2024年5月6日月曜日

さんぽニストの大さんぽ再び。

なんでまた?と考えると、やっぱり「未練」なのかなぁ、と。

およそ1年前の2023年6月に「東京エクストリームウォーク100(TXW100)」という100kmを歩くイベントに申し込み、大会が中止になり、それでもと個人的に100kmウォークに挑み、そして途中棄権した。
そのときのブログには『エクストリームではない、「普通のさんぽニスト」に戻る』と書いてるし、再び100kmに挑むなんて思いもしなかったんだけど、新しいコースが発表になれば気になるし、あるいはこの春の50kmに知人が参加したりするのを耳にしたり、そうすると途中棄権してしまっていることがひどく残念なことに思えてきたりして、なんとなく心の中にくすぶるものは感じてた。
去年のTXW100の話はコチラ→大さんぽ。1 2 3 4 5

そんなときに新調したシューズの具合がよくて、『この靴なら行けそうな気がする』ではないけど、それを最後のきっかけとして、未練の残る100kmに挑むことに決めた。
前言撤回が何やら気恥ずかしいので、さらには「また途中棄権したらどうしよう」という気持ちもあって、誰に言うでもなく、ネットに書き込むでもなく(^^;

ならば5月に予定されている大会にエントリーすればいいんだれど、今現在個人的な事情もあって先々の予定を決めにくい状態。それと大会だと「誰かと競ってしまう」「記録が気になってしまう」みたいなのがイヤだったので、またまた“セルフでエクストリーム”することにした。

昨年と同じルートを歩くのもつまらないので、逆に東京を起点に小田原まで。でも湘南の海岸線は日中じゃないと厳しいので、夜のスタートに。
思い立ったが吉日。翌日から連休になる仕事終わりの夜、神宮外苑の「ゴール地点」に立った。

コースは大会公式どおりに歩きました。逆行だけど。

いつものさんぽと違って周囲をキョロキョロすることもなく(まあ見知ったルートでもあるので)、ただひたすらにゴール方向に足を進める。できるだけ距離と時間も気にしないように。

歩きながら思うのは「何やってんだろ俺」ではあるものの、それこそ自分の未練との決着なんだと言い聞かせつつ。

序盤30km、横浜までは順調。ただこの日は日中仕事してたわけで25時ともなるとさすがに疲労感は出てきたか。

保土ヶ谷から戸塚、明け方に近づくにつれ、気温が下がってきた。汗もかいてるので余計に冷えを感じる。前回の反省も踏まえ、デイパックの中に入れておいたウインドブレーカーを羽織り、「萌え袖」にして手先も冷えないように。
補給に立ち寄ったコンビニでは温かいお茶を購入して内側からも保温に努めた。

すっかり朝になり湘南海岸。ここで半袖に着替え。この場所だと上半身裸になっても違和感がない。汗もしっかり拭いて。
今日は暑くなりそうだ。パンツもロングから短パンに履き替えた(これはちょっと恥ずかしい)
あと、右足の踵にマメのできる予兆。ワセリンを塗り増し、さらにはマメブロックテープも貼った。
ゆっくり20分ほどの休憩。寝転がって足をぶらぶらさせるとすごく気持ちいい。疲労物質が流れるような感じ。


海岸を終えて平塚に入るところで、さすがに疲労が痛みとして表面化してきた。ここでも前回の反省から準備していたロキソニンを摂取。30分ほどして効いてきた感じがある。ペースが戻ってきた。

そして大磯の小さなアップダウンを歩いているときに右足の踵にずるっという感触が。
道端に座り込みシューズを脱いで確認すると、マメがつぶれてた。おそらく海岸を歩くときに砂地で少しずつシューズの中で足が動いてしまったのが直接の原因だろう。
ソックスがびしょびしょになっているほどの大きなマメ。テープを貼り増しして皮がむけないように固定、シューレースも強めに締め直した。
ただ、やはり右足の踵を着くときに痛みが走るので、「フォアフット」な着地になる――これで残り距離を行けるのか?この80数キロ地点はまさに前回のリタイヤの距離(不安)。
不安の中、それでも少しずつ進んでいると、マメの中が落ち着いたみたいな感じで、痛みが小さくなってきた。これなら普通に歩ける!

残り10キロほど。
さすがに距離のことが気になり始めた。が、疲労はかなりピークになり、歩きながら睡魔もやってくるようになった。

それでも相手は自分の「未練」。前へ前へ。

この日の小田原はお祭り。多くの人出の中、見えてきた小田原城の敷地に。本来のスタート地点である銅門の前に立つ。100km、完歩。

達成感。何か背負ってたものを下したようなすっきりとした気分だ。心なしか体も軽い。
駅で飲んだ缶ビールの旨かったことったらない。

なんやかんやいいつつ、記録は取ってました(笑)。


というわけで無事(体はボロボロですが)、100kmウォーカーになりました!
もう未練はありません!!

誰か褒めて!!(笑)


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