今回今さらながらに見てみた映画は「糸」です。
中島みゆきの曲がモチーフ、ということです。作中「糸」だけでなく、「ファイト」「時代」も使われてます。「ファイト」、超重要です。余談ですがワタクシ、「糸」という曲を最初に認知したのはミスチルのカバーバージョンです。
ざくっと言うと、平成元年に生まれた少年少女が、中学生のときに出会い、別れ、そして時は流れ・・(ごにょごにょ)・・そして平成31年、というストーリー。
世界に出たいと願った少年は、地元で静かに暮らし、
ごく普通の暮らしを願った少女は、波乱万丈の人生を歩む。
内容的にけっこう「危うい」出来事がいろいろ起きるのだけど、映画の中では過剰にそこを掘り下げることをせず、なんとか全体の空気を穏やか側に引き戻そうとしてたのかな、と思う。
そうした全体の雰囲気(危うくて穏やか)と、北海道というロケーション(美瑛)もあって、なんだか“平成版 北の国から”みたいな気がしましたね(伝われ)。
『つないだ手を離さない人になりたい』
それにしても主演の小松菜奈ですよ。
バラエティ番組とかでの瞬発力もすばらしい方ですけど、やはりこの人は映画女優って気がします。テレビ画面で見てるくせに偉そうなこと言いますが(笑)、スクリーンの中でこそ魅力を放つ、そんな印象でした。吸い込まれそう。
同じような女優さんに二階堂ふみもいるよなーって思ってたらいきなりご本人が作中に登場して驚いた。
彼女がシンガポールでカツ丼食らうシーン、サイコーだからホントみんなに見てほしい!
『泣いてる人がいたら抱きしめてあげるのよ』
ラストシーン、あれで良かったのかちょっと賛否ありそうな気はするし、僕は「逆」のほうがいいようにも思うんだけど、『♪逢うべき糸に出逢えることを人は仕合わせと呼びます』だからね。悪くなかったよ、うん。
何せけっこう泣かされたもん。
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