2024年7月31日水曜日

【Paris2024】悔しいと思えること。

パリオリンピック5日目。

「勝てたよなぁ」と「やっぱり勝てなかったか」と「勝ちたかった」。少しずつニュアンスの違う感情が渦巻いていてどうにも困る。
ただそこにある厳然たる事実は、敗戦ということだけ。

男子バスケットグループフェーズ第2戦。NBAオールスタークラスのツインタワーを擁するフランスに対し、悲願の勝利を目指し、それはそれはすばらしく心揺さぶられるプレーを続けてくれたAkatsuki Japanだったのだけど。

アンスポ2つで八村退場(ちょっと笛が厳しいかなぁ)がひとつのターニングポイントになったのかな。むしろ集中力が増したような感じだった(飛勇のブロックにはマジで鳥肌立った)

んで問題の残り16秒4点リード、相手のスリーに対するの河村のディフェンス。セオリーなら打たせてしまえ、なのだろうけど、チェックに行った河村のことは僕は責められないなぁ。限界まで集中が上がってる状態だったろうから、あれはもうバスケ選手としての「本能」だったんだと思うのよ。
実際問題ファウルはしてなかったように見えた――HCチャレンジが残ってたら、とも思うけど、あそこでチャレンジしてなきゃここまで競れなかった可能性もあるし。
何より、ここまでチームをけん引してきてたのは間違いなく彼だったしね。

悔しかったのは4Qラストのポゼッション。単純なディープスリーしかなかったのだろうか。
『PGとしてコントロールできなかった』と試合後に河村が悔やんだのはむしろそこだったのではなかったか。

でも。

東京五輪を見てた3年前の自分に伝えたいよ。フランス相手に悔しがれるところにまで、日本はやってきたよ、と。

JPN 90(OT)94 FRA


オリンピックのたびに書いてる気がするんだけど、もちろん選手・チームにはできれば勝ってほしいし、願わくばメダルを、と思う。でもね、たとえそこに届かなくても、彼らのここまでの道程が否定されるようなものではまったくもってないし、その意味ではまぎれもなく参加することには意義があって、それこそリスペクトに値するものだと思っている。
本当にそうだぞ、灯。

一番は選手個々が積み上げてきたものを発揮できること、それに尽きる。結果は相手もあることだし。

とか言ってても、やっぱりメダル取ると心底うれしいのよ。というわけで、4日目終了時に記念撮影(笑)。ニッポン、金メダル数トップ!!


本日のパワーワード「国防ブライアン


2024年7月30日火曜日

【Paris2024】ヒーローは最後にやってくる。

パリオリンピック4日目。

開幕およそ1ヶ月前、パリ五輪に向けた選手たちの話をこのブログに書いた。そのとき最後の最後に出場権を勝ち得た選手のことを指して僕はこう書いた。『ヒーローは遅れてやってくる。』と。

堀米雄斗。

東京五輪から3年、連覇のかかるパリへは出場すら見込めないほどのところから、最終予選の最後の最後、優勝しか可能性がないラストのトリックを決めて、コンコルド広場にやってきた。

3年前はラン×2+トリック×5の計7本のうちの上位4本の得点の合計で争ったストリート種目、今回はランが1/2、トリックが2/5の3本の合計点での戦い。正直、トリックの採用数が少ないぶん厳しいかもな、という気はしていた。

が、そんな心配をよそにランでも高得点をたたき出す堀米だったが、これが相乗効果を生んでしまったかのように他の選手にも次々に高得点が出る。
「なんか流れ良くないなぁ」なんて少し思ってた。

トリックも1本目に『やべぇ』やつを繰り出したものの、他の選手もどんどん高得点を積み重ねていく。逆に堀米は2本目以降点数を積み上げることができない。
4本目が乗れなかった時点で「もうダメかも」と、期待はしているけどもどこかで信じきれないという心持ちだった。だって96点以上だよ。

でも、ヒーローはちゃんとやってきた!!


勝負のアヤになったのが2本目のトリック。今回から採用された採点拒否のルールを使って一応は成功していたトリックを自ら無効にしていた。トリック2本の得点をまとめることよりも、このトリックならもっと高い完成度が狙えるはずだという強い信念を選んだのだと思う。

そして5本目に決めてみせてくれたのが、そのトリックだった。
素人目にもはっきりわかるノーリーの高さ、空中のバランス、スライドの安定感と長さ、そしてドンピシャの着地。


叫んだね。飛び跳ねたね。深夜にごめんなさいね>ご近所の皆様

そしてこのトリック(細かい名前とかようわからんが)、あの最終予選で出場を決めたトリックと同じ。
こんなストーリー、ある?

間違いなく、ヒーローの物語だった。カッコよかったぜ!!

Skateboarding Men Street Final
[1] JPN HORIGOME Yuto

(追記)ノーリーバックサイド270テールブラントスライド


体操男子団体の橋本大輝にも同じようなことが言えるのかもしれない。苦しんで苦しんで、それでも最後の鉄棒で決めてくるのだから。
寝ちゃって見てなかったんだけど。ごめんね。


2024年7月29日月曜日

【Paris2024】届かなかった者たちへ。

パリオリンピック3日目。

たくさんの競技を映像で見たけれど、中でも目標に届かなかった2人の選手の涙のシーンが強く心に刻まれた。確かに「勝てなかった」のかもしれないけれど、そこに敗者はいなかった。なぜだかすごくそう思った。

1人は柔道の詩さん。『人目をはばからず』『声を上げて』『慟哭』とか言葉にすることはあるけれど、本当の意味でのそれを見たのは初めてだったかもしれない。
次の試合開始が遅れるほどの状況の中、沸き起こったスタンディングオベーション。五輪の場に絶対は、ない。それでも詩さんが積み上げてきたものを、その大きさ重さを、柔道大国フランスの観客は知っていた。僕にはそんなふうに思えた。
敗者はいなかった、と。

その中で兄が、これぞ柔道家という試合内容で見事な五輪連覇。物語としても美しい結末だった。


Judo Men -66kg Final
JPN ABE H. 10-0 BRA LIMA W.

もう1人はスケボーのLizさん。
たぶんだけど、この日は絶好調だったんじゃないかと思う。試合展開を常にリードしながらベストトリックの最終盤まで来てた。ところがCocoさんが4本目で『やべぇ』やつを繰り出して96.49のウルトラ高得点。
急に追う立場になってしまったラストの5本目。試合を見ながら正確な計算まではできてなかったけど、たぶん「やり切れば届く」可能性のあった差だったはずだ。しかし。

いわゆるアーバンスポーツのカルチャーって、なんとなく挑戦と笑顔というイメージだったのだけど、その直後Lizさんは間違いなく涙を流していた。
『失敗したけど、私はちゃんとトライしたよ、だから笑顔で胸を張って』ではなかった。そのことが僕にとってはちょっとした驚きでもあった。
ただ、その後そこにあったのは、いつもの、互いをリスペクトするいつものカルチャーだった。やはり敗者はいなかった。

こんな素敵な戦いを見せてくれるスポーツが、オリンピックにやってきてくれてよかったよ。2大会続けて見て、本当にそう思う。

Skateboarding Women Street Final
[1] JPN YOSHIZAWA Coco
[2] JPN AKAMA Liz


フェンシング男子エペは準々決勝まで追ってた。
競泳男子400個人メドレーの予選は見てた。
なでしこジャパンは後半途中まで見てた。
テレビ、PC×2台、タブレット、スマホの5台体制(笑)。スマホはほぼX専用機。

ちゃんと勝利を信じて、そして寝た。

サラリーマンにとっての月曜日はそういう日なんだよ(涙)。
すばらしいリザルト、みんなおめでとう!!


2024年7月27日土曜日

翳りゆくひと。[046]


[046]

いろいろやらなきゃならないんだろうなというめんどくささ。
まだ見ぬものを想像してしまう不安。
意外に余裕があるような気もするし、実際にはどうにもならないような気もする。
そんな複雑な心持ちの2月20日、朝イチのフライトであっちゃんちに向かう。

「おはよう。朝ごはん?」
「今起きたとこなの」

例によって雑然としているダイニングテーブルに座って朝食を食べているあっちゃん、髪が驚くほどにぼさぼさだった。これまで見たことのない姿、かもしれない。
朝食はパン。マサさんと暮らしていたころにはワンプレートにサラダや卵料理が乗っていたが、今朝、その皿はない。
この時間に起きたということは、習慣のように見ていたはずの朝ドラの時間には到底間に合ってないな。生活のリズムが変わってしまったのだろうか。

ちらりと覗いたキッチンには、以前セイコさんから指摘されていたようにゴミ、特に空き缶とペットボトルが溜まっているのが確認できた。リビングの隅に積まれている古新聞もこれまで以上に高くなっている。このままではゴミ屋敷になってしまう未来が想像できる。
燃えないゴミ、資源ゴミの回収が月イチというのは本当に厳しい。ゴミの日のたびに電話で連絡してあげる必要がありそうだな。

QOLの低下、わたしはそう考えていた。

「お茶でも飲む?」
「いや今はいいよ。ゆっくりごはん食べてて」

この間にいろいろ確認だ。
まずは通信サービスのないというあっちゃんのスマートフォン。
立ち上げてみると確かに「通信サービスがありません」の表示。よくよく確認してみると、怪しげなアプリが大量にインストールされている。これが悪さをしてるんじゃないだろうか。
とにかく不要なアプリを片っ端から削除し、できるだけクリーンにした上で端末を再起動。無事普通に使える状態に戻った。
老人にもスマホを使わせたいのであれば、キッズ向け同様なにがしかの制限をかけられるといいのだけれど・・・今日はそこまでの設定はできなかった。

「携帯電話、普通に使えるようになったから」
「あら、使えなかったの?」

次は固定電話の後ろの「捨てるなファイル」に入れてあるマサさんのマイナンバーカード。本人確認書類として何かと使う可能性もあるし、逆にここに置いておく理由がないから、わたしの手元に置いておこう。自分のバッグの中にしまった。
あとは入院特約が付いているK保険の保険証書も忘れずに。帰宅してからゆっくりと入院費用の請求にトライしてみよう。

さていつもながら片付いていない、というか書類が積み重なっているリビングテーブルの上。やたらに目立つのがマサさんが長い間購読していた業界新聞。以前あっちゃんに聞いたところ「お見舞いに行くときにいつも持って行ってるのよ」とは言っていたが。

「この新聞、もうマサさん読んでないんでしょ?」
「そうね、渡しても読んでないみたい」

そりゃそうだよな、と思う。というかそもそも持って行ってないでしょ。

「じゃあ購読、やめるようにしておくね」

業界団体関係だけでなくて、ほかにも趣味だった囲碁の会の会報とか、地元の劇場の賛助会員とか、なんかいろいろある。会費請求されてるのもあるみたいだし、ここで今全部チェックするのは無理だから、とにかく関係の書類は全部持ち帰って後日退会の手続きをすることにしよう。

業界新聞を資源ゴミと普通ゴミとにより分けつつ片付けていると、「なんだこれ」と出てきた郵便物が。

請求書、そして督促状。

045<[翳りゆくひと]>047


【Paris2024】呉越同舟。

パリオリンピック開会式、なるほどこういう手があったか、と思いましたね。

それは他国のライバルと文字通りの「呉越同舟」になる選手入場のことだけでなく、それをうまく利用して、「入場行進」「パフォーマンス」「自国の文化紹介」を、パートを区切って並べるのではなく、同時進行でいろいろ見せ続ける――おかげで3時間を超えるセレモニーを飽きずに見続けることができましたよ。
正直言うと「ご挨拶」のあたりは少し寝落ちしちゃいましたけど(^^;

進行台本、書くの大変だったろうなぁ(笑)。

にしても、パリ、そしてフランスの持ってる建造物を含む文化・歴史、それも世界共通で認識されている「ヒト・モノ・コト」は強いね。「おおっ」ってなるもんなぁ。
そのくせ、ガガ様やらナダルやら、変なこだわりもないしね。

というわけで始まりました。楽しみです。
が、開幕にあたりこれだけは言っておきたい。
「テロ、ダメ、ゼッタイ」




2024年7月26日金曜日

【Paris2024】開幕前日キックオフ。

パリオリンピック開幕前日。すでに寝不足つらい(笑)。

サッカー女子、なでしこジャパンの初戦は2023WC王者スペインと。
そのワールドカップのグループリーグでも対戦してて、なでしこが圧勝してたのね。とすればリベンジの意味も込めてかなり厳しい戦いになるだろうなということは想像できたし、実際そのとおりの試合展開になってしまった。

スペイン凄すぎるよ。

ただそれでも得失点差-1だし、目標はメダルだからここをピークにする理由もないし、システム的にも違うやり方も試せたし、負けたけどもそんなに悲観はしてない。僕はね。
藤野はすごいプレーを見せてくれたし、浜野も普通にやれたのも良かった。

グループリーグは1つ勝てば抜けられるだろうしね。

ただ唯一残念だったのは清水のケガ。あの形だと結構重いんじゃないだろうか。心配です。
審判はプレー切れたときにすぐに止めて確認しろよ。あのシーンだけでなく、タッチ割ってんのにオフサイドディレイみたいな笛が何回かあったし、日本のカウンターを足に当てて止めるし、なんやねん。男子はいい主審だったのに(八つ当たりですよ、わかってますよ)。

3バックで右は守屋かなぁ。
いや、右WBなら清家でもいいかも。貴子様は切り札でベンチに置いときたい気もするが。

EPS 2-1 JPN


開幕前日は23時からの7人制ラグビーを見つつ、24時のサッカーのキックオフを待った。
この日もジャパンセブンスはつらかった。前半はマイボールになる時間すらなかった。

でもそんな展開でもトライは取ったぞ。3試合ともそんなプール戦でした。

RSA 49-5 JPN

9-12位決定戦の初戦も落としたので、11-12位決定戦に回ります。最後は勝ちたい。27日23:30。

*  *  *

さあ、いよいよ開幕。16日間、全力で楽しみます!!


2024年7月25日木曜日

【Paris2024】開幕前開幕!!

パリオリンピック開幕2日前。かかってこい睡眠不足!!(笑)

まずはサッカー男子、グループリーグvsPAR。初戦をこんなにいい結果で終えたことあったかしら(喜)。
大畑も大活躍だったし文句なし!!チマの存在が圧倒的でしたな。
コンディションさえ維持できれば・・・これは期待しちゃうなぁ。



荒いパラグアイに対して細かく笛を吹くタイプの審判だったのは大きかった。というか、後方からのに悪質なチャージ、アフタータックル、手を使ったプレー、あれがジャッジのスタンダードだよなぁ。
平河が壊されたのは残念。早期回復を祈祈祈鶴鶴鶴

JPN 5-0 PAR


続いて夜更かし、7人制ラグビー男子も。
民放の配信は、今大会からTVerに統一されてます。gorin.jpはなくなりました。

ジャパン7sと同じプールにニュージーランド、アイルランド、南アフリカ・・・・厳しすぎん??

15人制でもそうなんだけど、トップレベルのチームとは「そこまでの差はないのに、ディテールの差が結果に大きくつながる」感じなのよ。
トライまであと1メートル!からカウンター食らって独走されるとか。

でもまだまだ試合は続くから(順位戦もある)、トライも取れてるし。
切り替え切り替え!

IRL 40-5 JPN


2024年7月24日水曜日

かんがえるあし、である。

“人間は考える葦である”

基本的に単独行動が多い私にとって、「さんぽする」「歩く」という行動はすなわち「特に何をするわけでもない自分ひとりの時間」に他ならない。

同好の人と話をすると、確かにその時間「いろいろ考えられる時間になるよね」という話もよく出てくる。


仕事をしていると――まあ仕事にはかぎらないけれど――行き詰まってどうにもならなくなる場面がある。考える葦であるが故に、考えすぎて混乱してしまう。

そんなときは無理せずいったん切り上げてしまうのが昨今の私ではあるのだけれど、先日その状態で歩いていると、頭の中で凝り固まったものとか、煮詰まってしまったものとか、そうした重たいものが、歩くという一定のリズムでほぐれ、重力によって足のほうに流れていくような、そんなことを感じる瞬間があった。
頭の中がクリアになり、また考える余裕・余地が生まれたかのように。

行き詰まっていたはずの仕事のアイデアがまた生まれてくる。足の裏で感じる歩くリズムがそれをまたよりしっかりとした形に変え、定着させていく――そういう体験だった。

これってなんだろうなと思う。ひとりの時間が持てているということは前提として、やはり足裏から上がってくる地面の刺激とかリズムとか、そうしたものが影響してるんじゃないだろうか。

つまり私の場合は、“考える足である”ってことなのかな。などとくだらないことを思う。

もちろん、いつもいつも好転するわけじゃなくて、ますます煮詰まって焦げ付いてしまう日だってある。それもまた考える葦であるが故。


2024年7月23日火曜日

白黒ゴジラ。

今回今さらながらに見てみた映画は「ゴジラ-1.0/C」「シン・ゴジラ:オルソ」の2本立てです。
それぞれゴジラ-1.0シン・ゴジラ“白黒版”です。
「-1.0/C」はマイナスワン・マイナスカラーと読むそうです。オルソってのは赤系統の色が感光されない特色を持つモノクロの「オルソクロマチックフィルム」のこと、だそうです。へぇ。


「ゴジラ-1.0/C」
終戦直後という時代設定を考えれば、むしろ“白黒のほうが自然”と思える。いわゆる初代ゴジラの前であるならば総天然色ではないだろう、ということだ。
であるがゆえに、こっちのほうが迫力あったかもなぁ。怖さマシマシだった。

一方の「シン・ゴジラ:オルソ」
こちらは思いっきり現代劇で、それこそ細微なディテールやリアリティにまでこだわって作られた作品だと思うので、“総天然色のほうが普通”かなという印象。
ただ、久々に見たけどもやっぱお話、めっちゃ面白かった!!


2024年7月22日月曜日

さいたまは雷雨。

さいたまは雷雨。雷が来るとサッカーできないんで。

などと言い訳をし、大量失点をした時点でDAZNするのを止めました。
「同じ時間にやってたボクシングのほうが圧倒的に楽しかったね。ボクシングはインドアだし、天候関係ないしね。ふん」などと言いながら。


で翌朝起きて改めて結果を見たら。

●浦和 3-4 札幌

いろいろ複雑です。

得点シーンをLIVEで見なかったこと。
それでも負けは負けだという事実。

テレビ画面の前とはいえ、最後まで戦わなかった自分への憤り。

そもそも負けるような内容じゃなかったのに、という気持ち。
開始11分ごろのビルドアップからの崩し、そして石原のクロスから関根のヘディング、最高だったね。

チームの進んでいる方向は間違ってないと思うし信じてもいる。
ただあまりにも結果が落ち着かない。今日のように大量失点大量得点で負けたり、前節のように得点の臭いがまったくしないスコアレスだったり。

近視眼的に今の結果を求めるのは違うとは思ってる。むしろ今シーズンは結果だけを求めてもしかたのない状態でもある。

それにしても、なのだ。歯がゆい。


2024年7月20日土曜日

翳りゆくひと。[045]


[045]

2月8日、マサさんの介護認定と保険証が送られてきた。封書を開くとそこに書かれていたのは「要介護3」の文字。これまでの要介護1から2段階、一気に進んだことになる。
この先はもう4と5しかないのだから、相当な程度ということなのだろう。

これで間違いなくマサさんの自宅への復帰は無理。老健での生活で何らかポジティブな方向に進むことも考えにくい。

「いよいよ次の段階か」、わたしが目の当たりにしたのはそういう現実だ。

翌週の15日にはさくら老健から、「面会規制の解除」の連絡が入った。まずはあっちゃんに伝えないと。

「最近はどう?」
『最近は疲れちゃってごろごろしてばっかり。今日もマサさんのところ行かなかったし』
「そうか、無理して行く必要はないからね。あと、今日から面会ができるようになったから」

どうも話がかみ合ってない気もするが、なんとなく元気がなさそうだということはわかる。

「近々そっち行くからね」

そういえば「ちゃんとやってるから来なくていいわよ」とは言われなくなった。気弱になっているということなのだろうか。

あっちゃんの様子を見に行くだけじゃなくて、マサさんの介護保険証を届けないとならないし、何よりあっちゃんの今後について、マサさんのことも含めてながいきセンターのセイコさんに相談しないと。
わたしは各所とのスケジュール調整を始めた。

と言っても、仕事のこともあってあまり時間が取れそうではない。
頭の中がかなりヒートアップしてる状態で、「来週、日帰りで行ってくるよ」とわたしは妻に告げた。

「次は長い期間行けば?」
「簡単に言うなよ」

思わず声が大きくなった。横にいた息子にたしなめられた。
それはそうしたほうがいいとは思うけれど、そう気楽な感じで言われても困る。長い休暇なんて簡単じゃないんだ。

それだけじゃない。わたしにとっては、わたし自身の人生のほうが優先なのだ。

こうしたものの考え方は多くの方々からは非難をされるのかもしれないが。

044<[翳りゆくひと]>046


2024年7月19日金曜日

後輩たちの夏。

『お前の力 今 解き放て』

チャンスパターン(新曲)の中の一節だ。

彼らの力は、存分には放たれなかったかもしれない。
遠縁の後輩たちの夏。彼らの夏は、おそらく彼らの期待よりも短かった。


でもね、短かったからといって決してダメだったということではないのよ。
このチームを去年の秋から見てきて、流れ的にはあまり恵まれなかった部分もあったけれど、その中でも着実に前に進んでいることは見て取れたし、敗れはしたものの最後までとても「らしい」プレーができていた。

そのことに対して胸を張ってほしい。

遠縁の先輩はそんなことを思う。
何より、先輩はめちゃくちゃ楽しませてもらったもの。ありがとうね。


2024年7月18日木曜日

ほむほむのおすすめ。

そうならないように意識はしてるつもりだけど、どうしても選ぶジャンルや作家さんは「偏食」になってしまいがち。

だからときどきは誰かのおすすめに耳を傾ける。
それは書店のPOPでもいいし、新聞の書評欄でもいいし。
さすれば食わず嫌いもなんのその。

中でも、大好きなあの人に薦められた(と勝手に思ってる)小泉今日子書評集は僕の読書体験の中でもひとつの大きな位置を占めていると思う。意外な世界をたくさん見せてもらった。
この書評集をきっかけに読んだ一連の本の話は→コチラ

今回も、大好きな人の本棚を拝見させていただくような気持ちで、穂村弘「きっとあの人は眠っているんだよ 穂村弘の読書日記を手に取った。


確かに「本棚は拝見させて」いただいた気がする。でも、それはあまりに自分の現実からは遠すぎて、おすすめいただけたかどうかはかなり難しいところ。
たとえば本気の古書だったり、古い古い漫画だったり、入手困難っぽい詩集や歌集だったり絵本だったり。そりゃまあプロの本棚だもんなぁ。

そもそも書評から少しだけズラされたような、エッセイだと思ったし(まさに読書日記だ)、それが単純におもろかった。結局いつものように「ほむほむの楽しいエッセイ」として読んじゃった気がする。
ある本やある文章に対してほむほむの心がどう揺れたのか、元の文章のことをわからずとも「ふむふむ」と楽しく読ませてもらってしまったのだ。いや、ホントおもろい。

それでも自分なりに引っ掛かった何冊かのタイトルはメモさせてもらった。
機会があったら読んでみて、そして自分の感情がどう揺れるか、楽しみたいと思う。

・・
・・・

『「今月の組み立てふろく」のりしろがずれてゆがんだ太陽の塔』
何をかいわんや(笑)。

『「自分は今、とんでもない傑作を、ぜんぜん受けとめ切れないまま、その価値をざあざあ零しながら読んでいる」という実感』
あるよね。しょっちゅうだ。

『自然と人工の反転、松本隆の世界には、そんな感覚が溢れている(略)私は好きだ』
うん、私も好きだ。

『女性にしおりをプレゼントする。あいつら、すぐに』
この言葉にドキリとする。ほむほむの言葉ではなく、引用された作中の言葉である。ほむほむ自身もドキリとしてたようだ。あなたのそばに置いてほしい。あなたの世界に挟まっていたい。そんな心が形になったプレゼント。しおりに限らず、だよなぁ。何とは言わないけれど思い当たるフシは恐ろしいほど、ある。そんな自意識な僕たちに、お願いだから「あいつら、すぐに」って言わないで。

『手庇に指輪光れり冬あをぞら』


2024年7月17日水曜日

いいですね。

生活習慣な通院の20回目です。
もう20回っすか・・・すっかり常連さんですわね(涙)。前回の話→コチラ

ぼく「おはようございます」
ドクター「おはようございます。えーと、今回は・・・いいですね!

数値がようやく、“A判定が見えるところ”まで達してます(喜)。
というわけで今回は問診という名のお説教(笑)も特になく、さらっと「次回はいつにしましょうか」と。
次回は7週間後になりました。


その代わりというわけではないのでしょうが、調剤薬局で薬剤師さんから質問を受けました。
「今の数値は?」「最初はどのぐらいでした?」「次第に下がってきたという感じですか?」「わかりました」「引き続きしっかりとお薬飲んでくださいね」と。

思ったのは、自分の「数値」はある程度頭に入れとかないとこういう話もできないってこと。案外大事なことかもね。

そして、医薬分業、これももちろん大事なことなのでしょう。

・・
・・・

結果が良かったことに浮かれまして、その足でらーめん食べに行きました(自白)。


2024年7月16日火曜日

リボルバー・リリー。

今回今さらながらに見てみた映画は「リボルバー・リリー」です。
直訳すると「回転式拳銃を携えた百合さん」(^^;

大正末期。元凄腕スパイの百合は軍部に追われる少年と出会い、やがて運命の渦中に。未来のために生きる――。


豪華キャスト出演って触れ込みは別に構いませんし、演技どうこうではもちろんないのですが、作品全体に漂う大正ロマン的な「異国情緒」な空気に、どうにもそぐわないキャストが複数いたように感じたのが残念だったな。演技どうこうではないのよ(繰り返し)。

でも、この「無国籍感」とも言える作品の持つ雰囲気――特に映像の部分かな――は本当に素晴らしくて。いや、楽しかったというほうが近いかな。

その中心に凛として立つのが安心安定の綾瀬はるか

まずはそのアクションの見事さ!!
もともとアクションには定評のある女優さんですけど、タイトなワンピースを纏っての格闘シーンやガンさばき、改めてその凄さを再確認しました。

アクションだけでなく、ただ画面の中に立ってるだけでため息の出るような美しさ。ザ・映画女優ここにあり。
もしかしたら過去イチ美しい綾瀬さんがそこにいたかもしれません。

逆の言い方をすると、綾瀬はるかだからこその「リボルバー・リリー」という作品であり、彼女がいなければ崩壊してしまう作品だっのかも。

細かいとこでは「ん?」と思うようなこともあったけど、それを補って余りある「綾瀬はるか主演映画」だったのだ。


2024年7月15日月曜日

メンバーが足りないの。

残留争いしているチームに対して勝利の可能性をほぼ感じない形で90分を終える。
今のチーム状態は「その程度」ということだと思う。

京都 0-0 浦和△

内容云々の前に、とにかくメンバーが足りない。
SBは大畑だけ。CBの控えはいない。WGの本職は怪我明けの大久保だけ。CFはサンタナだけ。
そして復帰のグスタフソンは前半途中でまたケガ。
石原は戻ってくるけど大畑はパリ五輪でいなくなる(泣)。

選手交代をすればチームのバランスはどんどん怪しくなり、出てくる選手も万全ではなくて。
二田は空回り。コンビネーションもまだまだ。松尾もトップフォームには程遠い。


単純に、メディカルが悪いとか、ヘグモさんのマネージメントが悪いとか、フロントの補強が悪いとか、そんなことは思わないのだけれど、困ったことにこの悪い流れを抜け出すための手立てがまったく思いつかないのがつらい。

さらに便利屋扱いになってる渡邊がこのまま夏場をすべて乗り切れるだろうかということも心配。

レンタルに出してる選手って戻せないんだっけか?


2024年7月13日土曜日

翳りゆくひと。[044]


[044]

わたしは自宅でパソコンを開き、翌月曜日の仕事の準備、そして飛行機の空席状況を確認したりしていた。気持ちばかり焦る。

再び自宅の電話が鳴った。

『もしもし、わたし、さっき財布がなくなったって電話したかしら?』
「うん、スーパーに行ったときに落としたって電話もらったよ。大丈夫?」
『洋服の上に置いてあったのよ』

全身から力が抜けた。

『わざわざ交番まで届けに行ったりしたのに』

いや、それはわたしが行くように指示したんだよ。
いずれにしても、大事にならずに良かった。飛行機の予約もまだだったし。

『最近こういうことが多くて』

あっちゃんの口からこういう弱音が出るのは珍しい。この流れの中で、いろいろな生活補助のサービスを受けたりしてくれればいいのだけれど。

「とにかく見つかってよかったね。交番にも見つかったって言いに行ってね」
『そうね』
「そうだ。この間も言ったけど、マサさんのとこ、今、面会ができなくなってるから」
『あらそうなの。昨日もおとといも行ったんだけど』

そんなわけはない。

「とにかく面会できるようになったらまた知らせるから」
『わかったわ』

さくら老健との電話連絡で、マサさんのコロナからの体調の回復そのものは確認ができていたが、施設の面会再開めどは立っていないと言われていたのだった。

いずれにしても「財布なくした騒動」は未遂に終わって助かったが、また同じようなことが現実に起こらないとも限らない。
わたしは一連の内容をながいきセンターのセイコさんにメールで報告をしておくことにした。

翌日早速メールの返信があった。セイコさんは早速あっちゃんと電話で話してくれたそうだ。「財布が見つかったことは交番にも伝えてくださいね」と繰り返してくれたとのこと。
それでもこの状況でなお、あっちゃんは「サービスは受けたくない」と言っているらしい。
メールには『お父様とふたり一緒に入れる施設を検討いただくのがいいと思います』と結ばれていた。

「一緒に施設」という言葉がついに出てきた。そうなんだろうな。わたしもそう思う。

043<[翳りゆくひと]>045


2024年7月12日金曜日

翳りゆくひと。[043]


[043]

さくら老健で新型コロナウイルス感染症が見つかったことに伴って、新しい介護保険証を持ってマサさんの様子を見に行く、という予定は白紙に戻った。
そして、翌々日には危惧していた連絡が入った。

『お父様も陽性になってしまいました。少々発熱もあります。部屋も移って隔離をしていますが、体調そのものについては特に問題ありません』

これに対しては「わかりました」と「よろしくお願いします」以外に言えることがない。
どういう病気か、ある程度わかっているだけに余計な心配をしてもしかたがないし、施設の中にいるのだから心配にも及ばない。そういうことだ。

そうだ、あっちゃんにも連絡をしないと。余計な心配をさせたくなかったからコロナという単語は使わないようにした。

「マサさんのいるさくら老健がね、しばらく面会ができないことになったから」
『あらそうなの。昨日はお見舞いに行ったんだけどね』
「行けるようになったら連絡するから、しばらく行かないでね」

昨日はもちろん面会禁止だ。面会できているはずはない。

そのあっちゃんの介護認定が出たとながいきセンターからメールが届く。
今回は要支援2。前回の要支援1から1段階進んだ、ということだ。
それを受けて『薬剤師の訪問などをお勧めしたのですが、ご本人が嫌がっています』とのこと。

そもそもセイコさんの見立てでは要支援1だったし、あっちゃんはきっと面談の際にはしゃきっとしていたと想像できる。それなのに判定は要支援2なのか。
少しずつあっちゃんに対する心配が膨らんでいく。そして――。

2月最初の日曜日の午後のこと。わたしの家の固定電話が鳴る。受話器を上げるとあっちゃんだった。

『あのね、実はわたし、お財布を落としちゃったみたいで。どうしたらいいかしら』
「え、どこで?」
『さっきスーパー行って、帰ってきたらなくて。たぶん買ったものを詰めるところに置いてきちゃったんだと思う』
「スーパーの人には聞いてみた?」
『届いてないって』

記憶をたどる。
あっちゃんの財布は確か紺色の長財布。レシートでパンパンになっている。確か銀行のキャッシュカードもあの中だったはずだ。

「慌てなくていいけど、まずは警察に落としたって届けないと。駅のほうに交番あったよね」
『あるわ』
「まずは交番にまで行って。ちょっと遠いけどがんばって」
『わかったわ』
「スーパーの人には見つかったら連絡してくださいって言った?」
『言ってないけど』
「じゃあ交番の後に、もう一度スーパーに行って、届いてないか聞いて。それで届いてなかったら、見つかったら連絡が欲しいって電話番号を伝えて」

自分で言いながら、あまりに手順が多いことにわたしは愕然としていた。要支援2のあっちゃんにこなせるのか。

「とにかく交番ね」

いったん電話を切って、頭の中で整理する。
財布がないということは現金がないということで、しかもキャッシュカードもないとすれば、生活資金がない、ということだ。いや、F銀行は確かカードがなくても通帳だけでATMで下ろせたような気もするが、いずれにしても再発行の手続きとか、当座のお金とか、わたしが行くしかないか。

ながいきセンターのセイコさんにヘルプを頼むことも考えたが、今日は日曜日。それはできない。

やはり行くしかなさそうだ。明日の昼ぐらいの飛行機に乗れるだろうか。
天気予報に雪マークが見える。

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2024年7月11日木曜日

【ら~めん】なんつッ亭@戸越銀座

生活圏内にオープンしたと聞いては黙ってられませんね!

ということで、戸越銀座商店街にオープンした「なんつッ亭」に行ってきました。

商店街を歩いてるとまず目に入るのがごくごくシンプルなフォントで「ラーメン」とだけ書かれた黒い看板。
もちろん店の正面まで来れば店名は書かれてますけど、例の“うまいぜベイビー”の文言は見当たりません。秦野本店のドデカ看板を知ってるだけにちょっと拍子抜け(笑)。


券売機で購入したのは初心に戻って基本の黒マー油「らーめん」(650円也)。赤マー油は秦野で食べてるのでね。
あ、夜だったんで「おつまみセット」(700円也)も一緒にポチっとしました(^^;

「おまたせしましたらーめんでーす」

ちょうどおつまみ(チャーシューとメンマとモヤシと味玉半分)とハイボールがなくなろうとするタイミングで丼が到着です。
写真はインスタにアップしてます→コチラ

やっぱりこの黒マー油、香りがいいんですよね。単純に食欲とよだれが出てくる。
もしかすると好みが分かれる香りなのかもしれないけれど、クリーミーであっさりめな豚骨スープとこのちょっとウェーブがかった細麺、そしてこのマー油は僕の中ではベストマッチ

・・・・待てよ?

大判の海苔にモヤシもたくさん入ってるし、チャーシューは大きいし、ボリューム感ある一杯なのに、それでいて今どき、ろろろ、ろっぴゃくごじゅうえん???(@_@)

コスパすごいぜベイビー!

東急池上線戸越銀座駅改札を出て左(都営浅草線戸越駅方向)、戸越銀座商店街を40メートルぐらい進んだ左側。


2024年7月10日水曜日

ウルトラの虹。

7月10日は「ウルトラマンの日」です!

ということで、今月から始まった新番組「ウルトラマンアーク」の話をば。

マウスで描いてみたウルトラマンアーク

最初に思ったのは原点回帰、かなと。
昨今のウルトラマンさんたちは、みんなわりと肩とかプロテクター付けてるんじゃないのぐらいのゴリゴリのマッチョで、それでいてカラーリングも派手で、いかついって感じだったのね。それはそれでカッコイイのだけれど。

ところが今回の「アーク」、すごくシュッとしてるのよ。

シン・ウルトラマン的というか、成田亨的というのか、シンプルで滑らかな佇まい
顔はそれなりに今風ですけど(特に目の下にクマ?がある吊り目は特徴的ね)、全体の印象はフラット。
そしてカラーラングも基本は「銀と赤」。首回りが黒いのも最初は気づかなかった。

うん、いいぞー。

防衛軍じゃない「SKIP」の設定とか、メンバーも魅力的だし、土曜日のお楽しみが増えました。

・・・ヒロインのリンさん、どこかで見たことあるような気がするんだけど、何でしたっけ?(調べてない)



2024年7月9日火曜日

ポイ活は雪山を目指す。

2024-2025のウインターシーズンに向けて、ゴーグルを新調しましたっ!!

前回買ったのは2013-2014シーズンだから、もう干支ほぼ一周しちゃってるじゃん(笑)。

先シーズン、「怪しいところが出てきました」と書いたりもしましたが、具体的にはスポンジの部分ですね。そりゃ10年以上も経過すりゃ劣化するのは当然で、特に下側の通気口のところが滑ってるうちにボロボロと剥がれてくるようになってて、だましだまし使ってたってのが正直なところです。
滑走中に視界の中に黒いものが飛んでるってのはなかなかストレスでした。

もちろん天下の山本光学様のSWANSですから、修理して使うということもできたとは思うんです。フレームのデザインも気に入ってたし、レンズそのものには問題なかったしね。

でも・・・新しいの欲しいじゃん!!なぁ。

そう思ってずいぶん前からカタログを見ながら物色をしてました。
そして「欲しいのはコレ」と決めるところまでは来てたのです。
もちろんメーカーはマイこだわりのSWANS。モデルはRIDGELINE
2025のニューモデルを待つってのも考えましたが、旧モデルでも問題ないしそこにはあまりこだわりはないので。

ただ今どき、ちゃんとした(?)のはそこそこお高いわけです。
2024モデルはメーカー希望小売価格35,200円(ひー)。シーズン終盤になって、ネット上では25,600円ぐらいになってました。もうひと声(笑)。

そして2025モデルが発表になった(同じ型番が継続販売になりましたが少しカラーが変わりました)タイミングで、2024モデルはついに24,000円に!在庫僅少!!

ここしかないと思いましたね。ためらって「在庫なし」が一番よろしくない。
そこで登場したのが、コツコツと貯めてきた「ポイント」です。アンケートに答えたり広告見させられたりしつつ日々積み重ねて参りましたっ。これを一気に6,100円分投下!!

実質17,900円、49%オフでゲットです!送料無料ですっ(喜)。ビバ!ポイ活!!
ちなみに2025モデルのメーカー希望小売価格は36,300円(うひー)、今現在のネットでの予約価格はだいたい29,040円。

グッズ買うの、楽しいねぇ(笑)。またポイント貯めよっと。


[自分メモ]
SWANS RIDGELINE [RL-MDH-CMIT-RD] TI/R
PHOTOCHROMlC / LIGHT SMOKE / MIT RED MIRROR 33-69%
CLARITEX COAT / PREMIUM ANTI-FOG
A-BLOW SYSTEM
調光+剥がれないミラーレンズ+超撥水加工+超曇り止め加工。換気システム搭載


2024年7月8日月曜日

追加時間が終わるまでが試合です。

帰り着くまでが遠足ですみたいなタイトルにしてしまったけど、痛切に思ったよ。試合の終わらせ方って大事だし、強いチームはそれができるはずだということを。
別に「鹿島れ」って言ってるわけじゃないけどさ、そういうことも含めて。

●浦和 2-3 湘南

立ち上がりから相手のガツガツと来る守備に対して、うまくポジションを動かしながらきちんと前進ができていて、ネガティブトランジションも早くて、ゲームをうまく支配できていたと思う。

その中で生まれたいくつかの決定機を決められないと、という典型的な失点。

それでも後半選手交代を含めて再び圧力を強め、すばらしい形で同点、そして74分についに逆転。
エースストライカーの2発、そしてある意味特別な駒場という場所でのホームゲーム。
本当に強いチームなら、これで終わっていたんじゃないかと思う。


ひと言で言ってしまえば「成長途上」か。リードした直後に決定機を作られてしまったように、逆転したことでメンタルが落ち着いてしまったのか、パワーダウンが顕著だった。
出足はひとつずつ遅れ、スペースを優位に活用していたのは相手のほうで・・・・今にして思えば時間の問題だったか。
それでも90分と92分の失点ってのはつらいわ・・・。

具体的に何をどうする、ということはよくわからない。
チームの方向性が間違っているとも思わない。

こういう試合をひとつずつ経験として消化して乗り越える以外の道は、ない。


2024年7月5日金曜日

翳りゆくひと。[042]


[042]

2024年が明けた。

思えばちょうど1年前の2023年元日の、電話が通じなかったあのときから一連のいろいろな事柄が起こったんだったな。わたしはそんなことを思いながら、あっちゃんのスマホを呼び出した。

『おかけになった電話は電源が入っていないか、 電波の届かない場所にあるため、かかりません』

えっ。また通じない?

落ち着け。わたしは自分に言い聞かせた。
このメッセージは普通の、電源オフや圏外のときのメッセージだ。去年みたいな滞納じゃない。わたし自身が支払ってるのだから間違いない。おそらく、本当に電源が入っていないんだ。

あらためて、固定電話のほうに掛け直した。ちゃんと呼び出し音が聞こえた。

『もしもし』
「あけましておめでとう」
『はい、おめでとうございます』

さすがに元日ぐらいは日付、認識しててくれるといいのだけれど。

「そういえば携帯電話、通じないんだけど電源入ってないの?」
『あら、そんなことないわよ』
「ちょっと見てみて」
『えーっと、通信サービスがありませんって出てるわよ』

わたしならスマホの再起動とか、あるいはSIMの抜き差しを試してみるだろうし、おそらくはそれで解決してしまう程度のトラブルだけど、再起動の方法は機種によっても違うし、ましてやSIMなんて。
あっちゃんのスマホにかけてくるような人は、固定電話の番号だった知ってるはず。固定電話が使えるのだから、無理をさせる必要もないか。

「そうかー。次に行ったときに見てみるから、気にしなくていいよ」

翌1月2日の夜、わたしの家の固定電話が鳴る。電話の主はあっちゃんだった。

『あのね、もうおめでとう言ったかしら?』
「うん、昨日ね」
『昨日・・・』

頭の中で何かを探しているような、そんな沈黙が流れた。

年末に介護認定の調査があって、マサさんとあっちゃんの認定はおそらくこの1月中には決まるはず。わたしは、マサさんの介護保険証が届いたら、それをさくら老健に渡すという名目で、およそ半年ぶりにふたりの顔を見に行こうと考えていた。
できれば2月の早いうちに。
ながいきセンターとも、そのタイミングであっちゃんの今後について相談したい、そういう話になっていた。

ところが、そんな話をしていた1月下旬、わたしの元に予想もしていなかった連絡がさくら老健から届く。

『所内で新型コロナが出ました。当面の間、すべての面会は禁止とします』

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2024年7月4日木曜日

ファースト・ロゴタイプ。

今からン年前、と具体的な数字は書きませんが、はるか昔の学生時代、正確には大学2年生でしたが、所属していたチームのウェアのために、チーム名のロゴタイプを描いたことがありました。

それが私の最初のグラフィックデザイン。
・・・・じゃなかったわ。高校3年のときに仲間内で作ったワッペン(!)が最初だったね。

もちろん定規とコンパスと鉛筆で描きました。今思えば恐ろしい手間ですが、逆にすごい集中力だったわねぇ。

残念ながら、その完成品のウェアは現存しておらず、どんなロゴだったか記憶はやや曖昧なのですが、おぼろげなその記憶を頼りに、今のテクノロジーを利用しつつ再構築してみたのです。忙しいときほどこういうことをやりたくなるのよ。

designed by 144factory

誰も気づいてはくれないでしょうし、それでぜんぜん構わないんですが、自分なりの細かーいこだわりはものすごく詰め込んでます。ぎゅうぎゅうです(笑)。

あのときのものとは少し違う気もします。でもせっかくなんでTシャツやら小物(カラビナ付きの小さいポーチ)に落とし込んだりしてみました。


どうでしょ。
ノスタルジーな気分も含めて「なかなかいいんじゃない」と自画自賛してます。

インスタにも画像載ってます→コチラ


2024年7月3日水曜日

翳りゆくひと。[041]


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2023年の暮れも押し迫ってきた。そろそろ来年の話が出てくるタイミングでもある。

12月23日、マサさんが入所しているさくら老健のケアマネ、コハマさんから電話が入った。
2月末で期限がやってくる介護保険認定の、新しい認定の手続きの時期になるとのこと。

『ご家族の方に立ち会っていただくこともできますが、遠方ということもあるので、こちらにお任せしていただいてもいいでしょうか』
「それはもう、ぜひともお任せします。介護保険関係の書類は、すべてこちらに届くように手続きしてありますので、新しい介護保険証は届き次第お送りします」

立ち会ったところで何かできるわけでもないし、そのために行くのも正直面倒だなと思った。

「あと、いただいた電話で恐縮ですが、毎月お送りいただいているお知らせの中で父の写真を見たのですが、かなり髪が伸びてるようで。次回の散髪のタイミングで、カットをお願いしてもいいでしょうか。本人が嫌がらなければ」
『わかりました。1月に散髪できるよう予約を入れておきます』

入所時、散髪は有料の予約制という話は聞いていた。なんとなくあっちゃんが面会に来たときに気になって依頼するのではないかと思っていたのだが、どうもそういうこともないようなので、わたしが依頼することにしたのだった。

その翌々日には看護師の方からの電話もあった。

『足に腫れがあって、ホウカシキエンを発症した可能性があります。年末年始になりますので、念のため抗生剤を投与しましたのでご報告のお電話です』
「ホウカシキエン、ですか?」

検索すると、蜂窩織炎という感染症のようだ。

『もともと外反母趾がある部分でもあるので、その影響かもしれません。今のところ発熱もありませんので、引き続き様子を見ていきます」
「わかりました。ありがとうございます」

相変わらず細かく報告をしていただけている。
後日の報告によれば、この腫れは、マサさんの体調的には何の問題もなかったとのこと。

一方であっちゃんの介護認定のほうは、ながいきセンターのセイコさんから12月28日にメールで報告を受けた。

『介護認定の調査を終えました。おそらく要支援1には認定されると思います』
『それから、腰痛があるようにおっしゃっていました』
『生活は変わらずできていますが、物忘れが進んでおり病院受診を忘れておられ、クリニックの方が心配しておられます』
『また、お部屋が雑然としており、特に不燃ゴミが溜まっているのが気になりました』

あっちゃんの住む町の不燃ゴミ回収は、月に1回。ただでさえ溜まりがちになる不燃ゴミなのだが、日付の感覚が鈍っているあっちゃんが、その月1回の機会を逃してしまうとどんどん溜まっていくことは容易に想像ができてしまう。

『ゴミ出しの支援に介護サービスを利用するよう声かけましたが利用の意向はないようです。難しいですね』

難しいですね、か。確かに嫌がるものを無理に受け入れてもらうのは良くないとは思う。
だが、ほかに何かいい方策が見つかってどうにかなるものだろうか。

答えのようなものを見つけられぬまま、わたしは年の瀬を迎えている。

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2024年7月2日火曜日

自宅トレーニング[シーズン3]#21

6月は足のケガもあって、基本的な運動量が少なかったかな、と思います。
基本的な運動って言っても僕の場合はほとんど「歩く」ですが、月間30万ってのはいかにも少ない。

かといって、加圧トレでも下半身があまり使えなかったわけです。
大きな足の筋肉を動かさないと、トレーニング効果もやはり小さくなってしまいます。

だもんで、月末の測定のとき、鏡に映った自分を見て「あ、少し太ったかも」と思ったわけですよね。そうしてこわごわ測ってみたら、体重は「お、意外に維持できてた」と喜んだんですよ。

でも、続けて表示された体脂肪率を見て「ああ、やっぱりそういうことだったか」と(泣)。




【2024年6月度】
加圧トレーニング:2回[自宅トレ通算234回目]
寝起き素振り:20回
月間さんぽ歩数:約30万歩

計測
前月比:   体重-0.2kg 体脂肪率+1.4pts
前年同月比: 体重+0.7kg 体脂肪率+1.6pts
2013年7月比:体重-7.9kg 体脂肪率+3.9pts

前月のトレーニング→コチラ


2024年7月1日月曜日

新生浦和。

屋台骨だった3人の選手の移籍。
ただでさえケガ人が多く台所事情が苦しい中、僕たちサポーターにとってもかなり衝撃的な1週間だった。

そんな中迎えたリーグ戦。

僕たちの心配をよそに、チームは躍動した。前節もいい内容だったけど、今節は最高に近い。
相手に攻められることもなく、ボールを保持し、動かし、選手も動き、相手を混乱に陥れ、シュートも数多く打ち、仮に奪われても高い位置で奪還し、そしてまた攻めて。

「やりたいこと」がこんなにわかりやすく表現されることもそうそうあるもんじゃない。

○浦和 3-0 磐田

あの不安定なジャッジでよくぞここまで(笑)。

システムは前節よりもよりはっきりした4-2-3-1。なにせ本職ウインガーがソルバッケンしかいないんですもん。
だけど“キャプテン”伊藤敦樹が必ず縦のスペースをうかがうので、中盤は逆三角形的になることも多々。要するに「選手の立ち位置が、ようやくこなれてきた」ってことなんだよ。
そして1G2A。お見事としか言いようがないし、「これからのチームの中核は俺たちだ」っていうメッセージ、受け取りましたよ!
大活躍だった伊藤と佐藤と石原って同学年よね?


酒井宏樹、岩尾憲、アレキサンダー・ショルツ。
チームを離れた選手には思い入れもたっぷりとあるし、ACLタイトルをもたらしてくれた感謝もあるし、なかなか言葉では言い表せないんだけど、「新生浦和」が誕生して成長していくために、必要なプロセスというか、一連の出来事だったんだと思うことにしてる。
ソルバッケンに至っては一度もスタジアムで見られなかったよ(涙)。

そしてその段階での監督がヘグモさんで良かった。

ショレ「ずっといると思ってた」・・・(´;ω;`)ブワッ