2023年11月9日木曜日

リバウンドメンタリティ

力不足を痛感したカップ戦のファイナル。それからわずか中3日での海外アウェイ。
相手はホームゲームで完敗した強敵。

さらには離脱選手も次々と増え、心身ともに満身創痍と言ってもいい状態の浦和レッズ。
GKを2枚ベンチ入りさせないとメンバーが足りない。

だが、こちらにの心配をよそに、キックオフから攻めた。とにかく積極的だった。開始1分で枠内シュートを飛ばした。
何か吹っ切れたものがあったのか。チームの、選手の“リバウンドメンタリティ”に驚きながら試合を追っていた。

そして奪った先制点。チーム全体の姿勢が形になった、すばらしい得点だった。
縦を突いた小泉のパスも、冷静に時間を作ったブックも、相手を引き付けた荻原も、もちろん自分の得意なスペースを確保したカンテも、本当に見事としか言いようがない。

AFC Champions League 2023/2024 Group J #4
POHANG STEELERS (KOR) 2-1 URAWA RED DIAMONDS (JPN)

だけど「満身創痍」であるという事実は事実としてそこにあった。
メンタルがどれだけ高揚していようとも、フィジカルは時間経過とともに如実に削られていく。

そしてフィジカルの疲弊は、メンタルの疲弊につながっていく・・・。

でもね、この日のチームはなんかすごかった。
やや不運な形で同点に追いつかれても、数的不利になってしまっても、自陣ゴール前に釘付けにされて、最後は逆転を喫しても、監督が不可解な退席処分になってしまっても、「心」まで折れることはなかった。

結果は文字どおり「つらい結果」。だけどこういう試合を見せられたら前向きに応援したいと心底思うのよ。


帰国したらすぐまた試合が続く。願わくば、この「つらい結果」の後にもまた“リバウンドメンタリティ”が発露され、明るい兆しが見えるように。


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