ゴールデンウィーク中にロングさんぽしたいと思ってたので、まずはそれができてうれしい。こういう予定を入れないと、寝黄金週間で10日間が無為に過ぎてっちゃうからねぇ。
そんなわけで、水戸に向かう2回目。今回歩いてて一番感じたのは、街の色。
隣り合わせでもやはりそれぞれの町の持ってる雰囲気は異なる。そんなあたりまえのことを再認識したというか。
電車に乗ってても「その路線なりの雰囲気」ってあるもんね。
前回ゴールの我孫子宿から、といってもいきなり先へ進んだわけではなくて、まずは駅からほど近い手賀沼を見にいった。
朝の公園の穏やかな空気。水面に反射する朝日。水のある場所はいいなあ。地元のみなさまがうらやましい。この場所に来れたこと自体がちょっとした達成感(^^;
旧水戸街道本編は我孫子宿出口のところの成田道との追分からのリスタート。いずれは成田にも行きたいねっ。
常磐線の車両基地をアンダーパスでくぐることになるんだけど、ここでも水戸街道は「消失」。最も旧道に近いであろう路地を進むと草ボーボーの林の中に突入しちゃって「やっべー」って思ってたら、草の向こうのほうから「歩こう会」みたいな諸先輩の集団がやってきて「こんにちわー」と。あ、合ってるなこの道、とひと安心(^^;
国道6号線パイバスに合流すると、前方の視界が開けてくる。それが利根川の河川敷だと理解するのにそう時間はかからなかった。
いったん住宅街に降り、そして土手に突き当たるとそこは東我孫子カントリークラブのクラブハウス。土手を登れば練習場とスタートホールが見える。
何を隠そう(別に隠してないけど)、この東我孫子カントリークラブ、ワタクシめが人生初のラウンドをしたコースでね。まだ10代の美少年(←やや誇張が含まれております)のころ。スコアは120台だったと思うなぁ。うん、さすが天才(^^;
土手の上からコースをのんびり眺めて、オヤジと一緒にゴルフしたあの時間をしみじみ思いだしたりなんかしてね。オヤジはまだメンバー持ってるんだろうか?今度土手から撮影した写真見せてあげよう。
高所恐怖症的に非常につらい長い長い大利根橋を渡りきると、いよいよ茨城県突入!
川沿いに右折して取手駅付近で常磐線のガードをくぐると取手宿に着く。
取手宿の本陣は珍しく往時の建物が保存されていることは知ってんだだけど・・・到着時刻が早すぎて開いてなかった・・・orz..
インスタの1枚目の写真は立て看板を接写したもの。2枚目を見ると営業時間外であることがよくわかる。
まあそういうこともある。待ってるのもどうかと思うので、先に進もう。
取手の市街地を出ると、左右に水田がどどどどーんと広がる。ちょうど田植えの季節。
まだ水を張っただけのところ、苗があぜ道に準備されてたり、ハウスからトラクターで苗を運んでたり、そしてすでに短い苗が植え終わった田んぼもあって。
鴨がのんびりと泳ぎ、カエルの合唱が響く――あんなに鳴いてるのに姿は見えず。不思議。
このあたりは利根川を中心に水は豊富だもんね。これぞ原風景ってやつですねぇ、などと思ってふと。このロングさんぽ始めてから、田んぼってあんまり見てない気がするなぁ。まだ稲が成長してなくていかにも「水」田って感じだからそう思うのかな。
帰宅後にこれまで撮った写真データをざざっと見たんだけど、その緑の多くは畑と森だった。
それにしても街道沿いの家々のご立派なことったらない。門構えも屋根瓦も威風堂々って感じの家が連なってる。
何か町の生い立ちに理由があるのかなぁ。考えてみたけど、理由は想像できなかった(汗)。
公民館の駐車場脇に本陣跡の名残がかすかに残るだけの藤代宿をすぎ、小貝川を渡ると竜ケ崎市に入る。と、今度はベッドタウンっぽくなるんだよな。駅(佐貫駅)が近いからといえばそうか。
ならあのお屋敷町は逆に駅から遠いってのが理由のひとつになるのかな。やっぱりよくわかりません(大汗)。
新しくて巨大でモダンな馴柴小学校の敷地内にある道標を目印に左折して北上。
とその先で突然景色が変わる。
「い、いなかみち・・・!」
個人の感想です。近隣の皆様、失礼をご容赦くださいませませ。
何もない。あるのは道だけ。
パンドン(ウルトラセブンの最終回に出てくる怪獣ね)みたいな鳥の声がやけに大きく聞こえる。キジを見かけたけど、キジってあんな声だったっけ?「んぎぃーーー」って声なんだよね。キジって「けーん」じゃなかったっけか。ああ物事を知らない私。お恥ずかしい。
取手から先はほぼ平坦な道を進んできたんだけど、ここにきて急激な上り坂。ふうふうふう。
上りきった神社の角をぐいっと曲がるとそこが若柴宿。
「うわー」(ためいき)
風情とでもいうのか、雰囲気とでもいうのか。
人も歩いてないし、お店なんて何もないし、あるのは街道とその両脇のお屋敷だけ。それがいい。生活感もありながら歴史も感じる。時間の流れすら穏やかに感じる。
なんだか感激してしまった。
といっても何もお寺と神社ぐらいしかないわけで、あまりきょろきょろするようなところもないんだけどねぇ(^^;
というわけで先へ進みます。若柴宿に入るときにずいぶんと上ったので、なんとなく周囲の景色が「高原の道」みたいだ(ものは言いよう)。高い山とかで視界が遮られてなくて空が広い感じなんだけど、伝わらないか・・・。
あれ、いつの間にか牛久市だ。
スマホで大仏様の位置を確認・・・あっちか。といってもさすがに見えませんか・・・残念。方向だけはちょっと気にしながら歩いてみよう。どこかでチャンスがあるやもしれん。
高原(?)の一番高いところを通り過ぎたのかな。緑のトンネルのような道を、今度はぐぐっと下って牛久の市街へ入っていく。
この下り坂がいけなかった。
実は今回おニューの靴下を履いてたんだけど、それがシューズの中でほんのわずか滑る感じがあって、じわじわと足首への負担になってた。この下りでそれが顕著になって・・・。
牛久宿をさらっと見て、牛久駅前にたどり着いたところで、「うん、無理をするのは違うな」と改めてこのさんぽのマイルールを確認して、今日はここまで。
ちなみに上手に言えないけども、牛久は「親戚のおじさんち」にやってきた感のある町。
牛久って大仏よりもむしろ河童推しなのね。おみやげに「きゅうりせんべい」・・・はちょっと買えなかった。勇気が足りない(^^;
次回は大仏の見えるところまで寄り道しようかどうしようか。
そういえば茨城弁、聞いてない気がする。
今回の行程:我孫子宿~取手宿~藤代宿~若柴宿~牛久宿(→GoogleMapsのマイマップ)。お昼ごはんは若柴宿を出たところにあったコンビニでサンドイッチ。前後数kmにわたって店らしい店は何もなかったので、正直助かった。これぞ「開いててよかった」。
ここまでの行程:[1]千住宿~我孫子宿 [2]我孫子宿~牛久宿
(2019.5.21追記)
東我孫子カントリーについて。初ラウンドは確かにここだったんだけど、記憶をたどってみると、初めてのときは「親子フォーサム大会」だったことを思い出した。なので個人スコアは存在してなくて、120台で回ったというのは2回目だったと思われる。
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