2021年4月3日土曜日

ディア・ハンター。

浦和サポーターを永くやってると、もうDNAレベルで「あいつらには!」と思う相手がいるわけです。
ところがなかなか勝てない。むしろやられてる記憶ばかりが残っている。たまに勝ってもギリギリだ。

なのに。鹿に勝ったよぉぉぉぉぉ!

事故っぽい失点があった。ジャッジもネガティブだった。得点は2つ取り消された。でも、内容も圧倒しての勝利。幸せであります。

○浦和 2-1 鹿島


先発が発表されて、「4-1-4-1?」「武藤ワントップ」「CMFが柴戸」「西」とここまで積んできたものとちょっと違うメンバー構成に驚きながらも、この2週間で次のステップに進んだんだな、ということを思う。

実際には4-2-3-1のいつもどおりの配置っぽくはあったものの、「2」の片方の柴戸はビルドアップのサポート、もう片方の小泉は前での関係性に注力する――はっきりと「整理」がされていたような印象。あとは武藤の上下の出入りと、それに連動する前線のメンバーが記憶に残っている。明本ね。
そして生まれた先制点は、ビルドアップに絡んだ小泉からの大きなサイドチェンジから始まった。右サイドでようやく戦列に加わった西からさらに長い斜めのパスが走る明本へ。明本は一瞬左を見るように空気を出しながら落ち着いてGKを抜いた。
小泉・西の視野の広さと実現できる技術、明本の運動量と落ち着き。浦和の今季最初の「流れの中からの得点」は見事な形で結実した。

ちょっと事故的に同点に追いつかれたものの(そういう事故で負けちゃったりするのが今回の相手だったから怖かったけど)、流れ的には終始主導権を握っての96分。

たまらんな(笑)。

具体的にはビルドアップのスムーズさ、下げずに前へという意識と自信、そういうものがすべて上回っての勝利。やっぱたまらん(笑)。

リカさん、誕生日おめでとう。
あなたが作っているチームは確実に進んでいます。そしてこの勝利が、へんな雑音を封じてくれるものと信じています。


0 件のコメント: