2016年3月11日金曜日

11日の金曜日。

5年前の今日も金曜日だった。
年度末が迫る中、もう少しで週末だと思いを馳せる時間帯だった。

今も鮮明に思い出される光景。右の席の女性はとっさにデスクの下に隠れ、視線を左に送れば窓の外で大縄跳びのように揺れる電線。
つながらない携帯電話、コンビニから消える品物、オフィスの小さなテレビに映し出されるまるで現実感のない映像、都心から放射状に進む人々の列・・・。

何をしてきたわけでもないし何もできてはいないけれど、そうした光景を思い出すことで、少なくともその向こうにあったこと・今もある事実と現実を忘れないように。

そのことを今日、3月11日の金曜日に記す。

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