあたりをかみ砕いて説明できる解説陣で良かった良かった(^^;

ゲーム展開としては、その主導権を持ってるうちに先制点を奪えたのが大きかった。
立ち上がりのあの時間帯はサイドに優位性があって、小泉と関根、そして得点した江坂の個の特徴もが見事に発露した瞬間だったと思う。


逆に言うと、主導権を取れなかった時間帯も決定的な場面をほとんど作らせなかった守備組織もすばらしかったんだと思う。シーズン序盤だったら、一度バタついていしまうとなかなか修正できなかったのに。

そんな濃密な89分が過ぎていったのに、残り1分+ATで突き付けられたのはサッカーってやっぱり理不尽というか、つまり「理」を飛び越えてしまう何かを内包してるんだということ。

よく言われる「マンガで描いたらボツになる」ような衝撃の展開が待っていた。
そして決勝ゴールそのものも、まさに衝撃的なゴール。


解説の福西崇史が「サッカーっておもしろいなあ」とつぶやいたのがひどく頭に残ってる。

どんなに美しくスペクタクルなサッカーを展開しても、負けてはならない。カップ戦は勝利こそすべて。改めてそのことを思ったし、このタイトルは「この先」につながるタイトル。

理想と現実の間で、その勝利を手にしたのは、まぎれもなく俺たちの浦和レッズ!!
“持ってる”のはリカルド・ロドリゲス、その人なのかもしれないな!

長々書きましたけど、結局のところ、うれしい!もう、そのひと言なのです!!

・・・来季は大好物の平日夜のACLがある~!定時ダッシュで行くぞ埼スタ!!

ここがアジアへの出発ロビー。

その衝撃的な勝利の中心にいたのが槙野というのがまたなんとも。準決勝の主役は宇賀神だったし、めぐり合わせというか何というか。

今シーズンも終わっちゃったことだし、“3人”について少し書いとくかな。

*  *  *

僕自身はいわゆる「箱推し」なので、レプリカユニフォームにも基本的には背番号やネームは入れてない。僕が応援してるのは「誰か」ではなく「We are REDS」なわけで。
まあいざ買う段になるといったん悩んだりするけどね(笑)。
そんな僕が、Twitterをフォローしてたのが実は阿部、槙野、宇賀神の3人だったりするんだけども(^^;


槙野は浦和に来たころに比べたら格段に「上手く」なったと思うし、それぞれの監督の求めるものを身に着けてきた。ただ少なくとも今シーズンに関しては、取り組んでることはわかったけども、なかなか「できる」ようにはならなかったと思う。
使われ方も限定的――試合終了間際に3バックの中央に入るケースがときどきあったけど、あれは3バックの中央というよりも、相手パワープレー対策のマンマーク要員の意味のほうが強かったんではないだろうか。
そしてこの天皇杯の失点シーンで、そのマークを見失ったんだよね、たぶん。そこもずっと改善されなかったとこだな。天皇杯決勝ゴールは自作自演疑惑(冗談ですよ)。

それでもね、ルヴァンでも衝撃ゴールを叩き込んでるので、まあ魅力的な選手だとは思います。
一方で、ピッチ外ではどうしても相容れないところが残っちゃったのも確かで。

大好きだったのに、好きになりきれなかったんだ。でもね、やっぱり「ありがとう、浦和に明るさをもたらしてくれて」って気持ちはあるかな。そして素晴らしいゴールを決めてくれてありがとう。


宇賀神についてはなんか何も心配してないというか、離れても別れたわけじゃないと信じられる気がするのね。ちょっと出向してきて、ぐらいの気持ち。

ありがとうね、ミスター天皇杯。


そして阿部勇樹。
ごめん、書くとか言っておいて、言葉になんないや。

常に背中で、プレーでチームをけん引する姿。
華麗なプレーができるのに、誰よりも泥臭く走る姿。
削られても削られても立ち上がって走り出す姿。

お疲れ様、キャプテン。最後に天皇杯を掲げる姿が見られて、本当に良かったです。
正直に告白すると、レプリカに背番号入れようか悩むときはほぼ22番(^^;


0 件のコメント: