2018年4月18日水曜日

さんぽニスト、旧日光街道をゆく。その弐

本来なら前回ゴールの北越谷駅を起点に日光方面に向かうところなんですが、諸事情(笑)のため、電車で「このあたりかな」という栗橋駅まで行ってそこから日本橋方面へ上る、というルートにしてみました。


まずは栗橋宿の散策。関所跡から利根川の土手まで行ってみる。川向こうは下総国か。遠くまで来たなぁ。電車で来たんだけど(^^;

さあ行きますか。

国道4号の脇を南下していきます。途中舗装されてないとこもあったりしつつ、概ねのどかな田園風景(ずばり何もない!)。そして東北新幹線のガードをくぐると利根川の調整池でもある権現堂川の川岸に出ます。

ここが見事な桜並木!!が、残念ながらすでに葉桜並木(^^;
心の目で満開の桜を愛でながら先へと進んでいきます。

ちょうど幸手宿に入るあたりの権現堂堤は花見の名所でもあるようで、「桜まつり」絶賛開催中。ただし葉桜(しつこい)。
町自体も「桜推し」みたいですね。看板とか桜型だったりするし。

幸手宿には往時をしのばせるようなものはほとんど残ってないですけど、「宿場町である」ことはそこここに掲出されてたりして、町の雰囲気はすごくいいですね。
「SATTE ART SANPO」なんていう町全体でのイベントもあったり。“satte”ってスペルが外国語っぽくてかっこいいと思ったのは私だけ?

幸手を出ると旧道は国道4号線に合流。次の杉戸宿まではそう距離もなく国道を歩いてたこともあるのか、あっという間だったなという感じ。

杉戸宿もこれといって特徴はなくて・・・幸手と似てるというかなんというか。
ちなみに宿場になって今年でちょうど400年だそうで、あちこちに幟が出てました。
そうそう最寄は東武動物公園駅。「へー」って思っただけだけど。

このあたりで気づいたことが。とにかく道が淡々としているということ。
キョロキョロしながら歩きたいこちらとしては、変化に乏しいというのは困るなぁ、と。

考えてみれば徐々に江戸、というか都会に近づいているわけで、それはすなわち「日常」に近づいているということでもあって、そりゃそうだわなあと思うのです。

こういうのって歩いてみないとわからないことかもしれないな。

「日常」から遠ざかっていくのなら、そこには旅に出て行くワクワク感が伴ってくる。ワクワクしてれば目に映る景色もきっと相応に見えるんだろう。

そんなことを思いながら粕壁宿に。

粕壁と書いて春日部と読む。 #粕壁宿 #旧日光街道 #さんぽニスト

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第一印象はずばり「都会」。タワーマンションもあるしさ(^^;

ちなみに粕壁と春日部の表記はかなり混在してて、町名や小学校には粕壁が、中学は春日部の名前が使われてましたね。ふーん。

そういえば、カスカベといえば野原一家ですよね。が、残念ながら旧道沿いではしんちゃんの顔を見かけることはなかったです。名誉市民とかじゃなかったけ?(適当)

粕壁から先は『単調な国道区間が長い』(いつも参照しているサイトより)。

「何もない」「日常」感はさらに増し、疲れも出てきちゃった。

と同時に、この旧道さんぽを始めてから「ゴールを設定して歩いたのは初めて」ということに気がついた。
疲れたら休む。行けるところまで。そう決めてたはずなのに、逆向きに歩いている以上はあそこまでは行かないと、という縛りが発生してしまってた。

失敗とは言わないけど、いろいろわかっちゃったな。繰り返しますが、歩いてみないとわからないことってあるんだな。

というわけでようやく越ヶ谷宿到着。今日はここまで。



今回の行程:栗橋宿~幸手宿~杉戸宿~粕壁宿~越ヶ谷宿。お昼ごはんは粕壁を出てしばらく行った国道沿いのうどんチェーン店。カーボローディング(嘘)。
ここまでの行程:[1]日本橋~越ヶ谷宿[2]~栗橋宿


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