「北の国から」という大ヒットドラマがあった。その人気の理由のひとつに、純と蛍の成長を、テレビを通して視聴者が親の気持ちになって見守ってたからということもあったように思う。
同じようにテレビを通じてまるで「みんなの娘」のように愛されているアスリートがいる。福原愛、27歳。4年に一度のオリンピックももう4回目だし当然ではあるのだけど、「もう27歳?」と驚いた人も多かったのでは。泣き虫愛ちゃんからもう20数年も経っている。
「まあ愛ちゃん、ずいぶん大きくなっちゃって」
4年ぶりに会う親戚のおばちゃんのようなこと言ってた人もいるんじゃないかな。
「横に大きく・・・」は禁止。
ここまで卓球という競技に関心が向けられ、若くて強い選手が現れ、そして盛り上がりを見せているのも、彼女の存在が大きかったと言って間違いないだろう。
だからこそ、彼女にはシングルスのメダルを獲得してほしかった。準決勝、3位決定戦が行われたのは8月11日、もし取れていたら「山の日」どころか「愛の日」に変えたっていいと思ってたほどに。
団体戦、おっきくなった愛ねえちゃんは、年の離れた妹とともに、彼女を励ますように慈しむようにしながら戦った。準決勝に敗れた後、「すべて私の責任」と気丈に語った。
歳の離れた姉妹。おっとりだけどしっかり者の姉。明るくて奔放な妹。後ろ姿がそっくり。 #卓球 #Rio2016 pic.twitter.com/cAPAhT8tYq
— 144factory (@144factory) 2016年8月13日
「すごく苦しいオリンピックでした」
個人戦の準決勝、3位決定戦、団体の準決勝のダブルスとシングルス、3位決定戦のシングルスときわどい試合をすべて落とし、タブルスではその年の離れた妹の圧倒的な勢いに救われる形でやっと勝利。本当に苦しかったんだと思う。
僕たちが最後のインタビューで見た姿は、27歳の泣き虫愛ちゃんだった。
そんなに責任を負わくなくてもいいよ。あなたがいなければこの銅メダルはなかったはずなんだから。
おめでとう。そしてお疲れさま。すこしゆっくりしてほしいけど、彼氏との件は、とうちゃんまだ認めたわけじゃないからな(笑)
* * *
おまけ。Twitterでつぶやいてたんだが、愛ちゃんのユニフォームの謎。
- 愛ちゃんのユニの背中のとこに、ウエストサイズ調整するボタンみたいなのが付いてる。あれ要らんだろ?邪魔じゃないのか?
- あの背中のボタン付いてんの3人の中で愛ちゃんだけ。ウエスト絞ってるのは左だけ。どういう目的と効果が?気になる。
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