2022年2月10日木曜日

【Beijing2022】新たな扉。

リアルタイムで見ることがかなわなかった男子フィギュアのフリー演技をハイライトで見ながらぼんやりと考える。

4年前結果が出せなかった者として、その技をひたすらに突き詰めていったのがネイサン・チェンだったのに対して、4年前にひとつのゴールにたどり着いた者として、新たな扉を叩き続けたのが羽生だったんじゃないか。そんなことを。

そうだとするなら、勝負としてはかみ合わなかったんだろうし、扉を開けきれなかった羽生がメダルに届かなかったことも、なんだか自然のことのような気さえする。順当、と言い換えてもいいかもしれない。

どちらに価値があるとかそういうことではなくて、その両方を同時に見れらるのが4年に一度のオリンピックという舞台――。


仮に4Aをクリーンに下りていればメダルだったというスコアも象徴的。
あ、それでも「認定」はされたのだから、扉はほんの少しだけ開いたのかな。

きっと誰かがもうひと押しして、開けきるのもそう遠い未来じゃないだろうね。それはネイサンかもしれないし、やっぱり羽生なのかもしれないけれど。

*  *  *

さあ、明日は新たな扉を叩きまくってきて、もしかしたらもう扉を叩き壊してしまったかもしれない平野歩夢が登場する。見逃せないぜっ。


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