2020年11月26日木曜日

マイルド?なミステリー2本立て。

今回今さらながらに見てみた映画は、邦画ミステリー2本立てです。
と言っても、そのミステリー風味はなんだか薄く感じた2本なのですが・・・。

1本目は「影踏み」
横山秀夫の原作小説は既読(読後ブログは→コチラ)で、主人公の“中”の別人格とともに真相を追うみたいな話なので、すごく映像化しにくいだろうなと思ってた。
それはいい意味で裏切られて、すごく明快に、それでいてミステリアスに設定されてたのはすごくよかったと思う。
元設定を知ってて見てたからわかったけど、そうでなければ設定そのものに騙されたんじゃないだろうか。

ただ、それによって、事件のことよりも主要登場人物の関係性に重きが置かれた結果、ミステリー色は薄まったのかな、と。“中”の人の活躍も微妙だったしね。

でもそういう人間模様を描いた映画、ということであれば好感度高い。山崎まさよし、尾野真千子、北村拓海の好演とも相まって。

自転車2人乗りのシーンは何度も出てくるんだけど、それぞれ印象的だったなぁ。


2本目は「しじんそうのさつじん」です。伏字の代わりにひらがな利用。
何の予備知識もなく見てみたんですけどね、タイトルからすると「閉鎖空間ミステリー」みたいじゃないですか。そしたらただのゾンビ映画でしたよ。あれ?ゾンビ映画って書かないほうが良かった?

ゾンビ映画って基本見ないんですけどぉ。
さすがの神木隆之介、それから浜辺美波ちゃん(はぁと)のW主演なので、そのまま見続けましたけど(^^;

ゾンビに追われて「紫湛荘」(しじんそう)に立てこもった人々の中で事件が起こりまくるわけです。確かに閉鎖空間ミステリーという立て付けにはなってます。ゾンビ×ミステリーなのでなんだか状況が混乱してしまうということで事件が複雑になっていく、のはわかるし、それはおもしろいんだろうとは思うんですよ。
ただまあ犯人はガチで簡単にわかっちゃったし、「結局ゾンビじゃん」みたいな映画になってたので、もはやミステリー色は・・・という感じでした。

神木くんじゃないと持たなかった。キッパリ。


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