今回今さらながらに見てみた映画は「メグレと若い女の死」です。
メグレというと、すっかりコナン君の目暮警部を思い浮かべるようになっちゃってますが、本家はこちらですよ、と自分に言い聞かせたりしつつ。そういえば愛川欽也が演じてなかったっけ??
豪華なドレスをまとった若い女の遺体が発見され、捜査にあたる老刑事メグレ。その捜査にある種の「執着」をもってあたるメグレだったが――。
捜査手法含めて、現代社会では理解しがたい部分も多かったりはするんだけど、彼の執着の理由みたいなものが見えてくると、心情としては理解できたりする部分も生まれてくる。
だけど。
サスペンスミステリーとしては正直特におもしろくは、ない。断言。
むしろ退屈と言ってもいいぐらいだ。
でも、なんだかこの映画には不思議な魅力がある。華やかのはずのパリの、その陰の部分の陰鬱さ、そしてその静けさと美しさ。それらを描く映像美とでもいうのだろうか。
なのでこうして感想を書こうとすると、とっても評価に困るのです。
わずかながら「退屈>美」だったかな。僕にとっては。
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