準決勝のNZL戦をまさに「順当」と言わんばかりの内容で勝ち上がり、迎えた決勝の相手は予想どおり中国。
結果から言ってしまえば「中国強かった」のひと言。
CHN 73-71 JPN●
もちろん勝ち筋がなかったわけではないし、あわやの場面もないではなかった。でも試合トータルを見れば中国が上だったと認めなきゃならないかな。
たとえば攻撃では、スペインピックのような複雑なセットオフェンスを繰り出してきてて、日本の早いローテーションによる守備を混乱に陥れてた。
宮崎が自分のマークを見失って迷子になってたシーンが象徴的。あれは宮崎の問題というよりも中国の組織と個の両方がすごかった。
たとえば守備では、日本のスリーに対してハードショウで足元までしっかり寄っておきながら、そこからのドライブに対してもしっかりついていける集中力とフィジカル。
高田がスリーを打てそうで打てず、そこからのドライブも抜き切れなかったシーンが象徴的。
日本に比べて高さと幅があるのは間違いないところとして、とにかく運動量もすごかったし、身体をぶつける上手さも見て取れた。
フィジカルコンタクトの結果は、当然日本の選手たちの疲弊につながっていった。
赤穂あたりはひと回り大きい相手にマッチアップしたことで最後は動けなくなっちゃってたもんなぁ。
中国が強かった、というのは「対策」「戦術」という部分も含めて。
東京オリンピックの銀メダル以降、やはり強豪国の日本対策は進んでいると考えるべきだろう。
準決勝までの内容を見れば日本も間違いなく強くなってる。でも世界も当然のように進んでいる。
* * *
男子U19の世界選手権、QFのアメリカ戦も見た。実力的にはベスト8進出は望外の結果だろうし、どうせ負けるならアメリカを肌で感じてもらうってのも悪くなかったと思う。
そのアメリカが結果4位って・・(@_@)
普通にパスひとつ出すのにあんなに神経を使う世界は、彼らに何を残してくれただろう。
それが成長の種になることを願わずにはいられない。
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