今週水曜日の話。
いやいやお願いだけで電力減らせるか?なんて思ってたっすよ。
そしたらホントにみんな節電するのよ。
そして見事に停電回避(一部停電した地域の皆さんにはお見舞い申し上げます)。
最初に思ったのは、「すげえな日本人」ってこと。お願いってむちゃくちゃざっくりとしてて何の解決策も提示されてないのに、ちゃんとやってしまう、結果を出してしまう俺たち日本人。すごい以外の言葉が出ないっす。
ちなみにわがオフィスはエントランスの照明は落とし、暖房はもちろんストップ。夕方から底冷えがしてきましたよ。オフィスでダウン着てるやつはいるし、リアルにキーボード打つ手がかじかんでさ。
でもね、本当のところは電力会社の優秀な職人のような技術者が、タイトロープを渡るように仕事してくれた結果、だと思うんだよね。
本当にプロフェッショナルな仕事をしていただいて感謝を申し上げたい。
だから結果だけ見て『うまくいったじゃん』『結局大丈夫だったじゃん』というのはさすがに浅いかなぁ。
本当の意味の解決策は、職人さんがエマージェンシー出動しなくていい、市井の人にお願いしなくていいように準備することだと思うんです。
今回は地震の被害、急な寒の戻りナドナドのイレギュラー要素があったわけだけど、それをも吸収できるだけの大局的な準備、そういうのが欲しいよね。
『お願いっ』
それだけに頼るのはどうかと思うのよ。それが節電だろうと自粛だろうと僕らはやるよ。でもそれでうまくいったからよかったじゃん、ってのは違うと思うよ。
お願いでなんとかしてきたのは疫病の件も同じ。
こと電力に関しては、欧州の戦禍も影響が大きくなってくるでしょう。でも国内には発電できる施設は存在してるからね。再稼働のすべてが正しいとは言わないが、議論すらしないのはさすがに「ない」よ。
仕事でもあるんすよね。もともとそんな話どこにもなかったこと(仕様になかった、と言い換えても)を、納期直前にナチュラルに「お願いなんとかして」って言ってくる人。
お仕事だから「落としどころ」は探らねばらないけども、自動車注文して納車直前にやっぱり車種変えたいですとか言い出すようなもんだからね。やらないでしょ、そんなこと。
軽々しく「お願い」でなんとかしようと思わないように。
原因の根幹をきちんと見直して、そういう事態が発生しないように努めることが大切なんだからね。
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