今回今さらながらに見てみた映画は「コ口しのナンバー」です。例によって一部伏字。
舞台は「乱数放送局」。
無機質に数字を読み上げるだけの放送――その数字はエージェントに届き、乱数表によって指令となり、そして「実行」に移される。
その放送局に左遷された元エージェントと新人暗号作成者のコンビが別組織の衝撃に遭い・・・というサスペンスアクション。
タイトルバックで、淡々と数字が点滅する映像がまず良かったね。
登場人物は極端に少なく、暗い閉鎖空間でのストーリー展開も地味。主役の演技もどこか表情が消えてて「華」がない。
そうした「何もない」感じが、無機質な“ナンバー”と相まって静かな緊迫感となって、予想以上に引き込まれちゃった。
設定的にはなんだか変じゃないかと思うようなところもないではないのだけど、派手にどんでん返しがあるようなことでもないので、そんなに気になんなかったかも。
そして何より、この静かさ地味さ無機質さが、妙に古臭い邦題に絶妙にマッチしてた(^^;
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