今回今さらながらに見てみた映画は「ザ・コンサルタント」です。
表の顔は凄腕会計士、裏の顔は凄腕殺し屋。そんな主人公を演じるのはベン・アフレックです。
原題は「the accountant」なので、会計士が正しいんだろうけど、アカウンタントって単語に耳なじみないからなぁ。会計コンサルタント、という感じの邦題設定なんでしょうね。
人物設定から派手なダークアクションかしらと思ってたら完璧に裏切られた。
軸足はあくまでも会計士である表の顔。節税対策から資金洗浄まで、クライアントから依頼された「会計」がらみな問題を完璧に解決する――クライアントがどんな悪党であろうとも。
会計士には自分なりのモラルがあって、そこからクライアントが逸脱したとき、あるいは「守りたいもの」を守るために、裏の顔を見せることがある、という感じかな。
その背景にはくり返し語られる会計士自身の素顔と生い立ちがある――自閉症であり、母に捨てられ、そして軍人だった父に相手を倒して生き残る術を叩き込まれてつつ育ってきた。
物語は、とある普通の企業のコンサルに行ったところから展開を見せる。
なぜこういう「操作」がなされたのか。カネはどう動いているのか。帳簿の裏の真実とは。そして暗躍しているのはいったい誰なのか。
クライマックスが近づくにつれ、彼の生い立ちの中にいるある重要人物の存在が気になり始める。
幼少時代の回想シーンにはたびたび登場するものの、会計士が成長してからはまったく姿を見せない。
そのことが、見てるこちらにとっては「やな予感」しかしない。
そして・・・・ああああああっ!!その予感が!!
・・
・・・えっ?
オチが斜め上だったわー。さらにそこからのラストシーンもすごく好き。だってさらに「ああそうだったのかぁぁ」があるんだもん。どんでん返しともちょっと毛色の違うエンディング。
けっこうおもしろかったです。
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