話は2022年、残暑のころにさかのぼる。
節目の誕生日を迎えるにあたり、「記念に何かしたいなぁ」と漠然と考えた。物欲的には先行してスキー板を発注済みだったし、思い出ができたらいいなぁ(←恥ずかし)という感じで。
そのときに思いついたのが「東京エクストリームウォーク100」というイベント。要するに「100キロ歩こうぜ」というイカれた馬鹿ども(褒めてるよ、もちろん)の集いだ。
自称「さんぽニスト」として歩くことはもちろん好きだけどもウォーキングしてるという自覚もないし、でもこういう機会でもないとなかなか挑戦とかしないだろうし。だって基本的にがんばりたくない人なんですよ、私。
かなり大変そうだししばらく悩んで、それでも思い切って申し込んでみたら、なんと開催日のスケジュールにダブルブッキングしちゃってて出場はできなかった(泣)。
それから半年。
やはり初志貫徹というか、「やってみよう。この年齢のうちに」という気持ちが再び湧いてきて、2023年6月大会に出場することを決めた。まさしく「60周年記念事業」だ。
もちろん今度はしっかりとスケジュールを確認して、ね。
綿密な準備をしたわけではない。
多少トレーニング的に歩く機会は作ったし、自分のペースというのも把握できるようにはなった。でもやはり100キロという距離は未知であることには変わりない。
もちろん完歩できることにこしたことはないけど、事前にイメージしたのは「誰と競うわけでもなく」「自分自身にカッコつけるわけでもなく」ということ。
ただ自分と向き合う時間を自分の中に刻みたいと思ってた。
そのためにも、挑戦なんてガラじゃないけれど、逆に自分のヘンタイっぷりには多少なりとも自信があったりもするんで、「記念事業」として少しがんばってみようかと。
そういう思いを持って、スタートの地、小田原へ向かおう。
天気予報は、雨。
([そのに]へつづく)
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