2022年3月28日月曜日

るろうにでござった。

今回今さらながらに見てみた映画は「るろうに剣心 最終章 The Final」と同「最終章 The Beginning」の2本立てです。
もちろん前3作の続編にあたるわけですが、最初に書いておきたいのは、サブタイトルが「京都大火」「伝説の最期」と来て、ここでいきなりThe Finalとか、急にダサくないですか?ということ。別にいいんですけど。


劇場公開された順番、The Final → The Beginningの順に見ました。Finalが前3作の続編、Beginningが第1作の前日譚という位置づけです。

The Finalは楽しく見ました。
これまでの延長戦上でアクションはスケールアップしてて、そして残されてきた謎――十字傷のこととか、なぜ人をあやめなくなったのかという点もクリアになって。

エンタメアクションとしては考えられることをすべて詰め込んだ作品だったんじゃないでしょうか。

再掲

で、The Beginning。
ストーリーというかプロットはすでに「Final」で説明済みなわけです。
ここまでの4作が「より深まった」と取るか、あるいは・・・。

僕にとっては後者のほうでした。知ってる話を広げて広げて長々と説明されてもね、というふうに感じました。深まった、ではなく、薄まった、と。
実際に、Finalの企画練ってて「もう1本行けちゃう?(笑)」みたいな議論があったんじゃないかと勘繰るぐらいに。
それでもって130分以上というのはやりすぎでしょう。

演技はすごくいいなぁと思ったし(特に有村架純の心のうつろいのようなものの表現!)、映像は美しかったし・・・でも「るろうに」でもなければ「剣心」でもなかったように思います。

・・・豪華な冗長。

剣心ではなく、単体の普通の時代劇としてなら相当良かったんじゃないかなぁ。


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