ライブでは見られなかったアルペンスキーの見逃し配信をゆっくりとPCで見てた。
ちょうどそのときテレビではハイライト番組が放送されてて、解説の人の言葉に少しばかりはっとさせられた。
『障がいは左右対称ではない』
足が動かない、体幹が使いにくい、そうした大枠のことは理解していたつもりだったけど、「そうか左右の問題があるのか」と気づかされた。
その言葉を受けて、金メダリスト・村岡さんの圧倒的な2本目を見る。
左ターンでは作れているきれいな外向傾が、右ターンでは“ストレート内倒”。
ただそのコントロールの加減が・・・半端ない。
健常者と言われる僕たちでも左右の差は感覚ととして大きい。ましてや機能として大きな差があるものを、自分の意思として制御して表現してるのだ。
アルペンだけじゃない。
スノーボード(今日はバンクドスラローム)でも、義足をどう扱うのか――たとえばレギュラーからグーフィーにスタンスを変えるとか――、ワンハンドで前後左右のバランスをいかにして保つのか、などなど、トップアスリートの工夫と強化と鍛錬と、それによって得た彼らの能力に驚愕した。
彼らのことを「障がい者」というくくりだけで語ることのできない、世界のトップアスリートの凄みを、改めて認識するそんな日だった。
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