2023年7月11日火曜日

遠く遠く離れていても。

こないだちょいとカラオケ歌って、んで帰り道いろいろ思ったのね。
なんと言うか、自分と音楽との距離が離れちゃったなって。


もともとカラオケは好きなんだけど、特にこの3年が顕著で機会そのものが減ってきたこと(つまり練習不足)とか、年齢とともに声そのもの、特に高音が出にくくなってきたこととか、簡単に言うとヘタになったなぁ(涙)と嘆いてるというのがまずひとつ。酒が弱くなったのもあるかな。

それからテレビの影響なのかな、皆が遊んでるあの採点システムも苦手で。
もともと好きな曲を好きなように歌いたいだけ!なので、一音一音の上がったり下がったりが正確じゃなくたって「ちゃんと聞こえるならいいじゃん派」(←なんか言い訳じみてるが)。画面表示にアタフタしながら歌って楽しいかい?って思っちゃうのよね。
「うわーすごい90点!」って言われるより「うわ~いい声~」って言われるほうが何万倍もうれしいんですがねぇ。
これも時代なのでしょうか。だとすると取り残されてるなぁ。

この日は3~4曲歌ったのかな。でも、ぜんぜん新しい曲、覚えてないから、当然のように古い曲を歌う。古い曲だと自分の脳内メモリから出てくるのは「マイ定番曲」(十八番とも言う)だけ。昭和から平成初期にかけての「いつものやつばっかり」になっちゃってる。これも「今の」音楽から距離を感じる要因のひとつ。昭和歌謡が今流行ってるらしいからそれはそれでいいか、などと自分に言い聞かせてるが。
それこそモテたいがためだけに新曲を覚えてったあのころの俺って・・・・。

覚えてないというか歌いたい曲にあまり出会わないというのはあるんだけど、そもそも新しい曲を聴いてないんだよね。
サブスク/ストリーミングで曲を聴かないし、「SNSから人気に火が」なんて話はポカンだし、近所のレンタル屋はCDの取り扱いを止めちゃったし。たまに買うCDは「おなじみアーティスト」ばかりになっちゃう。
あとはせいぜいテレビの歌番組をながら見するぐらいかなぁ。

だからクルマを運転するときぐらいはラジオで新曲を、と思うんだけど、最近のFM局ってトークの時間が長すぎてぜんぜん音楽がかかんないんだよ。そんな意識高い系トークとかいらんから、音楽かけてくれ。インターとかマジ頼むわ。
結局クルマの中でも自分のウォークマンに入ってる曲を流すことになる。入ってる曲はもちろん自分の手持ちの曲だし、古い曲が大半というかほぼ全部だし。出会いがないわねぇ。

ウォークマンと言えば、文字どおりの「歩いてるときに聴く」という習慣も薄れてた。
「マスクしてイヤホンすると耳の中(というか顎関節)が痛い問題」もあって(この話題は以前書きました→コチラ)、この3年のマスク装着期間は音楽を聴きながら歩くことすらしてなかった。
念のため書いておくと、ロングさんぽや見知らぬところを歩くときは安全のこともあって、もともとイヤホンはしてませんでした。

ようやくマスクを外して歩けるようになっても、「歩いてるときに聴く」習慣は戻ってきてなくて、最近になって「そういえば」って思い出してるところ。

そう。つまり、音楽が身近になくても案外平気だった自分に驚いている。


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