2026年5月29日金曜日

翳りゆくひと。[147]


[147]

12月中旬、わたし宛に見知らぬ会社からの郵便が届いた。
普段なら開封もせずに捨ててしまうようなダイレクトメールにも見えたのだが、マサさんやあっちゃんが買った通販の代金督促とか、あまり思い出したくない事象も過去にはあったので、わたし自身も少しばかりセンシティブになっている。
差出人を見ると、マサさんの実家の隣県にある企業、SR社からのものだった。

「なんだろう」

開けてみると、わたしがマサさんから相続した土地の一部の活用の提案と会社案内だった。
ウェブサイトも含め、会社案内を確認すると、主にソーラーパネルの設置を手がけている企業のようだった。
この手の企業には正直あまりいい印象は持っていないので、通常なら無視、そして破棄していたかもしれない。だが、あの使いみちのない土地の話だ。そこはちゃんと考えなければならない。

念のため、将来この土地を継ぐ可能性の高い息子にも話を聞いてみた。

「1円でもいいいから手放せるならそれに越したことはないよ」

まったくそのとおりだ。

提案の内容をよく見てみると、ソーラーパネルではなく、蓄電施設の建設計画のようだ。
ただし条件が少々複雑で、SR社から電力会社に申請を行い、それが通ったらいよいよ土地を買収し、建設を進めるということのようだ。その認可度合い(費用補助も下りる可能性がある)によっても売買価格も変動するし、そもそも却下される可能性もある、と。

あの土地の周辺事情を考えると、そうした計画が持ち上がるのはわからないでもない。
つまり眉唾である可能性は低いと考えられる。

まずは電話して話を聞くしかないだろう。

「先日お手紙をいただいた土地の件なのですが」

SR社の代表と話をしてみた感じ、単純に悪い印象はなかった。
内容としても提案書に書かれていたものと齟齬はない。

『ただ、申請から認可まで半年、あるいはそれ以上の時間がかかる可能性があります』

そのため実際に進める際にはまずは「売買合意書」、つまり売買する約束はいったんしておくとして、認可が下りたら実際に売買をします、却下だった場合は売買はなかったことにします、という書面を取り交わしたいということだった。
他に売られても困るだろうし当然の措置だろう。

「なるほど話はわかりました。その方向で進められればと思いますが、こちらからもひとつ条件があります。現在のご提案では当方の土地の一部を買いたいということのようですが、こちらとしては切り売りは望んでいません。買っていただく場合には区画すべてを購入いただきたいのです。代金は上乗せいただかなくて構いません」
『承知しました。ではその方向で売買合意書を準備させていただきます』

相続してから間もない土地ということもあって、売買後にはしっかりと課税されることのようだ。4割近くになるという。計算するとがっかりする気持ちも出てきてしまうのだが、息子が言っていた「1円でもいいから」という言葉を思い出しその気持ちを飲み込んだ。

クリスマスイブ、わたしとSR社との間での売買合意書の締結が完了し、SR社は電力会社への申請の手続きに入った。
いい知らせというプレゼントは届くのだろうか。首を長くしつつ気長に待とう。

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2026年5月27日水曜日

電車を乗り間違える。

日常生活で電車を乗り間違えることはない――ないと思うけど、絶対にないかと言われるとありそうな気もするので、「ほぼない」という言い方にしておこうかな。

・・・・乗り間違えることはほぼない(^^;


だけど夢の中ではわりと、というかかなり頻繁に乗り間違えている。

車両の中で「あ、違う」と気づくときもあれば、「この電車違うよな」と自覚しつつ乗り込むときも多い。気づいてるなら乗るなよと自分にツッコミを入れたりしつつ。

さらに悪いことに、その失敗を取り戻そうとさらに間違えた電車に乗り換えてしまう。
「これに乗り換えたら取り返しがつかないな」と思いながら乗り換えるのだからたちが悪い。

どんどん知らないところに連れていかれる絶望感たるや。

で夢の中の私はどうするかというと、とりあえず降りる。そしてなぜか自らの足で走って目的地に向かおうとするのだ。←バカなの?

でもそういうときにかぎって、足が重い。前に進まない。気が焦る。進まないよ、進んでいかないよ(涙)。

と、たいていの場合そこで目が覚める。正確にはトイレに起きる。

夢の中で仕事するよりはマシだけど、ホント疲れるから(起きたときの疲労感!)やめてほしい。
どうすればやめられるのか、教えてほしい。

・・
・・・

ここまで書いて思い出す。

今をさかのぼることン十年前。朝まで酒を飲んで始発で帰ろうとしたところ、当然のように寝過ごして、さらには寝ぼけた帰巣本能により、どこかで乗り換えたのか、想像もできない路線で家から遠ざかっていた、ということがあった。

なんだ。乗り間違えること、あるじゃん(笑)。


2026年5月26日火曜日

残像に口紅を。

『その残像に薄化粧を施し、唇に紅をさしてやろう。』

筒井康隆「残像に口紅を」を読む。
章が進むにつれて使えなくなる文字が増えていく、という実験的小説だ。


文字が使えない、それはすなわちその文字を含む「もの」「こと」が表現できなくなるということ。「こと」なら別の表現を使うこともできようが、「もの」は物語の世界――作中では「虚構」と言っている――から消えてしまう。

そうした縛りの中で、物語そのものがエンタメとして成立しているのがまずもって驚きだ。
世界がどんどんと崩れ薄れていくというSFが見事に完成している。
言葉がなくなって小説が崩れていく様も「当然のこと」として受け止められる。作家としての「技術」に唸る。

なので、ぐいぐい読まされる。

が、一方で少しでも回りくどい表現に出会うと「何が消えたの?消えた言葉は?」と考えて考えて、ぜんぜん先に進まない(笑)。
必ずしもページをめくる手が止まらないということでもなかったりするのが、読書体験としてひどく面白くてしかたがない。

作者としては次の章で消える文字を、その直前の章で積極的に使っているようにも思えるし、「これかな?」と予想する、そうした推理も楽しみながら。
もしかして「きよこう」「げんじつ」の8文字は終盤まで残るのでは、などと想像するのもまた楽し。

やがて残りの文字が少なくなって、それでもリズミカルに文章が刻まれていく。
まるで韻を踏みまくったライムのようでもあり、あるいは和歌のような趣きも。すごい。

・・
・・・

というわけで、最初に消えた「■が消えた」ブログを書いてみました。2番目と3番目4番目も使ってないと思う。

*  *  *

物語とは直接関係ないんだけど、各章の扉イラスト、上手すぎませんか?
■ル■カ、■いうち、た■き・・・動物をモチーフに消える文字をこうまで楽しく表現できるなんて!最後苦しくなって「でたらめ」なんて動物が出てくるのもよき。


2026年5月25日月曜日

ワン・バトル・アフター・アナザー。

今回今さらながらに見てみた映画は「ワン・バトル・アフター・アナザー」です。アカデミー賞受賞作(作品賞ほか)。

元革命家のおっさんが娘を囚われて、自らを追う軍隊と追っかけっこする話――ミもフタもない言い方しちゃった(^^;


アカデミー賞作品賞って聞いてたから、拍子抜けとも違うんだけど、想像してたのと全然違った。なんだろ、もっと小難しいかと(^^;

主人公のおっさんはひたすらにダメ親父だし(走り方すらダサいの、ディカプリオ上手すぎ)、そのダメダメっぷりを超長尺で見せ続けてくれるし、敵役はゴリゴリマッチョの欲望に忠実なド変態(褒めてない)だし(ショーン・ペンやべぇ)。

親子愛、アクション、社会問題と社会風刺をごった煮にしておきながら――まさに“次から次へと戦いが続く”だ――むしろ「一流がやったらここまでできちゃうぜ」な超絶豪華なコメディなのでは?と思うほど。

最初からそう思って見ればよかった。なんてことを思いました。

・・
・・・

物語の背景には差別問題が流れていて、そのあたりがアカデミーなんですかねとは思いましたが。たぶん。
差別主義者は徹底的に悪役として描かれてます。


2026年5月23日土曜日

あれはハンドです。

CHがSBの位置に降りるとか、事前に仕込んだ形でプレス回避からある程度ボールを握ることには成功したけど、引かれてしまうとなかなか崩す形にまでは至らなかった。

球際の強度も少し後手に回ったように思うし、無理に攻めてカウンターを受けることも多々。
前線3枚はインパクトありましたな・・・。

だから結果は、納得・・・・

町田 1-0 浦和●

・・・納得なんてできるかい!!

あれはどう見たってハンドだろ?!
VARももっとサジェストしろよ!
サジェストされたら主審もOFRしろよ!
解説の林さんも水沼さんも含めて主審以外は全員PKだと思ってんだぞ!

開始早々の足払いは?
後方からの脚へのスライディングは?
腕をかけてイエロー出たの、ウチだけだよね?!

ついこないだレフェリーブリーフィングで「浦和のあのシーンはPKだったね、ごめんね」って言われたばっかじゃん。何のためのブリーフィングなん?今回も「PKだよね。てへぺろ」で済ませるんでしょ?(怒)


後味悪すぎ。


2026年5月22日金曜日

翳りゆくひと。[146]


[146]

数ヶ月に一度更新をしている老人ホームでの個別機能訓練計画書が送られてきた。
あっちゃんの現状と今後の計画が記されているのだが、そこに『他の入居者様や職員ともコミュニケーション良好』という記載があった。

プライドが高くて「なんでこんなところにいなきゃならないのよ」と言っていた人だ。
そのあっちゃんが少しずつ環境に慣れ、周囲の人々に慣れ、そこで生活することに慣れてきたということならばこれ以上はない。
入居から1年半か。ずいぶん長い時間がかかったようにも思えるが、案外あっちゃんにとってはほんの数日間みたいなことなのかもしれないな。

今後もあっちゃんの外面の良さ、みたいなものがいい方向に進んでいけばと願う。

それが12月初旬のことだった。

同じころ、わたしの自宅に遠い親戚から現金書留で香典が送られてきた。
同封されていた手紙によれば、ヤスおじさんからの連絡で、マサさんの訃報を知ったのだという。

「また余計なことを」

こういうことをしてほしくないから連絡をしていなかったのだ。弔意を示していただくことを嫌だと言っているわけではもちろんないのだが、次に何かあったらこちらも何かしなくてはならなくなってしまう。そういう面倒な古い付き合いをわたしたちの生活から排除したかったのだが。

一応香典返しだけ手配をし、直接連絡を取ることはしなかった。
難しいこととは思うが、察してほしい。

面倒と言えば、介護保険や医療保険の過払いの還付の請求書類の記入がもう4回目になる。ふたり分なので枚数が多くなるのはしかたないとはいえ、同じことを何度も書かかされている。

「行政のDXはどうなってるんだ」

わたしは毎度ぼやいている。

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2026年5月19日火曜日

今度はヴェネツィアに行く。

今回今さらながらに見てみた映画は「岸辺露伴は動かない 懺悔室」です。
岸辺露伴 ルーヴルへ行く」に続く劇場版の2作目。


『幸せの時に“絶望”を味わう』公式サイトより引用

個人的な感想でしかないのですが、僕はもう、ジョジョ関係なくこのシリーズのファンになってしまっているようです(^^;
何せジョジョは未修なので関係も何もないんですけど。

漂う静かで不穏な空気。それを纏い美しく立つ高橋一生。
徹底的に美しく、どこか異世界を感じる妖艶な映像。

そして人の心の薄膜を一枚ずつ剥がしてのぞき見するようなストーリー。
あ、それこそが「ヘブンズ・ドアー」か。

どこかに吸い込まれていくような作品でした。


隻眼の残像。

今回今さらながらに見てみた映画は「劇場版 名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)です。


見終わった直後、息子1号(コナンのファン)に聞かれました。「アニメ見てなくて話わかった?」と。

そう。映画の中では主軸となって活躍する人物たちの説明がぜんぜんなくて、「この映画を見てる人は、このサブキャラぐらいは当然知ってるでしょ?」と突き付けられてるような感じだったのです。
この作品では特に長野県警のメンバーと公安のメンバー。人間関係やバックボーンがわからないので「どういうことなんだろう」「誰」という気持ちのまま見続けることになってました。

ストーリーそのものとか映像の迫力(この作品だと特に雪崩ですかね)はさすがのヒット作で十分に楽しめましたが、やはりその点が、熱心なファンではない僕にとっては重かったかなと思いましたです。


2026年5月18日月曜日

13人のペナルティキッカー。

新潟時代に松橋監督の下でコーチだった達也。そう考えると真っ向勝負になることは容易に想像できるし、今後の試金石に・・・・あ、暫定監督でしたね(^^;

その意味ではようやく1週間ちゃんと練習期間が取れた浦和とFC東京の間には「差」はあったと思う。それは確実に感じた。

互いにボールを保持しようとする中、押し込まれた時間は長かったし、オープンな展開になればなるほど「危ないっ」ってシーンも多かった。

一方チャンスがないわけではなかったけど、なかなか決定機にはつながらなかった。
多発した球際のコンタクトでのノーファウル判定も少しばかり浦和に不利に働いたかな。

後半、裏でパスを受けた小森がシュートまで行けなかったシーン。ここ数試合の相手ならシュートどころかゴールになってたからね、そこはさすがに上位様ってところか。

▲浦和 0(9PK10)0 FC東京

内容的には本来は「引き分け上等」「御の字」「上位相手によく戦えた」という感じなのだけど、今季はそこで終わらない。
PK戦は時の運とはいえ、引き分けではなく「負け」が記録されてしまうからねぇ、そこそこガッカリはしますな。特に13人ものPK戦だったしね。そうか両者キャプテンが外したか。

まあなんとなく「浦和はPK弱いよね」というムードがスタジアムを包んでいた、いや、僕の中に充満してたのは確かなんだけども。
それでも南に全力移動した大旗のみなさん、旗を揚げるタイミングを変えたりして、すばらしいサポートでした。お疲れさまでした。
正面から見てて思うのは、西川、PK戦が進むにつれだんだんキッカーよりも先に動くようになっちゃってたかなと。

ふわふわレディア。

あべひろは狭いところで受けるのうまいなぁ。
松尾が相手の24番(えーっと、すごくよく知ってる選手のような気がする・・)をチンチンにしてたのは爽快だった。しかもあの24番のPKは「左」って予測できた(笑)。
グスタさんはもう少し長く見たいっす。


2026年5月16日土曜日

【FIFAWC2026】さあ北中米へ。

なんとなく「北中米ワールドカップ」って言ってるけど、公式サイトを見ると「FIFA WORLD CUP 2026」としか書かれてないのね。広域開催だから地名が付かないってことだろうかね。
FIFAの公式サイトのアドレスバーには「canadamexicousa」という文字列があるので、ブログのタイトルも【加墨米2026】とかにしようかと思ったんだけど、「墨」にあまりに馴染みがなくてやめた(笑)。

で、その方面での本大会に出場する日本代表 Samurai Blueの26人が発表になった。

公式よりも千田先生のポストがわかりやすいのでお借りいたしますね。

ケガ人が多くて最後まで読めない選考だったけれども、まあこんなもんかな。
個人的にはチマを残すかと期待してたんだがボランチ過多だからなぁ。

これまでの試合を見るかぎり、誰が出場しても一定のチーム力は担保されるし、組織的なプレーにも破綻はない。主力がだいぶ欠けたように見えるアタッカー陣も人材豊富。

・・・と書けてしまうのが逆に恐ろしいわ。日本代表、いつからこんな強豪っぽくなったんだろう。昔のイメージで言うと、三笘いないと「終了」じゃんね。

この「強豪っぽい」を真の「強豪」に引き上げるのが今大会の日本代表の使命であろうかと思います。「上位必ず倒すマン」なポイチさんの謎パワーに期待ですかね(笑)。
彼の実質的な仕事は選手選考までだと思います。そのぐらい全体に優秀。


個人的にはもちろん浦和由来の鈴木彩艶と遠藤航。がんばれっ!!

FIFA World Cup 2026 GroupF
[MD1]Netherlands Japan 05:00 Jun.15
[MD2]Tunisia Japan 13:00 Jun.21
[MD3]Japan v Sweden 08:00 Jun.26

うーん、やっぱ初戦がカギだね。
んで第3戦は金曜日か。有休とらなくてすむように2試合で決めちゃってくれ(強欲)。


2026年5月15日金曜日

翳りゆくひと。[145]


[145]

マサさんの後期高齢者医療保険料の請求が届いた。何ごとだろうと書類をよくよく読んでみると、保険料の変更決定があって、普通徴収(口座引落)で徴収しようとしたところすでに口座が凍結されていたので督促になった、ということのようだ。
であればいいも悪いもない。すぐにコンビニから支払いを済ませた。

10月末、そういえばと思い立ち、ネット上で喪中はがきを手配した。
調べてみると11月早々には郵送してもいいということだったので、宛名を書き込んで早々に投函をした。
そうか、特に連絡もしていなかった友人のみなさんに、訃報を届けるという意味合いもあるのだな。そんなことを思いながら。

ちょうどこのころのことだ。
喪中はがきを作ったり宛名を書いたりしているころ、やたらにマサさんの夢を見た。
マサさんの名前を見続け、そして考えたからだろうか。

夢の中のマサさんは、ちゃんとわたしのこともわかっている。会話もできる。
そのことが、とてもとても不思議な感じだった。

遺族共済年金の請求書類も送られてきた。

書類の内容があまりに不親切で解読するのに時間がかかったが、本当にわずかばかりの共済年金が下りるようだ。請求書に記入する手間に見合うかと言われると悩ましいところではあるものの、もちろんわたしのお金ではない。だからちゃんと手続きをしないとならない。
「生計同一関係に関する申立書」の記入を、再びグッドライフの相談員マツイさんにお願いをした。

2週間ほど経っただろうか。マツイさんから返信を投函したとの電話連絡をいただいた。

『お母様、穏やかに過ごされていますよ』

そうか。それが一番。

一方、相続関係の手続きがおおよそ終了したことから、わたしはかねてから家族の中で懸案になっていた転籍の手続きを行った。
今までわたしの家族の本籍地は、マサさんの実家のあった場所になっていた。それを現住所に移したのだ。

それこそ戸籍謄本は広域で取得できるようにはなったが、息子たちの将来を考えたら少しでも手間のないところに本籍地はあったほうがいい。

そもそもマサさんの実家はわたしのとって、ただの「おじいちゃんち」でしかなかった。家屋を引き継いでいるのも没交渉になっているわたしのいとこだ。

だからこれを機にちゃんと縁を切ったのだ。それでいい。

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2026年5月14日木曜日

最後のひと口。

『好きなものは先に食べる派?それとも最後まで残しておく派?』

古くからよく問われるこの命題、僕自身はどちらかというと最後のほうかなとは思うけど、どうもそれだけじゃないような気がしている。

たとえばとんかつ定食なら、最後にとんかつのひと切れを食べようというペース配分をしている一方で、散らばっているソースまみれのたくさんのキャベツをかき集める箒のような役割を担っていたりもする。最後のとんかつを口に入れた瞬間に皿もきれいになる、みたいな。

ベジタブルファーストで食べようとしていることも多いけれど、特に大好物というわけでもない添え物のプチトマトは、最後に口に放り込みたい。

美味しいもの、好きなものを最後にしたいというよりも、なんか「終わったよ」っていう区切りがほしいのかなぁなんて思ったりする、そんなランチタイム。

そうか、それを「ごちそうさま」って言うのか。


そういえばショートケーキのいちごは途中で食べる。ケーキが倒れないように食べることが最優先(笑)。


2026年5月13日水曜日

これが最後の冬じまい。

薄暗い玄関に立てかけられてる。

足を止めてじっくりと見つめてしまう。


いいなあ。


そのシルエットがいい。

トップの幅、ウエストラインのくびれ。

絶妙な長さも。


自分の足元に接続された瞬間がすぐに想像できる。


写真は昨年綺麗になって戻ってきたときのものです

何の話って、自分のスキー板――愛機ってやつの話です。

シーズンも終わり、チューンナップショップに。

さあ行ってらっしゃい。また秋に、裏側をきれいに磨き上げられて戻っておいで。



2026年5月12日火曜日

ファイナル・レコニング。

今回今さらながらに見てみた映画は「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」です。言わずと知れたMIシリーズの最新作(最終作?)です。

が、これを見るにあたって復習ということで、ひとつの物語としてつながっている前作「デッドレコニング PART ONE(2部作なのに今作はなんでPART TWOにしなかったんだろ)はもとより、主要キャストであるイルサ(ボンドガール的立ち位置。美人ww)が登場した5作目「ローグ・ネイション」、6作目「フォールアウト」も見直しました。さすがに1作目から見直す気力体力はありませんでしたが、4作合計で610分(!)、がんばったよ俺(笑)。


スパイ映画なんで細かいところは書きませんが、イーサンの最後の敵は「悪意あるAI」とそれを操ろうとする者。彼らを相手に、騙し騙され、体を張って・・・・。

そうなんだよね。「PART ONE」ではちょっとアクションに寄り過ぎている印象だったのが、今作ではしっかりと「スパイ大作戦」になってた気がする。見ながら「ああ、そうだったのか!やられた!」みたいな気持ちに何度もなったからね。

その上で「ミッション:インポッシブル」らしいアクションが乗っている。
それも過去作へのオマージュとも思えるアクションが。

バイクはもちろんのこと、飛行機につかまったり、水に潜ったり、走る列車の屋根でアクションも、そして難攻不落の施設への潜入しかり。

さらには大統領はあの人になってたり、さらには懐かしのジム・フェルプス!!「スパイ大作戦」時代の主役であるぞ。

“ファイナル”にふさわしい作品だったと思います。楽しかったっ。

つーことでもう次回作はなしにしてね。さすがにトム・クルーズがおじいちゃん過ぎるから(少々痛々しくなってる)。


2026年5月11日月曜日

コイズミさんのKK60に行ってきた。

キョンキョンこと小泉今日子さんの還暦のお祝いに行ってきました!!

KK60 ~コイズミ記念館~ Kyoko Koizumi Tour 2026

行ったのは5月2日の武道館。ネタバレリスク回避のため(誰も読んでないとは思うんですけど)、ツアーファイナルが終わった今、これを書いてます。


堪能しました~!!(はぁと)

何と言うか、キョンちゃん、楽しそうでよかったよ。
キラキラしてたしね。って、それは1つめの衣装か(笑)。

衣装といえば、2つめのブルーのなんの変哲もない(失礼)セットアップがとんでもなくかっこよかったのよ。ふと振り返るしぐさとか(後方にも客席があったので振り返るシーンは多かったと思う)、本当にかっこよくてゾクゾクしちゃったわ。
そこにいたのは“アイドルキョンキョン”というよりも、年齢を重ねてより素敵になった“アーティスト小泉今日子”だったような気がします。
KKPPのときも『そこにいたのは、なんてったってアイドルなキョンキョン。なおかつ56歳なのに猛烈にポップでイケてるおねいさんなミュージシャン・コイズミさん。』って書いてました。書いてる側の進歩がない(苦笑)。

そういえばコイズミさんご本人も、「この武道館はセットリストも変えて、今の私を」みたいなことも言ってましたね。
そのせいかな、歌詞飛んだりしてましたが、それもライブ感ですよね(笑)。

毎回思うけど「Fade Out」はかっこよすぎだよ。「優しい雨」は意識が飛びそうになった。
「私の16才」がすげぇ良かった(語彙不足)。私の60才(^^;
本編ラストが「東の島にブタがいたVol.3」ってのはなんとなく想像してたな。
セトリは適宜検索してくれたまい。

そしてもともと大好きだった「100%」、それがアンコールのラスト。
♪50年後もキスして
とびきりカワイイおばあちゃんに
絶対なるから
このライブを象徴する選曲でした。沁みたねぇ。

繰り返しますが、本当に堪能しました。
大好きなコイズミさんがそこにいるだけで十分なのに、楽しい素敵なライブを届けてくれたのですから。

また会いに行きます!!というわけで、『ぶどー?』

「かーーーん!!」謎のコール&レスポンス(笑)。


【自分用メモ】

2026年5月9日土曜日

連戦を気持ちよく終えて。

ゴールデンウィーク連戦お疲れ様でしたっ!

・・・と気持ちよく言える喜び(^^;

水戸 1-4 浦和○

4連勝!ああなんて素敵な響き(笑)。
 
連戦の中、メンバーは今日もだいぶいじってきた。
右サイドの早川・ボザのコンビは面白かったな。金子なら単独で張らせておけばいいけど、早川は内に入ることも多かったためか、ボザが上がる上がる上がる(^^;
じゅんぺーの活躍は本当にうれしい。

ただそのぶん他の選手、特に安居あたりが最終ラインのケアをしてた感じで、ビルドアップの配置そのものは大きくは変わらなかったかなという印象。
なにせ真ん中にはグスタさんがいたからね、安心して両サイドは攻撃にいけるわよね。


ビルドアップがわりとイージーになったことで(すいません失礼な書き方ですね)、相手にお付き合いするようにゴールに向かう迫力が減っていってしまったような気もしたけれど、もちろんリードしている展開で無理をする必要もないわけで。
ただふわっとしてしまったままでゲームが進んでいくのは好ましくはないので、その意味で小森の一発は本当に大きかった。
なんなのあの左足は。「これぞストライカー」すぎんか(大歓喜)。


こんなに上手くいってるけれど、「暫定」は取っちゃだけだからね>フロント


2026年5月8日金曜日

翳りゆくひと。[144]


[144]

マサさんが年会費も払わずに保持していたゴルフ会員権。ようやく再発行された会員証と会員権の証書がわたしの手元に届いた。ずいぶん時間がかかったな。

すでにゴルフ場には売却の意思を伝えてあるので、その手続きを進めるのみ。

手続きはいわゆる売買業者に頼めばいいとは聞いていたものの、さてどうしたものだろうか。

当然ゴルフ場のある地元の業者に頼んだほうが、ゴルフ場との関係性も含めて具合が良さそうな気はする。しかしわたしとの物理的な距離が遠すぎると、そこに手間がかかりそうにも思える。

結局、大手かつ全国展開している業者に頼むことに。本来は相見積もりなどを取りながらきちんとやるべきなのだろうが、このころのわたしには「めんどくさい」という思いしかなかった。一社のみに絞って交渉することにした。

まずはホームページから問い合わせを出した。

「○○の正会員であった父が先般死去いたしました。遺産分割協議書により、会員権は私が相続することになりましたが、会員権そのものは不要であるため売却(現金化)をしたいと考えております。手続きにつき、ご相談させていただきたくお願いをいたします。
ホームページのQ&Aに書かれていた書類はひととおり用意できるかと思います。遺産分割協議書のみ現在他の相続手続きのため原本が手元にありませんが、追って戻ってくる予定です。」

これに対して即日返信がある。

『お問い合わせありがとうございます。ご譲渡の際の必要書類及びご売却可能な金額をお調べいたしまして、ご連絡させていただきます』

担当者が決まったというのはありがたい。そしてその翌々日、「準備するべき書類」「記入する書類の一覧が添付されたメールが届いた。

『金額については、買い手が少ない状況ではありますが、可能な限り交渉いたします』

この一文にわたしは引っ掛かりを感じた。もし買い手がいないとなるとどうなるのだろう。

「もし買い手がつかないような場合はどうなるのでしょうか。当方としては価格より、早期に手続きを終えられればと考えております」

先方担当とは電話でも話をした。

『ホームページには買取価格○○万円と記載されていますが、その金額だと難しいかもしれません』
「どちらかというと金額よりも手放したいというほうが優先です。いきなり半額以下になるというなら話は別ですが」
『いえいえ、さすがにそこまで安くなることはないです。数パーセントでしょうか』
「それならまったく問題ありません。ぜひその前提で進めてください」

それから譲渡約定書に記入して返送するなど、数度のメールのやりとりを行い、約1ヶ月後、ようやく買取手続きが進められることになったと電話がある。

『価格ですが、○○万円でいかがでしょうか』

事前に聞いていた金額よりもずいぶん安い。数パーセントではなく数割減だ。

「しかたないですね。その金額で進めていただければと思います」
『ありがとうございます。それでは最終的なお取引のため、一度当店までお越しいただくことはできますでしょうか』

次の休日、某所のゴルフ用品店の一角に机を置いた売買業者を訪ねた。
会員証と会員権、約定書の原本を渡し、確認書類を受け取り、ものの10分ほどで取引は完了し、翌日その代金の入金も確認できた。

未払いだった年会費の請求書を見つけたことで、マサさんがまだ会員権を持っていることがわかってから1年半。

ようやく決着である。

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2026年5月7日木曜日

コンディションを整えつつ。

前節と同じ書き出しw)
3連勝!!
ああ、なんて素敵な響き・・・(うっとり)。

柏 0-1 浦和○

でも浮かれちゃいけない。(以下略w)

浦和のビルドアップが、プレスの形(前線の枚数)の違う相手に対してどこまでやれるのか、あるいはどういう形を取るのか、試合前のひとつの注目点だった。

浦和は形を変えなかった。左上がりの3-2-5。
よく考えたら、暫定監督就任以来、ゴールデンウィーク連戦でまとまった練習時間が取れていないわけで、トレーニングはリカバリーが中心になってしまうだろうから。システムの変更は大変よね。

それでも立ち位置がはっきりしているのがいいのか、判断に迷いなくボールを動かせているように見えた。受ける前に次のプレーをイメージできているっていう感じかな。
だからイージーにプレス網に引っかかることもなく、少なくとも前半は五分以上に戦えてたんじゃないかな。
正直ここまで保持できるとは思ってなかった。うれしい誤算。

前線で縦横無尽に走り回るサヴィオと中島が目立ってはいたけれど、ビルドアップの中心にいたのは植木だったと思う。
パスコースに顔を出すところ、次のプレーのイメージと判断の早さ。気がついたら目で追ってましたよ。その早さによっていい意味で目立たないのが彼の魅力なのかな。

後半、押し込まれる展開になって、しかも前線の選手を入れ替えたことが「効かなかった」。これはしょうがないかなぁ。試合展開よりも選手のコンディションを優先した「予定の交代」だと思うし、仮に前後分断しても小森・松尾・肥田野なら3人でケリを付けられる可能性もありそうだし。
そして最後は5バックという「守り切るよ」という明確なメッセージをも打ち出したしね。
いや、昨日のサヴィオはもっと長く見たかったのは正直なところだけど。

達也の判断も冷静だったと言っていいんじゃないかな。
とはいえ、くどいようだけど「暫定」を外すのには反対ですよ。私は。


さて、次節は根本休養を希望します。そろそろ相当にお疲れのように見えますので。


さんぽニスト、旧東海道をゆく。其の十七

東海道さんぽ、今回は桑名宿からリスタートです。
正確に言うと、前回は桑名から宮宿へ「桑名の渡し」の部分を逆行したので、「前回ゴール」ではなく「前回スタート地点」から出発します。


桑名宿から歩き始めて、まず最初に思ったのは「お寺とか神社とか多いね」ということでした。習慣というわけではないですけど、さんぽをしているときに神社仏閣の前を通るときには軽く会釈をしたり手を合わせたりしているのですが(旅の安全祈願ですかね)、その回数が多いこと多いこと。もともと街道筋には多いのだとは思いますが、桑名はちょっと特徴的かなと思いましたです。

国道1号線、JR関西本線、近鉄名古屋線を縫うように、そして海岸線に沿うように南西方向に向かっていきます。旧道は道幅が大きくは変わらないな。そうか、これこそが名残なのかな。
気温も次第に上がってきました。ウインドブレーカーを脱いでデイパックに押し込みます。

次第に四日市宿が近づいてきて、「そういえば四日市工業地帯って習ったな」などと昔の薄い記憶がよみがえってきます。と、ふと左方向、つまり海のほうを見やると、紅白の大きな大きな煙突が見えてきます。あれがコンビナートだよ、と小学生だった自分に話しかけて。

四日市宿、ここでは実はすごく小さな目的がありました。
浦和レッズ応援番組「GGR」のアシスタントをやってたささっちこと笹井千織さんのご実家でもある老舗「笹井屋」本店で名物の「なが餅」を買うこと。これでも浦和サポなんでね(^^;
それがかなって何より。「湿度が高いので、開封したらできればその日のうちに召し上がってください」はい。おいしかったですぅ!

四日市は宿場という感じよりも圧倒的に「街」。
そらそうだ。あのコンビナートのお膝元だもの。巨大マンションやら、住宅含めてそうなるよな。
四日市宿の写真はインスタで→こちら

実は旧東海道さんぽが三重県に入って、京都ではなく伊勢を目指すかという気持ちも出てきていました。伊勢参りなんて一生のうちに一度はやりたいことのひとつですから。昔の人たちと同じように歩いて。
いろいろ考えて、でもやっぱり今回はちゃんとゴールに向かいたいと思いました。だから「日永の追分」は右へ。東海道を進みます。


【追分の先、小古曽でのエピソード】
道がカクカクと曲がるところで、向かいから自転車の中学生2人組が会話しながら走ってきた。家の前で掃除をしていたおばあさんに「こんちわ!」と元気よく挨拶しつつ。なんかいい景色だなぁって思ってたら、その直後、歩いてた僕に向かってもその2人は「こんちわっ」と。反射的に会釈しながら「こんにちは」と返したけど、なんだろう、本当に気持ち良かった。彼らが受けてきた教育なのか、単純に素敵だなって。
そのあと、庄野宿の手前でも小学生の自転車2人組(ちゃんと縦列で走ってた。マナーできてる)にも会釈された(軽く僕が道を譲ったような形になったからかも)し、井田川の近くではちょっと避けただけでバスの運転手さんにも会釈されたし、僕の中の三重県イメージ爆上がりであります。【エピソードここまで】

そして今回の難所(?)、杖衝坂(つえつきざか)へ。
距離があるわけではないですが、斜度はなかなか。途中に「ご自由にお使いください」な杖が置かれていたのはさもありなん(^^;
峠ではないので下りがあるわけでもなく、この坂で一気に標高が高くなりました。海が遠くなって内陸に入ったという感じもありますね。

旧東海道は次の石薬師宿に入ります。ここは小さな宿場なのかな。すごく静かな穏やかな時間が流れているような印象です。うまく表現できないんですけど(^^;
石薬師宿の写真もインスタです→こちら

ところで、今回歩いたエリア、常夜燈がたくさん設置されてますね。たくさん残されている、ですか。すごく特徴的に感じます。なんでかはわかりませんが(調べてない)
あとは、民家の玄関先に置かれたバスケットボールのゴール。玄関先が広いというのはもちろんあるのでしょうが、今まで歩いてきたどこの地域よりも多い気がします。ヴィアティン三重、あなどれん(たぶん違う)。

石薬師宿から庄野宿へ。

石薬師宿からあまり距離もなく次の庄野宿に到着。こちらも規模は小さい宿場だったようです。資料館にちょっと寄り道して雰囲気を味わってきました。
庄野宿の写真もインスタで→こちら

加佐登駅も近いので、このあたりで「今日はここまで」にしようかと思ったりもしたんですが、時間的にも体力的にももう少しいけそうと判断し、先へ進むことにしました。

少しずつ上りながら、針路は徐々に西寄りに。
雲が増えて少し冷えてきたかな。

「あ、カメヤマローソク!」

というわけで亀山宿です。亀山宿の写真もインスタでどうぞ→こちら
城下町らしく道が入り組みつつ、それが傾斜地にあるという、やや複雑な地形をしているなと感じます。
街道と城址がちょっと離れているので、寄り道はしなかったのですが、今は「行ってみればよかった」と若干後悔もしています。


時計を見るとそろそろ帰らないとならない時刻。今日はここまでにしましょう。
街道を離れ、坂を下って亀山駅に向かいました。
ちなみに亀山駅はJR東海とJR西日本の管轄の境目です。


四日市の時雨蛤、日永の長餅の 家土産まつと父を待ちにき 
  佐佐木信綱 (石薬師出身)

さて次回はいよいよ鈴鹿峠越えになるのですが、熊の目撃情報もあるので、どうしましょうね。思案。

今回の行程:桑名宿~四日市宿~石薬師宿~庄野宿~亀山宿。今回実はコンビニの数も少なくて大変トイレに難儀しました。そんなこともあったので、四日市宿の少し先、看板が見えた開店直後のファミレスに飛び込んでランチタイムにしました。スパゲティ食べて10分で出発(^^;


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2026年5月4日月曜日

八月の銀の雪。

伊与原新「八月の銀の雪」を読む。
お得意のサイエンス×ヒューマンな短編集だ。


『八月の銀の雪』

幾層にも重なった地球の内部。宇宙よりも見えないその中身を知るためには「耳をすます」ことしかない。
人間もまた同様。表面だけではもちろんわからない。ひとつ内側がわかったような気がしても、まだその内側が存在しているかもしれない。
だからそう簡単にわかるようなものではない。他人はもとより、自分の中でさえ。だからていねいに耳をすます――あなたのコアはどんな状態ですか。

『硬い層があるかと思えば、その内側に脆い層(略)真ん中の芯がどういうものかは、意外と本人も知らないのかもしれない』
『知れば知るほど、その人間の別の層が見えてくるのは、むしろ当たり前のこと』

作中、「銀の雪」の話は、唐突に出てきたと思った。
が一方で、季節の話はしっかりと描かれていたのでその唐突さに違和感を感じずに入っていけた。そして読後に残るのは美しくもある光景と人の心。
続けて2回読んじゃったし(^^;


『海へ還る日』

ミナミゾウアザラシの剥製は怖いよな。ほぼ怪獣だもの(何の感想)。

「還る」という言葉の意味を噛みしめたとき、改めて「生命」そして「心」のことを想う。

そして博物館に行ってみたくなる。歌が聞こえるかもしれない。

『知能テストなんて(中略)傲慢じゃないかと』

この一文は特に自称環境保護な人に読んでもらいたいって思う(読んでも伝わらないような気もするけどさ)。


『アルノーと檸檬』

帰巣本能を軸にした物語か。

戻りたい場所、帰るべき場所。そうしたものを思いながら日々を前に送る。
一方でその「難しさ」も噛みしめつつ。匂いの記憶とともに。

昔レース鳩のマンガを読んだ記憶があるが、あれは何だったかな。


『玻璃を拾う』

「普通」であろうとすること、「普通」に見せようとすることへのアンチテーゼか。
美しい外見からは計り知れない内面の本質。一方でその美しい外見すら、その本質を表現するものでもあって。

うーん。考えると難しいや。
ストーリーはとても美しい話なのだけれど。ちょっと『銀の雪』にも似て。

『十万年の西風』

『人間としての好奇心』か。この好奇心がこの物語がモチーフなんだろうな。気象なんて最も身近な科学だろうし、日々知りたいものでもあるから。

『男性は自分のことを「僕」と言った』――この一文で人物像が浮かぶ。上手いな、と思う(何目線だ?)。

好奇心は止まらない。科学においてもまたそれは同じ。だが、好奇心が止まらないがゆえに。
その「脆さ」「危うさ」――伊与原さんは、どこまで、そして何を伝えようとして書いているのだろう。もし想像どおりであるのなら、僕とは違うなと思ったりもしている。


2026年5月3日日曜日

連勝です。

連勝!!
ああ、なんて素敵な響き・・・(うっとり)。


でも浮かれちゃいけない。いけないよ、と自分に強く言い聞かせている。
言い聞かせてはいるものの、うれしいのはうれしいわけで(^^;

連戦ということで前線の組み合わせは変えてきた。それ自体が思い切った采配でもあるように思う。
安部の先発はいい意味で驚きだった。もっとできるよね?

人が違えば形も変わる。でも基準というか基盤というか、その「こういう感じでやろうぜ」はちゃんと前節から継続しているかなという印象。特に攻撃時の3-2-5ね。

やはりキモは両SBかな。だからそこは(ディフェンスラインは)前節から継続。「気が利いてる」感じは長沼・石原ならではの感じだと思う。ちょっとほかの選択肢は、今は選べないだろうなと思う。それほどまで両SBの貢献度は大きい。

前線はそれぞれの選手がそれぞれの強みみたいなものをシンプルに発揮してくれていると思う。ツートップに近い形を選ぶことでのびのびやってるように見える。

・・・てか小森、ヤバいっす(歓喜)。

でもね、繰り返すけどこの2試合の結果をもって「達也すげー」とは単純には言わないし、来季も達也監督でとは思わないからね。
そこ、勘違いしないことは大事だから。


なんやかんや言うても、単純に勝つとうれしいんさ。達也ありがと。
あと、グスタさんもおかえり。待ち焦がれたよ


伝説と呼ばれる日。

“やがて、伝説と呼ばれる日”

井上“The Monster”尚弥vs中谷“Big Bang”潤人。この興業のキャッチコピーである。誰が考えたか知らないけど、その言葉に偽りはなかった。
将来「おじいちゃんはね、この試合をPPVで見たんだよ」って絶対言うわ。孫なんていないけど(^^;

ヘビー級の「どーん」って試合でもなく、ミニマムの手数手数手数みたいな試合でもなく、これぞザ・ボクシングなのかなと心底思った。
レベル高すぎんねん。本当にこんなの見たことないよ。
興奮度だって薬師寺vs辰吉を上回ってた。

ひとつのパンチを出すのに何度もフェイントが出てたり、カウンター行こうとして逆にもらいそうだからキャンセルするとか、まるで真剣で斬り合っているかのような、文字どおりの「真剣勝負」。

ボクシング見てて、緊張で吐きそうになるなんて想像もしてなかった。「ひぇっ」みたいな変な声も出た。3分間、呼吸するのを忘れた。
現地観客のみなさんも息を詰めて見てるから、両者の距離が開いた瞬間に「ふえーーー」って息をついて、それがどよめきとなって東京ドームを包む。

そのくせ両者はとんでもなく楽しそうで、脳内でドバドバ出てる何かをコントロールすることに苦慮しているようにさえ感じられた。それでもテクニカルな試合ができるなんて、なんて基礎技術が高いの(@_@)


カミングアウトすれば、やや異端な挑戦者中谷が勝つかもって思ってたし、でも一方で感情としては究極の正統派である井上チャンピオンのほうに肩入れしてた。だから個人的には結果は喜ばしいほうだったかな。

セミファイナルが同じ階級だったんだけどさ、レベル差が激しすぎて・・・・もうスーパーバンタムは永遠に井上尚弥vs中谷潤人の試合を年2回ぐらいでやってほしい。

そのぐらい高レベルで痺れる一戦だった。

この歴史的一戦をマッチメイクしてくれた関係者に感謝感謝です。
PPVのお値段も歴史的でしたけどね・・・・(苦笑)。


2026年5月1日金曜日

自宅トレーニング[シーズン3]#43

うーん。

めちゃくちゃがんばってるよと自慢できるほどではないにせよ、トレーニングは続けてるし全体的な運動量も極端に落ちてはいないと思う。

でも、なんとなく(あくまでも「なんとなく」だ)、これまでの肉体が維持できていないような気がしている。計測した数値は「気がしている」どころか正直にそれを告げているわけだけれども、数字以上に、という感じなのだ。

何回か書いたように、年齢を重ねること自体はいやじゃないけど、老け込むのはいや。
そのためにトレーニングをしている。

衰えがそれを上回っているのか。受け入れるべきことなのか。どこまで抗うのか。

悩み多きお年頃である。


【2026年4月度】
加圧トレーニング:3回[自宅トレ通算293回]
寝起き素振り:20回
月間さんぽ歩数:約41万歩

計測
前月比:  体重+0.1kg 体脂肪率-1.5pts
前年同月比: 体重-0.1kg 体脂肪率-1.4pts
2013年7月比:体重-7.0kg 体脂肪率+3.6pts

血液検査
なし

先月のトレーニング→コチラ