パリパラリンピック3日目。
毎回思うことのひとつだけど、パラ競技にはレジェンドなどと呼びたくなるような経験豊富な選手が多い。たとえば2日目に金メダルを獲得した競泳50m平SB3の鈴木選手(day3でも100フリーで銀メダル!おめでとう!)など、37歳で「16年前の自己ベストを更新」しての優勝とか、“人間の限界”“人類の可能性”を考えちゃいますよね。
そしてその意味で今日いちばん嬉しかったのは陸上男子400mT52の伊藤智也選手(61)の銅メダルだった。すでにあちこちに記事が出てるから詳しくは書かないけれど、TOKYO2020では「クラス分け」という悲運でメダルに届かなかった(当日の僕のブログにも少しだけ記述がある。あの日も「可能性」に言及してた→こちら)。
あれから3年。パラチームジャパンの最年長。ヘルメットを取るまではそれとはわからない鍛え上げられたフィジカル。何よりもインタビューの言葉の端々から感じる人間性――。
61歳、最高じゃないか!
スポーツの神様はちゃんと見ててくれた。もしも神様がいるならね(^^;
でもだからといって、ベテランばかりで競技をしてるわけではないのもまた面白いところ。
前述の競泳S3フリー、陸上T52で勝った選手はとももに23歳で、3年前とは明らかに勢力図が変わっている。
日本チームだって、たとえばこの日優勝候補のアメリカに快勝した、ベテラン揃いの車いすラグビーの日本代表で、圧倒的なスピードで約半数のトライを奪った橋本選手は22歳。
単純なベテランvs若手みたいな図式では語れない。ベテランもまだ老け込まず可能性を追い求めつつ成長を続けていて、さらにそれを知見として蓄えつつ越えてくる若手が現れて。そんなとこも面白いんだよね、パラスポーツ。
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あ、そうそう。放送と配信がないないとさんざん文句言っておりましたが、大会公式がYouTubeでライブ配信していることにようやく気づきました。ありがとうありがとう。
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