2018年4月30日月曜日

このままでは終わらせない。

そもそも強いチームではないし、それが今の順位表に表れているのだけれど、一喜一憂しながらも弱いチームが少しずつでも成長しているの見るのは楽しいわけです。でも『まるで成長していない・・・』(©湘北高校・安西先生)と思ってしまうようなゲームだったのがなんとも切ない。

2017-18 B2 Legue #30 Game2
●東京Z 67-93 信州

攻撃面では、この間はできてたような“ピックを起点として”最終的にオープンを作る形、あるいはもうひとつ手数をかけてインサイド・・・これがまったく機能しない。一歩進んで二歩下がる。
そもそもピックかかんないんだもんね。角度もタイミングも「そこじゃないよぉ」と思うこと多々。
結果タフショットを打たされて、「入れ入れ」と祈るのみのオフェンス。つーか、「集中しろよ」というプレーがそこここに・・・orz..

逆に信州の攻撃に、こちらがやりたいことを好き放題やらせてしまい、気持ちよくスリーを打たれてしまう。しかもインサイドに強い選手がいるからペイント内も押さえられてて。すべてが後手のディフェンス。

得点差がついていくのは自明だ(涙)。会場を埋めた多くのバスケキッズにもっと緊迫感のある競った試合を見せてやりたかったなぁ。
それでもバスケットボールは1つのポゼッションですばらしいプレーが出ることもあって、それで十分楽しめちゃったりもするんだけどね(^^;
たとえばマッキーが流れを変えるプレーを見せてくれてシックスマンとして存在感を強烈に見せてくれたのはすごくよかったなと。


「このままでは終わらせない」とは今節が始まる前から、チームが公式に宣言してたことだ。ホームゲームは残り1試合。その言葉、水曜日に形にしてもらいたいぞ、と。

*  *  *

とかダラダラ文句言い続けたが、試合終了後のサイン会で選手やチアさんと言葉を交わして、すっかり気分が良くなってたりしてね。ファンサービスって素敵(←現金)。

↓水曜日はFukaさんのラストダンス。このカードは家宝だな。

2018年4月29日日曜日

埼スタにあったのは闇か光か。

立ち上がりは悪くなかったと思うんだ。
少ないタッチでボールは動いてたし、DFラインの裏も取れててビッグチャンスも生まれてた。
直輝ぃ、あれは入れてくれよ・・

2018 Meiji Yasuda J1 League #11
●浦和 0-1 湘南

ミキッチにきれいに裏を取られ、マイナス気味のクロスで失点。これだけは気をつけとけって形だけど、あのシーンでもゴール前には数人が入ってきたのが湘南スタイルですかね。よそのことを褒めるほど余裕はないが。

この失点からがアカン。前節のリピート。本当なら「取り返すぞ」とばかりに勢いを出していかなきゃならない場面なのに、何て言うのかな、生気がなくなってしまったかのようで。かたや湘南の出足はすばらしく、一歩目が圧倒的に早い。これぞ湘南スタイトル、なのかな。
さらに連戦で酷使されてきた選手にはイージーなパスミスやトラップミスが散見。

「あかん・・」

でハーフタイム。埼スタには少しばかりのブーイングが聞こえる。
オリヴェイラ監督は後半頭から長澤投入、さらに2枚代えを敢行、サイドに手を入れ、前線にナブート(NABBOUTはナバウトで登録されてますけど、どうやらナブートという発音が近いらしい。スタジアムDJの岩沢さんもナブートって言ってたので、当ブログではナブートで書きます)を配した。
これが奏功。ナブートが隙間隙間でボールを引き出し、リズムが出てきた。

少しずつ、少しずつゴールに迫るものの、きっちり守ってこれられるとなかなか手だてが、ね。

最後はおなじみ?マウリシオを上げてのパワープレー・・・かえってスペースなくなってしまったと思ったのは私だけでしょうか。

まあ我慢すると決めてるから敗戦自体はいいとしましょう。後半には形になったし、そのベースには采配があったように思えるし。

・・でも。

【急募】得点を取る方法。3試合連続無得点なう。

*  *  *

梅崎を出場させてくれたキジェさんありがとう。直輝も菊池もあんまり活躍できませんでした。すいません。

選手に文句言うよりも、まずは自分が反省しないとな。ゴール裏にいるのに、なぜだかあんまり声が出せなかった。すまぬ。

2018年4月27日金曜日

孤独なパッセンジャー。

今回今さらながらに見てみた映画は「パッセンジャー」です。

地球から別の星に向かう移民船。片道120年の行程のほとんどを冬眠状態で過ごすはずが、故障によって乗客(パッセンジャー)が、ただひとりだけ目覚めてしまう。
映画の宣伝的には「ふたりぼっち」なので、実際は2人なんですけどね。ネタバレ。

目的の星まではあと90年。寿命を考えると到着することは事実上かなわない。圧倒的な孤独の中、人はどう過ごしていくのか――。
宇宙×孤独というモチーフでは、前半の「生きる」というテーマにおいては「オデッセイ」を髣髴とさせるし、後半の「選択する」というテーマにおいては「ゼロ・グラビティ」を思い出したり。

『理想に囚われてしまうと、すべきことを見失う』

この言葉は作品中に2度(たぶん)登場する。ということはこれが主題か。
置かれた状況の中でちゃんと模索をしなさい、と。確かに終盤の切迫した場面(ぼかします)では、すべきことをちゃんとやってるけどさ、理想に囚われる話とはちょっと別な気もするんでね。

ま、ただのサスペンスアクションとして十分エキサイティングだったと思います。
終盤のハラハラドキドキも悪くはないですが、物語序盤の1人が2人になるまでの話が個人的にはいちばん惹きつけられた。エゴがあるから人間。AIにはあるのだろうか。

ところで。映画の内容というよりも、設定として「故障するはずのない機械」というのがおかしい。機械は故障するものです。故障したら復旧する手立てがないとかありえん。

おまけ。超どうでもいいことなんですけど、ハリウッド女優さんは「ドレスアップする」シーンになると、どうしてあんなにメイクが濃くなっちゃうんでしょう。あれが欧米のセクシーというやつなのか。がっかりするんだよ。
その直前までの「普通メイク」のほうが圧倒的に美しいと思うんだがなぁ。

*  *  *

もう1本。「2020」。といっても東京オリパラは関係なくて、地球滅亡系パニックムービーです。原題は「SHOCKWAVE COUNTDOWN TO DISASTER」。邦題つけた方はローランド・エメリッヒの「2012」をイメージしたんでしょうが・・・。

テロリストによって起動された兵器が、地球のコアをぶち壊しながら進んでて、まもなく地球が破壊されてしまう。それを阻止すべく家族が立ち向かうってやつ。

いやースーパーB級でしたわ。腹立つほどに。なので以下勢いでネタバレします!

そもそも災害の原因の兵器にリアリティの欠片もないし。パリに大災害起こして、最終目的地がイエローストーン?そんな速度で移動してたらとっくに地球滅亡してるわ(笑)。

家族無敵すぎだろ。しかもほとんど移動もせずに地球規模の災害を計測するなんて!
しかもそんな対策じゃだめだろ、とシロートでも想像できるぞ。

ペンタゴンのいち役人が個人で核爆弾手配できるとかどうなの(怖)。

おまけにCGが安っぽくてくてねー。毎週日曜日の仮面ライダーのほうがはるかにかっこいいですよ。

あーおもしろかったー(爆笑)。

2018年4月26日木曜日

「何か」を確立するまでは。

前半のサッカーは素直に楽しかった。
互いに迫力のある攻撃を見せ、互いにギリギリで守り合って。実にエキサイティングだった。

2017 Meiji Yasuda J1 League #10
柏 1-0 浦和●

日程が厳しかったのは柏のほうで、ここ最近の傾向からしても後半には足が止まってくるだろうと予想してたけど、足が止まったのは浦和のほうだった・・・。
セカンドボールをことごとく渡してしまってジ・エンドって感じ。

いったん渡した流れを引き戻すだけの「何か」が足りなかったということだろう。選手個々はがんばってたと思うけどね。

オリヴェイラ新監督にはその「何か」を作り上げてほしいなと思う。
ただ、今の段階では選手の特徴すら把握できていないだろうし――そこはチーム内にいた暫定監督との差は大きい――連戦続きで大きく変化をつけるのも難しいだろう。

そういう意味ではサポーターにも、我慢と覚悟が必要だということだ。簡単には勝点は積み上がらないと思うし。
15連戦はやっと半ば。新監督がチームに色を付けられる中断期間まであと7試合って選手疲労を考えると気が遠くなるわ。

*  *  *

とは言うものの、終盤パワープレーを仕掛けて、気がつけば槙野・マウリシオの2トップになってるとか、「えええっ」って感じで不安がむくむくと広がったりしましたけど~(^^;

2018年4月25日水曜日

【ら~めん】和鉄@蒲田

JR蒲田西口の宮元に行ったら大行列だったので、どうしようかと東口に回ったら「和風らーめん 和鉄」に出会う。
かなり以前から気になってた店なので、これも運命、こちらでいただくことにしましょう。

券売機で基本メニューの「中華そば」(630円也)をピッ。今どきこの価格はなかなかないと思う。
大盛無料とのことですが、ぐっとこらえて「普通でお願いします」。

「どうぞー」

丼の真ん中に大きいチャーシューが1枚どーん。あとのトッピングは海苔とメンマ。

茶濁のスープは、魚介とトンコツのいわゆるダブルスープ。すこしばかり魚介側、煮干しや節の出汁の印象のほうが強い気がする。このあたりが“和風”なのかな。
奇をてらったものでは当然ないし、強烈なインパクトがあるわけでもないけど、これはとってもおいしいスープだと思います。

スープの上(というかチャーシューの上か?)にかけられてる黒胡椒が、風味をプラスしてくれてます。

麺は、中華麺というイメージどおりの、やや細くて軽くウェーブした黄色っぽいもの。
これも特徴的なことはないのだけれど、スープと一緒にしたときのバランスの良さこそが「特徴」なのかもな、なんてことを思います。

半分ほど食べ進めたところで、カウンターの上の刻み玉ねぎをどーんと投入。新しい食感がプラスされました。さらに柚子胡椒を少しだけスープに溶くと、また爽やかで!
この味変は、楽しい!

取っておいた大きいチャーシューは柔らかくって箸でつかむとほろほろと崩れていく。しかもジューシーでこいつは美味です。

いやー、おいしい。何がと問われると困るけど、おいしい。
気がついたら完食・完飲でした。

そもそも価格安いのにトッピング無料券ももらったので、きっとまた来ちゃうと思います。ごちそうさまでした。

JR蒲田駅東口、ロータリー正面の横断歩道を渡ってそのまま「京急蒲田駅近道」と書かれた東口中央通りという路地へ。50mほどの最初の角の右奥側。

2018年4月24日火曜日

追憶。

今回今さらながらに見てみた映画は「追憶」です。2017年公開の邦画です。

「岡田、やばいな。」

主演の岡田准一に対する第一印象だ。
彼に“日本を代表する”という枕詞が付くようになってからは全然出演作品見てなかった気がする。たぶん最後は「SP」だわ。

良く言えば重厚。常に眉間に皺を寄せて、睨みつけ、見てるこちら側に圧力を届けてくる。
岡田くんの胸板な厚さのせいもあるかもな(笑)。対比するように小栗旬の演技が抑え気味なのがわりとよかったかも。

それしか印象に残ってない(嘘)。

ある共通の秘密を抱えた幼なじみの3人組が、意外な形で再会を果たす。
ひとりが遺体で発見され、ひとりが担当の刑事。そしてもうひとりが容疑者。

富山の海。それを映し出すおそらく計算された映像の“色”。
過去、そして今のそれぞれの境遇。
登場人物たちの重く苦しい表情。

もうね、とにかくつらい苦しいつらい苦しいのオンパレード

だからこそ、ちょっと意外なラストで救われたな、という気分にはなった。
一方でそのラストには「ええええっ?」という感想も半分ありつつ。

でも・・・物語の大前提となるべきそれぞれの幼少期の描かれ方が淡白だったので、それぞれの「大人」にどうも心が寄せられず。

面白かったという面と、なんだかなぁな面が共存する、僕にとっては不思議な一本でした。

あ、珍しく長澤まさみがエロくなかった。残念(笑)。

2018年4月23日月曜日

もんてかるろでかんぱい。

♪かんぱ~いもんてかるろぉ~ すきよあなたがらくえん~

カミングアウトってほどでもないんだけど、実はけっこう好きだったんだよね、庄野真代。この「モンテカルロで乾杯」のシングルレコードも持ってました。
若いのにオトナの魅力とでもいいますか。ねぇ。



いえね、土曜日の夜に錦織圭の決勝進出が決定して、その翌朝には「優勝したら『モンテカルロで乾杯』ってタイトルでブログ書こう」って決めてたりしたんですよ。
それが悪いフラグになってしまいました。大変申し訳ないです。

ATP World Tour Montecarlo 2018 Finals
R. Nadal 2(6-3,6-2)0 K.Nishikori


正直言うと、ゲーム開始直後にはもうナダルの強さに慄いてました。「こりゃアカン」と。
第一期黄金時代(というのか?)には「守備の人」の印象が強かったけど、第二期黄金時代(なのか?)の今は攻撃的な圧力が本当に強烈。もちろん守備というベースの上にそれがあるのだから、そりゃもう強い。
特にスピン量を増減させたりする技術が何段階も上がったような気がするよ(気のせいかもしれないけど)。早い展開もお手の物だし。

復活の兆しは見えていたものの、ケガ明けで疲労もあったニシコリではちょっと歯が立たなかったね。

『モンテカルロで完敗』・・・おあとがよろしいようで(平身低頭)。


2018年4月22日日曜日

さらば大槻代行。

ミッドウィークのルヴァンカップ、大槻 組長 監督は今季新加入の選手を中心に起用した。見てないけど。システムは4バック。見てないけど。

リーグ戦で結果の出てる3バックではないのはどうしてかしらとつらつら考えたんですが、暫定監督に求められている「目先の勝点」のため、リーグ戦では少々特殊なミシャシステムに馴染んでいるいわゆるレギュラー陣を中心に3バックで臨み、新戦力を中心に起用するカップ戦は堀さんが採用してた4バックを使う――そう考えると案外腑に落ちたり。

そして週末のリーグ戦。相手はミシャ新監督を迎えて好調な札幌。ミラーゲームというか、「潰し合い」になることは容易に想像できる。
そして僕は埼スタ参戦断念orz..

2018 Meiji Yasuda J1 League #9
△浦和 0-0 札幌


やはり兄弟チームだなあという試合展開。親元から離れて少し違うことを始めているけど色が抜けてない兄・浦和と、成長過程にあってまだまだ教育を受けつつも少し理解度が進んでいる弟・札幌。

まさに一日の長――五年の長だな――だけど、それゆえ「勝てそうだったな」という残念な気持ちもありつつも、昨年から継続している札幌の守備の固さ(四方田前監督をコーチで残したことが奏功しているのかも)を考えるとドローは妥当と言わざるをえないか。

主導権を握れていたのは確かだけれど、最後の部分で決定機にはなかなかならなかったし、常に相手の一発の恐怖を感じながらのゲーム運びだったからね。
しかも残念ながら最近のお約束の「足が止まる」も発生・・。

組長代行と先代組長(本当は先々代)の争いは、手打ちってことで(^^;

というわけで大槻 組長代行 暫定監督、ありがとうございました。わずか6試合でしたが、たいへん楽しませていただきました。どん底なチームを引き継いで、4勝2分。その結果だけでなく、選手とサポーターに力を与えてくれたことに感謝したいと思います。
ヘッドコーチとしてトップチームに残るとのこと(あ、これも札幌と同じ流れだ)、今後ともよろしくお願いします。

そしてチームにはオズワルド・オリヴェイラ新監督――“オズの魔法使い”がやってきた!
少し時間はかかるかもしれないけど、大槻前監督が残してくれた勝点をよりどころにして我慢しながら見ていきたいと思う。

2018年4月21日土曜日

ヨルダンに咲くなでしこ。

日本時間午前2時。眠い以外の意識がほとんどなかったんだけど、一瞬にして目が覚めた。

グループリーグのときよりもさらに立ち上がりからの圧力を強めてきたオーストラリア。
なんとかボールを奪えても、そこからつないだり展開することができずに連続的に攻撃を受け続ける。決定的なシュートが枠をとらえる。が、そこに山下!

PKストップは少々自作自演だったけど(笑)、それでも素晴らしいシュートストップを連発したことには変わりはない。こちらの眠気も吹き飛ばすビッグプレー。

すべてのリズムは守備から。徐々に展開を押し戻し、岩渕の足元に入れば必ず「形」ができ、決定機も作れるようになった。

「風下の前半を乗り切れば、必ず後半にチャンスが来る」そう思いながら応援を続ける。

まさしくそのとおりの展開。ただし、後半もあそこまでタコ殴りに合うとは(苦笑)。
それでもゴールは割らせない。これがなでしこの守備。なでしこの粘り強さ。

AFC Women's Asian Cup Final
JPN 1-0 AUS


横山の得点シーンは、オーストラリアがエアポケットに入ったかのようで――長谷川のトラップと、横山のポジション取りが見事だった。

狙いどおりの、すばらしい時間帯の先制点。そしてやってきた“ラスト5分間”。グループリーグでボール回しに終始して浪費した5分間の決着をつける、そういう5分間だった。

ラストプレーのロングボール、裏を取られたかと思ったその瞬間にも、最後まで山下が集中してた。


すばらしい勝利でした。そして心を揺さぶる、「なでしこJAPANのサッカー」が見られたことも何よりうれしい。

それでも世界に出ていくにはまだ足りないところがいっぱいあるはず。高倉さんも、熊谷キャプテンもそれはしっかりわかってるから、ワールドカップではきっとまたすてきな花を咲かせてくれると思う。
まずはお疲れ様でした。おめでとう。

2018年4月20日金曜日

夏の祈りは。

高校野球って大好きだ。単純に、見てると奥のほうが熱くなってくる。
ましてや母校だったり、さらには甲子園という目標が見えてたりすると、もうその熱さは簡単に冷めてしまうような温度じゃない。

そんなある意味無責任な大人たちの期待をも背負わされて、今日も練習に励む球児たちがいる。そんな彼らを描く須賀しのぶ「夏の祈りは」を読んだ。青春スポーツ小説、ですかね。

舞台は埼玉県の“わりと強豪”で“文武両道”な県立北園高校野球部。甲子園はまだ見えない。

そこを舞台にした5編の短編集、のような体裁を取っている。章ごとに主人公の部員が変わるからそう思ってたんだけど、描かれる時代背景もあって、途中で理解した。

キャプテンが苦悩した年、その10年後には2人のエースが現れ、そのさらに10年後にはマネージャーが活躍し、そして最上級生がハズレ世代と呼ばれる今(この「今」が2編になってる)――10年ごとのチームが描かれている、ひとつの連なった物語であるということに。

この10年というのがキモで、埼玉をはじめ神奈川や大阪など出場校の多い地区は夏の甲子園に2校出場できる「記念大会」というやつが10年ごとにやってくる。
チームづくりにおいても当然そこはひとつのターゲットになりうるし、もちろん周囲の無遠慮な期待の声大きくなる。

葛藤。苦悩。期待。重圧。
選手と補欠、ベンチ外。上級生と下級生。
エース、主将、監督。
さまざまな立場とさまざまな思いが折り重なったもの、それこそがチーム。

30年前のチーム、さらに過去のチーム。
20年前、10年前、そして、去年、今年のチーム。

残りページが少なくなってくる。ラストシーンが近づいてくる。すべての物語が、すべての選手たちの思いが、ひとつに収束してくる。

どうして高校野球ってやつは。

描かれるのはきっとダイヤモンドのちょっと外。ああ、これ以上は書いちゃダメ!(笑)

ラストシーンまで一気に読みたかったけど、一気には読めなかった。おぢさんは目から汗が流れそうになっちゃったんだもん。

いったん本は閉じて、深呼吸して、改めて「最終回」の「悲願」へ――。

素敵な一冊でした。
とにかくオススメしたい。高校野球好きなら読め!いいから読め!、と。

・・
・・・

春に夢を託したチームが、また夏に戻ってきます。今年も彼らの活躍を祈ります。無責任に、無遠慮に(^^;

2018年の夏の甲子園は第100回記念大会です。

2018年4月19日木曜日

小ネタ放流。

1本のブログ記事にはならなかった最近のちょっとした小ネタ一挙放出。特におもしろくはないので覚悟して読むように。


【ワイドパンツ】

信号待ちで僕の前にいた若いおかあさん。両手にそれぞれお子さんの手を引いてた立ち姿がなかなかかっこよい。
フリース素材っぽいパーカー。少し底の薄い白いスニーカー。おしゃれのポイントは淡いブルーのワイドパンツ・・・

ん?・・・よく見たらニッカボッカだったー!


【タクシー】

道端にタクシーが停まってて、中で運転手さんがシートを倒して仮眠中。珍しい光景ではないけれど、このタクシー会社ってここから1kmもないぞ。
なぜここで力尽きた?


【すみたい街】

とある住宅メーカーからダイレクト(迷惑)メールが来た。
冒頭のキャッチコピー、みたい街」・・・そこ、お前がいちばん間違えちゃいけないところ。
むしろそう変換するほうが難しい、と今実感。


【ガソリンスタンド】

ガソリンスタンドの壁や柱に、おじさんバンドの写真がめちゃくちゃたくさん飾られている。ライブイベントのポスターも。あ、あの店員(店長?)のおじさんも写ってる!

はっ!・・・ガソリンスタンド=GS=グループサウンズ。


【立ちスマホ】

歩きスマホはよくないわけですが、だからといって歩いてなきゃいいって話でもなくて。
往来のど真ん中で突っ立ってスマホするってのも相当だ。人の流れが割れてるもの。
というか、メンタル強いわねー。
「歩きスマホ」みたいに命名してやりたいが、いい単語が浮かばない。


【外国語】

前から歩いてくる体格のよいおふたり。耳慣れない言葉が聞こえてくる。外国人カップルかと思ったら、酔っぱらってろれつの回らない日本人ご夫婦だった。ちなみにふたりとも熟年金髪。仲良しですね。


【歩調】

暗い夜道で前をゆく女性と歩調が合ってしまったときの気まずさ。
足音をしのばせるのはめちゃくちゃ怪しいし、急に速度を落とすのもおかしい。
かといって追い抜こうとするとかなりスピードを上げなきゃならないし追いつく瞬間が完全にヤバイ奴。ピッチを上げてもストライドを広げても、むしろ違和感だけが夜道に響く。

どうするのが正解なんだろう。女性側はどう思ってるんだろう。

後ろからヒールの音がかつーんと響いてくるのもちょっと怖いんですけどね。


【おまけ】

信じる者は足元すくわれる

ふと思いついただけです。ただの言葉遊びですから。他意はございませんことよ。

2018年4月18日水曜日

さんぽニスト、旧日光街道をゆく。その弐

本来なら前回ゴールの北越谷駅を起点に日光方面に向かうところなんですが、諸事情(笑)のため、電車で「このあたりかな」という栗橋駅まで行ってそこから日本橋方面へ上る、というルートにしてみました。


まずは栗橋宿の散策。関所跡から利根川の土手まで行ってみる。川向こうは下総国か。遠くまで来たなぁ。電車で来たんだけど(^^;

さあ行きますか。

国道4号の脇を南下していきます。途中舗装されてないとこもあったりしつつ、概ねのどかな田園風景(ずばり何もない!)。そして東北新幹線のガードをくぐると利根川の調整池でもある権現堂川の川岸に出ます。

ここが見事な桜並木!!が、残念ながらすでに葉桜並木(^^;
心の目で満開の桜を愛でながら先へと進んでいきます。

ちょうど幸手宿に入るあたりの権現堂堤は花見の名所でもあるようで、「桜まつり」絶賛開催中。ただし葉桜(しつこい)。
町自体も「桜推し」みたいですね。看板とか桜型だったりするし。

幸手宿には往時をしのばせるようなものはほとんど残ってないですけど、「宿場町である」ことはそこここに掲出されてたりして、町の雰囲気はすごくいいですね。
「SATTE ART SANPO」なんていう町全体でのイベントもあったり。“satte”ってスペルが外国語っぽくてかっこいいと思ったのは私だけ?

幸手を出ると旧道は国道4号線に合流。次の杉戸宿まではそう距離もなく国道を歩いてたこともあるのか、あっという間だったなという感じ。

杉戸宿もこれといって特徴はなくて・・・幸手と似てるというかなんというか。
ちなみに宿場になって今年でちょうど400年だそうで、あちこちに幟が出てました。
そうそう最寄は東武動物公園駅。「へー」って思っただけだけど。

このあたりで気づいたことが。とにかく道が淡々としているということ。
キョロキョロしながら歩きたいこちらとしては、変化に乏しいというのは困るなぁ、と。

考えてみれば徐々に江戸、というか都会に近づいているわけで、それはすなわち「日常」に近づいているということでもあって、そりゃそうだわなあと思うのです。

こういうのって歩いてみないとわからないことかもしれないな。

「日常」から遠ざかっていくのなら、そこには旅に出て行くワクワク感が伴ってくる。ワクワクしてれば目に映る景色もきっと相応に見えるんだろう。

そんなことを思いながら粕壁宿に。

粕壁と書いて春日部と読む。 #粕壁宿 #旧日光街道 #さんぽニスト

144factoryさん(@144factory)がシェアした投稿 -


第一印象はずばり「都会」。タワーマンションもあるしさ(^^;

ちなみに粕壁と春日部の表記はかなり混在してて、町名や小学校には粕壁が、中学は春日部の名前が使われてましたね。ふーん。

そういえば、カスカベといえば野原一家ですよね。が、残念ながら旧道沿いではしんちゃんの顔を見かけることはなかったです。名誉市民とかじゃなかったけ?(適当)

粕壁から先は『単調な国道区間が長い』(いつも参照しているサイトより)。

「何もない」「日常」感はさらに増し、疲れも出てきちゃった。

と同時に、この旧道さんぽを始めてから「ゴールを設定して歩いたのは初めて」ということに気がついた。
疲れたら休む。行けるところまで。そう決めてたはずなのに、逆向きに歩いている以上はあそこまでは行かないと、という縛りが発生してしまってた。

失敗とは言わないけど、いろいろわかっちゃったな。繰り返しますが、歩いてみないとわからないことってあるんだな。

というわけでようやく越ヶ谷宿到着。今日はここまで。



今回の行程:栗橋宿~幸手宿~杉戸宿~粕壁宿~越ヶ谷宿。お昼ごはんは粕壁を出てしばらく行った国道沿いのうどんチェーン店。カーボローディング(嘘)。
ここまでの行程:[1]日本橋~越ヶ谷宿[2]~栗橋宿


2018年4月17日火曜日

燃やせ揺らせでスカ。

超ひっさしぶりにスカパラさんたちのライブに行ってきました。
ライブハウスとなると2014年の東京ドームシティ以来!たぶん。

東京スカパラダイスオーケストラ 2018TOUR「SKANKING JAPAN」“燃やせ、揺らせ”編 @STUDIO COAST

12月まで(!)続くツアーの初日です。

ライブが久しぶりなせいで新しめの曲でどのように盛り上がればいいかわかんない(笑)ところはあるけれど、スタンディングで汗をかきかき、例によって戦うように楽しんできましたっ!!

理由はよくわかんないけど、今回特にGAMOさんのサックスの音がいつにも増して素晴らしく感じちゃってね。聞きながらサックスを待ちわびるような気分になりましたよ。

最近もいろんなアーティストとコラボしてるスカパラさんですが、サプライズゲストに、「リメンバーミー」で一緒にやってるシシド・カフカ(「ひよっこ」の早苗さん)を期待しちゃってたりしてたんですが・・・まあ来ないわな(^^;

と、本編ラストの曲がちえのわ!イントロが流れた瞬間、ステージ中央へ出てくる人影!この曲のボーカルは“銀杏BOYZ”峯田和伸!!
「ひよっこ」の宗男おじさんって言えばわかる??

「あれ?」

その男、坊主頭なんすよ。ピンと来ないにもほどがある(^^;
むしろマッシュルームのほうがわかりやすい(笑)。聞いた話だと、大河ドラマ用の髪型らしいです。

マイクを頭にガンガンやるパンクな感じはもちろん本人なんだけどね。
いやはやすんごいパフォーマンスとキャラクターでした。初めて生で見ましたけど、さいっこーですわ!!

アンコールでは峯田ボーカルで「めくれたオレンジ」まで!たまらん!
あー楽しかった。また行こーっと・・・っと思ったものの今年のツアーは事実上もうムリなことが判明。ちぇっ。

*  *  *

スタジオコーストは今回初めて。整理券順に入ったら、もうメインフロアは立錐の余地もなく、しかたなく一段(?)高くなった後方から攻め込んでみた。
が、ここまでステージが見にくいライブハウスって初めてだ。なんか構造おかしいのかなぁ。メンバーが座りで演奏してるときなんて「ホーンのみなさんステージにいない?」みたいな感じだったもん。

2018年4月16日月曜日

走りきって3連勝。

前半は攻撃練習。後半は守備練習。そのぐらい別の顔を見せたけれど、なんとかリードを守りきって3連勝!

2017 Meiji Yasuda J1 League #8
○浦和 2-1 清水

今日の「お休み」は青木(最終的には出てきたけど)。槙野が戻って岩波はベンチ(ただしマウリシオのケガでスクランブル出場)。

相手があってのことなので割り引いて考えないといけないんだろうけど、前半の出来はもう最高レベル。
厳しい守備、中央のコンビネーション、そして躍動する菊池と橋岡の両ワイド。そこからのクロスをエースが相手マークを外しながらきれいに合わせて2得点。

「圧倒的じゃないか・・」

ハーフタイム過ぎるとなぜかそれが逆になり。

本当のところはわからないけど、いわゆる「飛ばしすぎ」なのかなと思う。モチベーターとして優秀であることが容易に想像できる大槻組長監督のオーラが選手を序盤から走らせすぎちゃうんだろうなと。
それならそれでいい。だって「俺たちは弱い」から始まってるんだから。

それでも指揮官はまだまだ走らせたいみたいで(^^;

試合前から「しっかり走ってもらいます」と名指しされてた2試合連続先発の橋岡は、今日もスプリントと上下動を繰り返し、攻撃に守備に奮闘。前半のクロスも見事だったけど、ボールホルダーとの1対1の守備はかなり唸らされた。
終盤足がつったものの自ら「大丈夫」とベンチに叫び、直後やっぱりダメで「バツ」を出し、でも仲間からは「マル」を出され(笑)、さらにベンチからは「走れ」と言われ(^^;

橋岡は、結局走りきった。
期待のルーキーは、僕たちの目の前でどんどん成長している。悶絶するほどうれしい。
ところで期待のナバウトはいつフィットしていつ爆発するんだろう。

さていよいよ次節はミシャ札幌が埼スタにやってきます。それも「強豪」として。
よろしくお願いしますね、大槻組長監督。のアウトレイジ感↓
「サポーターの後押しがなければ3ポイントは取れませんでした」とすっと言っちゃうあたり、大槻さんってば人身掌握術に長けてますね。すっかり信じちゃってますもの、私。

2018年4月14日土曜日

わすれんけん!くまもとけん!

2年が経ったけれど、「復旧」すら未着手なところもまだまだ多い。
にねんばすぎよったけどまだまだですもんね。でいいのかな?

豊肥線や阿蘇大橋なんてその最たるもの。

着実に少しずつ一歩ずつ前には進んでいるはずだけど、真の復興に向けて、「風化をさせない」というのが基本的かつ重要なミッションなのだと思う。そういう意識を持ち続けたいと思う。

自分のことより周囲を気にかけて、くまモンたらなんてやさしい(T^T)



最低ミッションクリア。

ワールドカップ出場決定おめでとう!
でも出場権だけだと監督解任になっちゃうかもしれないから気を付けろ!(毒)

・・という冗談?はさておき、やはり目指すはもっと「高いところ」であってほしいと思います。まずはアジアのタイトルを取りましょう!

AFC Women's Asian Cup Group B #3
JPN 1-1 AUS

今や格上と目されるオーストラリア。高さもスピードも明らかに差があり、コンビネーションもかろうじて五分という状況で何ができるか。それはもちろん「戦う」こと。なでしこらしく、粘り強く。

具体的には最終ラインの高さだろう。怖がって下げてしまえばただ押し込まれるだけになる。とにかく細かい上げ下げ。熊谷のコントロールがまず見事。
ボランチ、あるいは攻撃陣のプレスバックでボールを奪うということが徹底されてた。

奪ったボールがなかなかつながらず、特に出しどころがなくて下げてしまうところで危ないシーンも多かったけど、とにかく最後まで体を寄せて――。華麗じゃないけど、これが「なでしこジャパンだよね」という試合運びだったと思う。

宇津木はさすがのプレーだし、岩渕のテクニックはやはり世界基準だし、菅澤は局面局面で戦いを繰り返して。

そして相手の運動量が落ちたところでワンチャンスを、それも美しいコンビネーションからモノにして――。ここまでは完璧でした。あれで勝ち切れなかったのがこのチームが「まだまだ」なとこなんでしょうけど。
あれ、キーパーに対するファウルじゃないのか?と一応言っておく。

いい85分間だったと思います。

残りの5分は・・・ああいう談合的なものはサッカーという世界では当然のように行われていることで、それ自体が悪いとは思いません。
ただ、冒頭に書いたように目指すところが「高いところ」であるのなら・・・・と感情がすこしばかりモヤっとしますけど、まあいいか。準決勝を勝ち上がると、おそらくオーストラリアと再戦になります。そこで決着つけたろうじゃないか!なっ!

2018年4月13日金曜日

お前は88分後に。

今回今さらながらに見てみた映画は「88ミニッツ」です。タイトル類似の「ミッション:8ミニッツ」的なものを期待して見てみたというのがホントのところ。

連続殺人事件の公判で容疑者に対して厳しい証言を行い、極刑へと導いたFBIの分析医。
だがその刑の執行直前になり、分析医の知人が同じ手口の事件の被害者になってしまい、さらに彼のもとに「お前は88分後に死ぬ」という謎の電話がかかってくる。

あの証言は間違いだったのか。あるいは別の何かがあるのか。
電話はいったい誰が。目的は復讐なのか。被疑者は刑務所の中じゃないのか。

っていうサスペンスです。分析医かつ大学教授役をアル・パチーノが演じます。

・・・んー。

謎っぽさを強くしようとしたのか、人物が多すぎて散漫。舞台が大学の中ということもあるんだけどさ、誰が誰やら。そこまで複雑にする理由はまったくなかったと思うんだが。
学生が「老けてる」んで、職員と学生の区別がつかないのが困ったもんだ(笑)。

おまけに主人公が優秀な人という設定なのに、88分間という混乱の中では何ひとつ正しいこと言ってないという事実。ほぼすべて「結果オーライ」。これじゃなかなか思い入れが持てないってもんだ。

だもんだから、見終わってしばらくしてから「なんだそりゃ」と言いたくなったりしましたよ。クルマがバーンってシーン(ネタバレ)は犯人側の論理も破綻してますからねぇ。

決してアル・パチーノのせいじゃないと思うんだけどね。ちゃんちゃん(^^;

2018年4月12日木曜日

寝台特急出雲で。~読み鉄シリーズ3~

シリーズ第3弾は峰隆一郎「寝台特急「出雲」消された婚約者」です。

山陰から東京に向かう特急出雲の個室で遺体が発見される。
容疑者のアリバイは“調査員”自らが証明してしまう。
なせ出雲でなければならなかったのか。そして犯人の目的は何か。

・・・という感じかな。

タイトルからするといわゆる「トラベルミステリー」じゃないですか。
なのにね、列車のシーンはほぼないし、主人公の“調査員”は「出雲」に乗らないし(驚愕)、旅情誘わないという意味において、タイトル詐欺ですわ。
せっかく「サンライズ出雲」という有名な列車の元になった特急だというのに。

おまけに「出雲」車内での何かしらのトリックがあるわけじゃないし(なんですと!)、よーく考えると調査員は調査してないし。

最後まで読んじゃいましたけど、個人的には大はずれ

・・
・・・

ハードボイルド風味な文体や表現をしようとしているのかなとは思うんだけど、結果ただのセクハラ野郎が大量発生してて正直気分があまりよろしくない。
ハードボイルドというのは本来とてもやさしいものだと思うんですが。

それだけでこの作者の次を読もうというモチベーションがなくなる。

若き力をもって降格圏脱出。

土曜日のホームゲームから中3日。大槻組長監督は大胆にターンオーバーしてきた。
阿部や平川、槙野をベンチからも外し、神戸から移籍してきた岩波とルーキー橋岡をリーグ戦初先発として起用。ベンチにはルーキーの柴戸と荻原。
ベテランの落ち着きとともに勝ち取った流れを、若手の勢いで加速させたい、そんな意図もあるのだろうか。

システムは前節と同じ3-4-2-1(ミシャの遺産を使っております)だけど、守備に入るタイミングが前節と違う気がする。ボールを持ちたい神戸にはあえて持たせる。ただし完全にリトリートしてしまうのではなく、コンパクトに。
相手によって対応を変えられる大槻さんのやり方なのかもしれない。

2018 Meiji Yasuda J1 League #7
神戸 2-3 浦和○


内容がすばらしかったかと問われると、特に攻撃面のコンビネーションには少し難があったかとは思うけど、結果は最高。一度は逆転されるものの(敵ながら佐々木のゴールはスゲーと言うよりほかない)、アディショナルタイムに再逆転ゴールを決めて勝利したのだから。
神戸の同点ゴールのときにウェリントンに競り負けたマウリシオ。そのお返しとばかりのヘディングはサイコーでした。彼があんなに喜んだのって初めて見たかも。

そう、「勝利」こそ上を向くために必要な薬。

これで降格圏脱出です(喜)。まずはひと息・・・つけないんだよな、「15連戦なう」だから(^^;

・・
・・・

岩波があのぐらいできることは「知ってた」。ゴールは嬉しい誤算だけどね(^^;

橋岡が右サイドで起用されたのは少し驚いた。センターバックかボランチか、というのが主戦場のはず。ところがどっこい、運動量は豊富だし、スプリント回数は両チーム通じてNo.1。しかもポドルスキとやりあってイラつかせるメンタルも嫌いじゃないよ(^^;
途中からは右CBに回ったりとユーティリティ性まで見せつつの、結果フル出場。

途中起用の柴戸は右サイドでの起用。彼もボランチが本職だが、アグレッシブにこなしていく。ボール扱いも上手いし、さすが「大学ナンバーワンボランチ」と思わされた。

出場機会はなかったけど、荻原はすでに結果も出してるし、今年のルーキーはいいぞ!

というか、レギュラー陣を休ませてまで起用するのってすごいことだと思う。
次節のお休みは誰だろう。遠藤か青木か菊池か。そろそろ興梠かな。

2018年4月11日水曜日

ジャージーな素材。

写真(雑コラww)は本文とはいっっっっさい関係ありません(笑)。

半年ほど前、秋冬用にセットアップを買った。色は大好きなブルーグレーだ。

色はもちろん、シルエットも好みだった。少し短めのジャケット。パンツはテーパードで、それをくるぶし丈にしてもらって。いわゆる「かわいい」と思ったわけです。

何よりこいつがジャージー素材だったのがよかった。生地の柔らかな肌ざわりはもちろん、まあ伸びる伸びる。おかげて着てて超らくちん。

こりゃいい買い物をしたぜ、とご満悦だったわけですが。ですが。ですが。

まずヒザが出る。
座っててから立ち上がると、ヒザの前が「ぽこっ」ってしちゃうのね。まあ柔らかいからなぁ、しょうがないかなぁ、と一応納得。

洗ったらびっくりするぐらい縮んだ
もはや半ズボンかと(←だいぶ誇張)。まあ安いからなぁ。でもハンガーにつるしておいたら自重で元に戻った(笑)。ヒザもまっすぐになった(笑)。なのでこれも一応は納得した。

最大の問題は毛羽立ち。
ポケットの入口だったり、あるいはデイパックの当たる背中面だったり、あるいはマジックテープに絡んだり。

ふと気がつくとあっちこっちがまっ白けに毛羽立ってた。

指はもとより、ブラシでも取れない。
百均に行って、電動毛玉取りを買ってきて、毎日ガーってやらないとならなくなっちゃった。
毎日やるもんだから、だんだん生地が薄くなってきてる気がする(^^;

そんなわけでこのセットアップ、ワンシーズンでお役御免となりそうです。安物買いのなんとやら。

・・・が、性懲りもなく春夏モノでまた手を出してしまいそうな予感がぁぁ。

だってさ、あの柔らかさが忘れられない・・。
肌触りの記憶って案外忘れられないものなのかも。素材って大事ね。

復活のなでしこへ。

リオ五輪の出場権を失ってから、なでしこジャパンは苦しい時間を過ごしてきた。
再び咲き誇るために必要なのは、世界での活躍以外にない。

それはもちろんワールドカップの場であり、その出場権を得るためにこのアジアカップを勝ち進まなければならない。ぜったいだ!!
5位までというのはかなり緩めの出場権だけど、目指すとこはもっと高いはず。

2戦目の韓国戦。高倉さんはメンバーをかなりターンオーバーしてきた。
強行日程への対応か、あるいはレギュラーが固まってないか、選手の見極めか。そのあたりは知るよしもないけども、概ね「誰が出てもそれなりに」という感じにはなってきたかなと思う。

熊谷、阪口がこのチームの核であるところはやはり揺ぎないのだけど、攻撃陣では岩渕を中心に考えているのかな、とも思う。
そうしたキャリアをしっかり持ってる選手に引っ張られるように若手が成長しつつ勝利が積み重なれば最高。その意味では市瀬が試合の中でもぐんぐん伸びてるように見えてうれしかったなぁ。

が。韓国に勝てなかったことで少々星取り的には難しくなったのも事実。
グループリーグ最終節でオーストラリアに負けちゃうとグループ3位(おそらく)。引き分けの場合は勝点5で3チームが並ぶけど(おそらく)、オーストラリアを上回ることはできないので、韓国がベトナムから何点取るか次第で2位か3位か。

グループ3位でも5位・6位決定戦で勝てばいいんだけどさぁ・・・やっぱ目指すは勝利のみってことですな(^^;
豪州戦は13日金曜日の夜10時半。

浦和目線で言うと・・・「猶本もっと見たいー!」「菅澤かっこいー!」に集約されております(^^;
菅澤、あのヘディングがも少し薄く当たってたらヒーローヒロインだったのにな。

AFC Women's Asian Cup Group B #2
KOR 0-0 JPN


ワールドカップ出場権を取っても5番目だったら高倉さん解任されたりしてな(毒)。

2018年4月10日火曜日

聲の形。

今回今さらながらに見てみた映画は「映画 聲の形」、アニメです。原作はもちろん未読です(^^;
こえのかたち、つまり“手話”ということでいいかと思います。

感想を書こうとすると、どうしてもネタバレになってしまったので、ご注意を。

心を閉ざすようにして生活している男子高校生。
そうなったきっかけは小学校時代の出来事。聴覚障碍を持つ転校生の少女を、退屈まぎれに“からかって”――無自覚で無慈悲なイジメである――いたのだが、あることをきっかけに彼自身が孤立することになる。後悔と反省とそして少女への思いと。消化できない思いを抱えたまま年月が過ぎていた。

そして今、再びその少女と出会い、当時のクラスメートたちとも再会をすることになる――。

聴覚障碍って見た目ですごくわかりにくい。わかりにくいがゆえに誤解されることがある。その最たるものが「わかってると思ってた」ということ。聞こえてなかったということが認識されにくい、そういうわかりにくさだ。
と同時に、聴覚障碍は発声も難しい。つまりコミュニケーションそのものの難度が高いということにほかならない。

障碍そのものではなく、そういうディスコミュニケーションこそが障壁なのだと。
偉そうな言い方だけど、知識とか啓蒙とか、この作品によってそういった認識が広まればいいなぁ。くしくも放送中のNHK朝ドラでもヒロインに聴覚障碍が。

ただ一方で、障碍うんぬんではなく、思春期の複雑な心情をそういうモチーフの中で描いた作品、という見方もできるかもしれない。
何しろ、主人公以外の心情描写が可能なかぎり排除されている。つまり主人公の心情以外は、見ているこちらも想像することしかできないということだ。

誤解、思い込み、ぬか喜び、錯覚。

思春期にかぎらず、真にコミュニケーションが取れることの難しさってあるもの。

だからこの映画は、とっても「いい話」のように感じることもできるし、主人公の自己満足でしかないじゃないかって感じることだってできる。

どう感じるかは、わたし次第。そして、あなた次第。

ただ、一番心に残ったこと。
「またね」と伝えられる相手がいるのはとても素敵なことだと思うのです。

2018年4月9日月曜日

ハリホリさん解任会見とそれに対して。

サッカーファンにとって、ワールドカップわずか2ヶ月前に“なんて日だ!”というのが、本日正式にアナウンスされた代表監督解任のニュース。
僕が経験した代表監督のホントの意味での解任交代というのは、加茂さん→岡田さんだけですかね。オシムさんは体調問題だったし、アギーレさんはアレだったし。

それにしても2ヶ月ですよ、本番まで。もう代表選手発表も近いし、その前には試合のひとつもないわけで。はっきり言って「なんで今?」なわけですわ。
ならばそれなりに理由があろうということで、JFA会長の会見を確認してみるわけですが・・・ま、結論から言うと何言ってんねんおまえ、以外の感想はなく。
少しばかり文句言いましょうかね。

『マリ戦とウクライナ戦が』

あれ、親善試合っすよ。つまり練習試合。目的としては、ハリホリさんがやりたいことを実践できるかどうか、そのための最終選考だと思ってたけど?
んな試合の結果を最重要視すんなや。
東アジアカップ?あれこそただの選手選考会でしょうに。

逆に、結果を出さなければならない公式戦、つまり最終予選において、その最大のライバルであるオーストラリアとの大一番。最大限のスカウティングをもって完勝したことを忘れてませんかね。波に乗り切れなかった最終予選で、最後には1試合の余裕をもって1位通過。その後テストを繰り返しているだけだと思うんですけど。

しかもハリホリさん、アギーレさんの後を継いでここまでやってきたのに。
彼の戦術・戦略をきちんと評価できるサッカー人は協会にはおらんかったのか、と。

『選手とのコミュニケーションが』

選手の心が離れた?
じゃあその選手呼ばなきゃいいじゃん。そのぐらいの選手層はあると思いますが、監督層(そんな言葉ないけど)は確実にもっと薄いって(^^;
食らいついてでも代表になりたい選手はいっぱいいるよ。そういう選手を応援したいのよ。

つーかですね。何か特定の選手を守らなきゃならないオトナの事情でもおありでしたか?

たとえばマスコミの反ハリルホジッチ大キャンペーン。視聴率もスポンサーもその影響が確実にあるわけですよね。
まさかまさかですけども。スポンサー様が特定の選手を使わないことにちょっとなんとかならんかといったらなんとかしましょうと安請け合いして現場に口出しして監督に拒絶されたから間に入った人たちが怒り新党だったとか?そういううがった見方しちゃいますよ。
そんな口車に乗ってしまうJFAとは一体。なんか悪いやつが中にいるような気がするなぁ。

ええ、根も葉もない想像ですけどねー。
中村修三さんが浦和に戻ってきちゃったのがよくなかったのかなぁ・・・。

『選手自身が考えるサッカーを目指したい』

それができないってハリホリさんいつも言ってましたけどね(大笑)。
監督代えただけでできるようになるって思うなんて、そりゃもうお花畑です。

それでも新監督はそれができると思ってるわけだ。
そうして呼んできたのが、というか呼んできたんじゃなくて協会スタッフから横滑りしてきたのが西野さんですよ。
はっきり言うけど、マイアミの奇跡とかぜっっっったいに起こらないからねっ!

にしのんか・・・神戸とか名古屋とか、クラブチームですら立て直し失敗してますからねぇ。
そのにしのんがこの短期間で何ができるっての。具体的に説明してくれよ。ぷんぷん。

萎えました。醒めました。

もちろん本大会がやってくれば日本代表を応援します。全力でね。ただ醒めたことも間違いない。
だって、このプロセスががっかりすぎる。

熊本に勝つ。熊本を応援する。

熊本ヴォルターズは西地区の強豪だし、Game1も負けてたし、正直言うと負けちゃう可能性のほうが高いかな、と思ってた。
がしかし。

2017-2018 B2.League #27 Game2
○東京Z 72-68 熊本

あれもこれもそれも内容的にすばらしいゲームだったんで、めんどくさいにつき箇条書きする。
  • Zgirls Eriさんお誕生日。すれ違い際に「おめでとうございますっ」って言ったら「ありがとうございます」って微笑んでくれた。こちらが嬉しい(喜)。
  • 特に1Qのディフェンスが最高だった。連動性とでもいうのか、ダブルチーム的に挟み込みにいくところ、そこからのパスアウトを狙う動き。メリハリというか「行くとこ行かないとこ」が気持ちいいぐらい。
    ターンオーバーをいくつ取れただろう。これでリズムが出た。
  • そのターンオーバーからのファストブレイク。特に増子のドライブは強烈だった。ここのところちょっと消極的に見えてたんだけど、払拭した感。本人に「ドライブ最高でした」と言ったら笑ってた。本来の持ち味だもんね。
  • ドライブといえばバウワーズも積極的だった。ファウルをもらい、決して得意ではないFTを沈めて。気がつけば32PT、FG12/13、FT8/11、11REBのダブルダブル!!本日のMVP!
  • そして本日のヒーローは西山。19PT12ASのこちらもダブルダブル。
    事実上PGが1人しかいないチーム状況の中、運動量を落とさずに常にコントロールしてたのが何よりも見事。「今日フルタイムですか?」って聞いたら「1分半ぐらい休みました」ってさ(^^;
  • サイズもキャリアも上の相手に真っ向勝負の村越。リバウンド取られて転ばされてコートを叩いて悔しがってたら、ターンオーバーからいきなりボールが来て得点したのは微笑ましかったですが、また一段階上がるきっかけになりそう。
  • ルークと西山のPick&Rollとかさすがと思わされる絡みだったし、いわゆる起点のところが本当に整理されてて正確に「なりつつ」あると思う。誰かがピックに行くだけでワクワクするもの。
まだまだいいとこあったんだけど、今日はこのぐらいで・・・・あ!

ファストブレイクからの“ダブル・ビハインド・ザ・バック”。あれ、今週のハイライトだよなぁ。映像見たいなぁ(スポナビ契約してませんので)。

*  *  *

震災からまもなく2年になります。東京Zと熊本、共催の八王子と埼玉のチームのみなさんが企画してくれた募金活動に少しばかり協力をさせてもらいました。
個人的に「熊本」という土地に思いはありますが、特に何かができているわけではありません。こういう機会を作ってもらえていることに感謝しています。

衝撃の月曜日。

週の初めからいろいろ衝撃ありすぎてね。

まずは大きな地震があった島根方面、中国地方の皆様にお見舞いを。

続いて、サッカー日本代表ハリルホジッチ監督の解任報道。
9日12時現在、正式なリリース出てないみたいなんで、あれですけど。
また改めてブログ書くことになるかな、この話は。

そしてショーヘー・オータニ!It's ShoTime!!
初ヒット→初登板初勝利→3試合連続HR→完全試合未遂。マンガでもボツになるようなストーリーです。フツーに100マイル投げてるし「悪魔のスプリット」とか言われているし。もうなんやねん、お前(大喜)。
#ShoTimeっていうかっちょいいハッシュタグは公式さん。日本語で「マスター」という単語とともに。
そう、「マスター」とは「達人」という意味ですからね。強調。

長い1週間になりそうです(笑)。

2018年4月8日日曜日

未来を変える力。

大槻組長監督体制になっての初ホームゲーム。こういう試合こそ後押しせねば、ということで埼スタへ。

2018 Meiji Yasuda J1 Legue #6
○浦和 1-0 仙台

やっと勝ったぁぁぁぁぁ!
試合終了のホイッスルとともに、周囲の人たちとハイタッチ。「やっとですね」「長かったですね」と。何しろ、埼スタでの勝利って、先シーズンのACL決勝以来ですから(^^;

先発を確認して、あれって思ったとおり、やはり3バック。
中央が遠藤ではなくマウリシオ、阿部は中盤から落ちてくることもなく、槙野は高い位置を取ることもなく。そういう意味ではミシャシステムとは違うけれど、まさかここまで閉塞感が払拭されているとは!

DFラインはしっかりボールを回し、縦パスもしっかり入り、前線も少ないボールタッチでパス交換ができ、大きく裏を狙う動きもあって。
先週までのチームとはまったく別モノ。まさに「あんぐり」という感じだ――まあ声出してるから「あんぐり」にはならないけどね(^^;
「暫定」監督のシステムだから、それを語るのはあまり意味がないとは思うけど、3バックにするだけでこんなに変わるのかな。

特に驚いたのが落ち着き。阿部と平川という大ベテランがそこにいるという効果もあるんだろうか。

開始わずか5分で先制。裏を取った興梠にタイミングよく武藤からパスが出て、ゴール前でまさしく“落ち着いて”DFとGKを交わしてゴール。
その後も攻勢を続ける前半45分間だった。圧倒的じゃないか!

後半。試合開始のころから強くなってきた冷たい冷たい北風が、猛烈に強くなってきた。浦和は向かい風。
さらに好調仙台が圧力を強めてくる。前半とはまったく逆の展開。ほぼボールポゼッションできず、ワイドに広くピッチを使われて苦しい。苦しい。

でもね、こういうときは気持ちですよ、気持ち

選手も最後の一歩を動かし、サポーターも風に負けないように声を出し。

いいゲームでした。さあここから反攻だ!

「レッズの選手ひとりひとりに、すべてのレッズサポーターに備わっているもの――#未来を変える力」スタジアムで繰り返し流れる三菱重工のCMより



帰宅後いろいろ映像確認。

菊池に対して『こけてんじゃねぇ!』→即森脇に交代
森脇に鶴。

ハーフタイムコメント。
『(裏を)狙え』
『(シュートを)撃て』
『(ゴールに)刺せ』

・・・組長ったら、もう素敵(はぁと)。

2018年4月6日金曜日

【ら~めん】ぜんや@カップ麺

塩らーめんの名店「ぜんや」のカップ麺を見つけたので即買い。
実店舗は残念ながら未訪の宿題店のひとつ。だって新座なんてなかなかハードル高いって。

お湯入れて3分、後入れスープを搾り出すと・・・茶色?
澄んだスープじゃないのか、と思いながらかきまぜると、これがまた見事な黄金色に早変わり!

おおっ。しかもこのスープがうまいっ。
しょっぱいわけではなくて、しっかりとした出汁の味。ホタテもわかる。
結果、完飲しましたです。はい。

にゅるりんとした麺もいいじゃないですか。

大当たりカップ麺。余計に実店舗への憧憬が深まるばかり。

列車で旅する。~読み鉄シリーズ2~

シリーズ第2弾は柴田よしき「夢より短い旅の果て」

ある人物の失踪の謎を追って、女子大生が他大学の鉄道同好会に入部してくる。謎を解く鍵は、この同好会に、鉄道旅の中にあると信じて――。

『長いトンネルに吸い込まれたまま(略)どこか見知らぬ世界へと走って行ってしまったのではないか…』

一応ミステリーと銘打たれているので、そういう体裁だが、多くのページが割かれているのは列車での旅の風景。それも日常の風景。

単純な「乗り鉄」ではなく、列車を使った「旅」――だから鉄道研究会ではなく「鉄道旅同好会」。そのこだわりについてはうまく説明できないので、本文を読んでいただくしかないのだけれど、なんとなくわかるなぁ、という感覚だ。

特にひとりで列車に乗ってると、時間というある意味最もぜいたくなものが与えられるような気分になる。考える時間、あるいは向き合う時間というか。
その時間の経過を内包して列車は目的地に向かう。

『ここに、今この景色の中に、この国のすべてがある。
山。海。緑。四季。そして、鉄道。』


列車の中に流れる時間は、すべての乗客にとって共通なのですね。

あー旅行いきてー。

ちなみに登場するのは急行能登、飯田線、こどもの国線・・・などなど。
沖縄本島のゆいレールが描かれる場面があるんだが、これは取材旅行と称して「沖縄に行ってみたかっただけ」なのではないのかと勘ぐっている(^^;

2018年4月5日木曜日

押すなよ押すなよ(スクラムは押せよ)。第2報

ラグビーワールドカップ2019、この2月に抽選販売があった「会場セット券」、当然みんな当たらなかったよね?


もちろん僕も。

でもね、簡単には諦めませんから。
ということで、続いては「開催都市住民先行抽選受付」です。

埼玉県民は熊谷会場に申し込めるし、神奈川県民は横浜会場の試合に申し込めるってやつね。
で、ワタクシは一応東京都民なので、東京会場の試合の抽選受付にトライ!

・・・考えてみたら、試合数は多いけど住民も多いんだよね、東京。すべての試合に“人気カードマーク”が付いてるし、なかなか厳しそうだ。
ちなみに全試合当たってしまうと、おこづかい的に払いきれないかも(笑)。

だから、みんな申し込むなよ。確率下がっちゃうじゃん。
申し込むなよ。ポチっと押すなよ。来週4月12日までだぞ。押すなよ押すなよ。

そしてついに最終奥義→「マスターカード作りました」。
冷やし中華始めましたな言い方だな(^^;

2018年4月4日水曜日

ザ・コンサルタント。

今回今さらながらに見てみた映画は「ザ・コンサルタント」です。
表の顔は凄腕会計士、裏の顔は凄腕殺し屋。そんな主人公を演じるのはベン・アフレックです。
原題は「the accountant」なので、会計士が正しいんだろうけど、アカウンタントって単語に耳なじみないからなぁ。会計コンサルタント、という感じの邦題設定なんでしょうね。

人物設定から派手なダークアクションかしらと思ってたら完璧に裏切られた。
軸足はあくまでも会計士である表の顔。節税対策から資金洗浄まで、クライアントから依頼された「会計」がらみな問題を完璧に解決する――クライアントがどんな悪党であろうとも。

会計士には自分なりのモラルがあって、そこからクライアントが逸脱したとき、あるいは「守りたいもの」を守るために、裏の顔を見せることがある、という感じかな。
その背景にはくり返し語られる会計士自身の素顔と生い立ちがある――自閉症であり、母に捨てられ、そして軍人だった父に相手を倒して生き残る術を叩き込まれてつつ育ってきた。

物語は、とある普通の企業のコンサルに行ったところから展開を見せる。
なぜこういう「操作」がなされたのか。カネはどう動いているのか。帳簿の裏の真実とは。そして暗躍しているのはいったい誰なのか。

クライマックスが近づくにつれ、彼の生い立ちの中にいるある重要人物の存在が気になり始める。
幼少時代の回想シーンにはたびたび登場するものの、会計士が成長してからはまったく姿を見せない。
そのことが、見てるこちらにとっては「やな予感」しかしない。

そして・・・・ああああああっ!!その予感が!!

・・
・・・えっ?

オチが斜め上だったわー。さらにそこからのラストシーンもすごく好き。だってさらに「ああそうだったのかぁぁ」があるんだもん。どんでん返しともちょっと毛色の違うエンディング。

けっこうおもしろかったです。

2018年4月3日火曜日

加圧トレーニング[シーズン2]#56

トレーニングがしたい、というよりも、汗をかきたい、という気分です。春ですね。

【2018年3月期】
トレーニング回数:1回

低空飛行継続中。でもまあコンディションもよくなかったし、ガチ多忙だったし、今回に関してはしかたないと思えていたりする。

主要メニュー
ちゃんとの全身くまなくのマイスタンダード・フルメニュー。
ただし、ダンベルが坊主1号に持ってかれてたのに途中で気づき、手順というか順番が狂ってなんか少々気持ち悪かったり。
「春場所見ながらスクワット」ってのは一応やったんだけど、どうやらその回数は土俵の盛り上がりに比例するらしい。

計測
前月比、体重±0.0kg、体脂肪率-0.1ポイント。
シーズン2開始からは-2.5kgの+2.4ポイント。
高値安定。好景気(違)。

先月分へのリンク

2018年4月2日月曜日

うそだと言ってよ。

エイプリルフールだったらいいのに。

2017 Meiji Yasuda J1 League #5
磐田 2-1 浦和●

うそだと思いたかったのは結果じゃない。
自信なさげなプレー。そして采配。

自信がないのは結果が出てないんだから当然なのかもしれないけれど、逆転された直後の「折れた」感じ、その脆さこそが何よりも信じたくなかった。

これからワールドカップブレイクまでの連戦を、このまま進むということでいいのか。
何かないのか。

・・・勝利こそが一番の良薬であることは間違いないのだろうけど。

とか書いてたら堀さん解任!!劇薬投下!
15連戦の初戦が終わったこのタイミング!

*  *  *

2トップにしたことで興梠の周囲にサポートがいること自体はいい。
だけど、結果としてサイドがスカスカ。武藤も長澤も中でプレーする選手だし。
そもそもサイドで数的優位を作るための4バックだったのではないかと。
サイドチェンジとかなくなっちゃったもんなぁ。

かといって中央のビルドアップも渋滞に突っ込んでいくみたいになってて慌ただしいし、出しどころがなくて興梠がディフェンシブサードまで下りてくるとか、さすがになんやねん、と。

あまりに整理されてないシステム変更だった。いろいろな意味でいたしかたなし、か。