2018年10月1日月曜日

上位の背中が見えてきた。

『たぶん試合やるけど最終決定は当日の朝ね』

台風24号接近に伴うチームからのアナウンスを聞き、帰りの交通まで考えるとちょっと現地参戦は回避したほうが良さそうとの判断をしました。ヘタレですいません。
皆様のご無事を心よりお祈り申し上げます。

2018 Meiji Yasuda J1 League #28
○浦和 3-2 柏

スターティングラインナップは快勝した前節と同じ。ベンチにはナバウトが戻ってきた(喜)。

同じメンバーではあるものの、やはり相手があることだから同じようにうまくいくわけじゃない。
引いて中央を固めた柏を攻めあぐねる。なかなかシュートまでいけない。

そして柏には強烈な推進力を持つ選手が前線にいて――最も警戒してたはずのカウンターで先制を許す。

失点したことで、少しテンポが上がったか。2列目から飛び出した長澤が武藤からの縦パスを受けながらDF3枚の間を割ってすぐに同点。
気落ちした相手DFのミスから美しい興梠のループで一気に逆転。失点からわずか6分。

守るべき時間帯、一気呵成に攻めに回る時間帯、こういったメリハリとバランスがオリヴェイラのチームの真骨頂かもしれないな、そんなことを思う。

すっかり安心して後半を見てたら・・・なんじゃそのエアポケットのような集中力のなさは・・・と同点になって風雲急を・・空からの雨も激しくなって。

でも、オリヴェイラの打つ手がことごとく当たる。
右サイドに回った武藤が好守両面でチームを活性化させ、中央の李は相手を引き連れてスペースを作ってくれて、そして阿部はバランスを取りつつも「さすが」の大活躍。
柏DFを左右に振り回し、鈴木大輔との駆け引きで勝った興梠の美しいボレーが決勝点に。

メンバーを変えてチームが活性化→攻勢に出る→得点を奪う。これが采配の力でなくてなんなんだ、と。
残り数分の時点でもまだ細かくポジションの修正を続けていたオリヴェイラと、腕を組んで打つ手なしな表情の加藤望。その対比が象徴的。

クローザーとして投入された柴戸も期待どおりのプレーぶりで、ルーキーとは思えない落ち着きをもたらした。ギリギリオフサイドになったけど、あのラストパスは見事であったぞ。

これで3連勝。
耐えて勝った横浜戦。不安定な相手を圧倒した神戸戦。守る相手を押し切った柏戦。
これをもってチーム力が上がってきたって思うのはまだちょっと早いんだろうか。
でもそう思いたい。

だって、残りあと6試合。ACL圏内を争う上位陣との対戦も残っているのだから。

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