2021年9月3日金曜日

最終予選らしさ。それから。

覚えてますかねぇ。2018年のロシアワールドカップの最終予選も、初戦ホームで負けたんすよ(当時のお怒りのブログ→コチラ)。

だから結果が出たときには半笑いで「いやー最終予選っぽくなってきたなー」みたいな気分になりました。けっ。

なお当時のブログには『現行のH&A方式の最終予選になってから、「初戦を落としたチームは本大会に行っていない」』という記載がありますが、このロシアの最終予選で日本代表がそのジンクスは覆しています。

●JPN 0-1 OMA

試合が終わってからTwitterとかを見てると、僕と同じような感想を持った人が、プロアマ問わず多いことに驚く。

うまく説明はできないんだけど、要するに「組織の面において現代サッカーから取り残されている」ということ。

いまだに中東サッカーはゴリゴリフィジカルの縦ポンだけだと思っていたとか??
海外から指導者を招き欧州化(という言葉がいいかどうかは別として)を図り、組織的に戦ってくるオマーンに対して、日本代表はどうだったか。

欧州で活躍する選手、実績のある選手を、基本の形にただ配置して・・・・以上。
そうとしか思えないんだよね。
『現代サッカーのスタンダードを獲得した中東と、個とユニットで殴ろうとする日本』という轡田さんの言葉に激しく首肯であります。

選手個々の力量はアジアではトップであることは疑いの余地はない。でも11人全体の機能としては物足りないにもほどがある。
うまくいかないときは選手を変える。それはいいとして、「なぜそうなってるのか」「ならばどうするのか」という改善案、もっと言えば「まずはこういうやり方でやろう」という戦術そのものが提示されてないような印象。
古橋をサイドに張らせて何がしたい。彼の特徴を活かすなら中央でしょ。

配置だけして、あとは選手個々の技量に任せる。そんなことではなかなかこのレベルになるとうまいこといきませんよ。
それは選手個々のレベルが上がったにもかかわらずチームとしては世界と水を開けられたオリンピックでのなでしこジャパンでも感じたこと。

個の力が足りないから、組織力を磨く――往年の日本代表はそういうチームだった。だから個々が力をつけた。
でもそのとき組織を作る側が進歩してなければ何も生かせない。そういうことだ。

その意味ではハリルホジッチを解任したところから始まる、“JapanWay”という幻想にとらわれている協会の責任は重い。重いんだぞ。


選手を並べることしかしてないくせに、「オーバーワーク懸念で酒井離脱」とかどういうことやねん。酒井が休めなかったのはオリンピックでしょ?同じ監督でしょ?
あ、そうですか浦和が休ませなかったのがいけないんですか。そうですか。
じゃあ吉田は?遠藤は?

最終予選の行く末はワクワクどきどきキリキリしてきて楽しくなってきましたが、不信感はマシマシです。

・・・それでも負けてしまえとは思えないのです。


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