10年。早いなあ、とも、ずいぶん経ったなあ、とも思う。
毎年毎年「忘れない」と書いてはいるものの、基本的にはビビりな性格なので、今年のように例年よりも多くの映像やら何やらを見る、あるいは見てしまう機会が多いと、正直なところ忘れないどころか目を背けたくなってしまったりもしてて。
『もう二度とあんなことは起きてほしくない。』
そうは思うけど、たとえば先月13日の福島県沖地震のように、現実にはどうしたって起きてしまうんだと、突き付けられる。そんな10年後の3.11を迎えている。
改めて自分のブログを読み返したりすると、10年前も自粛、自粛と叫ばれてたんだなと思い出した。特に電力消費につながることについてはあれこれとあった。
昨今とはもちろん状況は違うけれど、「いつもどおり」を求めてたのは当時も今も同じなのかもしれない。
でも「いつも」は常に変わっていくもの。特にこの1年で実感したことでもある。
10年の年月で子供たちは成長し、僕たちは少しずつ老けていき、親世代は老いた。
あのときの「いつも」はもうここにはない。
細かいことを考えれば、必要な備蓄だって違ってきているはず。
いろいろと見直そうと思う。それが僕たちにとって、あの震災を覚え続けていくことのひとつだから。
[3月11日のブログアーカイブ]
- 2011年「かいしゃなう。」
- 2012年「もう1年。まだ1年。」
- 2013年「もう2年。まだ2年。」
- 2014年「もう3年。まだ3年。」
- 2015年「4年間。」
- 2016年「11日の金曜日。」
- 2017年「思い出す日に。」
- 2018年「7年。」
- 2019年「自分たちのために。」
- 2020年「正しく備える。」
- 2021年「3.11×10 ~変わりゆく「いつも」~」
2011年、当日はとにかくスタッフを家に帰そうとしてた。金曜日だったこともあるけど、今ならオフィスに残ってもらうことになる。様変わりのひとつ。
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