宮島未奈「成瀬は信じた道をいく」を読みました。成瀬シリーズの第二弾になります。イッキ読みでしたね。
第一弾の話はこちら→「成瀬は天下を取りにいく」
高校を卒業した成瀬あかりは、受験から大学入学、スーパーマーケットでのアルバイト、そして地元の観光大使任命と周囲の環境が変化する中、行動範囲の拡大とともにその突拍子もない行動に巻き込まれていく人の数を増やしていく・・・・説明が雑すぎるが(笑)。
そして前作同様に作中成瀬あかりは一人称で語らない。
物語はその巻き込まれた人々の目線で語られていく。だから読者も成瀬の行動に驚かされ、そして期待してしまう。
ただ、「完成された異才」にしか見えなかった彼女が、実は少しずつ成長もしているのだと思わされるシーンもいくつか読み取れる。
配慮というのとは違うかもだけど、人間くさい部分を表に出せるようになってきているというか。うーん、やっぱり「配慮」かなぁ。
そのことが魅力のダウンにつながるようなことがまったくなくて、逆にうれしかったり微笑ましかったり。
むしろ「ゼゼカラ」の相方である島崎の「大人になりっぷり」は強烈(笑)。
シリーズ最終巻の文庫化が今から待ち遠しい。
