パリオリンピック5日目。
「勝てたよなぁ」と「やっぱり勝てなかったか」と「勝ちたかった」。少しずつニュアンスの違う感情が渦巻いていてどうにも困る。
ただそこにある厳然たる事実は、敗戦ということだけ。
男子バスケットグループフェーズ第2戦。NBAオールスタークラスのツインタワーを擁するフランスに対し、悲願の勝利を目指し、それはそれはすばらしく心揺さぶられるプレーを続けてくれたAkatsuki Japanだったのだけど。
アンスポ2つで八村退場(ちょっと笛が厳しいかなぁ)がひとつのターニングポイントになったのかな。むしろ集中力が増したような感じだった(飛勇のブロックにはマジで鳥肌立った)。
んで問題の残り16秒4点リード、相手のスリーに対するの河村のディフェンス。セオリーなら打たせてしまえ、なのだろうけど、チェックに行った河村のことは僕は責められないなぁ。限界まで集中が上がってる状態だったろうから、あれはもうバスケ選手としての「本能」だったんだと思うのよ。
実際問題ファウルはしてなかったように見えた――HCチャレンジが残ってたら、とも思うけど、あそこでチャレンジしてなきゃここまで競れなかった可能性もあるし。
何より、ここまでチームをけん引してきてたのは間違いなく彼だったしね。
悔しかったのは4Qラストのポゼッション。単純なディープスリーしかなかったのだろうか。
『PGとしてコントロールできなかった』と試合後に河村が悔やんだのはむしろそこだったのではなかったか。
でも。
東京五輪を見てた3年前の自分に伝えたいよ。フランス相手に悔しがれるところにまで、日本はやってきたよ、と。
JPN 90(OT)94 FRA
オリンピックのたびに書いてる気がするんだけど、もちろん選手・チームにはできれば勝ってほしいし、願わくばメダルを、と思う。でもね、たとえそこに届かなくても、彼らのここまでの道程が否定されるようなものではまったくもってないし、その意味ではまぎれもなく参加することには意義があって、それこそリスペクトに値するものだと思っている。
本当にそうだぞ、灯。
一番は選手個々が積み上げてきたものを発揮できること、それに尽きる。結果は相手もあることだし。
とか言ってても、やっぱりメダル取ると心底うれしいのよ。というわけで、4日目終了時に記念撮影(笑)。ニッポン、金メダル数トップ!!
記念のスクショww#TEAMJAPAN pic.twitter.com/HHJNcwvfAK
— 144factory [kaz144] (@144factory) July 30, 2024
本日のパワーワード「国防ブライアン」