長谷川嘉哉「ボケ日和 わが家に認知症がやって来た!どうする?どうなる?」を読む。
珍しく小説じゃないのを読んだのは・・・・まあそういうことですわ。
専門医による、“介護する側”に向けた指南書というかメッセージというか。
そして何より症状を知識として持っているかどうかは、大きい。
怒りっぽくなったりするのは、疑心暗鬼の塊になってしまうのは、そうしたいろいろなことが「そういうことかー」とね。「本当にそうなったよ」と笑い話にできる、という記述も。
そして本書の中で最も印象的に残ったのは「出口」という言葉。
出口があるのだという知識は、きっとよりどころになる。そして救いになる。そんな気がしている。きっと読み返すこともあるんだろうな。
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タイミング良く(?)NHKドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」はおばあちゃんフィーチャー回だった。本書を読んだ後だけにかぎりなくリアルであると思ったし、泣けた。
『ばあちゃん進化中。これからどんどんオモロい人になってくねん。』
『ばあちゃん進化中。これからどんどんオモロい人になってくねん。』
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