2019年11月25日月曜日

準優勝。

表彰式の準備を文字どおり尻目に、放置されたビジュアルのシートを集め、ゴミを拾い、美園まで重い足取りで歩き、1時間以上も電車に揺られ、シャワーを浴びて軽食を口に放り込んで、メンタル含めて困憊なのに、キーボードに向かう。

なにやってんだって自分でも思うけど、書かないと収まりがつかないんだからしかたない。

準、か。
東アジアの頂点というだけでもすごいことなんだけどね。
さらにその上の頂が見えてただけに、途中で敗退してしまうよりも、なんともつらい。



2019 AFC Champinons League Final 2nd Leg
Urawa Red Diamonds (JPN) 0-2 AL HILAL SFC (KSA)

完敗。力負け。それだけは認めざるをえない。
アルヒラルは本当に強くて、アジアチャンピオンにふさわしいチームだった。
個の力(速さ、強さ、技術)もすべて上回られてたし、さらにチームとしても見事にオーガナイズされていた。

ホームスタジアムの空気だけでどうにかなるような相手じゃなかった。
そのわずかな望みだったホームの雰囲気もAFCが持ち込んだ謎のMCとDJによってだいぶ緩められてしまったからな・・・。何が「タノシンデマスカ~?」だ(怒)。こちとら戦いに来てるんだよ。あんな気分の悪いColdplayは初めてだわ。

ファーストレグから狙われ続けた3バックの横、特に左サイドの関根の裏は今回も繰り返し突かれてしまう。手当がなされていなかったことはないだろうけど、その手当が足りてなかった、ということか。

それでも粘りに粘ってはいた。球際で何度吹っ飛ばされても、何度交わされても、最後の最後は身体を張った守備を見せてくれてた。選手は間違いなく戦ってた。
一方で攻撃も好循環しているとはまったく言えない状況だったけど、ファーストレグほどの絶望感もなく、「チャンスは必ず来る」と信じられた。

だけど時間は残酷で、どうしても「1点が」という時間は来てしまう。
気持ちだけ前のめりになって、厳しい戦いを繰り返してきたフィジカルには守備に戻る力が残ってなかった。

・・
・・・

ミシャの遺産で食いつないできたひとつの時代の終焉だったかもしれない。
またこの場所に戻ってくるには時間がかかるかもしれない。そのことは覚悟しよう。
だから、またちゃんと作り直して、そうして力をつけて、またこの場所へ。

だって、負けて超くやしいし落ち込んでるのに、思い出すとやっぱりACLを戦ったシーズンは楽しかったんだもの。

『GO TO THE WORLD』

そのためにも、まずは来シーズンもトップリーグで戦わなければならない。
メンタル的には厳しいかもしれない。でもそれを抱えたまま、今度の週末こそ勝点を奪う!!
待ってろ飛田給。



[楽しかったACL2019、埼玉スタジアム全戦アーカイブ]
グループリーグ
○3-0 ブリーラム
●0-1 全北
○3-0 北京国安
ラウンド16
●1-2 蔚山
準々決勝
△1-1 上海上港
準決勝
○2-0 広州恒大
決勝
●0-2 アルヒラル


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