2020年11月1日日曜日

ネクストステージへの小さなステップ。

試合全体の雰囲気というか、ハイライト的に見ると「負けなくてよかった」「また元に戻った」みたいな感じに見えると思う。
ボールを奪えても最初の展開がノッキングし、持たされると前進に苦慮し、前から守備に行くと裏返され、と悪い時期と似たような展開だったとは思う。

でも。


大分 0-0 浦和△

すごく対策されてたと思うのね。こうすれば浦和を倒せるということではなく、こうすることで浦和にやられない、という部分の対策を。特に両SHに対するケアは厳しかったよね。
汰木にはポジションを取らせないように。マルティノスには自由にボールを持たせないように。3-5-2とは構造的にもかみ合わせが悪いはずで。

それがうまく行かなかったときに何ができるか。
たとえば守備リスクの考え方。山中が前に出る→裏を狙われる→まずスペースを槙野がケア→一番奥は岩波がスライドして、とか。岩波がけっこう左サイドまで見てたことは多かった気がするんだ。CHはパスの出所のほうをケアしつつ。

あるいは次の攻撃の手立て。たとえば明確に杉本をターゲットにしたロングボールからセカンドボールを狙う方法。杉本はもう少しレオとともに早い時間帯から使っても面白かったかも。

調子が良ければ相手も厳しく応対してくる。まだそれを簡単に退けられるほどの力には届いていないのだと思う。ただ、そうしようとする施策は見えたような気がするんだ。

だからあまり残念がってなくて、次のステップに踏み出したんじゃないか、そんな静かな喜びを感じてたりしている。


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